三重県【御在所ロープウェイ】 記念メダル

御在所ロープウェイ 記念メダル
御在所ロープウェイ 記念メダル カラー
記念メダル販売場所

【販売場所】
@ロープウェイ山頂駅食堂横
備考:自分の足で山頂まで登ればタダだ!

リアル「ファイト一発」なお山

遠かった。そしてキツかった……
だが、金を掛ければ一瞬である。そう世の中はカネ

  三重県の御在所といえば、近くに「湯の山温泉」という温泉街がある、古い観光スポットである。記念メダルは御在所岳の山頂へと結ぶロープウェイに乗った先にある山頂駅にあるので、装備を揃えて登山をしなくてもぶらっと行って入手できる。山頂は公園のようになっており、山の頂上にいるにしては軽装備の方々がバドミントンなどをして余暇を楽しんでいた。山の頂上でバドミントンをするというのも、なかなかない発想であったのでよく覚えている。リア充な発想である。当時そろそろ結婚を意識する年齢であった私は、うらやましかった。その頃の私は、公園などで見かける幸せそうな家族連れを見ると、「この人とこの人がエッチをして、この子が生まれました」ということを見せびらかされていると思っていた究極のひねくれ人間であった。

 私は山メダルは出来るだけ登山をして手に入れる主義なので、ロープウェイ乗り場にある駐車場に車を停めて、頑張って登山をした。御在所岳にはいくつかの登山ルートがあり、その中でも一番上級者向けのルートである「中道ルート」を選択した。このことが地獄の始まりであった。己の力を過信してしまうのは、全て若さゆえである(ギリ20代だった)。まずスタートが11時くらいになったのが、かなり舐めていた言える。こうして事故は起こるのだろう(私は運よく起こらなかったが)。

 最初は何の変哲もないそれなりな登山ルートであったのだが、途中から「これはリポビタンDのCMか?」と思うような崖が出現し、そこを先駆者が張ったロープを頼りに掴まりながら進んだり、澄み切った青空が「落ちたら死にます」と無言で訴えてくる細い道を渡ったり、山そのものが「登山をなめんじゃねー」と私に説教をしているかのようだった。3時間くらい登ったとき、我々の行く先から降りて来た人に山の頂上を尋ねたら、遥か彼方の山の頂を指さされ、「えっ、今からあそこにいくの?」と絶望的な気持ちになった。この時点で「帰りはロープウェイで降りよう」ということが暗黙の内に確定していた。時間的にも厳しく、なにより同じ道を降りることが超怖かったのである。崖は登るより降りる方が怖い。

 リポビタンD崖(勝手に命名)をクリアし、あとはひたすら山道を登るだけという段階になって非常に辛かったのは、ずーーーーーーーーーーーーーーーっと蜂が我々に付きまとって来たことである。おまえは脈のないことに気づかないナンパ野郎か? と思った。これは大げさではなく、ずーっと同じ蜂が延々と付いてきたのである。歩いていてもブンブンするし、休憩してもブンブン飛んでいる。ヒマなの? と思った。心が休まるときが全くないのである。キャンキャンうるさいお局の近くで仕事をしているようである。

 そんなこんなで山頂ロープウェイ駅に着いたときには、身も心もボロボロであった。そこで冒頭の、仲睦まじい家族連れがほほえましく過ごしている光景に出くわしたわけで、我々の心はそりゃもう「この人とこの人がエッチをして、この子が生まれました」状態である(何これ?)。山頂の気温以上の温度差が、ロープウェイ組と登山組の間には存在したのである。

 しかし、まだその場所は正確な意味での頂上ではなく、その公園からさらに少し登らなければならなかった。どうせここまで来たのなら、ということで頂上を目指したのだが、登山道とは違う、変に整備された階段が、ボロボロに身体には逆に地味に辛く、最後には無言の登山であった。その苦しみの末に辿り着いた山頂からの光景が、↓である。

富士山の「静岡県・山梨県問題」みたいなものがここ御在所岳にもあるのかもしれない

 どっちが滋賀か三重かなんて、マジどうでもいいしと思った。何にも見えないにもほどがある。

 そんなわけでトボトボと帰路に就いたのだが、帰りはロープウェイなので一瞬であった。あれだけの行程がものの数分で片が付くのだから、往復料金2160円(片道1240円)は安いと思った。登る前は正直たっけーな~と思っていたが、帰りはむしろもっと払わせていただいてもよろしくてよと思った。

 そんなわけで、多くの記念メダラーは、記念メダルを買うためだけにはロープウェイ料金に「高いな~」と不満をもつかもしれないが、不満があるならその足で登ればよいだけだということを決して忘れてはいけない。時間と労力を金で買う――それがロープウェイである(偏った意見)。

茶平工業訪問時におなじみの注射器による着色作業を見学させてもらったのだが、それがちょうどここのメダルであった




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