【販売場所】
@入場後すぐにあるミュージアムショップ横
備考:コロナ対策期間はミュージアムショップ内で手売りにて販売中だった。
宇宙戦艦から入りがちな大和さん
【大和ミュージアム】は船の街・呉市にある戦艦大和に関する資料を集めたミュージアムである。戦艦大和に関してよくわからないという人は、関連する何らかの映画を一本鑑賞してから足を運ぶと、味わい深さがかなり変わるのでおすすである。ただ、鑑賞にはかなりの精神ゲージの消耗を覚悟しなければならないので、体調が万全のときに観るべし。
入場すると、早々にド迫力の1/10大和がお出迎えしてくれる(お値段:億超え)
5年ぶり2度目の訪問となったのだが、いろいろ日程が厳しく超時間がない中で訪れたので、ミュージアム内の展示物にはほとんど触れられず。駆け足どころか、駆け足する間もなく退散するハメに。。。
そんな時間的制約を考慮した結果、前回の訪問では体力的にも気力的にも行くことができなかったお隣の「てつのくじら館」に行くことを最優先したため、今回は新しく発売されたメダルを購入して、館内はざっと見ただけで移動してしまった。そのため、あっさり塩味風味のレビューである。
”戦争資料館”なので訪れてハッピーな気持ちになる場所では決してない。しかし、戦争で亡くなった人たちは、自分の大切な人たちのためにそこにいた、ということがよくわかる場所である。
小学生の社会見学とかで来るんじゃなくて、大人になってから、自分の意思で訪れるとその真価が理解できる場所である。
てつのくじら館は無料だ!
【大和ミュージアム】の道を挟んだお向かいには巨大潜水艦こと「てつのくじら館」が鎮座する。現役時代は本当に海の底に潜っていたリアル潜水艦だ!
そしてこちらはなんと入館無料なので、【大和ミュージアム】を味わい尽くしてもなお体力が残存しているという超人の方は、ぜひお立ち寄りいただきたい。巨大な姿から想像してしまうよりはサクッと楽しめる施設なので、迷うなら寄っておいた方が損はない。
外から見ると気がつかないが、潜水艦の隣に四角い建物がくっついている。そこから入場することになる。
潜水艦内の感想としては、「せまい」である。こんなところで野郎達だけで100日以上も過ごすことがあるなんて、乗船前には想像だにしなかった関係性が生まれたとしても何ら不思議ではない。いや、変な意味ではなく(じゃあどういう意味やねん)。
ミュージアム周辺も何気に楽しい!
【大和ミュージアム】が盛りだくさん過ぎて館内を出た頃にはヘロヘロになっているだろうが、ミュージアム周辺も意外と”映えスポット”が多い。余力があればさらっとでも見ておきたいところ。
特にミュージアムの裏は見るからに夜景が綺麗そうな、港町の素敵な情景が広がっている。恋人になりたい人を夜にここに連れて来れば勝負は決まったようなものである。というか夜にこの場所に来ることをOKしてもらえた時点で、勝率8割だ! 勇気を出せ!(突然熱くなるめんどうなヤツ)
ミュージアム裏でロマンチックな気分を演出し、再び入り口側に戻ってきたならば、あとは下ネタでトドメを刺そう。
トドメを刺しにいったら、関係に終止符を打たれてしまうかもしれないので、そこは相手がどんな性格のお人か慎重なる見極めが必要だ! 安易に私の助言なんて聞いていたらダメだぞ♡
記念メダルについて
記念メダルに関しては、その歴史は古く、長年金色メダル一色のみが販売されていた。それがコロナ禍に突入する直前くらいにカラーメダル2種が突如発売された。コロナ禍になると、一時期メダル販売機の利用が停止され、ミュージアムショップで手売りにて販売されるようになった。
そこから約2〜3年、ちょっとした混迷の時代に突入する。長い間3種が販売され続けていたと思われたのが、販売機の使用が復活したと推測される2021年末くらいから、カラーメダル2種の行方がいまいちわからなくなる。Twitter上の有志の方々の情報をもとに推測すると、22年1月〜8月くらいまでは私が所有していないシルエットカラーベースのカラーメダルと金メダルが販売機にて販売されていたと思われる。
しかし、その1ヶ月後の9月に私が訪れたときには、カラーメダルの入れ替えがあった。青ベースのカラーメダルと金メダルのみがラインナップされていたのである。
以上のことから推測すると、片方のカラーメダルを売り切ってもう片方のカラーメダルにそっくり入れ替えた、という対応だったんじゃないかな〜と考えられる。まあ真相はもちろんわかりませんが。
ついでにいうと、私が訪れた約1ヶ月後に銀メダルが新発売されているのが発見された。これが茶平あるあるだ!
(過去記事)ボリュームがすごすぎて
広島県の呉市は、かつて造船業で栄えた町である。軍港としての性質ももつため、大戦中は空襲が多かったようである。その様子は映画『この世界の片隅に』を観るとなんとなく感じられるところであるので、良い映画なので未見の方はぜひご覧いただきたい。能年玲奈改め「のん」が声優としても活躍していて、これもまたなかなか良いのである。
そんな呉氏ではかの有名な宇宙戦艦じゃない方の戦艦大和が造られた場所であるので、その歴史にちなんでこのようなミュージアムが造られたのであろう。時はゴールデンウィークの真っ最中であり、件の映画の影響もあるのか、人、人、人の波で、まず駐車場に車を停めるのが一苦労であった。私は結局、呉駅のコインパーキングに停めたのだが、これが後に功を奏すことになる。
戦艦大和の歴史はそのまま戦争の悲惨さを物語るので、この施設は決して前向きな気持ちにはなれない場所である。しかし、そのような施設であるにも関わらず熱心な客が多く、展示物を熱いまなざしで見る人ばかりで、過去の出来事から何かを学ぼうとする姿勢に感心してしまった。また、道を挟んだ向かいには海上自衛隊の資料館「てつのくじら館」が隣接されており、そちらも合わせて見学するとなると、恐らく2、3時間程度では全く足りないであろう。大和ミュージアムでも、展示物を映像資料等も含めてきちんと見て回ると最低2時間は欲しいところである。
が、残念ながら、戦艦もプラモデルも興味がないので、いまいち感動しない私。立派だなー、でっかいなーとは思いました。はい。
このような展示物がしょっぱなからあるので油断していたが、展示物はもちろん超硬派なものばかりである。なかでも、潜水艦沈没事故の記録で、艦長が沈没間際に書き残した自筆の遺書の内容には思わず息を飲んでしまった。「今回の事故は自分のせい。このことによって、潜水艦の発展に陰を落としてしまうことを申し訳なく思う。乗組員は精鋭中の精鋭を集め、皆最後まで自分の職務を冷静に全うした。だから、どうか遺された遺族が路頭に迷うことのないように配慮をお願いしたい」というような内容で、その他、事故原因とその経過、それを受けてこれから潜水艦がどうあるべきかを冷静に書き留めていた。
自分がもうすぐ死ぬと分かっていて、これだけのことが書けるというのが、すごいことである。私であれば、きっと意味のない泣き言ばかりを書いてしまうだろう。現に、このブログにだって意味もなく泣き言ばかりを書いてしまうのだから。←という泣き言。
さて、沢山の資料とその重い内容から身も心も疲れ果ててしまったので、駅前駐車場に戻る途中、呉駅に隣接する商業ビル(駅ビル)最上階にある温泉に立ち寄ったのだが、これが大当たり! なんというか、ちょっとうらびれた駅ビル(失礼)の中にあるとは思えない綺麗な温泉で、しかも源泉かけ流し温泉なのである。駅ビルの屋上にある露天風呂からは、呉市の眺望が素っ裸で独り占めである。源泉かけ流しの露天風呂にまさか駅ビルで入れるとは夢にも思わず、感動が止まらなかった。正直この瞬間が一番「呉に来てよかった! 本当に良かった!」と思った。
やはり戦艦大和にちなんだ大和温泉物語↓(サイトホームページより http://www.yamato-onsen.com)
本当に最高の温泉でござんした。という、温泉の話。
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