北海道【ニッカ余市蒸留所】 記念メダル

旧メダル①:38ミリ
旧メダル②:38ミリ
記念メダル販売場所

@ガイドツアーに参加した先
備考:現在ではメダルの販売は終了し、代わりに掲載メダルとは別デザインのメダルを「ガイドツアー(無料・予約制)」の参加特典として配布しているそうです。なおTwitterのフォローも条件らしいので、ROM専で良いので事前にTwitterデビューだ!
※在庫品を手売り、ガイドツアーでの配布は終了という情報もあり。自分で要確認だ!

メダルの裏面はあのおじさんが良かったな〜

クルマで来るとウィスキーが飲めないジレンマ

 NHKの連続テレビ小説『マッサン』の舞台ともなったニッカウィスキーの蒸留所である。私が訪れたのは『マッサン』が放送される前であったのだが、やはりそれなりににぎわっていた。というのも、この施設、入場無料なのである。ビール工場見学等も大抵入場無料なので、それにならったものであると思われる。ただビール工場見学との違いは、見学ツアーではなく、個人で見て回るスタイルである点である。なのでなんならササッとメダルを買って退散することもできるが、それはもったいないくらい良い施設であった。ウィスキーの試飲もできる(ジュースもある)。

 印象に残っているのは、「樽に入れてしばらく置くとあの琥珀色になるのだが、その原理はよくわかっていない」という解説である。色的には「樽の何かが染み出してんじゃね?」などと思うのだが、よくわかっていないらしい。まあ本気を出して調べればわかるのかもしれないが(あるいはもう判明しているかもしれないが)、最初にこの現象を発見した人は、すっかり琥珀色に変化した液体をよく飲もうと思ったものである。しかも味はもちろんウィスキーだろうから、私が第一発見者だったとしたら「うわっ! もう腐ってる!」と思ったこと間違いない。いや、今でこそウィスキーもそれなりに嗜むが、初めて飲んだときは「うわっ! 腐った味だ!」と思ったものである。

 他には、「認められた樽職人は世界に数人しかいない」とか「ウィスキーができるまで」などの情報盛りだくさんであるが、一番の目玉は「ウィスキーがタダで飲める」であろう。私はクルマで訪れたので、アップルジュースを飲んで終わったが。。。

 私はビールが大好物なので、ビール工場にも記念メダルを置いて欲しいなぁと切に願う次第である(昔はキリンビールの工場にあったようだが)。

 まったくの余談だが、余市といえば、私の中ではヤンキー先生こと義家弘介の『ヤンキー母校に生きる』である。あの不良高校の舞台となったのが「北星余市高校」という全国の中退者や不登校の高校生を受け入れる私立高校で、この場所の近くにあった。

 実は義家弘介がまだ現役でこの高校で教員をしているときに、大学のとある講義で単位になるということで、講演会を聴きに行ったことがある。そのときの内容は今でも結構覚えていて、なかなか感動というか琴線に触れるものがあったというか、自分の中で印象深いものとなった。この学校の取り組み云々や学校としての在り方に共感を覚えたわけではないのだが、少なくてもヤンキー先生がやっていることはすごいと思ったのである。

 それだけに、教員を辞めて横浜市教育委員会の所属となったときは、なんだかガッカリしちゃったのよね~まあ人の人生なので、是も非もないのだが。ただ、私の心が揺さぶられたのは「最前線に立つ現役教員の言葉」だったからであるのは間違いなく、仮に、政治家となった今、過去の栄光のようにあの頃のことを同じ言葉で語られたとしても、たぶん何も感じないだろう。

 少し話がズレるようだが、私がよく思うのは、「育児書を書いた人は、最高の育児ができるのか?」ということである。教育でいえば、教育学の研究者は、自分の考える最高の教育をぜひ現場で実践すればいいのに、とよく思う。むしろ、なぜしないの? と。

 教育学者の尾木ママが、「わたし自分の子供の教育は失敗しちゃったのよ~」と何ら悪びれる様子もなく語っているのを見たことがあるのだが、それで良いと思っているのか? と素朴な疑問に思ったことがある。言っていることとやっていることが違うというのは、社会人生活の中で、最も信頼を失う行為の一つであると考えるのだが。

 話を戻すが、ようは「実際にやっている人の言葉だからこそ響く」というのはよくあることだと思うのである。逆に「口だけの人は白ける」というのもよくある。義家弘介は、かつては実際に最前線に立ってはいて、しかもそのときの言葉は説得力のあるものだった。だが、結局は正味5、6年程度しか教員をやっていなかったことになり、それはとても寂しいのである。やっぱり辛かったのかな? 転職したかったのかな、と。

 もちろん志が高いからこそ選んだ現在の道であるとは思うのだが、講演の感動が大きかっただけに、なんだか腑に落ちないという個人的な感情。それをここに書くわがままな私情。1/3の純情な感情。

 近年では大幅な定員割れにより廃校の危機に瀕しているという同高校の動向をなんとなく気にしている。

ニッカ余市蒸留所 記念メダル
あのおじさん

ウィスキーを嗜める大人になりたかった

いかにもウィスキーを飲み慣れてない者の光景

 私はお酒は好きだがあまり飲むことがない。なぜなら、仕事が終わった後の夜にはやりたいことがたくさんあるからである。酔っ払うと色々と精度に欠ける。例えば、読んだ本の内容を翌日には見事なまでに忘れてしまったり、映画を観れば途中で寝てしまったり。酒を飲んで昨夜の記憶をなくしたなどのいわゆる泥酔エピソードの経験は一度としてないので基本的にはそんなに弱くはないと思っているのだが、酒を飲むと他のことが何もできなくなるという点が私の需要とマッチしないのである。

 また、若い頃は「好きなお酒はカルピスサワーです(エヘン)」というくらい、お酒の「味」に対して典型的なしょぼい大学生であった。ビールをうまいなんて言いながら飲む人間の気持ちが1ミリも理解できなかった。それが今ではビールならいくらでも飲めるようになってしまったのだから、このようにして人間とはいつの間にか煮物が大好物になっていく運命(さだめ)のもとに生きているんだなと思う。現在、筑前煮が大好きです

 しかしながら、ことウィスキーだけはいつまで経っても美味しいと思えない私は、もしかしたら人間として正しい歳の取り方をしていないのかもしれない。ハイボールなら飲めないことはないが、飲むならそこにコーラを加えて欲しいお年頃である。コークハイボール。これは、ウィスキーが好きなのではなく、コーラが好きなのであって、ウィスキーは極論、別に入ってなくても良いことになる(ちなみにこれはコーラチューハイにも同じことがいえる。別に焼酎は好きではない)。

 味も香りも苦手であり、美味しく感じる要素など何一つも見出せない。もっといえば、ちびちび飲むスタイルがそもそも苦手である。喉が乾いたらゴクゴク飲みたい。水分って喉が乾いた時に摂取するものじゃないの?(明らかにウィスキーに向いてない人間の発言)

 ウィスキーがお好きでしょ?って石川さゆりに聞かれても、「いや、嫌いです」とはっきりと「NOと言える日本人」になれる自信がある。

 さて、そんな私であるが、この記事を書くため久しぶりにウィスキーを嗜んでみた。もちろん銘柄は「ニッカウヰスキー」である(ブラックニッカ)。ちなみに「ヰ」は「ゐ」のカタカナであり、「ゐ」は「わゐうゑを」の「ゐ」である(以上、どうでも良い情報)。

まず注ぐコップがイケてないという、明らかに飲みなれていない人感

 ハイボールを除けば、口にしたのは一体いつぶりくらいだろうか。少なくても10年は経っていると思われる。そしてこんなことがなければもう二度と口にしなかったかもしれない。記念メダルとは出会いなのである。

………

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うん、飲めねー(*´Д`)

 もし私がウィスキーの第一発見者であったなら、「これは人間の飲み物ではありません(´ー`)」と全人類に報告してしまっていたところである。危うく歴史上からウィスキーという存在が消えていたところであったことよ。

 いやーなんというか、もちろん別に飲めないことはないのだけれども、敢えて飲みたいとは思わないというか。その辺の雑草だって煮て胡麻ドレッシングかければ食べられないことはないだろうけれど、それを敢えてしたいとは思わないわけであり、私の中ではそのレベルで口に合わなかった。

 ウィスキーとは、まこと酒飲み上級者の液体であることをまざまざと痛感した次第である。

 飲み会も自粛自粛の昨今、お酒自体もまったく飲まなくなってしまったので、次にウィスキーを嗜む日が来るとすれば、きっとどこかのニッカウヰスキーで新作記念メダルが登場したときだろう。そのときまで立派な髭のおじさんとはお別れである。

よく見たら北海道ではなく千葉のニッカウヰスキーなのでした

記念メダルについて

実は違いがあるこの2枚

 偶然にも2種類のメダルを入手したのだが、最初手にしたとき、実は同じメダルだと思ってダブりアルバムに片方を収納してしまった。その後、全く別の機会にメダルを見返したら「あれ……?」となり、違いに気がついた。違いに気がついた自分が気持ち悪い。むしろ。身も心もメダルに染まってしまったようだ。

 皆様はどこが違うかおわかりだろうか?(撮影者の腕が悪いせいで色合いが異なって見えるが、2枚とも金メダルである)

裏面は割と違いがはっきりしている

 どちらが新しいのかは不明だが、「なぜ変更したのか?」が気になるところ。「HOKKAIDO」が良いのか「YOICHI」が良いのか、はたまた「The Blend」があった方が良いのない方が良いのか、私は正直どっちもそんなに変わんなくね? と思ってしまったのだが、そこにはこのメダルをデザインをした者のひとかたならぬ思い入れがあることだろう。わざわざ変更するくらいなのだから。

 こういった細かな違いを発見して、喜びを見出すようになった人間を「マニア」と呼ぶ。そう、私はマニアでありオタクである。しかしながら納得いかないのが、御朱印収集家は「マニア」と呼ばれない点である。「全国各地を訪れて目的の物を集める」という点ではメダルも御朱印もポケモンも全く変わらないはずなのに、メダルだけは「マニア」と揶揄される傾向にあるのは実に解せないことであるといえる。別に良いけども。

 大きさは2枚とも38ミリ(デカメダル)である。デカメダルで現行メダルと同デザインの裏面は、実は結構テンションが上がる。何枚か所有しているが、過去メダル含め、割と珍しいと思われる。

 現行でも販売しており、歴史が長いのは【富士山】メダルである。また、最近で言えば【茶平工業公式通販】でも発売された。

↓これはちょっと異なるけれども

 メダルとしては、通常の大きさ(31ミリ)と比べて明らかにこちらの方が映える。が、キーホルダーとして使用するなら、やはり通常メダルサイズの方が使い勝手が良い。この辺は実に微妙なさじ加減であり、同時に、茶平工業がメダルサイズを模索してきた長い歴史の一端がうかがえるところである。

 私は38ミリメダルも大好きなので収集しているのだが、「大きさが違うとアルバムに収納できない」=「収集対象外」という記念メダラーも当然いると思うので、需要という点ではなかなか難しいところなのかもしれない。

 【ニッカウヰスキー】の記念メダルとして発売が待たれるのは、やはりというか、当然というか、髭のおじさんである。このデザインで欲すぃ~

呼んだ?




2 件のコメント

    • 情報ありがとうございます1 返信遅くなりまして申し訳ありません^^;

      販売されていたメダルの図柄は、この記事に掲載されているものでしたか? 無料見学ツアーに申し込んだ方が最後に受け取っていたのはこの図柄とは異なるものだったので、気になっております^_^

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