
































【販売場所①】
@ミュージアムショップ入店して右(2025.10現在)
備考:「販売場所リスト」未掲載。いろいろなアニメ作品のメダルが無限増殖中。

【販売場所②】
@入店して正面
備考:この施設もまた、禁断のくじ引き方式に手を染めてしまったのであった……
旅先でのトイレ問題

【東映アニメーションミュージアム】は茶平工業公式HPの「販売場所リスト」未掲載スポットではあるが、記念メダルコレクターの間では【プリキュアプリティストア横浜店】と並んでよく知られる場所である。なぜならプリキュアの新作が放映されるたびに、新作メダルが揃って発売されるからである。こういった”定期的に記念メダルが発売される場所”をその都度訪れることを巡礼と呼ぶ(命名者:横浜茶平会さん)。
私はもう最近ではすっかり”巡礼”をする元気はなくなってしまって、基本的には一度訪れた場所にはあまり足を運びたくないという想いが強くなってしまった(再訪問はなぜだか虚しい気持ちになるのよね……)。ただ、ブログ記事を書くために【早稲田大学】に行きたかったという事情があり、そのついでに早稲田に割とお近くの「大泉学園駅」まで足を伸ばした次第である。実に約5年ぶりの訪問となるのだが、すっかり持ってなかったメダルも増えちゃったことだし。
ちなみに【UEDA Nerima BASE】の最寄り「石神井公園駅」も近いので、ついでに足を運ぶと蓋ノ屋さんが泣いて喜びます。たぶん。
前回の訪問時はいろいろと複雑なことをするついでに立ち寄った場所(下記「過去記事」参照)なので、公共交通機関による正攻法で来たのは初めてであった。最寄り駅からして東映のにほひがぷんぷんした。



(『劇場版 銀河鉄道999』より)

(テレビアニメ版『銀河鉄道999』より)

ちなみに今回のために下調べをするまで知らなかったのだが、「大泉学園」という名の学校は存在しないみたいね。もともとは大学を誘致して学園都市化しようという構想があったので「大泉学園町」という地名にしたらしいのだが、誘致は失敗したらしい。そんな先走り行政あるの?
さて、駅からだいぶ歩かなきゃならないようなイメージだったのだが、徒歩で全然余裕であった。とんでもなく住宅街な道を通って10分もかからず到着。

ちなみに入場無料であり、入り口で簡単な手続きをするだけで入場できる。何なら記念メダルを売っているミュージアムショップに至ってはその手続きすら不要であり、新作メダルを購入しに来た記念メダルコレクターの滞在時間は実質2分くらいの場合は多いんじゃないかと勝手に予測してる。施設もコレクターもお互いに割り切った関係を築くことが可能となっている(体だけの関係風に)。
しかし、私は入場しておくことにした。なぜなら、5年ぶりだということもさることながら、それよりも何よりも、トイレ(大)に行きたかったからである。住宅街を歩いているときから私の内なるところから不穏な空気が流れ出し「これはちょっとヤヴァイかも……」という思いに支配されそうになるところを、必死に脳内BGM『散歩』でかき消しながら(消せてないけど)、とにかく早歩きで急いだ。TV中継などでよく耳にする”住宅街を駆け抜ける”という表現はこの時にためにあったのか⁉︎ などと思うなどした(はよトイレ行け)。
入り口での入館手続きでは、受付が若くて綺麗なお姉さんだったので、まるでう◯こになど行きたくもないような落ち着いた振る舞いを見せつつも、下半身はせわしなくバタバタしていたのできっとバレていたに違いない。
そして手続きを終えダッシュで向かったトイレは極上のキレイさであった。これだけで、この【東映アニメーションミュージアム】の私の中の評価は100点満点中7億点となった。
心穏やかになったところで、ゆっくりとミュージアム内を見学。ちなみに撮影可能スペースと不可スペースが厳格に分けられているので、入り口の説明はしっかり聞いておこうな‼︎(下半身もぞもぞさせていたおっさんからの注意)。





館内の見どころは、どちらかというと撮影禁止エリアであり、残念ながらここで紹介することはできない。ただ一言でいうなら、文字をじっくり読める大人向けの内容である。アニメ作品資料も私にとってすら古すぎる作品のものも多く、そういうものを見て楽しいと感じる年齢になってから来ると充実した時間を過ごせるのかもしれない。


あくまで無料施設なのでボリューム感はそれほどでもないが、逆に気軽に見学できて良いという”行ったからには記事を書かなきゃならない”という義務感に苛まれているブロガー視点ではとても良い施設であった(微妙な視点)。強いて気になる点を挙げるとすれば、無料施設なのに警備員含めスタッフがいっぱいいて「無料施設なのに人件費べらぼーに掛かってそう」と思うくらいで。一体どうやって施設を維持しているのか全くの不明なのだが、永続を願うなら、記念メダルコレクターとしては新作が出るたびに一生懸命記念メダルを購入してあげることくらいしかできないだろう。
末長く続いてくれることを願う。


記念メダルについて


悪の道
記念メダルの売り方として稀に発生する”くじ引き方式”は、当然のことながらコレクターからは大不評である。「全部揃えるのは実質不可能」or「全部揃えるには多額の金が掛かる(よほど幸運でなければ)」という2択が迫られることになるので、ファン商売というのは、子供のお小遣いなどハナから相手にしておらず、つくづく大人向けの商売なんだなと思う次第である。


記念メダルは1枚が高額なので、メダル集めはそもそも子供にはキツイ趣味であるといえる。
しかし、大人だってこのくじ引き方式はキビしいんだぞ! ということを声を大にして言いたい。極論どんなにお金があろうと、無駄にお金を消費することは金額の多寡に関わらず怒りと悲しみを伴う行為である。売り手しか幸せにならない商売のやり方であるといえる。
ではそんなときこそ我らが転売行為ということでヤフオク・メルカリを見れば、不足しているメダルがバッチリ出品されている。それがたとえ定価よりも数百円高い値段で出品されていたとしても、”確実性”という意味では、それらを購入してしまうことが金銭的にも手間的にも最善であることは間違いない。
が。
私は、少なくても記念メダルの「転売」という行為には全然アンチな気持ちを抱いていないので、転売行為そのものに対する是非をここで議論する気は1ミリもない(まあ私自身が買いまくってますからね。今さら私が転売を非難することもできますまい)。が、それでも”くじ引き方式”で自分で揃えられなかった残りのメダルをヤフオク・メルカリで購入する気になれないのは
なんでお前のダブりメダルを定価より高く買わなきゃあかんねん
o(`ω´ )o
という、善悪を超越した、100%気持ちの問題である。
どういうことかというと、ヤフオク・メルカリに出品されているくじ引き方式のメダルって、絶対自分がダブったメダルだと思うのである。で、「ダブっちゃったからそれをヤフオク・メルカリで売り捌こう!」という行為自体は私は自分の財布を少しでも労る点でもエコ・リユースの観点でも全然アリだと思っているのだが、それで儲けまでをも得ようというのは超図々しいなと個人的には思うのである。
まあそれでもメダル自体が大好きでメダルのコンプリートを目指すような人は潔く購入してしまうのが人類のためであると思うので、迷わず行けよ行けばわかるさである。私自身は記念メダルに対してもうすっかりそんな元気はなくなってしまったので、潔くコンプリートは諦めた。なんか知らんけど勝率も5/6とまあまあ良かったし。



(過去記事)

デザインは見ての通りオールプリント型なので、まったく面白味のないメダルであるといえる。【フジテレビ】と【プリキュアストア】の延長線上にあるメダルである。もちろん、それが一般ウケしないかといえばそうではないかも知れず、記念メダラーの価値観など世の商業的施策に対して何の参考にもならないことは言うまでもない。
私は『プリキュア』がわからないのはもちろんのこと、『ドラゴンボール』も超サイヤ人ブルーとかゴッドとかロゼとか身勝手の極意とかのレベルになるともはや何が何やらなので(何気に詳しいアピール)、思い入れなども入り込む余地はなく、やはり残念感が溢れ出る。と同時に、やはり記念メダラーたるもの、結構メダルデザインを楽しみにしているんだなーとごく当たり前のことに改めて気がついた。「茶平工業製記念メダルであればなんでも買う」みたいなスタイルである私であってもそんな当たり前の感情がまだ生きているらしい。
ただ、メダル販売スポットが増えるというのは単純に嬉しいことである。この場所をネット上で発見報告された方はブログをやっている方で、【特別展 ミイラ】でメダル販売が開始されたことも何気なく報告されていた。記念メダル界ではイチローレベルでもってるなな方である。
何回も述べているが、私は「誰も発見していない記念メダルスポットを開拓する」というのが『マツコの知らない世界』に出演することの次に大きな夢であるのだが、存在情報がないところに探しに行けるほどまだ既知の場所さえ巡れていないので、隕石が地球に衝突するくらいの超巨大ラッキーが降りかからない限り起こり得ないことである。私が記念メダルスポットを発見したら地球の危機であるとご認識ください。
一方で、最近のTwitterを見ていると、記念メダルと共に「御城印」なるものを一緒に収集されている方がチラホラいらっしゃって、この方達は大いに発見の可能性を秘めているような気がする。茶平工業公式HPの更新が途絶えている現在、まだ見ぬ城はかなり可能性が高いと踏んでいる。「高知城」とかかなりありそうだし、無いならむしろ早く作るべきであるとさえ思う次第である(超迷惑)。
日頃の行いが良くないとまだ見ぬ記念メダルは呼んでくれないのかね〜






(過去記事)おじさん二人、プリキュアに囲まれる

クルマを乗り換えることになりまして。
マーチのオープンカー(マイクラC+C)という「マーチなのに外車」(イギリス日産製)というマイナー車種に乗っていて、新しいクルマへの買い替え見積もり時には当然下取りに出そうと考えていたのだが、詳細は省くが私のやりたいことをやろうとすると査定が驚異の0円となったので、同じマイクラC+C乗りの方にほぼタダでお譲りすることにした。正確には、その方は東京在住であったので、東京に行きたい(というか記念メダル巡りをしたい)私は、往復交通費のみいただくということで利害が一致し、愛車の最後のドライブも兼ねて東京までやってきたのであった。最後の割にはびっくりするほどまったく感慨がなかったんだけど。おら東京さいくだ。

で。
その方はなんと個人タクシーの運転手だったので、なんとここ【東映アニメーションミュージアム】までそのタクシーで送ってくださることに‼︎ 超ラッキ〜。
東京の街をタクシーで移動するなどという芸能人級の贅沢を体験することに。ただでさえ普段はタクシーなどという贅沢な乗り物にはとんと縁がないので、成り上がった感がハンパない。こうして人は自惚れていくのでしょう……
しかも、道中で蕎麦を奢ってもらうという至れり尽くせりの待遇であった。




というわけで、東京のはずれにあるここ【東映アニメーションスタジアム】にやってきたわけである。
おっさん二人で。
これが一体どういうことを意味するのか、このときにはまだ知る由もなかったのであった——





館内へ入場すると、想像したよりも小規模な施設であることに驚いた。いや、それが不満であるなんてことは一切ない(タダだし)。「ミュージアム」という言葉から想像した規模と違ったというだけのことである。たとえるなら、コンビニくらいの大きさのワンフロアの施設であるといえる。
で。
入場してすぐ、最も目を奪われるものはプリキュア大集合であろう。

一般人の方が十中八九で思い浮かべるのは「年末映画の戦隊ヒーロー大集合みたいだ!」だと思うのだが、記念メダラーが思い浮かべるのは
秋田の【なまはげ館】みたいだ!
である(リンク先参照)。これを思い浮かべたあなたは、記念メダル中毒も末期症状であるといえる。二度とは引き返せない沼の底にすでにズブズブであることよ。
ただこのネタは先人にすでに使われてしまっているので、「何か差別化をしなくては……」という考えのもと、至ったものが↓である。

おっさん、プリキュアの一員となる
どうだ! すげー当たり前のことをしているけれども意外と誰もマネできまい! 「撮影してくれる同行者」&「女性以外が一人でこの場に立つ勇気」という2点の条件をクリアしないと成し得ない一枚である。
この撮影の後、ふとインフォメーションに視線を向けると、ほとばしるほどの
お姉さんの苦笑い
が二人のおっさんを幸せな気持ちにしてくれました。無表情でいられる方がツライということをよく理解してくれているのである。その苦笑いの半分は優しさでできている。以後このお姉さんのことはバファリンと呼ぶことにする(迷惑の極み)。

プリキュアと私との関係については【プリキュアプリティストア名古屋出張店】の記事をご参考にしていただければ幸いであるが、一言でいえばズブの素人である。何も知らないに等しい。
そんな私が思わず圧倒されてしまったのだから、数の力のなんと強大なことよ。プリキュア映画がどのようなものなのかは不明であるのだが、一つだけ言えるのは、ラスボスが相当強くないとただのリンチと化す危険をはらんだ作品になってきたということである。女子による集団リンチに。ダメ、ぜったい。
入って右側のエリアは、このプリキュア大集合がメインとなっていて、あとはキッズスペースと多少の展示がちらほらある程度である。




対して、入場して左側は「これぞアニメーションミュージアムだ!」というセル画や絵コンテなどの実物が展示されていたのだが、残念ながら撮影禁止であったため、気になる人はその目で見るんやで!(ウザ) 個人的にはそれらのものより巨大モニターによるタッチパネルが面白くてずっと触っていた。この辺は仕事柄ですな〜
そんなこんなでおっさん二人でとっても楽しかった施設である。おっさん二人でプリキュアを堪能する機会などこの先二度とないことであろう。なんならあのインフォメーションのお姉さんだって一生ありえない機会を目撃したかもしれない。私たちは人知れず生きる伝説となっているのかもしれないのである。
ここは昔東映の撮影スタジオだったところを改築したかなにかで、東映関連の建物がこの他にも周囲に立っていた。また、隣のスーパーのテラス的なところではなんと戦隊ヒーローものの撮影がちょうど行われており、「ロケ地、近くね⁉︎」と低予算作品(?)の苦労を垣間見た次第である。なんたって隣のスーパーなわけですからな。









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