三重県【紀宝町ウミガメ公園】 記念メダル

 三重県といってもかなり南に位置し、なんならほぼ和歌山県に属する紀宝町にある【ウミガメ公園】である。ここは、記念メダル販売場所としては何気に珍しい「道の駅」である。「道の駅」には、「道の駅スタンプ」や「道の駅キップ」という、記念メダルの双璧を成すアイテムが存在するので、「旅して集めるカテゴリー」においてはライバルともいえる存在なのである。ゆえに、記念メダルの販売があまりなされていないのではないかと勝手に推測。そもそも「道の駅スタンプラリー」という企画が大々的になされているので、需要がモロかぶりなのである。

 そんなわけで珍しい「道の駅記念メダル」なわけである。道の駅なので、夜に到着して、そのまま車中泊→開店したら即記念メダル購入という流れであった。ただこの道の駅、開店直後くらいからかなり混雑してきて、前泊していなければ駐車場に停められないくらいであったし、前泊に利用した負い目もあったので早々に退散した記憶がある。ウミガメが人気なのか特産品が人気なのかは不明であるが。

 その名の通り、ウミガメの飼育施設が併設されている場所で、無料で見学することができる。基本的には漁師の網に引っ掛かったウミガメを保護する目的で飼育していたような気がするが、その辺の記憶はかなりあいまいである。記念メダルを購入したときは「この記念メダルを見れば旅の記憶が蘇る」と思っているものだが、実際はそんなには蘇らないという人間のSA・GA。

 この施設で勉強になったことは2点である。

 1点目は、今となっては無知が恥ずかしい限りだが、「陸ガメ」と「ウミガメ」の身体的違いを初めて知った場所である。陸ガメは4本の脚で歩いて移動するが、ウミガメは足ではなく泳ぎに適したヒレ状になっているというのである。そんなことも知らなかった若かった私。

 2点目は、ウミガメの死因の第1位は、「溺死」であるということである。海の生物が「溺死」というのも妙な話に聞こえるかもしれないが、要は漁の網に巻き込まれて水中を引きずり回されて呼吸が出来なくて死ぬということである。また、海に浮かぶビニールをエサとなるクラゲと間違えて食べてしまい窒息死するということもあるらしい。いずれにしても、人間が原因で死ぬということである。

 釣りをしていて海にビニール袋が浮かんでいるのを見ると、いつもこの話を思い出す。だから、取れるときにはいつも回収するようにしている。ただ、そんな自分がしている「釣り」という行為は、何のいわれもない魚の口に針を刺して穴を開けながら強引に水中から引きずり出して、灼熱のコンクリートの地面に叩きつけて、抜けないように「返し」が付いている針をねじり上げるようにして強引に外した後、密閉された箱に閉じ込めて大抵は窒息死させ、家に帰ったら腹を切り裂いて内臓をえぐりだし煮たり焼いたりして食するという行為なので、「ビニール袋回収」なんて私のやっていることはまさに偽善と呼ぶに相応しい。「釣り」なんて虐殺行為を余暇的な意味合いでする一方で、ビニール袋を回収したところでねぇ……

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