大阪府【ユニバーサル・スタジオ・ジャパン】 記念メダル

  記念メダルを販売している場所というのは、得てしてB級スポットというかマイナースポットというか、メダル王を目指す私が言うのもナンだが「記念メダルなんか売っているから、第一級の施設になれんのだよ」といつも心の中で思いながら購入している(サイテー)。記念メダルの認知度自体は実は結構高く、メダルを集めていることを説明するときに「あの青い自販機で売っていて、隣に置いてある機械で名前とかが刻印できる~」と説明すると、大抵「ああ、あの誰が買うのかわからないやつね!」と爽快に答えてもらえることが多い。それくらい、なぜか負のイメージをまとったコレクターズアイテムなのである。

 が。

 あの「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」で記念メダルが発売されたという一報が茶平工業HPの掲示板で知らされたとき、「殿っ! 山が動きましたぞ!」と心の中で雄たけびをあげた次第である。日本の二大メジャー施設の一方で販売されたのなら、記念メダルもついにメジャーとなったか!? と世のメダラー達を震撼させたことは言うまでもない。このメダルは、メダル界の歴史に名を残す、記念すべきものなのである。

 しかし、残念ながら、2016年現在では、もう販売されていない。これらのメダルはUSJで行われた「クール・ジャパン」という期間限定の企画に併せて販売されたもので、常設されているわけではないのである。似たようなもので楕円形の「スーベニア・メダル」というものはいたる場所で常に売られているのに(ディズニーランドのパクリのやつ)、茶平工業製メダルは、一瞬にして消え失せた。しかしこれこそが、愛すべき記念メダルの末路であるともいえる。光り輝く場所に居続けることは、君には似合わないよ。

 実はメダルは2期に渡って販売されており、同じ「クール・ジャパン」でも企画内容が変更されたのに合わせて前半と後半で売られたメダルが変わった。だから、コンプリートには短期間で2度USJを訪れる必要があったのだ――が、私は一度訪れた場所は人に代わりに買ってきてもらうことをためらわないタイプのメダラーなので、ためらいなく買ってきてもらったのであった。この辺、メダル収集家の間でかなり意見が分かれるところかつ繊細なところである。

 それにしても、この頃からUSJの変革が始まった。正直、アニメ等の既存コンテンツとのコラボ企画は第2級までのアミューズメントパークがやる印象が強く(ハウステンボスとか)、特に『ワンピース』とのコラボは客入りが芳しくない地方の施設がなんとか頑張って企画するような印象があったので、「堕ちたな」と思ったものである。が、これが地方の施設とは雲泥の差をつけて大成功したのだから、世の中よくわからない。単純に言えば、大型施設がコラボをすると、その内容もビッグなものになるということなのだが、これだと本当に地方のテーマパークは苦しいことになる。同じようなことを企画しても規模はおろか内容からして全く歯が立たないことが証明されたわけなのだから。

 超どうでもよい話だが、第3セクターから完全民間化に切り替えて成長を維持している施設の筆頭がUSJである。こうしたコラボ企画を生かしきるのも民間ならではであるなぁと考える。ハウステンボスにしろラグーナ蒲郡にしろ、民間に切り替えたからどうにか生き残っているのであって、第3セクターというシステムは本当に良いことがない。行政が絡むと商売なんてうまくいかないのである。

 そんなわけで、いろいろと歴史的意義が込められた重要なメダルであり、一瞬しか販売されなかったという意味でも、貴重なのであった。

↓オリジナル記念メダル配布情報!


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