【販売場所】
@「プラザショップ」横
備考:メダルの入れ替わりが激しすぎて茶平公式HPすら追いきれてないぜ!
三重県 水族館の雄
三重県には主に3つの水族館が共存していた。【志摩マリンランド】、【伊勢シーパラダイス】、そしてここ【鳥羽水族館】である(このうち【志摩マリンランド】は令和3年3月末に閉館した)。
この3つの水族館は、それぞれ老舗として長らく愛されてきただけあって特徴の住み分けがある。私的住み分けされてるな~と思う点は、
・【鳥羽水族館】=カップル向けの、最も今風の水族館。デートのときにとりあえず連れて行けばハズレはない。
・【伊勢シーパラダイス】=ふれあい水族館。イルカとキャッチボールだ!
・【志摩マリンランド】=学術的な展示が多い水族館。硬派。
みたいな感じである。つまり、【鳥羽水族館】は私が最も苦手とする水族館であった。そしてカップル向け雰囲気が満載の水族館は得てして入場料が高額になりがちである。彼女の分まで支払わなければならないオオカミ君のお財布事情に痛恨の一撃を食らわす。しかしそんな幾多の試練を乗り越えた先に、幸せな夜は待っているのだ(何が?)
そんな鳥羽水族館を久しぶりに訪れてみれば、相変わらずの盛況ぶりであった。平日に行ったにも関わらずなかなか混んでいて、三重県における不動の地位を獲得している様子がうかがえた。【志摩スペイン村】の休日の入場者数より多いんじゃないかと思った(個人的予測)。
正直な話、私の感性とはいろいろとマッチしない施設なので、解説は難しいのだが、旅の記録として頑張ってここに残す次第である。
ジュゴンを見て人魚を連想した人って天才じゃね?
この水族館の大きなウリの一つに、「ジュゴン」の存在がある。ジュゴンといえば人魚のモデルとなったことで有名な海洋生物である。
ではさっそく、リアル人魚姫をご覧いただこう。
おなごの連想、不可
いや、かわいいけど。
人間は想像力があったから食物連鎖の頂点に立ったのである――誰かの言葉。
ただジュゴンは癒しである。 草を食べているだけで見ている人々を幸せにするなんて、神の化身ともいえる神々しさであるといえる。私にもそんなゆるキャラ的魅力が溢れてさえいれば、もうちょっと実りある人生だったことであろう(何が?)
もちろん見どころはジュゴンだけではない。大規模水族館なので、「水族館」と聞いて連想するものは一通りそろっているといえる。もちろんイルカショーの規模も大きい。そのため、一定の満足度は保障された施設であるといえるので、デートで使うなら割り勘にさえしなければまず間違いにはならない場所である。安心を金で買う。その安心に金を惜しんではいけない。
適量とは
私が【鳥羽水族館】を苦手とする理由は、「カップル向け」という要素以外に、もう一つある。一つの水槽に対して、飼育する生物の数が多いことである。要するに、すし詰め状態に見えるのである。
プロが飼育しているのだから生物学的には問題ないのかもしれない。が、とにかく私は苦手である。そこには理屈を超越した恐怖がある。鳥羽水族館は何度も訪れているのでそうと分かって来館するのだが、それでも怖い。ただ他の来館者は特に気にした様子は見られなかったので、こんなみみっちいことを言っているのはこの世で私だけなのかもしれない。ごめんなさい。
ハンガーストライキ
年単位でエサを食べなかったことで一躍有名となった世界最大のダンゴムシ――ダイオウグソクムシの飼育で一時期全国的な知名度を得た【鳥羽水族館】。現在でもその人気は群を抜いており、今やすっかりジュゴンから主役の座を奪った感がある。大王だ!(何が?)
大王様のお住まいには、専用館が設けられている。恋人同士で来れば自然と手を握るきっかけともなり得る薄暗さの建物に入場すると、ついにそのご尊顔を拝見することができるのだ!
私はダンゴムシも便所虫も嫌いだが、ダイオウグソクムシは好きである。その全てはメダルのおかげである。これが部屋の中を歩いていたら発狂するだろうが、ガラス越しに見る君はとってもチャーミングだ!
次はぜひ、ダイオウグソクムシ金銀コンビメダルの発売をお願いしたいところである。周年記念の文字なんか入れると尚よし!
記念メダルについて
この水族館は、かなり記念メダルに力を入れている施設の一つである。その歴史は古く、私がこの世に生誕する前の時代の38ミリメダル(デカメダル)の存在も確認している。新作も定期的に、しかもいつの間にか発売されていることが多く、その動向を追い続けるのは至難の業である。
また周年記念メダルも5年区切りで発売していた(が、65周年メダルは発売されなかったという難易度の高さ)。
私が2021年3月に訪れたのは、2014年に発売されたダイオウグソクムシメダルの金ver.が存在している写真がTwitterで流れてきたからである。このダイオウグソクムシメダルは、鳥羽水族館が飼育しているダイオウグソクムシがまったく餌を摂取せずに数年間生きているという現象が2014年当時、全国的に話題になった際に発売されたもので、珍しく銀メダルのみの発売であった。それがいつの間にやら金メダルになっていた――そのこと自体は何ら問題ないのだが、問題なのは、そのことがまったくアナウンスされていないことである(アナウンスする義務は全然ないけど)。アナウンスされないまま、茶平工業公式HPの【鳥羽水族館】のページに掲載されているダイオウグソクムシもいつの間にやら金色に変更されていた。ちなみにこの現象は同じく三重県の【志摩スペイン村】の周年記念メダルの発売でも見られるものなので、三重という地は【茶平工業】の中ではそういったポジションなのかもしれない(どういったポジションやねん)。
歴史が古いだけに、かつては昔ながらの「デフォルメされた動物がどーん」という単純な図柄のメダルが多かったが、近年発売されるものは、軒並みオークコーポレーションチックなテイストを取り入れた、今風のメダルである。こうしてみると、メダルの図柄にもやはり時代性みたいなものがあって面白い。いつか特殊ページにて「メダルデザインの流行変遷」みたいな記事を書こうかしら。
(過去記事)ダイオウグソクムシのハンガーストライキで有名になる
三重県で鳥羽といえば【鳥羽水族館】というくらい、三重で市民権を得ている水族館である。同時に、この辺は真珠の名産地でもあるので、至る所で真珠のアクセサリーが売られている。老舗っぽい店も多く、真珠好きにはたまらない場所かもしれない。私は真珠好きではないので、たまった。
水族館というのは動物園に比べてどこも入場料が高いものなのだが、【鳥羽水族館】ももちろん高い。「2500円」もするので、彼女の分まで払わなきゃいけない学生カップルはとっても大変である。私は社会人なので余裕だけどね! いくらでも払ってやるさ~と思ってたのも、今は遠い思ひ出ぽろぽろ……
この水族館は有名だけあって綺麗で立派な水族館で見ごたえのある施設である。ただ一つ他の水族館と違う大きな欠点は、一つの展示ブースに生き物を詰めすぎなところである。たとえば「アナゴ」の展示では、筒の中にアナゴが集まるという習性を利用するために鉄パイプみたいなのが沈められているのだが、その中にアナゴがすし詰め状態で鎮座している。これは超気持ち悪い。他の魚たちも同様で、どの展示もうじゃうじゃと魚がいる。
密入国者を輸送するコンテナの中のようである。
これに一度気づいてしまうと、どこを見ても「うわ~」となってしまうので、それ以後楽しめないのである。
小旅行に良い施設だけに、もったいないのであった。
コメントを残す