愛知県【熱田神宮】 記念メダル

熱田神宮 記念メダル
熱田神宮 記念メダル
旧メダル( 38ミリ)

【販売場所①】
@熱田神宮会館(結婚式場)1Fラウンジ横(2020.6現在)
備考:販売機なし、刻印機なし。めっちゃ入りづらい。

【販売場所②】
@剣の宝庫 草薙館 ミュージアムショップ
備考:販売機なし、刻印機なし。入りやすい。

蓬莱軒のお隣です

メダルのデザインは、正面からではなく横からの絶妙な位置から見た構図である

 ここ【熱田神宮】には、三種の神器の一つである「草薙の剣」が祀られている。「草薙の剣」とは、スサノオがヤマタノオロチをフルボッコにした際、その体内から出てきたというアレである。人間でいうところの尿石のようなものである(違う)。

 「草薙の剣」で有名どころのエピソードとしては、壇ノ浦での安徳天皇の入水であろう。二位の尼が幼い安徳天皇を抱いて、「海の下にも都があるんだよ〜」と悪質な嘘を付き、草薙剣と八尺瓊勾玉と共に海に飛び込むという無理心中を行った際、「八尺瓊勾玉」は木製の箱に入っていたので水に浮いたため回収できたが、「草薙の剣」は安徳天皇とともに水没したとされている。が、このとき持ち出された三種の神器や、そもそも天皇の皇位継承時に引き継がれる三種の神器は「形代(かたしろ)」と呼ばれるいわば「もう一つの方」(遊戯王カードでいえば、「保存用」と「デュエル用」みたいな関係。何このたとえ?)であり、本体とも呼ぶべき「草薙の剣」は遥か昔からこの【熱田神宮】の御神体として祀られているとされる。ただ、皇族はおろか天皇ですら見られないし、神官たちも見ることを禁じられているので、もしかしたらもうないかもしれないよね〜というゲスの勘ぐり。ちなみに形代の「草薙の剣」は改めて作られて、以後皇居内に安置されている。ちなみにまったくの余談だが、「三種の神器」は相続税法上で非課税対象となっていたのだが、最近話題の「生前退位」では、相続税ではなく贈与税が問題となる。そのため2017年6月に皇室典範特例法で改めて非課税とすることが定められた。お役所的なきっちりさがすげー笑える。仕事とは本来このようにきめ細かくあるべきである。

 【熱田神宮】自体は、神社仏閣が好きな人なら、なかなかの荘厳さで楽しめるのではないかと思われる。私は神社仏閣が別に好きでも嫌いでもないので、特に感慨もなく、神宮内にある有名なきしめん屋できしめんを食べて、早々に後にした。ここのきしめんは安くてなかなか美味しかった。わざわざこのきしめんを食べに訪れる人もいるらしい。そこまでとは思わないが。

 【熱田神宮】のすぐそばには「蓬莱軒」という超有名な「ひつまぶし」屋がある。ここのひつまぶしは本当においしいので、ぜひ予約をしてご賞味いただきたい(予約しないとものすごく並ぶ)。

 ほぼ食べ物の話で終わる、そんな【熱田神宮】。

トッポみたいな屋根の装飾

優しい森には神話が生きてるらしいですよ

なんか頭の上に森の妖精が……
4:20がみなさんお望みのところです

上記動画は熱田神宮会館のCMソングとして流れる愛知県民にはお馴染みの歌である。むしろ宇崎竜童の歌はこれしか知らないくらいの勢いであり、ヤクザ俳優がなんか神社の歌を歌ってるΣ(゚д゚lll) と驚く人もいると思われる(元々歌手ですよ〜)。

 【熱田神宮】は愛知県内で最もアクセスの良い記念メダルスポットの一つであるといえる。「名鉄 神宮前駅」というそのまんまな駅の正面に立地し、この駅も「名鉄 名古屋駅」から急行以上ならわずか2駅である(そして名鉄は普通電車の方が圧倒的に少ないという謎仕様)。さらには無料駐車場も完備されているので、車派の方にも安心である(割と混むけど)。

 個人的な話では、なぜかライフワークの一つとなっている「情報処理技術者試験」を受検するときに会場の最寄り駅が神宮前駅となっているので、年に2回ほどえっちらおっちらやってくるため、非常に馴染みが深い駅となっている。試験の帰りには「天下一品」で大盛りラーメンを食すのが恒例なのだ!(終わったときは受かっている気でいるから景気良く大盛りを頼む)

 考えてみたら、試験会場から最寄りの神社であるにも関わらず、この場所で合格祈願的なことをしたことがない(しかも超由緒正しい)。その発想を抱いたことすらない。だから神は「基本情報技術者試験」において私を3度も落としたのか⁉︎  それがお前のやり方か⁉︎(罰当たり過ぎる八つ当たり)

↓合格したときに嬉しさのあまり勢いで書いた記事

 そんなわけで、実に数年振り——メダルの刻印によれば、実に10年ぶりに参拝してみることにした。もうそんなに経つなんて……と、もはや時の流れの速さが恐ろしい域に達している。

全然覚えてないのに「変わらぬ風景だな」と思うので、人間の記憶とは実にアテにならないものである。
お参りするときに健康のことを願うようになり、歳をとったことを実感する次第である。肝臓の数値がね……
記念メダルの宿命のライバル「御朱印」はやはり人気でございました。ライバルは遥かなる神の大地の高みにいる。
結局「合格祈願」的なものは買わず。次に受ける「応用情報技術者試験」は合格できる気がしないので、買ったのに落ちたら神様に申し訳ない……
私、草薙剣はもう消失しているに一票なんだな〜
「戦の前に戦勝祈願に来た結果、見事勝利した!」というありがたエピソードを聞くたびに思うんだけども、お参りに来た方を勝たせてあげるなんてのは、賄賂をもってきた方に心付けする悪徳政治家とやってること変わんなくね? と思うんだけど、どうすか? 罰当たりすか?
とりあえず、この絵、私はヘタだと思います。

 「出雲大社」や【伊勢神宮】等のビッグな神社仏閣と比べるとやはり物足りなさを感じてしまうが、まあそういう場所ではないので、ありがたや〜と思いながら森林浴を楽しむのが吉である。

宝物館の当たりはずれ

なぜか宝物館の軒下にいた異様にキリッとしたニワトリ

 熱田神宮には脇の方に「宝物館」なるものがあるのだが、私はこっちでメダルを販売した方が良かったんじゃないかと思うのだけれども、どうですかね?

いかにも青い販売機が置いてありそうな、溢れ出るB級感

 見るからにハズレ臭のする外観の建物に、入館料「300円」というお求めやすいお値段ゆえに期待値は上がらず、心の中のハードルはちょうどよく下げてくれる——そんな「熱田神宮宝物館」に初めて入ってみることにした。しかし後に同じ入館料「300円」の「静岡県富士山世界遺産センター」に訪れることになり、そちらがすごい施設だっただけに、こちらが300円なのはやっぱり納得がいかない——みたいなもらい事故状態となっている現在の心境である。ちなみに館内の展示物は撮影禁止だったため残念ながら展示物の写真は無い。建物の規模からしてそんなものだろうと見繕っていたものの、やはり300円に相応しい程度のボリューム感である。ただもしかしたら、見る人が見れば「これが300円で見られるなんて⁉︎Σ(゚д゚)」と思うような展示物があったのかもしれない。私が無知なのが罪なのである。私の感想としては、300円払ったので堂々とトイレ(洋式)を借りられたことがとても良かった。はい。

いや、生まれて初めて「神社コーナー」と銘打たれたものを見たもんで。パシャリ。地下鉄神宮西駅があるあたりの【熱田神宮】の角のあたりもまたある意味では「神社コーナー」だよねとすげーどうでもよいことを思った記念。

 ちなみに宝物館は毎月展示物が入れ替えられるらしいので、当たり外れがあるようである。私が見た物は、果たして当たりだったのか否か。

草薙の剣が御神体なので刀が納められるよ〜とのことでこんな看板あり。しかし草薙の剣を見た者はもう恐らくいないだろうという推測。
刀フェアみたいな月もあるそうな。
若冲の水墨画に出てきそうなほど力強い存在感のニワトリがその辺を自由に歩いておりました。

宮きしめん

隙間風というか、もはやただの風が入ってくるので、換気抜群の感染症対策仕様

 【熱田神宮】といえば、宮きしめんである。

 かつては販売機と刻印機が設置されていた「清め茶屋」という休憩所内に軒を構えていたのだが、2020年現在、リニューアル工事の真っ最中である。

 そういうわけで「しばらく食べられないのか……」と残念に思っていたのだが、いざ訪れてみたら超雑な仮店舗で元気に営業中であった。高校の文化祭で設営する模擬店レベルの雑さが逆に新鮮でわくわくするから、人間という者は実にたくましくできている。

もうちょっとしっかり造れたんじゃないかと思うかもしれませんが、感染症対策のためなのです(推測)
この日は雨が降っていて、店内の床がびちょびちょレベルのもはや露店でありました
なんか気合入って大盛りにしちゃった800円オーバーなきしめん

 そんなわけで久々に食べた「宮きしめん」であった。感想としては

普通

を体現したかのような味であった。これほどまでに「普通」の味にするのは、逆に熟練の腕が必要なのではないだろうか。ここまで可もなく不可もない外食というのもいまどき珍しい。金返せとは思わないがすぐにまた食べたいなんてことも思わない、抜群の普通感である。素晴らしい。

 名古屋名物「きしめん」のスタンダードは、まさにこの「宮きしめん」であるといえる。すべてのきしめんは「これより旨いか、否か」で判断されるのである。

 つまりはいつも通りだったということである。

 ちなみに私はきしめんもうどんも大した違いがわからない人間なので、「丸亀製麺の方が安くて1.5倍うまい。丸亀製麺に行きたい」と思いました。まる。

歩いてすぐにある「天下一品」のこってりラーメンの方が私にとっては満足度が高いですな〜。というか、「天下一品」がうますぎるのかもしれない。

勇気を出してラウンジ利用

 現在メダルを販売している「熱田神宮会館」は結婚式場である。つまり、人生で最もきちんとした正装をしたであろう人たちが集まる場所であるといえる。

入りづらいねん( ´ ▽ ` )

 入場した瞬間、入り口に待機する式場スタッフが何かを言いたげにこちらを見てくる。もちろんそれがあるべき姿である。Tシャツジーパン姿のおっさんが結婚式場に現れているのに、何も感じない方がどうかしている。しかしこの「熱田神宮会館」は、普段は人の入りが少ないためか式場1階にあるラウンジを一般参拝客にも開放しているので、そっちの客かもしれないから無闇に怪しむわけには行かないというスタッフ側の事情もあり(推測)、微妙な笑みを浮かべながらもTシャツジーパン姿のおっさんに声を掛けられず、ずっとその動向を目で追う——といった雰囲気を感じまくる。そう我々は監視されているのである(被害妄想)。

 そのため、互いが歩み寄る妥協案としては

そのラウンジ客となる

 というところに着地することが、双方にとっての平和的解決となるのではなかろうか。いや、もちろんメダルだけ買っても——いやメダルを買うことすらしなくても何も文句は言われないのだが(体験談)、せっかくならお茶を一杯飲んでいくのも悪くないと思うのである。なぜなら、熱田神宮会館の綺麗なトイレを使わせてもらえるようになるからである。熱田神宮会館は参拝客に対してトイレのみの使用を断っているため、この利点は実は大きい。もちろん【熱田神宮内】にもトイレはあるのだが、その中でも熱田神宮会館のトイレはダントツで綺麗なのである。さすが結婚式場。

 私の人生は常に便意との戦いと隣り合わせでできている。ゆえに、ことトイレ問題に関しては文字通り死活問題なのである。私は常に清潔なトイレを探し求め、清潔なトイレの存在を隣に感じていないと落ち着いて物事に取り組めないタチなのである。

 そして、人は最大級の便意の猛威に苛まれている時、コーヒー一杯450円の出費など痛くも痒くもなくなる。むしろ払わせてほしいとすら思うようになる。だからコーヒーを頼んで、安心してトイレで用を足そう。

 なぜか結婚式場の話→トイレの話となってしまったが、私がこのラウンジを利用する時は、近くの試験会場で「情報処理技術者試験」という資格試験を受験する当日の朝、最後の追い込み勉強をするときである。非常にゆったりとした気持ちで最後の仕上げができるので勉強場所としても実はオススメである。

 どこまでいっても特殊な利用状況。

記念メダルについて

無くなりそうでしぶとく復活し続ける【熱田神宮】の記念メダル

 記念メダルのデザインとしてはあまり面白味がない(バッサリ)。実際に訪れてみればわかるが、この図柄ではあまり【熱田神宮】そのものを表している感じはないのである。裏面の人とか誰? スサノオ?

 上でも述べたが、熱田神宮はきしめん屋がとても有名なので、ここはいっそのこと「きしめんメダル」という奇をてらった新メダルの販売はどうだろうか? 記念メダル自販機もきしめん屋の割と近くに設置されているし(確か)。名古屋を象徴する図柄であるし、現代風にちょこっとデザインを凝れば、なかなか良い記念メダルになりそうな予感がありをりはべりいまそかり。

 ただ、きしめんを記念メダルに描くと、もし将来香川県で「うどんメダル」が発売されたとしたら見分けがつかなくなる可能性大なのが難点である。しかしそれに負けずにぜひ製作していただきたい。みんな熱田神宮のきしめんを食べにきて、ついでに訴えかけてみよう!(はっ? って言われると思うけど)

 現在の販売場所は「熱田神宮会館」という結婚式場内と、「草薙館」という割と最近できた博物館内である。

名鉄「神宮前駅」を降りて最も地学の駐車場入り口からすぐのところにあります。なんなら参拝しなくても買って帰れます。
こちらでも販売されております。素直にこっちに来ましょう。

 「熱田神宮会館」に関しては、写真では伝わらないだろうが、式に呼ばれてもいないのに結婚式場に入るという苦行が待ち構えている。明らかに正装してピシッとした方々が出入りする場所へ、Tシャツジーパン野郎がのこのこと一人で入場するということがどれほど違和感のあることか、「常識」という社会的束縛に縛られていればいるほど、尻込みしてしまうのであった。入り口の前で変なぬいぐるみ持ってパシャパシャ写真撮ってるし。

 また、結婚式場なので、入り口には案内係が立っている。もちろんこれは場を乱す恐れのある「招かれざる客」的な者を事前に排除する意図もあることだろう。そしてTシャツジーパン野郎はどちらかといえば招かれざる客にカテゴライズされることと思われる。というか、実際に式には招かれてないので、文字通り招かれざる客なのである。何の言い訳も浮かばない次第である。

 しかし。

 私は入った。

 「トイレのみのご利用はご遠慮ください」という貼り紙がデカデカと掲示されている自動ドアをくぐり、案内係が他の客に対応しているタイミングを見計らって(偶然です)、私は脇目も振らず奥にあるショーケースへと歩みを進めた。

 かくして、そこに、それはあった。

あとちょっとで無くなりそ〜という枚数の展示だが、永遠に補充されている。

 販売機も刻印機もなく置かれているそれは、どこからどう見ても「売れそうに無いキーホルダー」と化していた。隣に置いてある猫の置物と同じくらい売れそうになかった。親戚や友人の結婚式に訪れて、「あ、熱田神宮の記念メダルキーホルダーだ! 欲すぃ〜」となるような人間がこの地球上にいるとは思えない。せめて刻印機だけでも設置されていたら、むしろ「結婚式」というこれ以上ないほどのハレの日の記念を刻むものとして売れそうなのだが……

 以上のような条件下なので、この記念メダルを購入する者は、恐らくほぼ100%記念メダラーであろう。そもそもまず、観光や参拝に訪れた者がこの「熱田神宮会館」に足を踏み入れるなどあり得ないのではなかろうか(一般客でもラウンジの利用はできるようだが、こんな入りづらいラウンジ行く? 目の前の駅にスタバがあるのに? まあ私は利用したけどね!)。

 察するに、「販売機も刻印機も返却して中身どうしよーということになって、捨てるのももったいないからなんとなくここで売ることにした」といったところではなかろうか。くどいようだが、この場所での販売は、記念メダルを目的とする者以外に売れるとは到底思えない——というか、そもそも目にも入らないのではないかと考える。

旧メダルについて

屋根!

 旧メダルは38ミリメダルである。が、デザイン画はまったくと言って良いほど現行メダルと同一である。サイズ変更のために金型を新調するあデザインも変更すればいいじゃ〜んと我々は思いがちであるのだが、「大きさだけ変更」というのは古い茶平製メダルでよくあるパターンではある。何をするにも「費用」というものは発生するものなので、簡単かつお安くリニューアルしようと思うとこのような道を辿るのかもしれない。機械による削り出しであれば、同じデータで縮小サイズを造る等は簡単であるだろうし。

 どう考えても「このデザインが秀逸だから変えたくない! 変えてはいけないんだ‼︎」というパターンはなさそうな図柄だし(オイ)。




4 件のコメント

  • 愛知県 熱田神宮
    2023年8月27日現在
    メダルの販売場所なのですが
    自販機は、どこにも無く
    剣の宝庫、草薙館には、無く
    熱田神宮会館(結婚式場)1Fラウンジの
    1か所のみでした

    • 情報ありがとうございます!

      熱田神宮会館はメダルだけ購入するには入りづらすぎますよね……
      私は1年に2度ほど、厚かましくも気にせず入ってラウンジを利用しておりますが( ・∇・)

      コメントいただいた日付以降のtweetで、剣の宝庫草薙館の前にある売店にてメダルを購入されたとの情報があったので、一応販売継続情報として載せておきますね!

  • 2023年10月29日に行ってまいりました
    剣の宝庫 草薙館前のミュージアムショップを覗いてたらメダルが販売されていました
    1個1種類900円です
    上記の写真の様に透明な四角いケースに沢山詰め込んでありました
    結婚式場には一人で入る勇気が無かったので確認はしていません
    申し訳ありません

    • 結婚式場でもまだ販売しておりますよ〜^ ^

      訳あってここの記念メダルは年に2回必ず確認する機会があるので、もしも販売終了した場合はまた報告させていただきます。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)