広島県【みはら歴史館】 記念メダル

 広島県三原市の三原駅前にある【みはら歴史館】は、茶平工業HPの「販売所リスト」に掲載されていない「隠れメダル」である。最近発掘されたのだが、販売機の状態を見ると、設置されたのも最近だと思われる。しかし、こういうのを発見する人ってすごいなーと常々思っているのだが、この場所を発見した人はその中でもさらにすごいと感じた。なんせ、職場の広島県三原市出身の女性にこの場所に来たことを写真付きで報告したら「県外から三原に行った人、初めて見ました。というか、ここどこですか?」という返信が来たくらいである。全くの余談だが、この女性はとても可愛いので、返信が来ただけで「三原に来てよかった」と心底思った。どうだ、本当に余談だろ!

 ここはなんと入場無料である。無料であるのだが――

 

↓ちなみにゴールデンウィーク中

 

 人おらんなー

 入場料の多寡というのは、集客に関して実はそこまで重要ではないのかもしれない。もっと大事な何かがあるのかもしれない。そうとしか思えない。

 無料の割には、そんなに悪い施設ではなかったと思う。いや、マジで。綺麗だし。

 展示内容としては、あまり詳細は覚えてないのだが、三原は小早川隆景に由緒のある土地で、小早川隆景といえば毛利元就の三男だよねー、毛利元就といえば毛利三兄弟三本の矢だよねーということで、三原市を含めた毛利三兄弟ゆかりの土地三つで(どこか忘れた)「なんちゃら協定」を結んだということがほのぼのと説明されていた。その協定書がワープロ原稿ではなく「巻物」みたいなものに達筆で書かれていて、おふざけ感満載であった。ここまでこだわったのなら、ぜひ各市長の血判を押して欲しかったところなのだが、そこは印鑑であった。三市長には義兄弟の契りを結ぶくらいの覚悟でやっていただきたかった(他人事の軽い発言)。

 また、【みはら歴史館】と銘打っているだけあって、三原の歴史を語る場所である。

 三原とカープとの歴史が語られていた。

 昨年度の快進撃からか、広島ではカープが今、いままでにも増して激アツなのである。しかしこれは、そう単純な話ではない。

 先の広島出身の女性(可愛い)と話していたときに気づいたのだが、彼女が「広島では」というときは、広島県ではなく「広島市」のことを指しているのである。たとえば、ここ三原のことを言うときには「広島の人は三原にはいかない。用がないから」という言い方をする。私の頭は「三原の人はすでに広島にいるのでは? そこに立っているだけで」と「???」となったのだが、要するに「広島市の人は、三原市にはいかない」ということなのだと思われる。

 この現象は政令指定都市規模の地方都市にありがちな話である。例えば、私は神奈川県出身なので、出身を尋ねられたら「神奈川です」と答える。しかしこれが、神奈川県の横浜市出身の人間になると「横浜です」と答えるのである。同じように、愛知県では「愛知です」と答える者と「名古屋です」と答える者とに分かれ、宮城では「宮城です」と答える者と「仙台です」と答える者とに分かれるだろう。これと似たようなことなのではないかと思われる。

 つまり、広島市民は広島市以外を広島と思っていないということである。名古屋市民にしろ、仙台市民にしろ同じことがいえる。東京23区以外は東京ではないと23区民は思っていることだろう。この点、逆の立場からも同じ意識が多少うかがえる話である。私の祖母は存命中は東京に住んでいたのだが、機会があってそのようなことを述べると必ず「何区?」というように訊かれる。しかし私の祖母は、国立市民であり、何区でもないのである。

 何が言いたいかというと、三原の歴史を語るこの場所で、カープの応援旗、カープとのコラボグッズを見るにつけ、「三原だって広島なんだよ! カープの本拠地なんだよ!」と強く主張しているかのようであったということである。その強い思いが、このボロボロになった応援旗から、その歴史と共に感じられるのである。

 そんなことを思い、今回の「広島」を巡る旅で、強く印象に残った場所である。滞在時間15分であったが……いや、駅前にある時間制の駐車場に停めちゃったもんで……

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