広島県【大和ミュージアム】 記念メダル

 広島県の呉市は、かつて造船業で栄えた町である。軍港としての性質ももつため、大戦中は空襲が多かったようである。その様子は映画『この世界の片隅に』を観るとなんとなく感じられるところであるので、良い映画なので未見の方はぜひご覧いただきたい。能年玲奈改め「のん」が声優としても活躍していて、これもまたなかなか良いのである。

 そんな呉氏ではかの有名な宇宙戦艦じゃない方の戦艦大和が造られた場所であるので、その歴史にちなんでこのようなミュージアムが造られたのであろう。時はゴールデンウィークの真っ最中であり、件の映画の影響もあるのか、人、人、人の波で、まず駐車場に車を停めるのが一苦労であった。私は結局、呉駅のコインパーキングに停めたのだが、これが後に功を奏すことになる。

 戦艦大和の歴史はそのまま戦争の悲惨さを物語るので、この施設は決して前向きな気持ちにはなれない場所である。しかし、そのような施設であるにも関わらず熱心な客が多く、展示物を熱いまなざしで見る人ばかりで、過去の出来事から何かを学ぼうとする姿勢に感心してしまった。また、道を挟んだ向かいには海上自衛隊の資料館「てつのくじら館」が隣接されており、そちらも合わせて見学するとなると、恐らく2、3時間程度では全く足りないであろう。大和ミュージアムでも、展示物を映像資料等も含めてきちんと見て回ると最低2時間は欲しいところである。

 入り口を通るとすぐ、巨大な「戦艦大和」の模型が出迎える↓。

 が、残念ながら、戦艦もプラモデルも興味がないので、いまいち感動しない私。立派だなー、でっかいなーとは思いました。はい。

 このような展示物がしょっぱなからあるので油断していたが、展示物はもちろん超硬派なものばかりである。なかでも、潜水艦沈没事故の記録で、艦長が沈没間際に書き残した自筆の遺書の内容には思わず息を飲んでしまった。「今回の事故は自分のせい。このことによって、潜水艦の発展に陰を落としてしまうことを申し訳なく思う。乗組員は精鋭中の精鋭を集め、皆最後まで自分の職務を冷静に全うした。だから、どうか遺された遺族が路頭に迷うことのないように配慮をお願いしたい」というような内容で、その他、事故原因とその経過、それを受けてこれから潜水艦がどうあるべきかを冷静に書き留めていた。

 自分がもうすぐ死ぬと分かっていて、これだけのことが書けるというのが、すごいことである。私であれば、きっと意味のない泣き言ばかりを書いてしまうだろう。現に、このブログにだって意味もなく泣き言ばかりを書いてしまうのだから。←という泣き言。

 さて、沢山の資料とその重い内容から身も心も疲れ果ててしまったので、駅前駐車場に戻る途中、呉駅に隣接する商業ビル(駅ビル)最上階にある温泉に立ち寄ったのだが、これが大当たり! なんというか、ちょっとうらびれた駅ビル(失礼)の中にあるとは思えない綺麗な温泉で、しかも源泉かけ流し温泉なのである。駅ビルの屋上にある露天風呂からは、呉市の眺望が素っ裸で独り占めである。源泉かけ流しの露天風呂にまさか駅ビルで入れるとは夢にも思わず、感動が止まらなかった。正直この瞬間が一番「呉に来てよかった! 本当に良かった!」と思った。

 やはり戦艦大和にちなんだ大和温泉物語↓(サイトホームページより)

 本当に最高の温泉でござんした。という、温泉の話




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