






【販売場所】
@1階レジ横
備考1:マンホールメダル販売場所では珍しく刻印機あり。ただ、2階にポツンと置いてあるので、知らないと発見できない可能性大。
備考2:ガンダム系2枚とメダカは現地販売のみ。
備考3:アニメ『MFゴースト』3rdシーズン放映開始と共にタイアップメダルが発売された。
(追記 2026.1.12)成人の日にMFゴーストしちゃったヨ

2026年1月12日(月)——それは祝日「成人の日」である。
そんな日に【小田原市観光交流センター】に来れば、お隣の大ホールで成人式が執り行われていることは容易に想像できたであろう。もちろん想像していた。絶対に成人式をしていると思っていた。どう考えてもここで成人式やるだろっ! と確信満ちていた。
そうしたら、やっぱり成人式をやっていたのであった。パンダのぬいぐるみを右手に持ち、くたびれたスーツで身を固め早足で歩く中年のおっさんは明らかに不審者であった。特にパンダのぬいぐるみがいかん、パンダのぬいぐるみが。
それでもその不審者は特攻した。煌びやかな装いに身を包んだ未来という名の輝きを放つ若者たちの間を縫うように駆け抜けた。左手にはもちろんパンダのぬいぐるみを持っていた。右手にはカメラを起動したスマホだ。
後ろめたいことは何一つないが、後ろめたさの塊のような不審さだ。
それでも、どうしてもこの日に記念メダルを入手しておきたかった。神奈川への帰省時に小田原から新幹線に乗ることが滅多にないからだ。というかメダルを購入するために乗車駅をわざわざ小田原にしたのだ。だからこれでメダルが入手できなかったら、ただ単に無駄に小田原から新幹線に乗るだけの中年親父になってしまう。いや別に、それで何の問題もないんだけれども。
しかしとにかく、この”わざわざ感”を払拭するためにも、私はどうしてもこの日にメダルを入手しなければならなかったのだ。
メダルを売っているカフェ店舗は全然、余裕で営業していた。超安堵した。なんなら似たような人は他にもいた。
いつの間にかMFゴーストを推し始めた小田原市

【小田原市観光交流センター】にはもともとガンダムマンホールメダルをはじめとしたマンホールメダルが販売されていた。なんでも『MFゴースト』アニメ3rdシーズンの放映が始まるとともに小田原市とMFゴーストがタッグを組むことになったらしい。ただ放映するテレビ局が東京MXとかだから、東海人にはまったく馴染みがない。なんなら『MFゴースト』自体全然知らない。『頭文字D』は読んでいたのに(『頭文字D』の続編らしい。パラレルワールドらしいけれど)。
たぶん3rdシーズンの舞台が小田原だから、小田原市とコラボってるのだろう。

で。
マンホールメダルもさることながら、コラボ企画のメインはこちらではなくて「デジタルスタンプラリー」なるものらしい。私と同じように新成人の人波を特攻して店内に入ってきた人たちはみな店員さんにスマホを提示し、何らかの認証を受けていた。きっと電子スタンプを押しているのだろう(そしてマンホールカードももらっていた)。そんな中、私は毅然としてメダルのみをレジに持って行き、「スタンプラリーは参加していますか?」という店員さんの問いに「いいえ、まったく」と答え、「えっ、まじかよ? メダルだけ買うってある? キモッ‼︎」ときっと思ったであろう店員さんの驚愕の表情(被害妄想)に怯むことなく、堂々と目的を果たしたのであった。



マンホールメダルだけに、コレクターでも「刻印機はないか……」という先入観で目にすることなく退店する確率大!(メダルコーナーに一応案内POPはある)
メダルを手に入れたならば、長居は無用である。
今日のこの場は新成人たる若者たちのためにある。未来がかすみ、一人で記念メダル集めなんていう何の生産性も趣味にしか時間を費やすことのできないすっかり淀んだ人生を送る中年に、この場を照らす煌びやかな光は耐えうるものではないのだった——
実物マンホールは超人通りの多い中で撮影だ!

マンホールメダルを入手したら、可能な限り元となった実物マンホールと共に写真を撮るようにしている。
MFゴーストマンホールメダルの実物蓋は小田原駅のほぼ目の前に設置されているので、見つけるのは余裕だ! というか、【小田原市観光交流センター】に向かう道すがらにある。だから公共交通機関派な方々は、メダルを購入後の帰り道で撮影すると良い感じとなるYO!

正確には「ミナカ小田原」という名の駅ビルの前に設置されているという公式アナウンスがある。この写真でいうと左側にその「ミナカ小田原」がある。

とりあえず読んでみた
『MFゴースト』は単行本全23巻の完結した漫画である。私は『頭文字D』が大好きだった人間で御多分に洩れず当時はかなりのクルマ好きとなり、愛車のカスタムに賭けるお金も「その金をその当時に投資に回していたら今頃……」と無意味に考えるほどには注ぎ込んでいた(コンピューターチューンとかしていた)。『頭文字D』は誇張抜きで100回は読んだと思う。
しかしそんな私もすっかり年を取り、クルマへの興味がなくなると共にクルマ漫画への興味も失われていった。人はなぜあれほど愛していいたものを愛せなくなってしまうのか。
そんなわけで、イニDの後継作品であるこの『MFゴースト』は未読であった。どうしよっかなーブログのネタに読んでみるべきかなーと思っていたら、Kindle版なら3巻までならめっちゃ安く購入できるようだったので、3巻まで読んでみることにした。
あくまで3巻までしか読んでない人間の感想であるが、「まあ良いんじゃない( ´∀`)」といった感想である。
イニD連載当初で問題になっていたのは、連載が長期になるにつれて主人公たちが乗るクルマがもはや旧車レベルのクルマになっていった点である。主人公が乗るハチロクなんて連載開始時点ですでに古いクルマであったし、連載終了間際に至っては登場していたクルマ全てがその後継モデルすら絶版になっておりましたからな……
で。
この『MFゴースト』はその点、登場するクルマの古さをあまり感じさせないところがよかったかなーと思いました、はい。イニDのときにはなかった価値観としては外国のスーパーカーが敵として登場するところである。イニDは最終的にLEDヘッドライトなんて搭載しているわけもない時代の大旧車バトルを深夜の峠で繰り広げていたのだが、『MFゴースト』の公道バトルには割と今っぽいというか、外車だから今だか昔だかよくわらかんラインの一般層には馴染みのない超高級車がわんさか出てきて(一応市販車だけど)、イニDとは趣の異なる風味となった作品に仕上がっていた。「公道を封鎖して行われる公式レース」という舞台設定も、イニD時代にはなぜか世の中的に受け入れられていた深夜の峠で繰り広げられる非合法暴走行為だともう商業出版できないだろうという配慮によるファンタジー設定だと思われる。要するにイニDは素人たちによるチューニングカーレースだったのが、『MFゴースト』はプロによるレーシングカーレースへと姿を変えていた。正直イニDは人気作だけに「峠族」「ルーレット族」みたいな暴走行為を助長していたところは多分にあると思うので、もうこれは致し方ないと思われる。
しかしながら個人的には、イニDにあった面白さ、ワクワク感というものは、どうしたってもうそこにはない、といった感想を抱いた。市販車を登場させ現実の公道を走らせるこだわりでギリギリの一線を保ってはいるように見えるが、例えば日光の”いろは坂”に実際に行ったときに「インベタのさらにインだっ!」って興奮するような高揚感はほとんどない。

マネしたら普通に死にます。
(『頭文字D』より)
つまりはまあ、「そこそこ面白いけれどイニDにあったような特別な面白さはない」という評価となり、イニDが若き頃の自分のバイブルであってしまったがために無駄に残念に感じてしまうという損な作品であると言える。3巻までしか読んでないけど。
残りの巻も、そのうちKindleのセールで安くなる日がもし来たら買い揃えようと思った次第。
(追記終わり)
すっかり変わっちまったよ……

私は「出身はどちらですか?」と訊かれれば「湘南ですッ‼︎( ・∇・)キリッ」と地元民なら分かる超アバウトな返答をする元神奈川県民なので、新幹線駅の最寄りといえば小田原駅であった。横浜市出身者なら迷わず「横浜です!」と答えるところを、敢えて「湘南です」と答える神奈川県民の地元は、きっと横浜以外の海沿いのどこかの市であるし、新幹線の最寄駅も新横浜駅以外の駅であろう。
そんなわけで小田原駅には割と馴染みがある方だったのだが、そう思っていたのは私の方だけで、当の小田原駅ご本人は、私が久しく新幹線を利用していないうちに大変貌を遂げていた。何、この駅の隣の近代的な施設群は? 何この二宮金次郎?

成人し伴侶を得ても、重い荷物を背負って歩み続けなければならないという日本人労働者達を象徴する銅像であるということですね(絶望)
親戚のお子さんに久しぶりにあったらすっかり声変わりも済み多感な年頃になっていた——そんな感じの街の変貌に衝撃を受けつつ(どんな感じやねん)、駅からてくてく歩くこと10分弱、【小田原城】に向かって歩いていくと、その目の前に【小田原市観光交流センター】はあった。本当にもう、私が知っていた頃の小田原の姿はそこにはなかった。

調べてみたら、なんでも北条氏に仕えていたそうな。へぇーボタン×10(世代がバレる発言)


【小田原市観光交流センター】は、小田原市民ホール(三の丸ホール)に併設されているカフェ兼イベントスペース兼アンテナショップといった感じで、外観からは”ザ・公共施設”という雰囲気が余すことなく溢れ出ていた。いや、全然悪いことではないのだが。

この日は風魔忍者のイベントが行われていたことや、休日でもあり【小田原城】も賑わっていてそこからの流入もあってか、カフェは大変賑わっていた。勉強とかしてたら若干KY感が出てしまうくらい繁盛していたのでさすがに自重した。近くに飲食店がないことも功を奏していたのかも(小田原駅まで行けばいくらでもあるが、すぐ近くにはない)。


そんなわけでいざメダルのもとへ!
カフェの隣は小田原市の観光名産品?を中心とした商品が陳列されたショップスペースになっており、その一つとして蓋ノ屋印のマンホール記念メダルが販売されている。ちなみにマンホールカード配布場所でもあるので、一角がマンホールまみれになっていた。つまり、【小田原市観光交流センター】の「観光交流」とは、マンホーラー達が観光して交流する場所という意味なのだ!(たぶん違う)


記念メダル目的で訪れれば、この施設自体には”観光”をするところもなければ孤独な旅人が”交流”をする余地もない。なぜこんな施設名になったのか湘南の海よりも深い謎である。
が、施設自体は綺麗で居心地良く、2階の一角には私がこよなく愛する「自習スペース」的な場所もあった(ガチ勉している人がいたので写真を撮るのは憚られた)ので、観光客というよりは地元の方々に愛される要素が数多くある施設なのではないかと感じた次第である。

湘南ベルマーレといえば社長が著したこの本を読むと、サッカークラブの経営って制度自体がそもそも破綻してるんじゃね? と思ってしまいます(古い本なので現在はまた異なるのかもしれませんが)

ただレプリカではなくただの印刷物なので、いつの日か朽ち果ててしまうだろうことが心配。
ただ、地元民に愛されるとなると、地元の名産品は地元民にはあんまり売れないだろうから、なかなか悩ましいところである。【小田原城】からの流入客を如何に掴むかがカギか⁉︎ まあ公共施設だからそこそこの運営をしていれば良いのかもしれないが。

マンホーラーとの需要かぶり

配布開始初日にはマンホーラーとガンダムファンとの需要がかぶりまくり、長蛇の列ができた。らしい。
前述のとおり、この場所は今をときめく「マンホールカード」の配布場所となっている。今でこそガンダムのマンホールカードは数箇所で配布されているが(つまりガンダムマンホールが数自治体で設置されている)、この小田原市のガンダムマンホールはその先陣を切ったものであったので、ネットメディアを始めなかなかの話題となった。
そのこともあり、長く続くガンダムの歴史上数多くのガンダムファンがいることもあり、上記のマンホールカード配布スタート時はかなりの盛況となったことが、これまたネットメディアを中心として話題となった。それとともに我らが「ガンダムマンホールメダル」の方も飛ぶように売れたようで、購入制限が掛かったり、それでも売り切れになったりした。
何が言いたかというと、マンホーラーとの需要被りは実は記念メダルにとっても良いことである、ということである。
マンホーラーと記念メダラーは共存関係なのである。いや、共存関係でいさせてくれ! というのが記念メダラー達の切なる想いかもしれない。
ということでこの後は、一介の記念メダラーに過ぎない私は、マンホールを巡る冒険に出掛けるのだった——

マンホールを巡る冒険(小田原編)

『羊をめぐる冒険』は別にいろいろな羊と出会いに行く話ではないが、マンホールを巡る冒険は文字通りあらゆるマンホールを巡っていく。そしてそれは、とても遠く、とても長い、過酷な旅である。
私はマンホーラーではないので、マンホールそのものに対する魅力は、記念メダルほどには理解できない。しかしながら、長い旅路の果てに目的のマンホールを発見したときの「あ、あった〜!」という喜びは、各地に散らばる青い販売機を巡る喜びに通ずるものがある。
マンホールメダルは、「メダル販売場所の他にマンホール設置場所を探して赴かなければならない」という記事作成上の工数が爆増するので実は大変ツライ面があるのだが、覚悟を決めて歩き出してしまえば、巡る行程そのものは楽しい。ただ1日仕事になるというだけで。
上記の文章からも如実に溢れ出ている「ツライ」と「楽しい」の狭間に揺れるにわかマンホーラーの旅の記憶をここに記す。なお掲載順は実際に辿った行程順である。【小田原市観光交流センター】をスタート地点にして大体一筆書きで小田原駅をゴールとするなら、多くの場合このような順番になると思われる。
小田原巡りマンホール

うっかりマンホール周辺の風景を撮り忘れてしまったのだが、【小田原城】の敷地内に設置されている。具体的な場所は「郷土文化館」の目の前だ。小田原城敷地内自体は入場無料なので、タダでアクセス可能である。
恐らく【小田原市観光交流センター】→【小田原城】という順番で記念メダルを手にいれるパターンが多いと思うので、マンホールも巡るならこのマンホールが出発点となることだろう。
特に言いたいことというのはないのだが、しいていえば、歴の古い記念メダラーの方は、プリントメダルよりも金型メダルの方が好む傾向が強いので、マンホールもきっと、この後に登場するガンダムマンホールとかよりもこういった彫りの深い造形で塗料流し込みのマンホールの方が好まれるんじゃないかな〜となんとなく思った次第。
ちなみにこのマンホールは神奈川県立小田原城北工業高等学校デザイン科の生徒がデザインしたものらしい。自分がデザインしたものが街の風景の一部になるなんて、一つの夢よね。その才能が羨ましい。
シャア専用ズゴックマンホール

シャア専用ズゴックは、私が最も好きなモビルスーツである(ガンダム全然詳しくないですが)。
シャア専用ズゴックといえば「ジャブローに散る」である。
私が幼少期の頃、まだ家族が学校等へ出かける前の早朝の時間帯に『機動戦士ガンダム』の再放送がやっていて、家族でそれを鑑賞するのが日課だった。幼かったこともあり内容自体は正直あまり覚えていないのだが、上記のシーンはよく覚えている。シャア専用ズゴックの圧倒的な強さも去ることながら、一瞬で腹を貫かれた量産型ガンダムである「ジム」に搭乗させられたパイロットかわいそうだな……(´;ω;`) という記憶が強く残っている。このやられたパイロットも、きっとアムロが乗るちゃんとした方のガンダムに乗りたかっただろうに……と思うと、不憫でならない。
で。
このズゴックマンホールだが、設置場所がめっちゃ遠い。小田原駅からも【小田原市観光交流センター】からも遠い。歩いて行く距離じゃないかもしれない。歩いて行ったけど。
場所は「小田原漁港」である。【小田原市観光交流センター】からは2キロ以上離れている。「たかが2キロじゃん」と思うなかれ。片道2キロの距離を歩くと、戻ってくるまでに合計4キロ歩かなければならないという真理がこの世には存在するのである。ランニングシューズを履いてランニングをする分にはちょうど良い距離感なのだが、観光地用の(自分なりの)オシャレ着を着て革靴で4キロ歩くのはそれなりにしんどい。
「まあ素直にタクシー乗るのが良いんじゃない?」というのが素直な感想。ちなみに、クルマで行けばもちろん一瞬でコトが済む距離だが、小田原漁港は海鮮物飲食店が立ち並ぶ観光スポットとなっているので、休日はクルマの入り乱れ具合がハンパじゃなかった。時間帯を間違えると駐車場に停めるにもストレスMAXになると思うので要注意だ!(まあ変にコインパーキング等に停めようとせずマンホールの近くまでクルマで来てしまえば停められるところはありますが。漁港内で釣りをしている人みたいな感じで)



ちょうちん型の灯台だそうな。

酒匂の渡しマンホール

ズゴックマンホールから小田原駅方面へと引き返すように歩いていくと、酒匂の渡しマンホールが設置されている「鱗吉」というお店に辿り着く。ちなみに酒匂とは「さかわ」と読む。酒匂川という川があり、当時そこには橋が掛かっておらず、旅人や物を人足が担いで渡っていたらしく、その様子を描いた一枚となる。

「小田原かまぼこ」と呼ばれるかまぼこが存在するらしい。
「地名+食材」といえば私の中では「富士宮やきそば」か「豊橋カレーうどん」なのだが、そんなB級グルメ群とは違い、幕末から存在する歴史ある由緒正しい食べ物なのである。
そんな小田原の由緒正しい練り物を店内で食べられる飲食スペースが設けられており、ここでお昼に「おでん定食」をいただこうと思っていた……が、残念ながら私の財布の中には500円玉が1枚入っているだけだった。アラフォー社会人の財布がこんなことになっているとは私自身予想だにしないことであった。記念メダル巡礼の旅とは、実は何かと物入りとなる修行行為なのであった——

ガンダムマンホール

小田原マンホール巡りの本命ともいえる「ガンダムマンホール」である。場所としては小田原駅から徒歩5分くらいに位置する「ダイヤ街商店街」の入り口に設置されていて、一番活気がある場所なので撮影に苦労するかと覚悟していたら、一番見向きもされていなかった。
商店街なので確かにおじいちゃんおばあちゃん比率が高かったのだが、一方で、どちらかといえばファーストガンダムはもうおじいちゃんおばあちゃん世代のガンダムなのではないかとも思ったり思わなかったり。
その辺のガンダム事情にはまったく精通していないのでなんとも言えないが、とにかく私が観測した範囲ではこのガンダムマンホールが人々に最も踏まれていた。まあそれだけ人通りの多い場所に設置されたことの裏返しでもある。このガンダムが剥げてしまう日はそう遠くない未来なのではないかとヤキモキする気持ちを抱えつつ、次に向かうのであった。

なお余談であるが、この「小田原ダイヤ街商店街」はマンホールカードのパチモノを配布したことで、マンホール界隈で一時期話題となった。2022年4月のことである。
このマンホールカード(的なもの)に関しては、大きく分けて2つの点が問題となった。
- マンホールカードコレクターが、マンホールカードの1種として集めるのか否か
- ”配布方法”に起因する倫理観
①に関しては、記念メダラーの皆様も何となく想像できる葛藤ではないだろうか。
繰り返しになるが、それこそ我々のようなマンホール素人からしたら「マンホールカードじゃん∑(゚Д゚)」としか思えないレベルのクオリティ、かつ、パクリ方であり、これを収集対象にするか否かといえば……
とりあえず集めておくか
(ㆀ˘・з・˘)
となるのが、コレクター心理であろう。よっぽどの遠方であるなら別として。
カードに掲載されているマンホールは実際に小田原駅周辺に設置されている実在の蓋であり、体裁もマンホールカードそのまんまなので、逆にそのうち幻のマンホールカード的に後世に語り継がれるような珍品となる可能性すらある。私はこの騒動で、かつてファミコン界において非ライセンスソフトを開発し続けたハッカーインターナショナルというゲーム会社の存在を思い出した。件の会社の詳細は省いてしまうが、ここで重要なのは要するに、マニアの間ではアングラ的な匂いがするものも珍品として認められる傾向がある、ということだ。まあこのカードの場合は”アングラ”とまでいうと少し言い過ぎな気がするが(実はハッカーインターナショナルだってよく最強伝説が謳われる任天堂法務部を相手に裁判で負けたことはない)、何はともあれ、モヤモヤを抱えつつも多くのマンホールカードコレクターがこれらのカードを求めてダイヤ街商店街を訪れた、という事象が現実として起こった。
ここで問題となったのが②である。
そもそもこのカードは、完全無料のマンホールカードとは異なり「ダイヤ街商店街の指定の店で、店ごとの条件を満たした客に配布される」というものだった。これはもちろん、商店街の販促企画で、経費を掛けて開催されたキャンペーンだったわけなので、商店街側からすれば当然といえば当然の条件ではある。
が。
元々が完全無料配布されているマンホールカードにこれ以上ないほどあやかって製作されたカードで、「サンドラッグで2000円以上の買い物」という条件を課すことに「うーん……」となるコレクター心理はよく理解できる。しかしそれでも、マンホールカード人気を表すかのように、各店舗で配布終了が相次いでいった。そしてそれはもちろん、飲食店やコンビニといった観光客にも入りやすいお店から順次なくなっていき、段々と入手条件が厳しい店舗で無理にお金を落として手に入れなければならなくなっていったというところが、コレクターたちの不評を買うことになった。日焼けサロンとか、カードだけが欲しい人にとってはちょっと厳しいよねそりゃ……
ただそれでも、熱い気持ちをもつマンホールカードコレクターの中には、何週にも分けられて1種類ずつ配布されていったこのマンホールカード的なものを、毎週遠征しては商店街にお金を落として必死に入手していた強者が多数いた。やはりこのクオリティからすれば、非正規品であろうとなんだろうと、欲しくなってしまうのがコレクターというものだろう。わかる〜。
そんな中で商店街は驚きの発表をするのだった。
キャンペーン期間中にカードのみの販売スタート
(しかも全種セット)
これほどの悪手が他にあろうか、いや、ない(反語)。
たぶんこの企画をした人は、マジでモノを集めたコトがないんだろうな〜と感じる。コレクターなんぞ未知の生き物なのだろう、と。
厳密にいえば、話題に乗り遅れたコレクターや、遠方であるが故に行くことを躊躇っていたコレクターにとっては救いの一手になる発表だっただろう。きっと感謝の言葉を贈るコレクターもいたことだろう。しかし、喜んでいるコレクターであってもきっと容易に想像がつくであろうことは、この発表は頑張っていたコレクターの金と時間と努力を一発で無価値にするかのようなものだったという点である。
各店舗で在庫切れになった事実を鑑みれば、きっと企画者の想像以上に、商店街への販促効果があったことだろう。もしかしたら、コレクター心理を理解しない企画者の悪気のない——むしろ大好評であることに対するお礼の意味すらも込めて「カードのみの販売」という企画を突如始めるに至ったのかもしれない。しかしこのことは言うまでもなく、その販促効果に最も貢献したコレクターこそをコケにする所業であったわけである。
ただまあ、私はコレクターなのでコレクター目線でものを語ってしまったが、超冷静に、引きの目線で考えれば、意図した経済的効果があったのならこの企画は成功であったといえる。コレクターの怒りなんて知ったこっちゃねーと思えるのなら、些細な問題はあったかもしれないが大好評企画であったわけである。つまり商店街に軒を構える商店にとっては潤いをもたらす大成功企画だったのだ。
清々しいほど隠そうともせずマンホールカード人気に便乗してあやかった点も、コレクター的心理を笑っちゃうほど蔑ろにした点も、ネット上では酷評の嵐であったが、ネット上の大声はいつだって少数派意見という見方もあったりなかったり。満足の声は小さく、不満の声は大きいというのがネットの世界ですからな。。。
とにもかくにも、私の目には、最大の勝者はダイヤ街商店会であったように映るのであった。

めだかマンホール

「めだかマンホール」は私のマンホール巡り史上初めて、設置されている場所がわからなかったマンホールである。ネット情報によると、メダルマンホールと同じようにカラーのマンホールがどこかに存在するらしいのだが、私が調べた範囲では「小田原市」という超漠然とした情報しか見つけることができなかった。そりゃ小田原市にあるだろうよ。
そんな中で、ググっている中で一緒に検索結果としてヒットした情報の中に「めだかの学校」なるものがあるのを発見した。「めだかの学校は〜川の中〜♪」でお馴染みの、入学資格「めだかであること」のあの学校である。
まったく確信できなかったが、他に手掛かりもなかったの「まあここにあるんじゃね?(*´∇`*)」という軽い気持ちで向かったら、無かった。無彩色のマンホールが一枚だけあった。それであっさり妥協したところが、にわかマンホーラーのにわかたる所以。


マンホールはマンションの入り口に位置し、撮影のため怪しげに屈む中年親父はまさに圧倒的不審者の極み!(というYouTuberがいる)




結果的にはメダルのようなカラーマンホールは見つけられなかったのだが、このリアル「めだかの学校」に足を運べたことは、人生経験上良かったなぁと思っている。人生で、誰もが一度は口ずさんだことがある童謡「めだかの学校」に行ったことがあるかないかの2択になったならば、私はめだかの学校に体験入学したことがある側の人間になれたのである。今後の人生であの童謡を耳にするたびに、これ以降、この場所の情景がリアリティ感をもってまさまざと脳裏に浮かべることができるのだ。
旅とは、自分の人生をリアルで彩るためのもの也。

記念メダルについて

この記念メダルスポットは、マンホールメダル販売場所としては非常に珍しく、刻印機が設置されている。【上高地】や【碓氷峠鉄道文化むら】といった「他のメダル」+αで「マンホールメダル」という構成なら他にもあるが、マンホールメダルオンリーで刻印機を設置している場所はここ以外にない(かつては【Cosmos Cafe】に設置されていたが、現在は撤去された)。
しかしそんな超貴重な刻印機も、記念メダル販売場所1F、刻印機設置場所2Fというすれ違う夫婦の寝室のように分け隔てられているので、設置されていることに気が付かないまま立ち去ってしまう可能性大である。そもそもこの施設は観光客が2階に上がる可能性が低い構造となっている。基本的にはフリースペースしかないし。


私は前もって設置されていることを知っていたので迷わず見に来たが、仮にコレクター以外がマンホールメダルを購入した時に、刻印機とその手に持つ記念メダルを結びつけて考えられる可能性は非常に低いのではないだろうか。
当然ながら、メダルの販売場所の横に刻印機が設置されているのがベストであることは、議論を待たない。
しかしながら、これはもう、施設側の都合であるとしか思えないので、我々にはどうしようもないのである。せっかく設置するならぜひメダルの横に置いて欲しいと考えるのは普段刻印をしない派の記念メダラーとて同じ思いであろう。が、「そんなもん横に置くスペースねーよ」と施設の人が思ったならそれまでである。決めるのは施設の人ですからな……
実際どれくらいの人がこの刻印機を利用したのか、気になるところである。



デザインとしては、やはり目を引くのはガンダムとズゴックであろう。この2枚が先行販売され、めだかマンホールなどは後から追加で発表された。
マンホールカードと同様、発売当初はマンホールマニアのみならずガンダムマニアとも需要が重なったため売れ行きが好調で購入制限が発動した。しかし今では平和なものなので、ガンダムマニアの皆様、どんどん購入していただいて構わないのですよ?
私はズゴックが好きなので、怒り肩をしていらっしゃるシャア専用ズゴックメダルが大好きである。

私は幼少期、ガンダムのカードダスを収集していたので、ガンダムモノがまたコレクションとして加わることに大変興奮している(世代がバレるネタ)。当時、酒屋さんやジャスコに設置されていたカードダス販売機に10円玉を握りしめて通っていた日々が、このメダルを見ることで思い起こされた(1枚20円だったのよね……)。
ガンダムマンホールメダルは他に栃木県の【おもちゃ博物館】で販売されている。他にガンダムマンホールが松江に設置されたことがニュースになっていたことを考えると、既に蓋ノ屋さんの暗躍が始まっているのかもしれない。期待大。


















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