【販売場所】
@テージー本社 駐車場
備考:刻印機も設置されたらテンション爆上がりなのだが、きっとコレクターだと刻印していく人はそんなに多くないんだろうなー。
西の茶平、東のテージー
【モノマチ2024】とは、2024年5月24日(金)〜26日(日)の期間で開催された、東京都台東区南部エリアにおけるいわゆる”町おこし”のイベントである(※テージーの参加は24日、25日のみ)。手っ取り早く公式HPからの紹介文を引用する。
モノマチは、古くから製造/卸の集積地としての歴史をもつ台東区南部エリアのモノづくり関連企業が参加して、モノづくりの楽しさを発信し、このエリアの魅力を知ってもらうためのイベントです。
モノマチ2024公式HPより(https://monomachi.com/about/)
で。
この地に本社を置く我らが記念メダル専用アルバム製造メーカー【テージー株式会社】がこのイベントに参加するということで、記念メダラー達が集結したのであった。今までも【テージー】がイベントに参加して記念メダルを先行販売した実績は【文具マーケット】という即売会イベントにおいてあったのだが、今回はテージー本社に行けるというレアな体験ができるため、俄然、田舎モンが東京さ向かうモチベーションになっただよ。べこ飼うだ。
本来であればこのイベント全体を楽しむようにいろいろなお店を回ってみたかったところなのだが、この日は東京へ到着してすぐに朝から予定が詰まっていたため、【テージー】だけささっと回ってすぐに次の目的地へと向かった。そう、記念メダル巡礼の旅は基本的に忙しいのである。お金持ちなら何度だって東京まで来るのだが、水飲み百姓としては一回の遠征でできる限りいろいろと済ませたいのである(*´-`)カネナイ
「社屋に行った」と言っても会社見学みたいなことができるわけではなく、1階駐車場スペースに出店形式で出店されていたといった感じである。【文具マーケット】のときと違ってごみごみしておらずゆっくりと展示品を見られたのが良かったね!
レジにはいつもお会いする営業担当の女性が立っていた。1対Nの間柄なので、私は当然見知ったお顔なのだが相手は私のような平凡無味なおっさんの顔なんぞわからないと思っていた。が、「今日はパンダちゃんじゃないんですね?」と声を掛けられ、自分がいつもパンダを手にあっちにフラフラこっちにふらふらしていることが無性に恥ずかしくなった次第である。最近ではすっかり慣れてしまって隠すのもめんどくさくてアラフォーのおっさんが恥ずかしげもなくパンダのぬいぐるみを手に持って堂々と歩いていたのだが、そうか——やはりみなさんにもこのパンダは見えていたか(当たり前)。
やはり【茶平工業】を訪問したときと同じくらいのテンションの高まりがあるね!
営業のお姉様方の巧みな営業トークですっかり気分上々↑↑になりつつも、一方では自分のトークがスベり倒していることもまた自覚していて、「これは危険だ⚠️」という自己防衛本能が最大級アラームを鳴らした。
ヒトはなぜ、嬉しくて楽しいときには、気の利いたことが話せなくなるのか?
これはいわゆる”舞い上がっちゃう”と呼ばれる現象である。
この現象は人類にとっての非常に大きな課題だと思われる。が、いまだ最適解は提示されてはいない。2万字くらいの論文でエビデンスを踏まえてきちんと説明してほしい。
私はどちらかというと人前で話したり営業トークをしたりするのは得意な方なのだが、尊敬する人と可愛い女性と自分の機嫌を取ってこようとする人と話す時には大抵会話が上滑りする傾向がある。真に楽しませたい人は決して楽しませることができないということだ。
これもいきもののSA・GAか。
そんな感じで、憧れだった場所を訪問でき非常に充実した時間を過ごせたことに満足する一方、形容し難い赤っ恥を自ら掘り起こすようにかき続けた記憶ともなり、甘酸っぱい青春のような思い出と化した【テージー株式会社】の本社訪問記でございました。ちなみに今回もテージー公式 𝕏アカウントの中の人とはお会いすること叶わず。もはやツチノコレベルで想像上の生き物なのではないかと5%くらい疑っている。
記念メダルについて
【テージー】の記念メダルは、基本的には過去の著作権が切れた名画を円形にトリミングして記念メダルにプリントしたデザインである(一部例外あり。あつお)。これはほんとエポックメイキングな発想で、誰もが見栄えのする記念メダルを製作できるという門戸を開いた作品群であるといえる。また汎用性だけではなく、裏面には「TEJI」社名ロゴの金型も製作しオリジナリティも加味したデザインにもしたので、もう完璧である。
テージー公式アカウント中の人の世界観的には、「絵画シリーズ+黒台紙」によって『世界の名画一覧』的な構成を描こうとしているのではないかと思われる。確かにこの名画シリーズは黒台紙がよく映えるし、何なら黒台紙でも「一列3枚のヤツ」が最もメダルが綺麗に見えると言っても過言ではない。
↓これ私としてもこのコンセプト通りに集めたいな〜という想いがありつつも、一方で”アルバムを統一したい”というコレクターとしてのSA・GAがあったりなかったり。世の中とはままならぬものですな( ´∀`)
私はあまり洋画に興味がなく個人的に目に付くのは掛け軸系のもので、今回のシリーズでは円山応挙と伊藤若冲が参戦ということでとてもテンションが上がった。特に円山応挙といえば「幽霊に足がないのは円山応挙が幽霊の足を描かなかったから」という一説があるほど幽霊画が有名なところに、そこではなく”お犬サマ”の絵を持ってきたところにセンスを感じる。お犬サマが可愛くて悶え死ぬ。10年くらい前の言葉でいえば”キュン死に”だ‼︎
ただ私は全水墨画の中で伊藤若冲の鶏が一番好きなので、今回のラインナップに入っているのを見た時にはテンションがあがった。
でも、私がデザインした伊藤若冲メダルの方が私の中の伊藤若冲欲を満たしていると私は思うそんな私(私私うるせー文章)。
まあ私がデザインしたというか、デザインしたのは伊藤若冲だけど。
背景切り抜き等の「作品加工」には著作権の他に著作者人格権まで考慮しなければならないところなのだが、さすがに伊藤若冲はその辺の問題ももうクリアだと思われる(一般的には孫の代まで請求できるとか著作者死亡で消滅とかいろいろな説があるけれど、きっとこれといった正解はなく個々に判断してゆくんでしょうな〜)。というかそもそも作品の一部を切り抜く行為自体が「作品加工」と言えるので、そういったことまで考慮するのは今さら感がある。だからゆけ! と伝えたい。
何が言いたいかといえば、絵画シリーズでは単純に円形でくり抜いたベタな切り抜きだけでなく、記念メダルが円形であることを加味した挑戦的なデザインに加工した絵画シリーズ作品を期待しております。
”記念メダルであることを生かしたデザイン”が抜群に上手いのがやはり我らがオークコーポレーションなので、オークが徳島県にある「大塚国際美術館」のミュージアムショップの運営を手掛けるようになったら、「歴史に残る名画×オークの記念メダルデザイン力」を掛け合わせた最高の1枚が誕生するかもしれない。でもその前に【テージー】さんがそんな渾身の1枚をデザインしてくれてもええんやで〜(新作が作りにくくなる文章)。
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