





【販売場所】
@天守閣を目指す坂の途中にある「鐘の丸売店」の店内。
備考:メダル販売機の色が独特で実は他にない。長らく販売終了であったが、裏面を刷新して奇跡の復活を果たした!
もうひこにゃんはここにはいない

【彦根城】は「現存12天守」の一つであり、国宝にも指定されている由緒正しきお城である。誰が住んでいたのかは知られていないが(有名なお城にありがち)。井伊直弼が生まれたお城なんだけどね!
【彦根城】を訪れたのは、実に14年ぶり、3度目である(こういうとき刻印があると良いよね!)。経験をしているだけに「ああ、またあの坂を登るのか……(・Д・)」と来る前から身構えてしまった。【彦根城】といえばこの敵から攻めにくくするための坂である。まるで人生を暗喩しているかのように険しい坂だ……







苦難の先に夢がある——というが、ここから帰る時は下り坂である。苦難の先の夢の先にあるのは、下り坂の人生。
階段というか、梯子

現存天守閣には、人生経験として、人生で一度くらいはどの天守閣にも行っておいた方が良いというのが私の意見ではある(記念メダル未販売天守閣の販売求ム)。しかし、水族館や動物園と同じように子供のときに行っても何も楽しくはないので、ある程度年齢を重ねてからがよい。特に”歴史”を学ぶ中学生以降であることがマストだ(お城の博士ちゃんみたいな子は除く)。ただ、歳を重ね過ぎて大河ドラマが面白くなったような年齢になってからだと「階段……いや、梯子だ!」という試練が、すり減った膝の軟骨に容赦無く襲いかかってくるようになる。昔の階段は、ほぼ梯子だったのだ。

これは本当に深刻な問題で、長年【松本城】に憧れを抱いていた母をようやく親孝行できる経済状況になって連れて行ったときには、年老いた母にはこの階段はキツくなっていた。気合いで乗り切ったものの、常に事故と隣り合わせのような状況だった。昔のお城の堅牢さを身をもって実感した次第である。
つまり結論としては「20代中盤から30代中頃までに、恋人と二人で来るのがよい」ということになる。結婚して子供が生まれると、高齢の母を連れてくるのと似たような理由で難易度が上がる割に、内容自体を子供は全然楽しめないので、全体としての満足度はすこぶる低くなることだろう。参加者全員が楽しめていない旅行ほど言葉にならない不満が積もる旅はない。子供と旅行する時は、子供が喜ぶことに全フリしよう。結果的にその方が自分も楽しい思い出になるし、自分のやりたいことに子供を付き合わせても結果的に子供も自分も全然楽しめないというのはあるある中のあるあるであるといえよう。子供は自分の興味がないことに我慢をしない。

10年以上ぶりに見学した城内は、まったく記憶に残っていなかったのである意味新鮮な気持ちで楽しめた。というか、記憶の中の”城内”が一体どこのお城なのかわからなかくなっているだけかもしれない。
どの光景も見たことがあるような気がするし、見覚えのない新しい光景でるような気もする。わからなーい。




バリアフリーの対局に位置するような建造物であるが、そこでしか摂取できない栄養素もまたある——のかもしれない。
とりあえず久しぶりの【彦根城】は階段の登り降りも含めてなかなか楽しかったが、これを楽しめる年齢というのもまたリミットがあるのかもしれないと思うと、人間の儚さを思うばかりである。天守閣の最上階まで登ったお殿様が帰る時に足滑らせて事故ったとかなかったんかね、実際?

これくらい車格があると車庫証明不要といえど結局駐車場と同等の駐車スペースが必要だし(賃貸の自転車置き場だと怒られそう)、定期メンテナンスをトヨタ販売店でやるのなら車検不要といえど結局車検みたいな定期的な支出はあるよねというところで、広大な駐車場を持つ戸建て以外だと結局軽自動車の方がコスパ良くね?となり断念している。
記念メダルについて

【彦根城】は一時期記念メダルの販売を終了していたが、2025年4月に復活したなかなかレアパターンの記念メダルスポットである。70年代とか80年代とか、そこで働く最古参の従業員ですらかつてメダルを販売していた事実を知らないような記念メダルスポットが「懐かしいあの記念メダルがうちにも新登場!」みたいあたかも初めて販売しますみたいなテイで再販売をスタートすることはままあるが、販売終了も復活も現役スタッフが把握していることは実はとても珍しいのである。

でも、このWordで作ったかのようなデザインを手書きで再現しているセンスはイイっ!
販売場所は天守閣を目指す道すがらにある売店なので、記念メダルが目的なら見逃すことはほぼないだろう。純粋にお城が目的のお城好きな方だど、スルーしてしまうかもしれない。特に私のようなケチの権化で「お土産なんて買って、家に持って帰ったあとどうすんの?」と家に物が増えることを何よりも恐怖する人間だと(記念メダルなどという貯まる一方の物を収集している人間の発言)

デザインとしては、おもて面は旧メダルをほぼ踏襲している。細かく見ると金型を作り直したためなのか細かい差異が見受けられるが、「同じ」と言っても差し支えないだろう。

裏面は新規一転されていて、そこがウリにもなっている。

【ひこにゃんミュジアム】の誕生と共に記念メダル復活の狼煙を上げた【彦根城】。
末永く販売を継続できることを願ってやまない。


(過去記事)僕らはひこにゃんに会いに行く。彦根のよいにゃんこではなく

【彦根城】のひこにゃんといえば、ゆるキャラ界の王者であろう。今では「ふなっしー」にその座を譲っている感があるものの、間違いなくゆるキャラブームの火付け役であり、元祖ゆるキャラと呼ぶにふさわしい存在である。ひこにゃん無くして、ふなっしーは存在しなかったといっても過言ではない。
現在ではどうかわからないが、私が彦根城を訪れたときは、ひこにゃんブームのフィーバー中であったので、その辺を軽々しく歩いて気軽に握手に応じてくれるような身近な存在ではなくなっていた。ひこにゃんに会うためには専用の見世物小屋のような場所に行き、長蛇の列を並ばなければならなかったのである。どれくらいの長い列だったかというと、「ひこにゃん最後尾」という立て看板を持つスタッフが動員されるほどの盛況ぶりであった。ラーメン屋だったら絶対に並ばないクラスであった。
しかも、長時間待って入場した見世物小屋で、ひこにゃんの登場はわずか5分のみであった。「もう時間なので、ひこにゃん、お別れです」というアナウンスがあると、ひこにゃんは持っていた花束を落としてショックを受けていた。我々との別れを惜しんでくれていた。そんなに悲しいならもって一緒にいてあげたのに、と思ったとさ。ちゃんちゃん。

彦根城は天守閣が現存する城なので、天守閣に行きつくまでに長い長い坂を上らなければならない。そして場内も、非常に膝に悪い階段なんだかハシゴなんだかを昇り降りしなければならず、夏に行くと汗あく必至である。ただ現存天守だけに、一度は行ってみる価値のある非常に良い城である。同じ滋賀県の【長浜城」】とは天守閣はもちろん、城の造りそのものからしてレベルが違う。「天守閣に行きつくまでが大変」「入城してからも大変」という点こそが――城攻めを想定して造られたその点こそが、当時確かに存在したという歴史の証明に他ならない。過ごしやすい鉄筋コンクリートと城址公園での再建では再現できない「歴史」なのである。












コメントを残す