神奈川県【芦ノ湖遊覧船 湖尻港】 記念メダル

@遊覧船のりば階段そば
備考:【箱根関所港】【元箱根港】と同ラインナップ。※販売終了

廃墟だった

何にもあらへん

 芦ノ湖遊覧船の乗り場では、【箱根関所跡港】、【元箱根港】、そしてここ【湖尻港】の三箇所で記念メダルが販売されておりましてね。販売されているというか、いたというか。

2020年までは少なくても生き残り

 他の港と販売ラインナップは同じなので、メダル収集のみが目的であればはっきり言って足を運ぶ必要がない場所なわけですよ。すでに所有しているメダルしかないし、一番山奥の僻地に位置する港だし。

 しかしそこは記念メダルブロガーということで「メダル販売場所には足を運んでみよう!」という重くのしかかる前向きな義務感で向かったわけです。小田原駅からバスで1時間半かけて。ちなみに出発時点で帰りの新幹線の時間まで3時間半くらいしかなくて、外国人観光客が各所で乗り込む激混みの箱根道に気が気じゃなくなったことを申し添えておきましょう。観光は時間の余裕をもって!

私は一体どこへ連れ去れれてしまうんだろう……と不安になるほどの山の中をゆくバス。
無事到着した瞬間からすでに廃墟感は醸し出されていたが、この時はまだ気が付かなかったんだなぁ〜(おにぎり好きなんだなぁ〜風に)

で、記念メダルは無かったわけなんですが
( ´∀`)

 私自身、久々に記念メダル「スカ」を喰らいまして、改めてメダルが買えなかったときの悲しい気持ちを思い出すなどいたしましたよ、はい。

ここにあったハズなんですが〜そのためのコンセントもあるんですが〜あああああ〜

 で。

 販売機がなくなっている現実から目を背けたく「きっと場所を移動したに違いない!」などと淡い期待をしながらこのとき初めて周りに目をやれば……

 気がつけば、私は廃墟にいたのだった。

まるでまだ生きていることを必死にアピールするかのようにパーテーションに貼り付けられたポスターが虚しく叫んでいる。「まだ終わってないんだ!」と。
「WELCOM TO KOJIRI」の文字と相反して全然ウェルカムしてくれてない固く封鎖されたレストラン

 旅の道のりが遠ければ遠いほど、メダルを手に入れられなかったときの喪失感は大きい

 そういう意味では、今回のショックは「中の下」くらいではあった。すでにメダルは持っているし(他の場所で買った物だが)、神奈川から愛知に戻る寄り道での出来事であったしで「記念メダルを求めて遠路はるばるやってきた感」というのはほぼなかったわけなのだが——

 それでもやはり悲しいものは悲しい。そう、その想いを抱えながら、それでもその先を目指して歩み続けるのが記念メダル道——

 この道を行くということは、こうした悲しみと共に歩んでいくということでもあるのだ。

ちなみに、こんな寂れた様相ではありますが、遊覧船の発着場としてはまだ機能しているようです。
とめどなく溢れ出すうらぶれ感

記念メダルについて

2018年の話

 芦ノ湖周辺や箱根は、年始に富士山年号メダルを求めて記念メダルコレクターが頻繁に出没する。しかし【湖尻港】に買いに来ました! というコレクターはいまだかつて見たことがなかったので、販売終了の情報が出回らなかったものと思われる。2024年には撤去されていたみたいよ。

 まあこの【湖尻港】は、徒歩圏内に海賊船(別会社)の「桃源台港」があってそこはロープウェイ駅に直結されていたり、何より相手が海賊船(人気)だったりで、素人意見ではあるが客観的に見て存在意義が「?」な港なので、廃れてしまったのには納得感しかない。何せ周辺に目につくような観光スポットもないし。湖尻港で降りる観光客は【箱根園】行きのバスに乗るためなんじゃないかなぁと推測する。つまり、【湖尻港】自体には用はないんでないかと。

 などと適当な考察を書き残すのは、たとえ記念メダルが販売終了だったとしても、旅を学びに(無理矢理)変えようと思う記念メダルコレクターの矜持ナリ。




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