愛知県【南知多ビーチランド】 記念メダル

 ここ【南知多ビーチランド】でまず印象的だったのが、駐車場である。この施設は広い駐車場を有しており、値段も「500円」と割と良心的な値段であると思うのだが、この駐車場に至るまでに周辺民家の自宅の土地を利用した駐車場の売り込みがハンパないのである。しかも、前述のとおり元々の駐車料金が「500円」とむしろ安いくらいなので、周辺民家の「民泊」ならぬ「民駐」だと300円とかで停められる。距離も正規の駐車場と全くといって良いほど変わらず、とにかく売り込みが激しいので、正規の駐車場に辿り着く前についつい停めてしまうのである。もし正規の駐車場に停めようと思うならばそれらの制止(売り込み)を全て振り切って停めなければならないくらいである。

 私も当然のように、おじさんが「300円」の看板を持って誘導棒を激しく振って誘導した民間駐車場に停めた。というか、初めてここを訪れたときは、係員が誘導したのかと思ったのである。そしたら民家の庭先であったというね! 

 で、それは全然良くて、値段も多少安いし施設までの距離もほとんど変わらないので全然不満なんぞはないのだが、私がこれで思ったことは、「費用対効果」である。民家の庭先を利用しているので、停められるといっても多くてせいぜい10台以下である。私が停めたところはMAXでも6台であった。1台300円でMAX駐車して1800円である。で、一度停めたクルマはどんなに早く見積もっても2時間は出てこないだろう。営業時間が10:00~16:00であることを考慮すると、仮に開店早々にMAXになって4回転したとしても7200円にしかならない。これでは大学生がする休日のアルバイトと大差ない。学生バイトよりも良い点は、スマホをいじってようが鼻をほじってようが怒られないことくらいである。自分の土地の活用としてはうまみがあまりにも少ないし、駐車トラブルのリスクを負うくらいなら時給900円のバイトをした方がまだマシなのではないか、という点である。社会人であれば、自分の休日をこれに使うのはちょっとうまみが少ないなぁと思うのである。超余計なお世話だろうが。

 民駐を営む周辺の家々にとって不幸なのは、正規の駐車場の駐車料金がそもそも安かったことであろう。

 さて、そんなことを考えながら施設に入ると、昔ながらの古びた水族館と、「おもちゃ王国」という看板の立った遊園地とがある。水族館の方は、水槽のガラスも壁面も年代を感じさせる古びたもので、今どきの水族館をたくさん見て来た私にとってはあまり目を見張るものはなかった。ただ、印象に残っているのが、イルカショーのステージで、ショーが行われていない間、新米のイルカインストラクターっぽいお姉さんが、黙々とステージからの飛び込みの練習を繰り返していた姿である。まず顔がかわいいという至極単純かつ真っ当な理由でずっと見てしまったのだが、綺麗な人が黙々と努力を重ねる姿は実に美しかった。その姿はイルカよりも美しく、イルカよりも耽美的であった。よって、肝心のイルカショーは見ていない

 「おもちゃ王国」の方は、子供向けなので、大の大人である私が楽しむには鉄の心が必要となる雰囲気に満ち満ちていた。「シルバニアファミリー」で遊べる小屋みたいなところがあり、私はかつてシルバニアファミリーを愛する男の子であったので超遊びたかったのだが、周辺にいる大人(お父さん、お母さん)の視線が厳しく、とても割って入ってウサギの人形を手にする勇気が湧かなかった。とんだ意気地なしである。

 まあ面白くはないがつまらなくもないといった、記念メダルに相応しい施設であったというアンニュイな評価。




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