広島県【福山城】 記念メダル

福山城 記念メダル
福山城 記念メダル 鎧武者

【販売場所】
@天守閣展望フロア
備考:全国に4カ所ある「I LOVE YOU」メダルの販売場所のひとつ。本当の「I LOVE YOU」は君の中にただ一つ(意味不明)。
※「I LOVE YOU」メダル販売終了。
※現在では館外の管理事務所前に販売機が移設されているそうです。

(過去記事 実際に訪れた様子は下へ)

 いやね、確かにこの場所へは行ったんですよ。駅前の有料駐車場に車を止めてまで。しかも、コインパーキングだから支払い用にコンビニで水を買って小銭まで用意して。

 そうしたら、ちょうどその日が、改修工事の最終日だったんです。つまりは、入れなかったのです。そんなわけで、中には入ってないのです。ではどうやって入手したのかというと、後日、職場の広島出身の女子に小籠包とデザートをおごり、「えー、すごいめんどくさい」と言われながらもくじけずお願いして買ってきてもらったのです。「すごいめんどくさい」は間違ってますよ、正しくは「すごくめんどくさい」ですよ。形容詞の連用形だから活用語尾は「い」ではなく「く」ですよ、と指摘したいところをグッとこらえて、「おねがいおねがいおねがい」とおっさんが腰を振りながらクネクネとお願いした結果、買ってきてくれたメダルがこれなのです。だから、ある意味非常に高くついているのです。

 そんなわけで、福山城の中には入ったことがない。入ったことはないが、中は大体予想がつく。駅前の街中にある鉄筋コンクリート製復元城の中は、大抵興味の薄い刀やら甲冑やら掛け軸やら合戦のミニチュアやらが飾られている事実上の博物館で、現存天守が残るような「城こそが展示物」という城とは全く趣が違うのである。

 ただ、もしかしたら、他の鉄筋コンクリート製の城とは一線を画すような、目を見張るような面白い内部構造や展示物があるのかもしれない。入ったことがないので、わからない。そして、それを知る日は恐らく永遠に来ないであろう。私がやったことといえば、改修工事のため虎柵が置かれた入り口の前で写メを取ったくらいである。。。

永遠にも終わりがあった 〜福山城訪問記〜

福山城 外観

 「それを知る日は永遠に来ない」と謳ったものの、来てしまったよ「その日」。九州記念メダル巡りの旅の帰路にあったため、新作メダル発売の情報により、こんな機会はそれこそ二度とないだろうと思い立ち寄ることにした。高速道路の平日深夜割引のルールを考慮すると、途中下車は費用面で結構痛いのだが、この後岡山県の【SMuSH】に立ち寄る約束もあったため、思い切った。

ということで、広島県内のPAで車中泊(仮眠)。せっかくなので尾道ラーメンを食べる。ご当地物が食べたければ高速のSA・PAが実は一番手っ取り早い。もちろん味はそこそこ。職場での私の評価よりは良いといった感じ(私<PAの尾道ラーメン)

 それにしても、まさか再び訪れる日が来るなんて本当に思ってもみなかった。いや、あえて記念メダラー的に言おう。

ここが新作メダルを出すなんて思ってもみなかった!

 いや、まじで。むしろ、なんで出そうと思ったんすかね? 【広島城】ならまだわかるけど(なんとなく失礼な言い草)

 ただここ【福山城】は、全国で4箇所ある「I LOVE YOU」メダルの販売場所の一つなので、実はそれなりに記念メダルに強い想いがあるのかもしれない。何より、新作メダルはとてもかっこいい。ちなみに上記のチェブラーシカと天守閣の写真は、新作メダルの構図をちょろっと意識して撮ってみた一枚である。角度とかテキトーなので、本当にちょろっとだが。

 記念メダルはとても良いのだが、肝心の城の中身は、やはり過去記事で想像していたとおりの内容であった。「駅前の街中にある鉄筋コンクリート製復元城の中は興味の薄い刀やら甲冑やら掛け軸やら活線のミニチュアやらが飾られている事実上の博物館」そのまんまであった。自分で読んで、自分でびっくりした。しかしそれを責めるのは酷なことだろう。何故なら、他の復元天守だって同じなのだから。

 問題は、「そうであっても面白いのかどうか」である。今回の九州記念メダル巡りの旅で複数の復元城に訪れて改めて知ったのは、「同じ条件だからこそ、努力の差が出る」ということである。

 結論を言ってしまえば「……」なのであるが(言ってない)、ただ記念メダルに懸ける異様なまでの情熱を感じ取ることができた。むしろ「なぜ?」とすら思った。記念メダルに凝る前にやることがあるだろう、と。

福山城 入り口案内板
入り口に置かれた案内。異様なまでの記念メダル推し。情報の9割9分が記念メダルに関する事柄。
福山城
入場してすぐの場所に置かれていたお年寄り二人。ちなみに【福山城】は1階と最上階以外は撮影禁止となっており、そのため主な展示物の写真はこれでおしまいである。しかしこの一枚でまったくお城感のない城内の様子が伝わることだろう。年季の入った小学校の校舎のような背景である。
福山城 展望
復元城お約束の最上階展望。この望遠鏡(100円)で一体何を見ろと言うのだ。駅前(福山駅)でイチャつくカップルでも盗み見るのか?
福山城 顔出しパネル
えっ、この顔出しってどうやってやるの? 池谷幸雄(古い)じゃなきゃ無理じゃね? って思ったら——(なぜコウモリ? とかはツッコんだら負けだ。まあいわれはあるのでしょうが)
ちゃんと寝転がって顔を出せるようになっておりました。しかしわかりますかね、この「これじゃない……」感。そこじゃないのよ、気遣うべきところは〜
福山城 テーブル
このテーブルは何のために置かれていたのか? 弁当を食べるにしても空気イスである(飲食禁止だし)
福山城 グッズ
グッズ販売へのほとばしるほどの情熱を感じるぜ! 御朱印ならぬ御城印にはなりふり構わぬ執念すら感じる。
福山城 入り口
でものぼりが逆向きなのよね〜。こういうところに経営の精度って出るよね。
福山城 門
そんなわけで早々に退散です

 いやー、なかなか厳しい施設であった(率直すぎる感想)。

 しかし既に述べたように、記念メダルの出来栄えは目を瞠るものがあるほどのものである。その他グッズ販売も充実していて「経営を向上させよう」という強い意志は感じられる。その想いをぜひもっと根本的なところに向けてもらえれば、必ずや訪れる人が楽しめる施設へと変貌することだろう。天守閣内に入場するまではとても雰囲気の良い城址公園で、フォトジェニックな場所なのである。昨今の戦国ブームとコスプレブームにうまく乗っかるような企画を立てられれば、必ずや話題となるはずである。

 ちなみに駐車場は近隣の時間貸しではなく、「ふくやま美術館」か「ふくやま文学館」の駐車場に停めれば1時間無料の割引券を貰える。1時間あれば必要十分である。これが「時間が足りなーい」となる日がいつか訪れることを願ってやまない。

記念メダルについて

 既に述べたが、ここは「I LOVE YOU」メダルの販売がある。ぜひ愛する人と訪れたし。私は自分のことを愛しているのでよいのだ(率直にキモい発言)。

福山城 記念メダル販売機
オーソドックスな販売機
福山城 記念メダル販売機
メダルは異様に充実している





2 件のコメント

    • 大和ミュージアムは行きました! あそこは回るのに丸一日かかりますな。うまく引っ越しできてない記事が30件くらいあるようなので、適宜修正していきます

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