イベント【モノマチ2025】 記念メダル

【販売場所①】
@デザイナーズビレッジ2階[207号室]
備考:クリエイターのキウイくんへの想いが詰まった部屋だった。

【販売場所②】
@テージー株式会社社屋1階
備考:𝕏担当者は今年も不在だ!

キウイに会うなら【天王寺動物園】かモノマチ也

パンダにはすっかりほうれい線が浮かび、若手と並ぶと老いを感じざるを得ません。

 【モノマチ2025】は2025年5月23日(金)〜25日(土)までの期間で台東区の浅草橋を中心として展開された街おこしイベントである。浅草にあるモノづくりをする中小企業やアトリエが普段は行わない自社製品のワークショップや店頭販売をする催しである。

↓公式HP ↓昨年の様子

 その【モノマチ2025】には我らが【テージー株式会社】が出店することが恒例となっている。そして、記念メダルコレクター達がてくてく会社訪問するのが定例となっている。だから、テージー社屋で他のコレクターと遭遇するのが規定となっている(ラップ調)。

 本イベントにおける記念メダルの仕掛け人は、毎度お馴染みテージー株式会社公式 𝕏中の人である。

何度足を運んでもご本人にお会いできないのは避けられているとしか思えないぜ( ・∇・)
ただネット上の知り合いとはリアルでは会わないようにするというのはITリテラシーの高さともいえる。

 上記のポストにある通り今回は趣向を凝らしていて、台東区で活躍しているKucchというデザイナーの方とコラボして記念メダルを製作していた。ぶっちゃけ名作絵画メダルが若干マンネリ化しているところなのだが、そのタイミングできちんと変化球を放ってきて「ちゃんとお仕事してるなっ!」と感心しきりな次第。

 ということで、今回の【モノマチ2025】では、Kucchさんの販売ブースとテージー社屋との2か所でメダルが販売されるということになり、記念メダルコレクター達は浅草の街をてくてくと歩き回ることになったのだった。

【モノマチ】というイベント自体をもっとじっくりと回ってみたいものですな

038design/Kucch

教室前に置かれた椅子まで懐かしの理科室の物だが、部屋名は「2−7」とかではないのね〜

 【テージー】とどちらに先に行こうか迷うところだが、私はいろいろと後の予定がある関係上、「デザイナーズビレッジ」内にあるKucch氏のアトリエへ先に行くことにした。「後の予定」というのは横浜茶平会さんと山口一郎さんとの会食であったことはまた別の話。

 JR浅草橋駅からてくてく歩くこと十数分にてデザイナーズビレッジこと通称「デザビレ」に到着。なんでも旧小学校の校舎をクリエイター達のアトリエとして賃貸提供しているらしい。記念メダルコレクター達は小学校の校舎を利用している記念メダルスポットといえば真っ先に【京都国際マンガミュージアム】が思い浮かぶところだが、デザビレに到着して真っ先に浮かんだ言葉は「小学校やんっ∑(゚Д゚)」だった。京都の彼の地よりも小学校、想像以上に小学校だった。

外観のボロさも歴史ある小学校っぽい
ていうか、むしろ小学校だった
給湯室の雰囲気が、まんま先生達がコーヒー飲んでそうな風格
ただ、校長室じゃなくて村長室だった

 中へ入ると、学校の校舎の雰囲気を残しつつも、教室内は完全にアートの世界観であった。だからめっちゃ違和感があるというか、うまく言葉にできないが「どういうことっ⁉︎Σ(‘◉⌓◉’)」といった脳のバグが常にある感じであった。デザイナーズビレッジだわ(なんだそりゃ)。

 目的のkucchは2階にあるのでとにもかくにも2階へ急ぐ。記念メダルコレクターたるもの、メダルを手にするまでは落ち着いて見学できない悲しいSA・GAを背負いし存在也。

 到着すると、そこはキウイに溢れていた

「キウイくんは自分のことをフルーツのキウイだと思い込んでいるという設定なんです」とデザイナーの方が設定であることを惜しげもなく暴露していて、我々は大人なんだなぁとしみじみと思うなどした。
イラスト、めっちゃかわいい。
売り出し方とチャンスが整えば世に広まってもおかしくなくない? と思うくらい好き。
チェブラーシカよりよほどカワイイと思うのだが🤔
キウイに埋もれるパンダ

 私、正直ゆるキャラ系でカワイイと思うことはほとんどないのだが、キウイくんは素直に可愛いと思った。設定も好きだし、ストーリーを自然と想像させる一枚絵のイラストも素敵で、ハンドタオルを買ってしまった。

その名前ゆえに91円以上のお値段での販売が叶わない悲しき業を背負ったキウイくん
(なんとなくその辺にあったこの前参加したイベントでもらったハンドタオルも添えて)

 大手の出版社が本気で売り込んでくれたら全国区になるくらいなポテンシャルを感じるんだけどな〜あとはチャンスとの巡り合わせよね。

 悩みを投稿してみた

そんなキウイくんは企業案件を募集しているらしい。見かけによらず現実的なキウイくんである。

いつかコラボが成功しても、ひこにゃんやたわわちゃんみたいにモメないでほしい
「キウイくん」で商標登録されているので、敬称は”キウイくんさん”になりますな
モノマチカードもらっておけばよかったな〜

 こういうキャラクターが世に広まるかどうかって、何によって決まるんですかね?

 例えば私、リラックマが今ほど全然有名じゃない時(2003年くらい)から知っていて、まさかこんなに日本中に広まるとは思ってもみなかったんだけど、成功要因はなんなんですかね?

金型で記念メダル化もされたリラックマ氏

 誕生当時から知っているだけに、日本中に怖いくらいの勢いで広まっていった様子をリアルタイムでみていたことになる。当初は「マイナーだけど可愛いキャラクターを知っている女子力高めな男子大学生」として名を馳せていたのだが、ものの数年で——それこそ1年くらいで——”リラックが好き”と公言すると流行に乗ってるだけのミーハー野郎に成り下がってしまった。「いや俺、こんなに流行る前から好きだったし!」と言えばいうほどダサくなるあれである。

 現在でいえば中国人転売ヤーでお馴染みの『ちいかわ』の作者ナガノが生み出したキャラクター達も、『じぶんツッコミくま』のLINEスタンプをこの世に登場したときくらいから愛用しているのだが、くまじゃなくてちいかわの方がこんなにも社会現象になっている理由が全然理解できない。絶対じぶんツッコミくまの方が可愛いと思うのだが。

これの可愛さは逆によくわからんという。むしろストーリーが意味不明でつまらないとさえ思っているというね。

 キウイくん生みの親のデザイナーさんもとても素敵な方だったので、ぜひキウイくんには台東区から全国へと羽ばたいていってほしい。そしてデザイナーさんにはお金持ちになってほしい

自分の仕事が世の中に認められるというのは、誰にとっても夢よね。

キウイくんたちとお友達になりたいパンダ。しかし著作権という名の壁によって、それは決して叶わぬ夢なのだった。。。
2023年過ぎに手が生えた模様
絵画として家に飾りたいくらい好き。飾る場所はない賃貸アパートであるが。
このイラストの構図、どっかで見たことあるような気がしていたら、自分のパソコンだった
電車でPC開いているとよくお子様にガン見されます

テージー株式会社

 「デザイナーズビレッジ」から徒歩10分くらいのところにあるのが我らが【テージー株式会社】である。創業から100年以上経つ老舗の風格を纏うビルがそれである。

このビルが100年立っているわけではないと想いますが。
ちなみに隣の喫茶店は「平日のみ」「メニューはコーヒーのみ」という超硬派なお店らしい。行ってみたい。

 【テージー】は公式 𝕏アカウント担当者の”記念メダル収集”という趣味が高じて、社業に乗じて唯一無二の「記念メダル専用アルバム」の発売だけでなく、社名を冠したオリジナル記念メダルまで発売した猛き者である。ちなみに【茶平工業】の新進気鋭の若手デザイナーの方ももともとは記念メダルコレクターだったそうで、 𝕏上で二人はなんだか仲が良く、女子同士の華やかなリプライのやり取りにおじさんが話題に入っていけないこと多々あり。

 そんな 𝕏担当の方は著作権が切れた名画を記念メダルにするシリーズを企画・発売する傍ら、外部の新進気鋭の若手クリエイター的な方々に記念メダル制作を勧める? 活動をしているっぽく、テージー発信で思わぬところから新メダルが発売されることの告知がままある。今回のキウイくんもその一つであるといえる。

こんなところにもキウイバードが⁉︎ コレモにゃんの影が薄くなる。

  こちらではいつもの名画シリーズの新作と、キウイくんメダルテージーver.が販売されていた。kuuchブースだけでは全種揃えられないため、kuucha→テージーと移動して来る記念メダルコレクターが多数発生した。何故この順番なのかというと、「デザビレ」は10時オープン、【テージー】は11時オープンだからである。記念メダルコレクター達の朝は早い。

 【テージー】では、記念メダルの他には主にワークショップや自社製品の直販をしていた。マニア心をくすぐってくるその商品ラインナップには「コレクター界のテージー、文房具界のキングジム」といった標語が(勝手に)思い浮かぶ。私はキングジムの”痒い所に手が届く”とは相性がまったく合わないのだが(ポメラとか何回買っても使いこなせなかった)、テージーの”痒いところに手が届く”には割と相性が良い気がしている。それはきっと根っからのオタク気質だからだろう。

そんなに集める気はないのですが、茶平工業製記念メダルの永遠のライバル「スーベニアメダル」用アルバムを一冊買っておこうかいつも迷う。スーベニアメダルは”見かけたら買う”程度で収集しようかな〜と想いつつ、泥沼になりそうで踏み込んではいけないと思いつつ

 これからもぜひ記念メダルコレクターだけでなく、世のマニア、コレクター、オタクたちの心の隙間を埋めるような製品を生み出し続けてほしい。がんばれ〜

  そしていつか𝕏中の人とご対面する機会があれば「さすがにもう通販ダンボールにメッセージ書くのしんどくなったんすか〜( ・∇・)ニヤニヤ」と誰にもウケない無粋なツッコミを入れて嫌われようと思う。ああいうサービス仕事って一度始めるとやめ時がわからなくて、無駄に悩みがちよね。

この御朱印帳、超かっこええ。
御朱印もいわば記念メダルのライバルといえる(御朱印側は歯牙にも掛けていない可能性大だが)。御朱印の特徴はなんといっても”直書き”なわけですが、友達のお寺の住職が「ミスって御朱印帳を汚してしまったら持ち主に今まで集めるために掛かった旅の費用全額分の損害賠償訴訟を起こされた寺がある」と聞き、あらかじめ書いておいた札を販売する方式の方が良いなと思った。
𝕏にたびたび登場するデメキン

 さらにテージーは独自に「モノマチぷちラリーカード」という企画を実施し、イベントを盛り上げている。企画への趣旨への協賛企業を巡ってそこでもらえるカードをコンプリートすると記念品がもらえるという収集癖のあるマニアが涎を垂らしながら参加せずにはいられなくなる企画であり、さすがはマニアの心の隙間を埋める商いをする企業の企画であるといえる。

 これ、毎年集めたいと思っているのだが、集められずにいる。来年こそはじっくりイベント自体を味わいつつ、コンプを目指したいところ。

テージーさんのカードは世にも珍しい”記念メダルグッズ”という珍品にもカテゴライズされる内容

 そして最後に、この集めたカードを一挙に収納するアルバムをお買い上げいただいて、ミッションコンプリートという流れである。隅田川の流れのようになめらかな流れだぜ!

マニアは”サンプル”に弱い一面がある。
標語がもうキングジムのライバル感

記念メダルについて

梱包が丁寧で手間暇かかっている。そこには購入者への”愛”がある。

 今回は私の中では名作名画メダルはほんとおまけで、一にも二にもキウイくんである。この時販売されたキウイくんメダルがいつかヤフオクやメルカリで10万円くらいのプレ値で取引されてしまうほどにいつか名を馳せてほしい。

 デザイン的には、当ブログで何度か言及しているが、背景を凝れるところがプロっぽいなと思った。

実はゆとりさん(右)もかわゆす。
楽天パンダにも言えるのだが、この可愛さをぬいぐるみで完全再現するのは実は難しかったりする

 キャラクターを可愛く描くことというのは実は容易いといえば容易いのだが、記念メダルの円形を考慮しながらトータルデザインとして記念メダルを完成させることは実は意外と難しく、プロとアマの差はメインIPを際立たせる背景をデザインできるか否かに差が出ると考えている。個人制作メダル勢でこれを成し遂げた者はいまだいない(元々プロの人は除く)。

 あとキャラクターの縁を切り抜き加工しているところもプロっぽいなと思った。

こういう細かい部分にプロとアマの差が如実に出るよね

 横浜茶平会さんがしきりに「第2弾、第3弾もぜひ!」と勧めていたので、いつかまた記念メダルとなったキウイくんと再開する日が来るかもしれない。なんなら刻印機のデモ画面をキウイくんにしてもいーんじゃなーい

こいつらにとって代われ!(特に左上)
キウイくんをストーキングするパンダ
キウイくんより前に出るパンダ




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