





【販売場所】
@2階 カフェ横(3階への階段付近)
備考:メダル販売機はあれど刻印機がないという超珍しいパータン。そして何より絶妙な死角に設置されていて「あれっ、ない⁉︎」と焦ること必至。※が、2023年10月現在設置されている。
一人で生き残る重み(地下1階)

原爆ドームの背後にあるのは「おりづるタワー」という広島マツダが運営する夜デートに使われそうなシャレオツカフェのあるビルである。
折った折り鶴を上の階から透明な吹き抜けに投下することができるのだ!
【平和記念公園レストハウス】は、原爆ドームのすぐ近くにある、現役使用されている建物の中で爆心地から最も近くに現存する被爆建物である。といってももちろん幾度かの改修工事が行われており、最新のリニューアルは2020年7月のことである。ちなみにこの時から記念メダルの販売が開始された。

ちなみに元々は「大正屋呉服店」という店だったらしい。太平洋戦争勃発時に閉店し、その後、燃料配給統制組合という組織に建物が買い取られ使用されていた。被爆したのはそのときで、建物内の組合員はたまたま地下室にいた1名を除いて全員が死亡したとされる(被爆した当初は8名が重傷を負いながらも建物外へ避難したらしい)。
【レストハウス】の地下は、ほぼその当時のままの状態が保存され、見学できるようになっている。



たまたまこの地下室に書類を取りに来たことで生き残った野村英三さんの手記の一部を読むことができる。こちらで全文を読むことができるが、やはりこの場所で読むことは、言葉にはならない重みがあり、ずっしりと感じるものがある。多くを語ることはやめておくが(また語る言葉を持ち合わせてもいないが)、ぜひ人生のどこかの時点で、一度は訪れてみて欲しい場所だ。「爆心に生き残る」という手記のタイトルの意味を考えさせられことだろう。

この世界の片隅に(3階)

建物の元々の店であった「大正屋呉服店」周辺の街並みは、実は映画『この世界の片隅に』で映像として克明に再現されていて、この3階でもそのことの紹介がされている。【大和ミュージアム】等もそうだけれど、『この世界の片隅に』を観て予習をしてから広島を訪れると何かと学びが深くなるのでオススメ。

(『この世界の片隅に』より)



本物の姿を見るとやはりいろいろと考えさせられます。
勉強がしたくなるカフェ(2階)

私はカフェが大好きという女子力の高いおっさんなので、2階のカフェを見て「勉強したい!」と思ったのが第一印象。カフェで勉強するのが好きなスタバでドヤる勢である。スタバ行かないけど。
ただこの日はまったく時間がなかったので、お茶するどころか他の階の見学も駆け足であった。いつの日にかもう1回訪れてみたい。新作メダルを出してくれ!
ちなみにメダル販売機は2階に設置されているのだが、2階の95%を収めたはずのこの写真に写っていないほどの死角に設置されているので、心を落ち着かせて慌てずに見つけ出して欲しい。
撮り忘れ(1階)

かつて【平和記念資料館】でこのデザインのメダルが販売されていた(入手できず)。
1階はお土産屋さん&観光案内所となっている。とても綺麗なお店で広島のお土産を網羅しているのでオススメなのだが、レトロな外観が変に足を引っ張って入りづらい雰囲気が若干あることは否めない。入ってしまえばバリアフリーも万全の現代的な綺麗なお店なので、みんなぜひ行ってね! 私はもちろん、もみじ饅頭を買いました。

記念メダルについて

2020年発売の新興メダルである。このメダルの誕生で印象的なのは、【広島城】との対である。
- 原爆ドームデザインのカラーメダルが【平和記念公園レストハウス】と【広島城】で同時に発売された(異なるデザイン)
- 広島城で販売されていた無彩色のメダルが【レストハウス】に移籍した。
この2点が特徴的なメダルの誕生であった。

またこの場所は——私は初めてのパターンであったのだが——販売機はあれど刻印機がないという稀有な施設である。最近ではメダルの販売終了が間近であった【多摩動物公園】で似たような現象が見られたが、通常販売をしている施設でこのパターンは他に知らない(販売機無しの手売り施設ならあるけど)。
ただすぐ近くに【平和記念資料館】があり、そこの刻印機は刻印無料なので、刻印する派はそこでやれば良いんじゃな〜いという内なるメッセージなのかもしれない。
ちなみに販売機のPOPの文言も「刻印」に関することがきちんと削除されている。

下段:キーホルダーやペンダントにして下さいという茶平からのお願いを無視し続ける記念メダラーたち。(3行)
販売機や刻印機のこういった細かな違いも情報を整理して【特集ページ】にすればきっと需要があるんだろうな〜と思いながらも、もはや撮り忘れまくっているので、後の祭りである。本当は販売機ラッピング特集とかやりたいんだけどね〜。

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