大阪府【大阪万博記念公園 EXPO70パビリオン】 記念メダル




昨年、ツイッター上でとある大発見が報告された。

「大阪万博の記念メダルがまだ売られている!」

というのがそれである。【大阪万博】といえば、言わずと知れた「茶平工業製記念メダルの知名度を挙げた火付け役」としてご存知のことだろう。なんたって、茶平工業のHPにもそう記されているのだから。つまりは記念メダルの歴史にとって間違いなくターニングポイントとなった記念メダルなのである。
それがまだ現役で売られているというのだから、、ことは大事である。
このツイッター情報は、記念メダラーの間では有名な方のツイッターなので情報はすぐに流れたと思われる。が、種類数はともかく、枚数的にはまだ十分残っていた。つまり、あまり売れていないということである。
このことは、「38ミリメダル(デカメダル)は収集するか否か」という問題が記念メダラーの中には悩める問題として存在するのではないかと推測する
まず、収納アルバムの問題がある。通常サイズの31ミリメダル用にピッタリハマるアルバムを利用しているメダラが、「これだけのために38ミリ用のアルバムを買うのはちょっと」と思う気持ちはよく理解できる。現在でも【富士山】などのごく一部で38ミリメダルは存在するが、今後その数が増えることは考えにくく、「アルバムを買ったはいいものの、38ミリ用はスカスカ」というのはコレクター心理として嫌なものだろう。
ただし、記念メダラーの間でよく利用されているテージーのビニール製のアルバムは、実は38ミリメダルもギリ収納できる(ただこのアルバムはメダルの重さでページがよれてくるんだよね……)。

↓入門者用アルバム

この問題は同様に「小判型メダル」にも当てはまる。こちらは【スカイツリー】など人気スポットにもあるので、多くの記念メダラーにとって悩める問題であろう。ちなみに私は、小判型はどうやってもアルバムに収納できないので、収集していない。しかし3枚ほど所有していて、茶平製メダルであるかぎり捨てるに忍びなく、場所をとって邪魔となっている。集めている方がいれば無償で差し上げてもよいのだが〜。
次に問題となるのが、「なんとなく今のメダルと雰囲気違うし……」である。メダルの大きさもさることながら、メダル全体から醸し出される雰囲気そのものが現在のものとはまるで違うといえば違う。裏面の造りもそうだし、そもそものデザイン的な面もなんとなく「時代を感じる」物である。コレクター心理としては、コレクションに統一性がなくなることを嫌うというのはあるのではなかろうか(【富士山】の38ミリメダルはコレクションの統一性という面では全く損なわないデザインである。現在の31ミリメダルがそのままデカくなっただけ)。「現地で購入したものしか集めない」「現行メダルしか集めない」という記念メダル収集の王道を歩む方々は、「現在も現地で購入できるメダル」という条件が揃っていても、このメダルにはあまり食指は伸びないのかもしれない。
記念メダルの収集自体、実はそれぞれ記念メダラーで考え方に細かい違いがある。大きなところでは「自分で現地で購入したもののみか、人からのお土産を可とするか」といったことから、「通販はありか?」「刻印の有無は?」「ヤフオクはありか」といったこと、最近よく聞かれるのが「版権モノ(キャラクターもの)はどうするか」「ディズニーメダルはどうするか」といったことが価値観の違いにより賛否が分かれるところである。ミもフタもないことをいえば、私は何でもありだし人がどのように集めようがまあええやんというのが偽らざる本音であるのだが、たびたび議論になるので根深い問題であるといえる(そして茶平工業の掲示板上で議論になると大抵荒れる)。現地収集型の記念メダラーにとっては私のようなタイプは邪道に映ると思うので、怒られる前に自分から邪道と名乗っている次第である。会議でツッコまれそうなことは自分から先に言っておくのが社会人の常套手段だぜ! 人から譲り受けたものを可とするのかという問題は「自分でゲットしたポケモンしか認めないか、友達とポケモンを交換するのか」という古くからある問題と同じである。ポケモン図鑑の完成を最優先するなら交換は厭わないところで、私も記念メダル図鑑の完成を目指すものとして記念メダルは何でも欲しいというところである。ポケモンやったことないけど。
あと不思議だったのが、すでに刻印されたメダルが売られていたことである。ヤフオクやメルカリならわかるが、まさか現地でそのようなメダルが売られているとは!? しかも日付だけではなくバッチリ名前も刻印されていた。こうしたメダルがどういった経緯を経たモノかはもちろん不明であるが、忘れ物・落し物の類ではないかと勝手に推測。そうだとしたら、「50年前、このメダルここで失くした者なんですけど……」とか名乗り出る人が現れたら、売店のお姉さんは果たしてどうするのか!?

↓1枚250円〜350円くらいで売られている。これもいわば新品なので、当時物にしてはコンディションは非常によい。

↓当時物だよ〜と
いう文言がコレクター心をくすぐる。

↓ケースに入ると突然本気出した値段となる。


この他、あの有名な額縁セットも新品未使用の物が売られていたようだが、私が訪れたときにはもうなかった。いくらで売られていたのかちょっと気になるところ〜。ちなみに、私が購入した2枚は額縁セットに収録されていない2枚である。特に【カナダ館】は額縁セットでは金色メダルなので、意外と盲点となりそう(写真2枚目ものも額縁セット未収録)。
その他【万博記念公園】内の様子。

↓これがあの「太陽の塔」だ! 実物を初めて間近で見たが、超良かった! 一生に一度は見ておいたほうがいいぞ! 一生に一度で良いかもしれないけど!

↓「無料休憩所」とあるが、休憩させる気が1ミリも見えない吹きっさらしの建物。ちなみに写真では快晴に見えるがこの日は粉雪が舞い降る氷点下の極寒の日であった。


最後に、この発見は、言ってみれば記念メダル界において「世紀の大発見」であったといっても過言ではないと個人的には考えている。細かい事情はもちろん不明だが、単純に考えれば大阪万博閉幕後から40年以上50年近くこの場所でひっそりと埋もれていたわけである。「歴史を変えた記念メダル」で、その「発祥の地」であるのに、記念メダラーの誰一人としてその存在に気づかなかったわけだから(まあ知ってはいたけどネットに情報発信しなかっただけの人はいたかもしれないけれど)、広い意味での「灯台下暗し」といえる。記念メダル界にとっては徳川埋蔵金を掘り当てたようなものである。糸井重里を超えた!
「誰も知らない記念メダルが売られているのを発見する」というのは、記念メダラーの多くが抱く一つの夢である。その中でも特別な意味のある発見であり、まったくもって羨ましい。飽くなき探究心が成せる偉業といえる。
私も「新発見」を一度くらいしてみたいな〜。メダルに導かれて旅をする記念メダラーとしては。




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