


【販売場所】
@特別展出口前のグッズショップ
備考:「ショップ内絶対撮影禁止!」という強い意思を感じる張り紙が親の仇のように至る所に貼ってある。
オレより強いヤツに会いに行く途中で倒れそう

【大カプコン展】は2025年3月20日〜の「大阪会場」を皮切りに、7月5日からは「名古屋会場」、10月19日からは「鳥取会場」、12月20日からは「東京会場」、26年3月14日からは「新潟会場」と巡回していく巡回展である。茶平公式 𝕏アカウントがこの【大カプコン展】の告知アカウントをリポストしていたことから「メダルが販売されるんじゃないか?」と噂になり、グッズ情報公開で「やっぱりね〜」となった流れである。
↓いつまであるかわからない公式HP私はやはり、珍しく名古屋にも巡回するなら「名古屋会場」で! と目論んでいたので、大阪はスルーして名古屋で待っていた。巡回しても記念メダルの販売が継続されるかは正直少し不安なところがあったのだが「まあこの後に東京会場を控えてますからな。さすがにメダルを補充するでしょう……( ´∀`)」という読み通り、名古屋会場でもちゃんとメダルの販売情報が 𝕏上に上がってきて一安心。満を持して会場である「名古屋市美術館」へと向かったのだった。


それにしても 𝕏に出てくるエロ漫画広告みたいな作風やな
そんなことより……
暑くて、死ぬ
:(;゙゚’ω゚’):
一体日本の夏はどうなってしまったんですかね?
最寄駅の「伏見駅」から名古屋市美術館までは全然大した距離ではない。しかし息をするにも苦しいくらいの暑さに、たどり着いたときには倒れるかと思ったくらいである。上記の2枚の写真は、若干「死ぬかもしれない……」という思いの中、ブロガーとしての義務感のみで撮影した——文字通り死ぬ気で撮影した2枚である。
しかし決死の覚悟で撮影した写真が一体何になるんだ……と誰もが思う悲しみと共に、いざ入館(¥2500)。

どの時点のカプコンに己の青春があるかで語ることは分かれる

結論からいうと、私はこの【大カプコン展】はめっちゃ満足度が高かった! たのしー!
しかしそれはもちろん”自分がカプコンのゲームをプレイしたことがあるから”という大前提があるからであり、この展示会にまったくゲームと無縁の人生を送ってきた女の子と二人で行ったところでまったく盛り上がらないだろう。むしろ行くべきではない。なぜ来たや?
私はもうゲームというものをまったくプレイしなくなって久しいが、モロに『ストⅡ』世代であり、近所の駄菓子屋で1プレイ50円の『ストⅡ』を毎週やり続け、スーファミ版が発売されたあかつきには当時9800円という信じられない価格だったゲームソフトでも即購入したくらい”カプコン”という会社にのめり込んでいた。『ロックマン』とか『魔界村』とかかつてのゲーム特有の高難易度ゲームには小学生だったため心を折らされながらも、プレイした記憶自体は強烈に残っている。



”カプコン”は当時、私たちの憧れだったのだ。そこには”エニックス”や”スクウェア”などと肩を並べる、最強のゲーム会社の姿があった。そして私たち小学生ゲーマーは、名作を生み出し続けるそんなゲーム会社こそが至高の存在であり、将来の夢は「ゲームを作る会社に就職」だった小学生たちにとって、カプコンは”アクションゲーム界の帝王”だった。
ここは、そんな思い出を語る場所である。40代以降の人は、同年代の友達と来るとより楽しめることだろう。
おじさん、スタートからもうテンション爆上げだったもの。







なんかもう涙ちょちょぎれちゃうわ
( ;∀;)
ここには我が青春のノスタルジーが出汁昆布よりも凝縮されておりますよ。全てが楽しかった日々。学校から帰ってきたらゲームだけやってれば良かった日々。明日のこととか考えなくても良かった日々。生きるための金を稼いでくれるのが自分以外であった日々。
勉強もあの頃のゲームのように楽しめたらやりたくてやりたくてしょうがなくなるのだろうが、残念ながらまだその域には達していない。何度ボスにやられても繰り返し挑んでいたあの心意気が発揮できれば、問題集の攻略も時間を忘れて取り組めると思うのだが。。。

ピクセルに憧れて

Google先生のスマホのことではない(私はiPhone)。
ドット絵なる分野がある。が、これはもう若い子には通じない話のようで。仮に知識として「ドット絵」というものを知っていたとしても、それを「良いもの」だと捉える感覚は若い子にはないだろう。現在の美麗な3DCGを当たり前のものとして育ってきたのだから、それはしょうがないことである。
ただ私はファミコン、スーファミ全盛時代に生き、ポリゴンといえば『バーチャファイター』なときに最もゲームをプレイしていたので、ポリゴンよりドット絵萌えなのであった。

実は昔、ドット絵職人を目指そうとしたことすらあるので(小学生の頃ね)、この辺のマニアックな話をしだすとキリがないし、本当に職人な人は現在でもいるのでヘタなことが言えないのだが、現在言えることは、ドット絵もまた生成AIの時代になったということである。私が修行して身につけた技術ごときでは、AIに一瞬で一掃されたね。

ただ一口にドット絵と言っても、ファミコン上で表現するにはドット以外にも色々な制限があったので、その制限を創意工夫で乗り越える技術者たちは本当にプロだなと思うわけである。今はそういう制限もChatGPTに「こういう制限で」とプロンプトを打ち込めば良いとも言えるのだが(気前の良い返事をしてくる割には平気で制限を無視した結果を吐き出すときも多いけど)。ChatGPTを使ってるとほんと物事を自分で考えなくなるな——などと思いながら何も考えずに使いまくる日々である。


で。
ここまで「ハァハァ(;´д`)」と興奮してきて、自分が圧倒的にファミコン、スーファミ時代のモノに食指が伸びていることに気がついた。『バイオハザード』も『逆転裁判』も初期のモノならば所有してプレイしたことがあるのだが、全然目に入らない。セガサターンと初代プレステまではゲームに勤しんでいたのだが、やはり私の中でゲームといえばファミコン、スーファミなんだなぁと改めて思い至った次第である。


正直、私がゲームに打ち込むことはおそらくもう一生ないのだろうけれども、ゲームをやってたおかげで(せいで?)ゲーム系の話題にいまだに興味をもって接せられるというのは、幼い頃の経験というものがいかに一生を左右するかということを如実に物語っている。
要するに、子供の頃にポケモンが好きだった人は、一生、それなりにポケモンが好きなまま生きていくのだろうなと思うわけである。そのように考えると、今、日本中にポケモンが溢れかえっている理由がよくわかる。子供も好きだし、かつて子供だった大人も好きなのである。コンテンツとして強すぎる。
そう思うと、いかに「子どもの頃に勉強を好きにさせるか」という方法が分かれば、理屈としては一生勉強が好きな人間になるはずなので、その確固たる方法論の誕生が待たれるところである。
SNSを永遠にダラダラ見続けてしまう設計は世界中の頭の良い人たちが血眼になって考えるのに、いつまでも隙さえあればつい勉強に手が伸びてしまう設計は誰も考えてくれないのでしょうかね。


しかし、「ゲームを作る」って、改めて考えると博打も良いとこですな( ・∇・)
大の大人たちがすげー考えて、企画書を精査して、役員会議でようやく通ったら会社総出で何ヶ月、何年もかけて制作したものがまったく売れないとか普通に起こり得ることなんだから、実に恐ろしい。このギャンブルに勝ち続けなきゃならないのだから、ゲーム会社って大変よね( ´Д`)y━・~~




記念メダルについて

記念メダルに関してこの特別展で最も印象的だったのは「グッズショップ内、絶対に撮影させないもんっ‼︎」という強い意思である。ショップ内のそこら中に「撮影禁止」の張り紙が貼ってあり、メダル販売機に至っては販売機に直々に「撮影禁止!」の張り紙が2枚も貼ってあった。絶対に撮影させないマンがそこにいた。
もちろんその指示には従うのだが、記念メダルの歴史を記す者としては、販売機の様子を写真に残せないのは素直に残念ではある。その割には会場内は別に写真撮影禁止ではなかったので、細かい理由はわからないのだが、これも転売対策の一環なんですかね?
ショップ内撮影禁止を厳格に謳っていたイベントとしては【さくらももこ展】が記憶に新しい。

この先では、二刀流で刀を持って突進して来るアメフト姿の鎧武者(本当にこんな格好なの)とプロレスのリング上で戦うことになります。斜めからのパンチ連打で倒せます。
デザインとしては、カプコンファンには全てが胸熱なデザインといえるだろう。現在ではSNK発の『KING OF FIGHTERS』がその先人として切り拓いた「クロスオーバー作品」という夢の舞台は『SNK vs CAPCOM』やら『大乱闘スマッシュブラザーズ』やらで今では当たり前のものとなってしまったが、”他の作品の主人公たちが一緒くたに集合する”という絵面は現在でも胸を熱くする魅力に溢れている。
単純なプリントメダルではなく、おもて面の金型も製作しているところがメダルマニアにはポイントが高いところかと。ケチらなかった分、売れて欲しいものですな(*´ω`*)
裏面もピクセルアートでファミおじ世代には刺さるのだが、これが何を表したロゴなのかは私にはちょっとわからなかった。

まあ記念メダルのデザインが良い場所は決まって施設(イベント)自体の満足度も高いと相場が決まっているので、まだ足を運んでいない皆々様も安心して行ってみれば良いと思うよ(適当な発言)

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