

出身大学がウリになる大学に通う人生を送ってみたかった

【早稲田大学創立百周年記念】とは、早稲田大学が創立百周年を記念したものである(この世界で最も無駄な説明)。
早稲田大学とは、言わずとしれた文系私立大学の雄である。私も受験生の時に願書だけ買ったことがあるくらいには縁がある(浅すぎる縁)。創立百周年はどうやら1982年のことらしく、もう40年以上も前のことで何なら百五十周年に向けて邁進中であるとすら言える。
掲載の記念メダルは茶平工業訪問時に秘蔵の資料を見せてもらった際、紙ファイルに雑に収められている資料の中にこのメダルのデザイン案があったのを発見してから異様に欲しくなってヤフオクで購入した物となる。
この資料を見た瞬間から「メダル購入➡︎早稲田大学に行く」というブロガーならではの思考が働いた次第である。私は一周回って「学歴が良いからといって仕事ができるとは限らないが、仕事ができる人の学歴は大体良い」と考える偏見と学歴コンプレックスありありの学歴人間なので、私立大学の雄【早稲田大学】をぜひ一度見てみたかったという想いがある。つまり、早稲田大学に行ってみたかったからメダルを購入した、とも言える。
まあ、メダルを購入してから実際に足を運ぶまでには数年単位のブランクがありますが。
「早稲田駅」というそのまんまな名前の最寄駅で下車し、若者たちの人の流れについてゆけばそこにはもう【早稲田大学】があるのだった。





まず思ったのが、「土曜日なのに人多いな‼︎」である。講義は何もやってないはずなのに、すげーたくさん人がいる。私が通っていた大学はそもそも立地が僻地にある上に、私が通っていた当時は公共交通機関での通学方法がぼったくり価格の私鉄バスしかないのに加え、クルマも初心者期間は駐車許可証が発行されないという鬼仕様だったので、休日に大学に行こうものなら廃墟の風情が余すことなく醸し出されていた。
それが【早稲田大学】ときたら、休日であってもきらきら輝く若者たちがノートPCを広げて何やらお勉強? ディスカッション? をしていて「なんか偏差値高そう!∑(゚Д゚)」と頭の悪い人間が抱く感動を覚えた。
あと印象的だったのが、外国人(アジア系)の団体や私よりお歳を取った集団、親子連れも多いなという点である。そういった人たちは理由は様々であれ要するに観光で訪れた人たちなのだろうと推測する。そう、もはや【早稲田大学】は歴とした観光スポットなのであった。それを証拠に「大隈重信像」の前で写真を撮る人たちはひっきりなしにおり、明らかに学生でない風体のおっさんが明らかに早稲田在学生にはないであろうミーハー心むき出しで大隈重信の写真を撮っていても、まったく怪しさを表出せずに済んだ。パンダのぬいぐるみを片手に持って撮影するおっさんがいても、風景に馴染んでいたのだった。


なんか楽しい
( ´ ▽ ` )
他大学に行くことって資格試験で会場指定されたときくらいなもんである。そういうときも謎にテンションは上がっていたのだが、資格試験受験のときはぷらぷら見て回る気持ち的な余裕はないので、「観光」目的で大学を見てみるのというのもなかなか楽しいものだという新たな気づきがあった。マジな話、観光施設みたいな建物も複数あって、自分が通っていた大学との文化の違いを痛切に感じた。これが都会と田舎の差か……







早稲田の学園祭といえば革マル派と大学側との衝突とか、思想強めな偏見があったりなかったり


しかしこれは「早稲田だから」楽しいのであって、どの大学でも良いわけではないと思われる。同じ気持ちになれるのは双璧をなす慶應くらいだと思われ、それもできればSFCではなく三田キャンパスが良い
テレビでしか見たことがなかった観光地に実際に足を運んでみたときの感動と同じ心の躍りようがここにはある。すげー楽しい!
特に私は勉強している人たちに混じって勉強するのが好きなので、まるで早稲田大生のような顔して大学内の某所で1時間半くらい勉強してしまったわ。土曜日なのにPCやiPad片手にお勉強している学生さんたちは普通にいて、やっぱり偏差値高い大学は普通に意識高いなって思いつつ、これ私のようにエセ早稲田大生も普通に混じってそうだなとも思った。その場にいた人も結構老若男女揃っていて、大学内なので大学の先生がいたりお年を召した学生さんがいたりは普通にあると思うのだが、家の近所に早稲田大学があったら私は普通に毎日早稲田大学で自習するような気がするので、そういう人もきっと混じっているんじゃないかと推測した。早稲田大学生じゃないけど、早稲田大学に毎日のように通っている輩は絶対にいると思う。
ここにいるだけで、自然と勉強に対するモチベーションが上がるある意味パワースポットに近いものを感じた。惜しむらくは、そういうパワーは社会人になったときの方がより感じやすいという点である。
なぜ大学生時代はあんなにも虚無で無為な時間を過ごしてしまったのか(その無駄が尊かったんですがね)。


別に地下アイドルではないと思いますが。

記念メダルについて

このメダルの特徴は何よりもまず、45ミリメダルという茶平メダルの中では異端な巨大さを誇る点だろう。お仲間としては【ヨハエ・パウロⅡ世】メダルや【歴代内閣総理大臣】メダルが挙げられる。

この巨大さゆえに、厚さもまた一際分厚く、ちょうどよく収まるアルバムというものが存在しない。この2つの点で、多くのコレクターから対象外認定を受けることだろう。

ただ、たぶんもう生まれることはないだろうメダルの種類という意味では、茶平メダルの歴史上において非常に意義深いものなのではなかろうか。
またこのメダルのデザインパターンは昔の茶平メダルで一定程度に見受けられるもので、【歴代内閣総理大臣】メダル等にも採用されている。


ちなみにライバル?の慶應義塾大学創始者、福沢諭吉も過去に記念メダル化されている(デザインコンセプトは異なるが)。

ここまで書いておいてナンだが、私は大隈重信にも早稲田大学にも特に強い思い入れはない。だから、メダルそのものに関しては「ふーん」って感じであったりする。感銘を受ける要素は全然ない。
やはりメダルのデカさがネックだね!
大きさ&厚さゆえに重厚感はすごいんだけど、コレクター目線で見ればやはり食指は動かないであろう。
強いて言えば「これが金(キン)だったらなぁ……」と思うくらいである。昨今の金相場の上昇具合を見ると、特にね〜。
まあ、そんなわけでした!











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