【販売場所】
@イルカスタジアム前のガチャポンコーナー
備考:販売機のアクリルがひび割れているのは初めて見たぜ……
安芸の宮島に秋に行く
【宮島水族館みやじマリン】は、厳島神社でおなじみの広島の宮島にある水族館である。多くの観光客は宮島へは厳島神社を目当てに上陸することだろう。が、記念メダラー達は厳島神社がついでであり、水族館こそ目指すべき目的地となる。なんなら、厳島神社に記念メダルがあれば良いのに! 販売してくれないかな! と思いながら境内を通過し、そのまま【宮島水族館】へ直行することだろう。まあ、昔は厳島神社でもメダルが販売されていたっぽい情報が今は亡き「メダリアン掲示板」に上がっていたことがあったが。最近よくある「倉庫の奥に眠っていた」なんてことないかな〜。
そんなわけで、宮島に行くにはまずフェリーに乗る必要がある。で、宮島を訪れようとする全観光客が必ずぶち当たる疑問に、なぜ宮島行きのフェリー会社が2つあるの? というのがあるのだが、その答えは出ぬままにどちらかのフェリーを選択することを迫られるのだった。結論から言えば値段は同じ、使える交通系ICカードも同じということでマジでどっちでも良いのだが、どっちでも良いなら一つにして欲しい——というのが多様な選択肢があることが尊ばれる現代社会ではあるが実は自分で決断を下さなければならないことに対する苦痛に不慣れな現代人が抱く率直な想いである(どうでも良いこと言っている割に長い一文)。
2つのフェリー会社とは「松大汽船」と「JR西日本」である。青春18きっぷで旅行中なら実はそれが使える「JR西日本」がお得でおすすめである。加えて、JRの往路は大鳥居の近くを迂回するるルートで航行してくれるそうなので、その辺がお望みならJRが良いのかも。逆に言えば松大汽船の方が早く着くともいえる。
私はフェリー好きを公言しているのだが、ホテルのようなフェリーに寝泊まりするのが好きなのであって、海の上で揺られることが好きなわけでは無いんだな〜ということをまざまざと痛感させられた。一言でいえば、大雨時の海の上は辛いということである。まあ室内にいればよいだけなのだが。
そんなわけで船内写真無し!
何度も言うが上陸した観光客が真っ先に向かう先は99.9%で厳島神社だろう。【宮島水族館】に向かうルートも、厳島神社内を突っ切るルートが実は一番手っ取り早い(と思う)。節約派の記念メダラーの皆様も、ここは素直に日本が誇る世界遺産「厳島神社」を見学しておこう。
ちなみに宮島に上陸した日は土砂降りの雨で道中の難易度高めでございました。傘持って撮影ってマジストレス。雨にも風にも負けないYouTuberの方々をマジ尊敬でございます。
というわけで、宮島&厳島神社はマジで良いところなので超おすすめである。満足度が高くて危うく【宮島水族館】には行かなくてもいっかな〜とすら思ってしまいそうなほどに。
しかし記念メダラーたるもの、行かねばならぬので、行くのだ。
和が伝わらない
【宮島水族館】に到着すると、独特な石像が記念メダラー達を歓迎してくれる。
入館すると、和テイストな造りをした水族館が広がる。記念メダラーとして数々の水族館を巡ってきた中でもなかなか珍しい雰囲気で、水族館が好きな人からしたらたまらない味わいであったことだろう。肝心の私が、水族館を好きか否かを聞かれたら「普通です」と答える残念な人間であっただけで。
和テイスト水族館といえば個人的には【京都水族館】が思い浮かぶのだが、それよりももっと和である。
ただ残念なことに、私が撮影してきた写真を見返しても、その「和」がまったく収められていなかった。
以前から薄々自分でも思っていたのだが、私にもっと写真センスがあったらこのブログももうちょっと人気になってるんじゃね?
全然「和」の部分撮ってねー。と改めて自分で思っております。今後の課題として「写真の腕」を一つ磨きたいと思います。
しかし過ぎ去ってしまった時間と職場での信頼とかつて愛した人が私にしてくれていた全てのことははもう取り戻すことはできないので(何があった?)、あるものだけを垂れ流してゆきます。
いやー、なんか正直、厳島神社が良すぎて【宮島水族館】の感想はないっすね。
ほんとにね、めちゃくちゃ良かったのよ厳島神社。あまり混んで無かったという幸運もあるのだろうが(雨だったけど。雨だったから?)、厳島神社の神秘性を堪能することにこの日の全てを捧げてしまって、搾り汁の残りカスのようなモチベーションでこちらに来てしまったのが良くなかった。あたいが悪かった。
カップル向けの水族館な雰囲気でありつつも、他の水族館にはない独自のテイストと展示ラインナップで来館者を楽しませてくれるオリジナリティ溢れる水族館である。なんか語れば語るほどすべったフォローをし続ける人みたいになってしまうのでこの辺でやめておくが、とにかく水族館としてのレベルはそれなりに高い。
極論を言えば、この後宮島の旅館に一緒にお泊まりする恋人と共に訪れると最高に楽しい水族館である。はい。もちろん私は違いました。はい。
記念メダルになった生物たち
メダルの種類は多岐にわたるが、メダル化されている生物は「カワウソ」「スナメリ」「太刀魚」「アシカ」と意外と少ない。「記念メダルについて」の項で後述するが、まだまだメダル化できそうな生物とデザインが存在するので、ぜひ多彩なラインナップを取り揃えて欲しい。
記念メダルについて
オークコーポレーション系の施設であることは、メダルデザインのレベルの違いから感じていただけるかと思われる。どれもこれもおしゃれで、こういうデザインができる人間であったなら、私が製作したメダルももっと評判が良かったことだろう。
最近では新作発売の報に触れることはなくなったが、一時期はかなりメダルに積極的で、現行販売のメダル以外にもいろいろとオシャレなメダルがラインナップされていた。
一番人気のメダルは恐らく丸いお顔がとってもキュートなカワウソ&スナメリ&アシカのメダルであろう。私が購入したら売切ランプが点灯したし。
このデザインは恐らくこの水族館オリジナルのクッキーがベースとなっていると思われる。
このクッキーの数だけ記念メダルが爆誕しても不思議ではないデザインなので、ぜひありし日の記念メダルへの情熱を復活させて欲しい。新発売されれば、改修された大鳥居を見に行くきっかけになるし。なんなら厳島神社(の周辺商店街のどっかのお店)が大鳥居リニューアルを記念して記念メダルを新発売してくれても良い。そ——私はとにかく工事中では無い大鳥居をもう一度きちんと見たいのだった(ならメダルなくても行けよとおっしゃりたいのは重々承知でありますが、そうは問屋が卸さないのが記念メダラーたるゆえんなのであった)。
あと、ここの販売機は他ではあまり見ない要素がいくつかあったので、記録として記す。
やはりデザインが良いこともあってか、私が滞在している間も購入していく人が割と多く見られた。超当たり前だが、やはり非コレクター需要に訴えるにはデザインの良さがキモであることだろう。お子さんがおねだりしているシーンが数回見られたのだが、お父さん&お母さんが「えー、こんなもの買ってどうするの?」「いらないよ! 買わないよ!」という定番のセリフを述べるシーンが一度もなく、お子さんたちは100%の確率で買ってもらっていた。観測のかぎりマジで100%である。
やはり”誰もが購入に納得のデザイン”というものがこの世には存在して、オークコーポレーションはそれを実現している数少ない企業の一つであるといえる。取材したい!
(過去記事)世界遺産より水族館
広島県は世界遺産「厳島神社」がある宮島。そこに真新しい水族館がある。ちなみにこの場所は茶平工業HPの販売所リストに掲載されていない「隠しメダル」である。
宮島へはフェリーでいく。乗り場にはフェリー会社が二つあり、そのうちJRフェリーの方は、なんとあの「青春18きっぷ」で乗れるのだ! 私クルマで行ったけど!
宮島では、やはり水族館より厳島神社の印象が大きい。というミもフタもない話。
厳島神社は世界遺産に相応しく、やはり荘厳であった。ぜひ一度は訪れておくべき場所である。また島内の商店街で食べた揚げたもみじまんじゅうはうまかった。シカが飲食店のガラスに激突していた。島環境の割にはノーヘルで走る原付を全く見なかったので、さすが世界遺産の島だと思った。フェリー乗り場で食べた広島お好み焼きはうまくて2回も行ってしまった。
などなど、宮島は本当によい思い出ばかりで、過度な期待をしなければ自信をもっておススメできる場所である。ただ水族館の記憶だけが、あまりない。記念メダルを見て「カワウソなんていたっけ? まじで」なんて思う始末である。なぜだろう。新しめの綺麗めな水族館であったことは間違いないのだが……
人間の記憶とは、かくも儚いものなのか!? って、こんなこと言ってばっかりなのであった。
コメントを残す