









【販売場所】
@入場してすぐ左手にあるショップ内
備考:赤ちゃんパンダ系でいろいろメダルが増えているっぽい。が、終末に向かっている予感……
パンダ、パンダ、パンダ、パンダぁぁぁぁぁ~
和歌山県の【アドベンチャーワールド】は、言わずと知れた国内三大パンダスポットである。パンダといえば東京の「上野動物園」一強の感があるが、「上野動物園」には記念メダルがないので、用はない(すぐ近くの施設ではよく販売されますが~)。一方で兵庫県【王子動物園】と、ここ【アドベンチャーワールド】には記念メダルがある。記念メダラーとしてはパンダを見たいならばこのどちらかに行くということになる。
こうした考えた方を繰り返していき、いつしか人としての正しき道を踏み外していく。それが記念メダル道だ!
と特に意味のない話をしたところで、冒頭終わり。「記念メダルがないなら行きたくない」とか言っていると、嫌われちゃうぞ(*´▽`*)ダメダメ
ちなみに純粋に「パンダを見る」という行為のみで考えた場合、かかる費用は【王子動物園】=入園料600円、「上野動物園」=入園料600円
【アドベンチャーワールド】=入園料4500円
という圧倒的なコスパの悪さを誇るのが和歌山県のパンダである。その代わりなのか、【アドベンチャーワールド】にはたくさんパンダがいる。そのため、パンダ一頭あたりで費用を割れば、まあそこまでは大きな差はないのかもしれない。ちゃんと計算してないけど。
私は元々、「パンダ」という存在にそこまでの価値を見出しておらず、【王子動物園】でパンダを見たときも「茶色いな」と白い毛が薄汚れてしまっているところにばかり目がいったつまらない人間である。そのため【アドベンチャーワールド】に対しても全然期待値が上がらずその入場料の高さにビビってなかなか訪れられなかったのだが、記念メダラーであるならばいつかは一度は訪れなければならない場所なので、「どうせなら赤ちゃんパンダが赤ちゃんであるうちに見に行こう」と一念発起して訪れた次第である。で、訪れたみた感想としては「動物園をベースに、サファリパークと水族館と遊園地の具材を加えて、隠し味にディズニーランド風味のテイストで仕上げた感じ」である。こうして記事をおこそうと細かく分析しながら振り返ってみると、なかなか不思議な施設であった。その費用面からはとても「動物園」と呼ぶことはできず、かといって遊園地的乗り物を十分に堪能しようと思うならばプラス2000円を支払って「乗り物フリーパス券」を購入しなければならず、サファリパークのように自分が運転する車両でサファリ内を回ろうと思うならばレンタル料4500円のゴルフカートを借りなければならない。
十分に堪能しようと思うとディズニーより高くつくことね?
と、何も調べずに行っただけにかなりビビる。
まあサファリは無料の乗り合いバスみたいのが出ていたり歩いて回れたりするので次点案でなんとかなるのだが(というかむしろ歩いて回るのが一番楽しめるのではないかと)。乗り物もまあ乗らなきゃ良いだけの話だと言われればそれまでなのだが、じゃあ動物園だと考えるのなら4500円はすげー高いと思わない?
【アドベンチャーワールド】は一体なんと呼ぶべきジャンルの施設なのか。旅から帰還した今、この問題が私の頭を悩ますのである。私は一体どのようなところに行き、何をしてきたといえばよいのか――これこそが
私にとってのアドベンチャー
であったのかもしれない(書いている本人もよく意味は分かっていない)。
ゴールデンウィーク中に訪れただけあって、大変な賑わいでございました。

私は8時頃到着したのだが(9時開園)、既にこの賑わいであった。入園券を待つ行列もできていた。しかし自動券売機の方はガラガラというかむしろ一人も利用客がおらず、入園券は一瞬で購入できた。誰も利用していないから不安になる法則発動中であった。
無事に光の速さで入園券を購入後、待ち行列に加わった。加わりながら、ある疑問が頭をよぎった。
これは一体何故並んでいるのか?
例えばディズニーランドなら「早く行かなければ混むアトラクションがあるorファストパスを手に入れたい」という明確な理由がある(現在ではファストパス目的が主流かな〜)。だからこそ夏は暑さ冬は寒さに絶え、普段ギリギリで出社する者でも目をらんらんとさせて朝早くから開園の時を待つのである(普段遅刻する奴ほどこういうときは早い法則)。しかしここ【アドベンチャーワールド】はアトラクションというより「パンダ」である。
パンダって並ぶ必要があるのか?
との疑問が脳裏にこびりついて離れなかった。いや、もちろん人気であるのは間違いなく、赤ちゃんパンダは恐らく今一番のウリであろうことはわかっているのだが、朝早く、1時間近くも開園前に並ばなければならないほどの入場制限が敷かれるのか? と疑問に思い、クルマに戻って時間を潰そうかどうか相当悩んだ。なぜなら1時間あればブログの3分の1くらいは書けるのだもの〜(書いても書いても所有メダルが全て掲載し終えられない無間地獄。書いているそばから増えていくからね……)。
さて、そんな深刻な悩みを抱えながら結局並び続けること30分強、「待ち客が多いから」という理由で予定よりも30分近く繰り上げて開園された。なかなか暑かったので「一般参賀よりはマシなはずだ!」と心に言い聞かせながら待っていたため(時事的話題)、非常に助かった。いやほんと、日陰のある場所まであとほんの数センチのところで並んでおり、「あと数分早ければ日陰だったのに」と悶々と過ごしていたので、救いの神のようなアナウンスであった。この柔軟な対応、超好印象ね!
で、やっぱりここまで並んだのだからまずは赤ちゃんパンダを〜と思っていたのだが、入園してすぐ左のショップ入り口から
記念メダル販売機がチラ見
していたため、男子たる者チラリズムに弱いのは万国共通の愚かなる弱点であることは社会の教科書にも載っていることであり、当然ながら我慢できずに買いに行ってしまった( ・∇・)バカネ

記念メダルのことは後ほど別項目で書くとして、その後は素直に赤ちゃんパンダを見に行った。なかなか考えられた配置となっており、一番の目玉はやはり園内の一番奥まで進まなければならないようになっていた。そんなわけで行列をなしてみんなで園内の一番奥を目指してみんなで歩いていったのである。この「行列で移動」という行為、私が幼少の頃に起こった「ビックリマンシールの大ブーム」のとき、ビックリマンチョコを求めて近所のジャスコで父と一緒に開店を待っていたときのことを思い出した。一つたった30円のチョコレートを購入するために(しかも一人一個の制限があった)、百人規模で小さな名もなきジャスコ(現イオン)に子供達とその親が並び、開店と同時に専用売り場へと行列のまま進むのである。思えばあの時から収集癖があったというほろ苦い思い出が呼び起こされる大名行列であった。どうでも良過ぎて書いている本人もびっくりな話。
そんなわけで無事赤ちゃんパンダのもとへたどり着いたのだが(途中にいた成人のパンダはスルーするという他の施設ではありえない構成となっている)、ここで結論を述べてしまうと
朝が一番混んでいた
ということになる。展示場所に流れてきたアナウンスでも「ただいま朝一番のため大変混み合っておりますので〜うんぬんかんぬん」と言っていた。実際お昼前にもう一度見に行ったのだが、案の定その時の方がすきすきで全然余裕をもって見られた。つまり、ここに一つの結論が生まれるのである。
混み合うパンダを敢えて見るためにわざわざ朝から並んでいた
恐ろしい。群集心理とはかくも恐ろしいものである。ガラガラの自動券売機も然り、「並ぶ必要があるのか?」と疑問に思いつつも結局は「みんな並んでいるから」という理由でそこを離れることができなかったことも然り。人はこうして大きな波に飲み込まれ、己の中の疑問をもってしても抗うことができずに流されていくのである。いやマジな話、ここで自分を貫き通せる人が超ワガママな奴か大きな成功を掴める人かになるのだと思う。私はそれができずに、こうしてなかなか書き終わらないブログを今も書いているのである。あそこで1時間執筆できていれば、1日分の朝活時間が浮いたというのに。
人類に対して大きな命題を突き付けてくる存在——それが赤ちゃんパンダ「彩浜」だ↓!

嘘です。すみません。





私はパンダは特別好きなわけではないのだが、パンダの赤ちゃんはやはりかわいかった。何にでも言えることだが、「小さい」ということはそれだけでかわいい。小さくても可愛くないのは人間の器くらいなものである
赤ちゃんパンダはひたすらにお母さんに甘え、お母さんパンダは我が子をひたすらもみくちゃにしていた。うーん、愛。
ただなんでもそうだが、ずーーーっと見ていると、飽きる。見ていて飽きないのは好きな女の横顔だけである(キモっ!)。
パンダかわいいな〜と思いつつも、すぐに手持ち無沙汰になり、早々に後にすることになった。30分とかは見てられないよね〜。
ちなみにこの親子パンダの隣にもパンダがいて、自分の方には全く客が寄り付かないことにやさぐれたようにひたすら笹を食っていた。

さらには、全然別の場所にもパンダがいた。赤ちゃんパンダを見るために歩くルートの導線場のあり、「まずは赤ちゃんパンダを〜」と考える大勢の来場客からスルーされまくっていた。恐らくは日本のパンダ史上初めてスルーされたパンダ達であろう(二匹いた)。パンダがそこにいるのに見向きもされないというげに恐ろしき光景であった。
パンダいすぎ
何事も過ぎたるは及ばざるが如しなのであろうか。

しかしながら、一匹のパンダはどうしたわけか圧倒的なまでに芸達者で、誰に指示されたわけでもないはずなのに、数々の曲芸を披露して客を呼んでいた。いや、すごかった。





(ドヤ顔)
出初式!

このパンダはこの他にも数々の曲芸を披露して訪れた客を大いに湧かせていた。そのためいつのまにか大反響となり、室内展示場はぎゅうぎゅう詰めのようになっていた。
栄光は自分の力で掴み取るのだ!
と多くの人間に見せつけるかのようであった。
赤ちゃんパンダも、いつか赤ちゃんではなくなる時が来る。そのとき初めて、「自分は与えられたものの上であぐらをかいていたに過ぎない」ということを思い知らされるだろう。
人間達よ、「どうして誰も認めてくれないんだ」と嘆く前に己の胸に聞いてみよ。お前はそれだけの力を示すことが出来ているのかどうかを。もう何でも「そうだね、頑張ってるね」と言ってくれる学校のセンセーはいないんだぞ(by桃浜←出初式パンダ)
と言っていたのかはもちろん不明である(たぶん言ってない)。
他の動物達 〜脇役の果ての意地を〜
【アドベンチャーワールド】に訪れる者のほぼ100%がパンダ目当てである。ということは、他のものはすべて「おまけ」だということになる。そのことを如実に表しているのが土産物屋である。


パンダ推しで、あとはおまけである。
客としても、「パンダは可愛かったけどこれだけで4500円は高い」と正直思うので、他のものもなんとか遊びつくそうとする。そしてパンダを見ることは一瞬で終わるので、実質滞在時間のほぼ9割はこの「おまけ」で過ごすことになる。
では「見せてもらおうか、その4500円の実力とやらを」ということで、他のものも当然見て回った。すでに述べたが、この施設の構成は基本的には「動物園」がベースで、「サファリパーク」「水族館」「遊園地」が加えられた感じである。ということで、パンダよりも並んでいたサファリパークのバスから乗ることにした。以下、テキトーに見たものを羅列。
























記念メダルについて
販売場所は入園してすぐ左にあるグッズショップである。記念メダラー的には「先にパンダを見に行く」か「先にメダルを購入していくか」で迷うかもしれないが、私は迷わず記念メダルを先に購入する。とりあえず買わないと落ち着いて他のことができないという記念メダラーあるあるね、これ(私だけ)。
現在はパンダ以外のメダルも増え、3種類が販売されている。


ちにみにここはオークコーポレーション系の記念メダルスポットなので茶平工業公式HPには掲載されていない。またオーク系のメダルはデザインが軒並み良いことでも知られているのだが、正直私はこれはあまり好きではないかな~
なんかパンダが可愛くない
と思うのだが、もちろん個人の意見であり、好みはひとそれぞれである。そもそも私の中でパンダという存在そのものがクリーンヒットしてはいないので、パンダメダルのデザインにそれほどの価値を見出していないというのもあるかもしれない。パンダよりもレッサーパンダの方が正直可愛いと思うのである。
と、そこまでいっておいてナンだが、【王子動物園】のパンダメダルが販売終了になったようで購入できなかったときには非常に残念であったというかくも人間のわがままな有様に、パンダもさぞガッカリなことだろう。勝手に捕らえて勝手に展示して勝手にメダルにして勝手にガッカリしてんじゃねーよと。はい。
裏面に関してだが、【アドベンチャーワールド】のロゴ刷新に伴い変更されている(ネコ科集合のメダルの裏面が新ロゴ)。で、販売機の見本だと親子パンダメダルの裏面も新ロゴとなっているのだが、購入してみたら旧ロゴの裏面メダルが出てきた。新ロゴでメダルを再生産して補充したもののストック品がまだ販売機に残っていてそれが出てきたのか、はたまたただ単純に見本の設置をミスっているのかは不明。確認すれば良かったかな〜
メダル重視派の記念メダラーとしては、裏面の違いも揃えたいところよね〜

おまけ
九州記念メダル巡りの旅で「別府を訪れたのに別府温泉に入らなかった!」という致命的ミスをしたことを反省し、南紀白浜に来たからには白浜温泉に入ろ〜ということで、【アドベンチャーワールド】からほど近い温泉に立ち寄った。ちなみに一番近いのは「とれとれ市場」の「とれとれの湯」であるのだが、鬼のように駐車場が混んでいたので断念。車で5分くらいの場所にある「長生の湯」というところに来た。そしてここが超よかったので、おすすめしておきます。実は私、広い温泉よりも狭い温泉の方がテンションが上がるタイプなので、そういう方はこちらの温泉の方がグッとくることだろう。サイズ、雰囲気、お値段、全てが丁度いい〜であった。


メダル収集癖のある自分にとって、とても貴重なお話をありがとうございました。
コメントありがとうございます(^ ^)
このブログに書いてあることを鵜呑みにしてはいけませんYO!