北海道【室蘭水族館】 記念メダル

室蘭水族館 記念メダル

@敷地内最奥にある「休憩所」建物内
備考:最近のオシャレな記念メダルばかりに触れていると、こういうデザインが逆に新鮮!

水族館史上最安の入場料だ!

奥に見える魚が描かれている建物が水族館エリアのほぼすべてだ!

 北海道弾丸ツアーの2カ所目に訪れたのがここ【室蘭水族館】である。全容をまったく調べていなかったので「水族館だからゆっくり見学したいところだけど正味1時間くらいしか時間は取れないかな……? 【美ら海水族館】みたいに駆け抜けるしかないのか⁉︎」などと常に帰りの飛行機を念頭に所要時間を皮算用をしていたので、着いてみてびっくりした。というか、

ここは水族館なのか?(・∀・)

と、目の前の光景に我が目を疑ったのだった。

まず団地の隣に観覧車があるという光景が異質ですな

 とりあえずざっと目で見た限りの”規模感”に、ものすごく安堵した。これなら1時間もあれば超余裕じゃん( ´∀`)ウフフ という余裕を取り戻し、じっくり撮れ高を狙っていく路線に即変更。そして入場ゲート兼券売所にて衝撃の事実にぶち当たる。

入場料400円也

 入場料400円——それはつまり、すべてのものに優しくなれる魔法

 なんとあの激安の殿堂でおなじみ【長崎ペンギン水族館】の510円をさらに下回るお値段に、水族館界におけるヒエラルキーが更新された瞬間であった。ここを水族館と認めるならば——だが。

ぱっと見で一番目につくのはこのドア開きっぱなしの観覧車だ!
(なんとなく【函館こどもの国】のメダルとともに)

 とにもかくにも、目に映る光景すべての物から

歴史のにおいが香ばしい

 場所である。隣に見える団地群と相まって近所のちょっとデカ目の公園みたいな様相である。

某大陸国のパクリテーマパークにいそうなドラえもん
ついにドキンちゃんがアンパンマン号に乗り込める日が来たのか⁉︎
この写真をTwitterでつぶやいてみたが特にバズらなかった。

 園内は小さい子供を伴った家族連れでそこそこ賑わっており、おっさん一人でウロウロする姿は異質な存在そのものであった。普段、水族館で魚そっちのけでイチャつくカップルを見ると「魚なんか二人とも興味ねーだろうが! クソがっ!」と心の中で悪態をついていた魚にまったく興味のない中年親父だったのだが、カップルはまだ”自分の存在をカムフラージュしてくれる存在”だったのだということを知ることになる。要するに「小学校低学年まで向けのこども遊園地の家族連れしかいない園内でおっさんが一人でウロウロしている」という状況である。通報されてもおかしくない。

 メダルも買ったし、もう早く出よう——

 当初の意気込みは一瞬で消え去り、せこせこと身を縮みこませて生きる中年親父の境地に陥った。あとはざっと小さい水族館内を見てささっと次の目的地へ向かおう……ボクの気持ちなんて誰も考えてくれない、ここにはボクの居場所なんてないんだ! ——そんな中二病的思考で入場した水族館内で、衝撃の光景を目にすることになるのだった——

何かを焼いていただろう現場。この後の水族館内の解説パネルを読むと「ここで料理していたのか……?」という想像を掻き立てる(後述)。

うじゃうじゃという擬音を考えた人は天才説

これだけカレイがアクティブに泳いでいる光景はそうそうお目にかかれないぜ! 砂に同化するとかもうどうでも良さげ!
というかこの水槽の大きさでは全員が底で待機するスペースがないかも!

 決して広い建物ではない。むしろ、はっきり言って狭いと断言していいだろう。しかし、イコール決して”つまらない”ではない。

 小さい館内に、ギュッと魅力が凝縮されている、そんな印象である。スマホカメラをパシャパシャする手が止まらない。

 それほど衝撃的な光景が水槽一つ一つで繰り広げられていた。そう、私は興奮していた。「なんじゃこりゃ」という光景の数々に。

ホラー映画ですか?
宿借りすぎ
いや、いすぎだろ
ちょっともうどういう状態かわからないっす!
余ったヤツ全部入れといたみたいな!
冬用ふとん

 ご覧のように、無法地帯である。まるで治安の悪い国の裏通りに迷い込んでしまったかのようなカオス感。

 ”水族館の管理体制としてそれは正しい姿なのか”というところの賛否は正直ありそうなのだが、とにかく見た目のインパクトは凄かった。うじゃうじゃ系の水族館といえば私があまり好きではない【鳥羽水族館】が有名だが、あっちは印象悪くてこちらは「すげー楽しーうひょ〜!!」となったのは何故なのか? これが400円マジックなのか⁉︎

 とにかく私のシャッターを切る手が止まらない。くどくなってしまうので掲載の都合上これでも厳選した写真のみを載せているのだが、私のスマホの写真フォルダはすっかり室蘭水族館で染まってしまった。まさかのダークホース!

因縁の付け合い
どこでもケンカを売る尖ったナイフのトゥレッポん君
さすがにちょっと分が悪そうだぜトゥレッポん君……
番長とのタイマン
煽ってくるけど決して自分たちは手を貸さない頼りにならない外野たち
ラスボス
蜘蛛の糸に群がる黄泉の国の亡者たち
実はどこにでもある長きに渡るブームのクラゲ展示。
私はクラゲのこんな感じの展示を見るといつも下ネタを思い浮かべてしまいます。もちろん詳しくは語りませんが。

 また、ここの解説パネルはかなり独特で、その全てが「飼育員・高山さんの旨いか否か」のみを語る仕様となっている。しかもその表現が独特で微妙に伝わってこないこともしばしば

「すんごく甘くて」という表現で決裁が通るそんな職場で私も働きたい。
「鍋壊しちゃうくらい旨し」というまったく伝わってこない旨さ!
こんな神の使いのような金魚もおりまして、一転して幻想的な光景を提供。
金魚は食べてないみたい……

 その他、メインの建物以外にも水族館っぽいポイントはちゃんといくつかあって、「総合的にはやはり水族館なんだな」という構成となっている。そう、ここは紛れもなく水族館なのだ!

 水族館史上最安値の水族館也!(無料の場所等を除く)

超雑な鯉の池
唐突な学校というシチュエーションに置かれたペンギンたち。
校舎の隅にとまったなんらかの鳥が良い味を出している。
「ゼニガタアザラシ」というとっつぁん的な名前のみなさんが恐らくメダルデザインのモデルだ!

 このブログで度々語っていることだが、「費用対効果」というのは満足度に対して非常に大きな相関関係にある。

 ここが仮に入場料2000円の施設だったら怒り狂うだろう。が、実際は400円の施設なので「幸せをありがとー!」と北海道の広大な大地に向かって思わず叫んでしまうのである。なんて充実した時間であったことだろう。

 しかも400円だから30分も見学せずに退場してしまってもまったく痛みを伴わない(実際には1時間近くいたが)。なんて良い施設なのだろう。「市立」の施設だからこそ運営できているところが実際にはかなりあると思うので、室蘭市在住のみなさんにはぜひしっかりと納税をしていただいて、末長く続く施設であって欲しいと切に願う。

おしりフェチなあたい

記念メダルについて

敷地内最奥のこの建物を目指すのだ!
門番のパンダを倒すことができれば、記念メダルを手に入れることができる。

 施設外観からもとめどなく滲み出ているほど歴史ある施設であるので、記念メダルもまた往年の記念メダルファンが歓喜するようなデザインである。

目の描き方が『ハイスクール奇面組』だ! 時代だ!

 このような懐かしさ漂うデザインの記念メダルが新発売されることは今後恐らくないだろう。「ゆるキャラ」とも違い、今時のマンガキャラとも違う、80年代〜90年代初頭くらいのアニメ、漫画のキャラクターの描き方だ。シッポにハートつけちゃう発想とか完全に昭和である。だがそれにシビれる! あこがれるゥ!(『JOJO』より)

 裏面はこの水族館のシンボルマーク的存在「アブラボウズ」が描かれる。入場すると早々にありとあらゆるアブラボウズにお出迎えされる。

かわいいのか微妙なラインにいるマスコットキャラ

 帰宅して改めてメダルを見直すまで、この魚はてっきりフグかと思っていた。アブラボウズなる魚に縁がなさすぎて想像だにしなかったし、たとえ知っていたとしてもやはりフグだと思っていたことだろう。というか、今もって「フグやん」と思っている。

 アブラボウズは深海魚で、体長や重さは成人男性に匹敵するサイズになるらしい。この絵からはまったく想像できない。

 高級魚クエに偽装して販売された事件が有名らしい。アブラボウズ自体も高級魚らしいのだが、それをわざわざ別の魚に偽装するというのもすごい話である。昔『ワイルドスピード』という映画で、本物は4億円するクルマのレプリカを2億円で製作してビルから落っことしたというシーンがあったのだが、あれみたいなもんですかね(違う)。

↑これっす

 気がつけばすっかりアブラボウズの説明となってしまったが、このメダルがなければ、私は恐らく一生アブラボウズとは関わることなくその生涯の幕を閉じていたことだろう。記念メダルという存在が、私の人生にアブラボウズという名の華を添えてくれたのだ。

 ありがとう記念メダル。viva! 記念メダル(特に言うことがなかったので勢いでまとめた文章)




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