↓ここから38ミリメダル(デカメダル)
↓キーホルダー一体型
@五合園レストハウス
備考:現在唯一の38ミリメダル(デカメダル)が販売されている&刻印機がある。デカイ。
@こみたけ茶屋
備考:年号メダルはこちら
日本一「高い」記念メダル
霊験あらたかな【富士山】は、記念メダルに見せられたメダラー達にとって、はっきり言って鬼門である。さすが日本一と謳われるだけあり、あらゆる意味で難易度が高い。
まず、「元号メダル」というものがあり、これが毎年更新される。だからコンプリートを目指すなら毎年訪れなければならないことになる。無論毎年訪れて収集されている猛者もいて、それが並べられた写真を見るとなかなか荘厳である。うらやましい。しかし、いつからこの元号メダルが販売されているのかは不明で、本当の意味でのコンプリートができている人は恐らくいないのではなかろうか。
※元号メダルは【富士山】周辺の関連施設でも手に入るので、必ずしもここで購入する必要はない。
第二に、「頂上メダル」の存在である。「頂上メダル」とは文字通り富士山頂にある売店で販売されている記念メダルのことで、これに関してはさらに2つ難しい点がある。
まず一点目は言わずもがななことで、日本一の山の頂上まで登らなければならないことである。他の「山メダル」(駒ヶ岳とか御在所とか旭岳とか)のようにロープウェイでワープすることもできない。己の足で、全ての行程をやれきらなければならないのである(まあ5合目までバスで行くのが普通だが)。そして記念メダルを見ていただくとわかるとおり、「頂上メダル」も「元号メダル」となっている。ということは、毎年更新されることになる。私は「人生に一度は富士山に登っておこう」という20代の若いモチベーションのもと旅行会社のツアーパッケージで登ったのだが、その「一度」を果たした今、山登りに情熱のない人間としては次の機会を作るのが難しい。
また、富士登山は本格的な登山となるので、きちんとした山登りの装備が必要となる。どこまで求めるかやどこまで物を探すかによって大きく値段は左右されると思うのだが、私はよくわからなかったので「montbell」の専門店に行ってリュックサック以外の装備をすべてそろえたため、登山靴とカッパだけで6万はかかった。人によっては980円の登山靴とビニールの透明カッパだけで登っている人もいたが、「何かあったら人に迷惑がかかる」という観点であまりおススメはしない(富士山は人がいっぱいいるので「何かあったても助けてもらえる」と思いがち)。富士山頂はものすごく寒いので、カッパが最強の防寒具となるのである。苦労の末辿り着いた山頂売店で(5合目からでも最低6時間はかかる)、記念メダルはケースに入れられたタイプで売られていて、お店の人に言えば刻印もしてもらえる。
そして2点目の問題だが、この「頂上メダル」、実は存在自体があまり知られていないのではないかと思われる。というのも、茶平工業HPの販売所リストでは、5合目吉田口にある【五合園レストハウス】【こみたけ茶屋】しか掲載されておらず、「隠れメダル」となっているのである。記念メダル界の伝説的存在「親子記念メダル収集のススメ」でも、頂上までの登山の様子が伝えられているものの、5合目のメダルしか購入されている記録がない(私自身は今は懐かしの「mixi」上の記念メダルコミュニティにおける書き込みによりその存在を知った)。茶平工業HPのBBS上でも話題に上がったことは恐らく3回以下しかなく、新規参入のメダラーの方が知り得る機会は少ないのではないかと思われる(ただ、私はFacebookをやっていないので、そちらのコミュニティに関しては知らない)。
ということで、皆さま、富士登山をした際には、ぜひご購入いただきたい。購入せずに下山してからこの情報を知ったときの後悔は半端ではないであろう。ちなみに頂上から見た「ご来光」は、景色や風景に全く興味がない血も涙も甲斐性もない男と言われたこの私でも、素直に感動したので、ぜひご覧いただきたい。山小屋一泊コースになるが。
余談だが、「親子記念メダル収集のススメ」の方が引退されてからは、ここまでの圧倒的な情報量で体系的に記念メダル情報を掲載してくれているwebコンテンツが事実上なくなった。第二第三の有志がそれぞれの方法で情報提供をしてくれているが、あそこまでの情報量、そしてあそこまで「見る人への配慮」がなされたHPは未だない。経験者なら理解できると思うが、何の見返りもないのにwebコンテンツを長年に渡って継続することは非常に難しく、情報量が十分になる前にドロップアウトされてしまったHPは多い。そしてまた、私もそうであるが、「自分への記録」としての要素が強いHPも多いので、例えば「販売終了」の情報をあそこまで迅速に更新してくれる方はほとんどいないといっても過言ではない(私はその気すらない)。
記念メダル界には、真に偉大な人がいた。
コメントを残す