群馬県【碓氷峠鉄道文化むら】 記念メダル

 群馬県の碓氷峠といえば「シルエイティの女子二人組」である。

(イニシャルDより)

 『イニシャルD』を知らな人にとってはなんじゃそりゃ? だと思うが、知っている人間にとっては「碓氷峠=シルエイティ」なのである。これと同じような現象に、「GTRはR33はクソ」という刷り込みがあり、クルマ好きの間でのこの漫画の影響力の大きさを物語る。実際R33に関しては、よく知りもしないどころか乗ったことすらない人間同士の会話なのに「やっぱ33はダメだよね~」で話が通ってしまうところがあり、この漫画の大きな功罪といえる。その会話をする99%の人間は、R33の性能を十分堪能するスキルを持ち合わせていない人間であるはずである。マスメディアの影響力の大きさは計り知れない。

 件の「シルエイティ」が世に知られるようになったのも、この漫画の影響力であると言い切れる。なぜなら、正反対の車「ワンビア」に関しては、全然知名度がないからである。「シルエイティ」は劇中に登場するが、「ワンビア」は登場しない。その差で、ここまで知名度が違うのである(まあワンビアにするのは利点がほとんどないゆえ不人気であったという理由もあるかもしれないが)。

 ちなみに「シルエイティ」とは、「180SX(ワンエイティ)」という車に、「シルビア」という車のフロント部分を移植した車のことをそう呼ぶ。だから、「ワンビア」とはその逆、「シルビア」に「180SX」のフロントを移植した車である。

 そんなわけで、碓氷峠を走ると、シルエイティを夢見るのであった。

 そんな【碓氷峠鉄道文化むら】である。

 鉄道系の施設では記念メダルがよく販売されているので、訪れる機会も必然的に多い。その時に悩みなのが、「鉄道に全く興味がない」ということである。本当に興味がない。まったくない。全然ない。見ても何も思わない。これがどれくらい興味がないかというと、一般の方に「記念メダルを集めてるんだ~」と言っても全く興味を示してもらえないときと同じくらいだと思っていただければ丁度良い。どれだけ興味がないかわかっていただけただろうか。

 この施設はかなり遊べる施設で、鉄道好きの子供を連れてきたら大興奮間違いなしである。車両もたくさんあるし、乗れるし、屋外で気持ちいいし、山の空気をおいしい。弁当もうまいだろう。

 だが、私は一人で訪れ、弁当もなく、鉄道にも興味がない。山の空気はおいしかったが、だからなんだというのだろうか。山の空気がおいしいことが生きるのは、「山の空気がおいしいね」と言える相手がその場にいるときだけである。

 しかしこの施設で非常に気に入った場所が一か所だけあった↓。

 歴代の『電車でGO!』が勢揃いしていたのである。これには感動すら覚えた。そんじょそこらのゲームセンターでは、最新機種はあっても、歴代のものをすべて揃えるというこだわりを見せられるところは少ないだろう。この設置は、この施設ならではの、施設のコンセプトに合致した素晴らしいこだわりであった。

 このような細部へのこだわりが、施設を大きなプラスの方向へと導くはずである。

 神は細部に宿る――

 『電車でGO』を勢揃いさせるそのこだわり力が、施設のさまざまなところにも行き届き、この施設の長い歴史を支えているのである。

 何年続いているのかは知らないが(知ったような口きいてすみません)。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です