【販売場所】
@ミュージアムショップ内(2020.2現在)
備考:「販売場所リスト」未掲載。おっさんがむさぼるようにプリキュアを求める記念メダルあるある
おじさん二人、プリキュアに囲まれる
クルマを乗り換えることになりまして。
マーチのオープンカー(マイクラC+C)という「マーチなのに外車」(イギリス日産製)というマイナー車種に乗っていて、新しいクルマへの買い替え見積もり時には当然下取りに出そうと考えていたのだが、詳細は省くが私のやりたいことをやろうとすると査定が驚異の0円となったので、同じマイクラC+C乗りの方にほぼタダでお譲りすることにした。正確には、その方は東京在住であったので、東京に行きたい(というか記念メダル巡りをしたい)私は、往復交通費のみいただくということで利害が一致し、愛車の最後のドライブも兼ねて東京までやってきたのであった。最後の割にはびっくりするほどまったく感慨がなかったんだけど。おら東京さいくだ。
で。
その方はなんと個人タクシーの運転手だったので、なんとここ【東映アニメーションミュージアム】までそのタクシーで送ってくださることに‼︎ 超ラッキ〜。
東京の街をタクシーで移動するなどという芸能人級の贅沢を体験することに。ただでさえ普段はタクシーなどという贅沢な乗り物にはとんと縁がないので、成り上がった感がハンパない。こうして人は自惚れていくのでしょう……
しかも、道中で蕎麦を奢ってもらうという至れり尽くせりの待遇であった。
というわけで、東京のはずれにあるここ【東映アニメーションスタジアム】にやってきたわけである。
おっさん二人で。
これが一体どういうことを意味するのか、このときにはまだ知る由もなかったのであった——
館内へ入場すると、想像したよりも小規模な施設であることに驚いた。いや、それが不満であるなんてことは一切ない(タダだし)。「ミュージアム」という言葉から想像した規模と違ったというだけのことである。たとえるなら、コンビニくらいの大きさのワンフロアの施設であるといえる。
で。
入場してすぐ、最も目を奪われるものはプリキュア大集合であろう。
一般人の方が十中八九で思い浮かべるのは「年末映画の戦隊ヒーロー大集合みたいだ!」だと思うのだが、記念メダラーが思い浮かべるのは
秋田の【なまはげ館】みたいだ!
である(リンク先参照)。これを思い浮かべたあなたは、記念メダル中毒も末期症状であるといえる。二度とは引き返せない沼の底にすでにズブズブであることよ。
ただこのネタは先人にすでに使われてしまっているので、「何か差別化をしなくては……」という考えのもと、至ったものが↓である。
おっさん、プリキュアの一員となる
どうだ! すげー当たり前のことをしているけれども意外と誰もマネできまい! 「撮影してくれる同行者」&「女性以外が一人でこの場に立つ勇気」という2点の条件をクリアしないと成し得ない一枚である。
この撮影の後、ふとインフォメーションに視線を向けると、ほとばしるほどの
お姉さんの苦笑い
が二人のおっさんを幸せな気持ちにしてくれました。無表情でいられる方がツライということをよく理解してくれているのである。その苦笑いの半分は優しさでできている。以後このお姉さんのことはバファリンと呼ぶことにする(迷惑の極み)。
プリキュアと私との関係については【プリキュアプリティストア名古屋出張店】の記事をご参考にしていただければ幸いであるが、一言でいえばズブの素人である。何も知らないに等しい。
そんな私が思わず圧倒されてしまったのだから、数の力のなんと強大なことよ。プリキュア映画がどのようなものなのかは不明であるのだが、一つだけ言えるのは、ラスボスが相当強くないとただのリンチと化す危険をはらんだ作品になってきたということである。女子による集団リンチに。ダメ、ぜったい。
入って右側のエリアは、このプリキュア大集合がメインとなっていて、あとはキッズスペースと多少の展示がちらほらある程度である。
対して、入場して左側は「これぞアニメーションミュージアムだ!」というセル画や絵コンテなどの実物が展示されていたのだが、残念ながら撮影禁止であったため、気になる人はその目で見るんやで!(ウザ) 個人的にはそれらのものより巨大モニターによるタッチパネルが面白くてずっと触っていた。この辺は仕事柄ですな〜
そんなこんなでおっさん二人でとっても楽しかった施設である。おっさん二人でプリキュアを堪能する機会などこの先二度とないことであろう。なんならあのインフォメーションのお姉さんだって一生ありえない機会を目撃したかもしれない。私たちは人知れず生きる伝説となっているのかもしれないのである。
ここは昔東映の撮影スタジオだったところを改築したかなにかで、東映関連の建物がこの他にも周囲に立っていた。また、隣のスーパーのテラス的なところではなんと戦隊ヒーローものの撮影がちょうど行われており、「ロケ地、近くね⁉︎」と低予算作品(?)の苦労を垣間見た次第である。なんたって隣のスーパーなわけですからな。
記念メダルについて
デザインは見ての通りオールプリント型なので、まったく面白味のないメダルであるといえる。【フジテレビ】と【プリキュアストア】の延長線上にあるメダルである。もちろん、それが一般ウケしないかといえばそうではないかも知れず、記念メダラーの価値観など世の商業的施策に対して何の参考にもならないことは言うまでもない。
私は『プリキュア』がわからないのはもちろんのこと、『ドラゴンボール』も超サイヤ人ブルーとかゴッドとかロゼとか身勝手の極意とかのレベルになるともはや何が何やらなので(何気に詳しいアピール)、思い入れなども入り込む余地はなく、やはり残念感が溢れ出る。と同時に、やはり記念メダラーたるもの、結構メダルデザインを楽しみにしているんだなーとごく当たり前のことに改めて気がついた。「茶平工業製記念メダルであればなんでも買う」みたいなスタイルである私であってもそんな当たり前の感情がまだ生きているらしい。
ただ、メダル販売スポットが増えるというのは単純に嬉しいことである。この場所をネット上で発見報告された方はブログをやっている方で、最近では【特別展 ミイラ】でメダル販売が開始されたことも何気なく報告されていた。記念メダル界ではイチローレベルでもってるなな方である。
何回も述べているが、私は「誰も発見していない記念メダルスポットを開拓する」というのが『マツコの知らない世界』に出演することの次に大きな夢であるのだが、存在情報がないところに探しに行けるほどまだ既知の場所さえ巡れていないので、隕石が地球に衝突するくらいの超巨大ラッキーが降りかからない限り起こり得ないことである。私が記念メダルスポットを発見したら地球の危機であるとご認識ください。
一方で、最近のTwitterを見ていると、記念メダルと共に「御城印」なるものを一緒に収集されている方がチラホラいらっしゃって、この方達は大いに発見の可能性を秘めているような気がする。茶平工業公式HPの更新が途絶えている現在、まだ見ぬ城はかなり可能性が高いと踏んでいる。「高知城」とかかなりありそうだし、無いならむしろ早く作るべきであるとさえ思う次第である(超迷惑)。
日頃の行いが良くないとまだ見ぬ記念メダルは呼んでくれないのかね〜
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