長野県【飯山駅観光交流センター】 記念メダル

飯山駅観光交流センター 記念メダル ギフチョウ
飯山駅観光交流センター 記念メダル 一本杖スキー
飯山駅観光交流センター 記念メダル とが丸

【販売場所】
@観光案内所内
備考1:刻印機なし。
備考2:「ギフチョウ」メダルは現地販売のみ。
備考3:2種は蓋ノ屋さんの通販でも入手可能(元々は通販が先)。

↓2種のメダルはこちらでも購入可能です

似非マンホーラー、長野県北部へ行く

空が青いのよ……

 長野県マンホールメダル巡りの旅計画を立案していたちょうどその最中、以下のツイートがタイムラインに流れてきた。

プレミアムメダルらしいです

 折しも長野遠征初日に発売されるということもあって、神は私を見放さなかった!( ;∀;) と踊り狂ったことは言うまでもない(ダンス下手です)。しかもこのメダル遠征は通販で入手できる【蓋ノ屋 長野県マンホールメダル】を巡る旅であり、飯山駅にも該当のマンホールが設置されているため、そもそも訪問予定であった。このことから、己の日頃の行いの良さがモノを言ったとしか思えない所業であると考える次第である(天罰が降りそうな一文)。

 そんなわけでマンホール巡りの一環として訪れたわけだが、飯山市は

マジ遠い(゚∀゚)

 という、遙かなる大地であることを初めて知った。私は正直、車中泊旅なこともあって、出発前に計画を立てることはほとんどない。出発する際の車の中で、Googleマップで検索して一番所要時間が短い場所から順に巡るみたいな旅の仕方をしているせいで、地理的位置関係がさっぱりわからないまま出発することになることがしばしばある。そのため、飯山市なるプロミスドランドが長野県の北部に存在すること=文字通り幾つもの山を乗り越えて訪れる場所であることを千曲川のあたりに行くまで知るよしもなかった。というか、千曲川って長野県にあったのねってむしろ思った。

五木ひろしは実は茶平メダルにゆかりがあります

 マンホールメダル巡りの際に長野県を南から回っていくなら、先に上田方面に行くのか飯山方面に行くのかを迷うことになると思われる。どちらにしろ山と高速道路の関係上、来た道をそのまま戻るみたいな行程となるからである(諏訪をどのタイミングで訪れるかによって変わるかもしれないけれど)。ということを、旅をしながらGoogleマップ様に教えてもらった。こうして人はあまりモノを考えなくなり、スマホ脳へとなってゆくのであった。

 私は【別所温泉】にゆっくり浸かって一夜を過ごそうと計画当初から決めていたので——つまり上田周辺で一泊しようと思っていたので、先に飯山方面に向かうことにした。飯山のことは【飯山駅観光交流センター】のことしか知らないので、自ずと観光地ではなくただの通過点となってしまったのであった。飯山観光のことは、【飯山駅観光交流センター】に行って勉強するまで何もわからないという旅の不備。

そんなわけで到着です。探すまでもなく、ここは駅の入り口です。
駅舎=「観光交流センター」で、「観光交流センター」内に「観光案内所」があります。そしてメダルは「観光案内所」で販売されています。
だから、表記をどうして良いか大変迷います。【飯山駅】【飯山駅観光交流センター】【飯山駅観光案内所】のどれにすべきか迷った結果、公式Twitterアカウントに倣って【飯山駅観光交流センター】としました。
ちなみに30分以上の停車禁止の無料停車場もあります。だから何だとは言いませんが。

 入店すると、まさに「ザ・観光案内所」であり、地域の特産物の販売や、観光案内雑誌などが並んでいた。また、近所の方々の憩いの場チックな雰囲気も醸し出されており、勉強する若い女の子たちや、談笑するご年配の方々が見受けられた。その中に青いシーラカンスを持って入店してきたおっさんの姿を見て店員さんが思わず非常警報装置のボタンを押してしまったとしても決して責められることではないだろう。私の方こそ「なんかごめんなさい」と腰を低くしてコソコソした次第である(明らかなる不審者)。

雑貨を中心とした地域の特産物。実はわたくし、可愛い雑貨が大好きで、例えば茶碗をフランフランで揃えたりしているわけなんですけど、ミニマリストにジョブチェンジしてからはすっかりこうした雑貨を購入できなくなりましてね……。ミニマリストになって幸福度は確実に上昇したのですが、一方で、経済を回すことにはまったく寄与しなくなったなと思うのでありました。これって回り回って不幸になるんじゃないかと最近の日本経済を見ているとちょっと思います。。。
観光資料がズラリと並ぶ光景。時間があればじっくりと読んで勉強したいところなのですが、メダルの旅に時間の余裕などないのでした。
店内にはスタンディングのカウンターがあり、コンセントの利用もできます。つまり、今流行りのスタンディングワークのコワーキングスペースとして利用することもできるのです(常識の範囲内でね!)。ただ私は、デスクワークは座ってしたいです(根本的な問題)。

 ちなみにメダルは「あのぉ〜、記念メダルが欲すぃ〜んですけどぉ」と店員さんに告げると出てくるタイプの販売方式である。毅然とした態度で自分が記念メダラーであることを名乗り出ましょう

 以下、飯山駅内をプラプラした報告である。基本的にそれほど大きな駅ではないし、そもそも駅なので、特に観光するような要素はない。ただ、女子力高いアラフォーおじさんの私としては、2階のカフェでゆっくりとブログ執筆等をして過ごしてみたかった。それほどなかなかにビビッときた好みのカフェの雰囲気であった。

00分のたびにからくり時計が動くらしいです。見てみたかったのですが、微妙に急いでいたので、時間までカフェでゆっくりするというプランを実行することもできず。スタバとかよりこういうカフェが好きなのです(誰の得にもならない情報)。
レンタル自転車屋さんが観光案内所のお隣にありまして。レンタル自転車よりも、私はこの部分に乗ってみたいのでした。牽引ってなんか憧れない? サイドカーとか。
自転車がTEN◯Aデザインの謎
「さわらないでください」で肝心の部分がよく見えない展示物
なんと北陸新幹線の停車駅なのだ! 東京方面から来る場合は新幹線で一発ですな。

 飯山市の成り立ちや、新幹線駅を作るまでの悲喜交々を調べてみるとなかなか面白い話があったのだが、ばっさりと省略。ただ、関西方面からのツアー客が日光・鬼怒川や東北方面への乗り継ぎ地点として利用しているというのは目から鱗というか、「東京を経由しない方法」としてなるほどな、と思った。そんな利用のされ方をされるとは夢にも思ってなかっただろう。また、新幹線が開通したことにより「東京から日帰り可能」となったことで、ホテル・旅館等の観光業に逆に大きなダメージを与えたという経済のままならさ等も大変勉強になるエピソードである。

 いつの日にか、ゆっくりと観光してみたい飯山。

「ギフチョウ」とは

岐阜で採集されたものを命名したからギフチョウらしいです。ザ・安易!

 メダルデザインの元となったデザインマンホールは飯山駅の近くにはなく、外様地区と呼ばれる場所にあると観光案内所のお姉さんから案内を受けた。調べてみるととても歩いて行ける距離の場所にはなく、基本的にはクルマで行くことになるだろう。車でも10分以上はかかるので、飯山駅のレンタル自転車で行くのもなかなか困難である。山だし

こんな感じの場所にありました。「かまくらの里」で検索すると良いと思います。ちなみにこの周辺の他の場所にもあると思います。

 一応バス停が近くにあるので、シティバスが通っているとは思われる。しかし、きっと一度下車したら待ち時間が長いと思うので、素直にクルマで行くのが良い。観光施設を巡る旅ならば待ち時間を消費することもできようが、マンホール巡りだと、マンホール見るのって15秒くらいで終わっちゃうので、その後の待ち時間は辛いよね……

 ちなみにカラーマンホールは存在しないらしい。これは何気に初めてのパターンであり、たとえ街なかに設置されていなくても、どこかの公共施設に展示蓋として展示されていることが常であった。言ってみれば、この彩色はマンホールメダルオリジナルのものであるといえる。あらゆるモノを超越していく存在、それがマンホールメダル(適当な発言)。

 ギフチョウはアゲハ蝶に似ているが、同じ仲間ではあるものの別種らしい。一番の違いは、生息場所によって模様が異なるところにあるそうで、アゲハ蝶は日本全国どこでも同じ柄であるのに対し、ギフチョウは文字通りの地域柄が出るそうだ。

 岐阜でなくてもギフチョウと呼ぶのは、伊勢で獲れたモノでなくても伊勢エビと呼ぶ関係に似ていますな(゚∀゚) 命名者はもうちょっと先のことを考えて名付けると、後世の人間に混乱を招かなくて良いと思います(無茶ぶり)。ちなみに伊勢エビと名付けたのはシーボルトらしいので、私の中で「シーボルト=伊勢エビの戦犯」として定着しております。

ちなみにギフチョウの命名者は名和靖という人らしいです

記念メダルについて

刻印機もあれば言うことないよね〜

 「ギフチョウ」メダルは現地販売のみであり、他2種の飯山市マンホールメダルは通販でも入手可能である。また、マンホールメダルシリーズで通販対応しているメダルを、一部ではあるが実店舗で取り扱い始めた初めての場所でもある。記念メダラーの中で「メダル<旅」派の方達の中にはやはり通販ということで食指が動かなかった方もいたが、実店舗販売が始まったことにより、この地に足を運んで無事入手したという方も見受けられた。私は通販全然OK派であるのだが、記念メダラーのその微妙かつ繊細な心理は非常に理解できるところである。私が入手する前に実店舗販売が始まっていたら、少なくてもここで購入できるメダルはやはり直に購入したと思う。

 デザインとしては、飯山市に実際に設置されているデザインマンホールが元となっているので、当然センスが光るものとなっている。なんといっても行政のお墨付きのデザインなわけである(行政のお墨付きが功を奏さないこともままあるが)。

おれたち飯山三兄弟

 古参の記念メダラーの中にはプリントメダルに否定的な気持ちを抱く人も多いのだが(私もその一人です)、このデザインマンホールメダルに関しては、その再現度の高さから肯定的な意見が多い。プリントであることが、むしろ実物の造りに近づけているところがあり、そのこだわりは言葉にはうまく言い表せられない。写真ではうまく伝わらないのだが、現物のメダルを見ると、何とも言えない「マンホール感」をよく再現しているのである。詳しくは【蓋ノ屋 長野県マンホール】の記事で語る予定であるが、実物のマンホールと見比べたときに、その思いが一層強くなった。

 個人的には、マンホーラーの間ではこのマンホールメダルの立ち位置ってどうなってるんだろ〜というのが、目下の気になるところである。ネット上ではマンホーラー達が話題にしているところを正直全然見たことがないので、やはり「マンホールカード」の牙城を崩すのは容易ではないかもしれない。カードは無料だし。

 逆にいえば、マンホールカードになっていないマンホールは、マンホーラー達の間でもあまり話題にならないともいえる。【上高地】の河童橋のマンホールや、【碓氷峠鉄道文化むら】の20周年マンホールがあまりネット上で話題にならないのも、単純にマンホールカードになってないからではないかと推測する。

 もちろん一記念メダラーの希望としてはどちらが勝った負けたではなく、ぜひ共存して欲しいところなのだが、マンホールカードとの共存を願うからこそ、実は「刻印機」の存在が重要になってくるのではないかと、超勝手に、個人的には考えている。なぜなら、記念メダルのアイデンティティ自体がそこにあるからだ。

 この話は長くなるのでここでは割愛してしまう。が、マンホールメダルの実店舗での販路を開拓したように、刻印機の設置も実現するといいな〜というのが私の希望である。まあ、私が刻印する派だからこう思うのかもしれないが。

 もう一つのポイントは、「マンホールカード」配布場所でのメダル販売である。マンホーラーの多くは、実物のマンホールを歩いて回るというより、「マンホールカードの収集」→「カードに書かれている座標蓋を見にいく」というのが主な流れのような気がするので、「配布場所」=「メダル販売場所」というのが、新たなる購入層を獲得するキモになるような気がしている。で、カードを入手した日を記録するためにメダルも購入し、刻印機でその日を記録する、みたいな。自分で書いててンなうまくいくのかとちょっと思うが(゚∀゚)

 まあマンホールカードの配布場所って、刻印機なんて置いてくれそうもないお堅い施設が多いのが玉に瑕よね……

 そういう意味では、【飯山駅観光交流センター】は非常に良い実験店舗的な立ち位置だと思うので、いつの日かこの場所に刻印機が置かれる日を陰ながら祈るばかりである。超勝手なことを言っております、はい。




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