記念メダル界の黒船来航
御朱印、ダムカード、道の駅スタンプ、そしてマンホールカード……
コロナで世界が豹変する以前、世の中は空前の小旅行ブームであった。「軽キャン」の愛称で知られる軽自動車のキャンピングカーブームが象徴する「車中泊ブーム」は、そのことの一端を表すものであっただろう。
とにかくみんな、旅がしたいのである。
毎日仕事に忙殺され、変化のない毎日を送る中で、とにかく旅に出たい、日本中を駆け巡りたいという憧れにも似た欲求が生まれる。しかし、そうした想いはあるものの、「ではどこに行けばよいのか」という悩みを同時に抱えることにもなる。悩んでいるうちに休みは終わり、結局はルーティーンをこなす毎日がまたやってくる――
しかし、そうした悩みを解決するのが「〇〇巡り」である。一つのテーマを決めて該当する各所を巡る旅は、「目的地を決める」という最大の悩みを自動的に解決してくれるシステムなのである。「行きたいところがあるから旅をするんだ! 目的地を自分で考えないなんて本末転倒だ」という批判はもちろんあるだろう。しかし、その「本末転倒」という呪縛のせいでいつまで経っても一歩も踏み出せない者たちがいるのもまた事実なのだ。私自身、そうである。私は旅が好きだし見知らぬ土地で車中泊をするのが何よりも好きである。が、究極的には、実は行きたい場所などほとんどない。というか、「行きたい」と思えるほど日本のことをほとんど知らない。知らないがゆえに、行きたいと思う場所がないのである。
それでも、旅に出たいという欲求が、体の奥底から湧き出てくる。邪道と言われようと本末転倒だと言われようと、実際にそうなのだから、どうしようもない。私は旅に出たいのだ。家の中で特に興味もないYouTube動画を観ながらダラダラと過ごし、音を立てて迫りくる「休日の終わり」(通称:サザ〇さん)の影に怯える休みは、休みであるはずなのに、究極的には自己肯定感の低下にすら繋がるものとなる。
旅は、自分を好きになるきっかけを与えてくれる。目的地はなくても、目的はあるのだ。
だから、記念メダルは、私の旅の道しるべなのである。それがマンホールである者もいれば、御朱印である者もいるし、あるいは収集とはまた違った形――例えば「カフェ巡り」である者もいるだろう。
ここまでは前置きである。長い。
何が言いたかったかというと、「マンホール巡り」と「記念メダル収集」は、根源的には同じ源泉から湧き出てきたものなのではないかということである。そして、この「マンホールデザイン記念メダル」は、その両者を結びつける画期的なアイテムなのだぁ!(なのだー、なのだー←エコー)
両者を結び付けるのだから、お互いに刺激し合うのもまた道理。
今回の旅でなりゆきから実はマンホールカードを1枚入手したのだが、これが
集めたくなる圧倒的な存在感
をぷんぷんに解き放っていたので、例えばこれが記念メダルと出会う前に出会っていた物ならば、私は間違いなく記念メダラーではなくマンホーラーになっていたことだろう。
しかし、私は先に記念メダルと出会ったので、記念メダラーとなった。そこには一片の悔いもない。そして、これ以上活動の幅を広げる時間はないので、強い意思をもってマンホールカードの収集はやめておいた。ただ、許されるならもちろんマンホールカードも収集したくなった。本音出ちゃった。
それくらい、今回のマンホール巡りは楽しかったのである。目的のマンホールを発見したときには、あの青いメダル販売機を発見した瞬間に似たエクスタスィィィを確かに感じた。デザインマンホールも記念メダルも、現代における宝探しだね!
記念メダラー側にとってみれば、「蓋ノ屋」さんのマンホール記念メダルシリーズは、マンホール探しの楽しみの一端を記念メダラー達にもおすそわけしてくれる素晴らしい企画であるといえる。記念メダル販売機と違って「街なかの道路上にある」という点が記念メダルとはまた似て非なる楽しさがあり、非常に面白かった。施設をフィールドにするか街をフィールドにするかは、意外と似て非なるものであった。一度味わってみることを強くおすすめする。
マンホーラー側が、この「デザインマンホールの記念メダル化」をどのように受け取っているのかは正直わからない。が、両者はきっと、分かり合えると思うのである。実現はなかなか難しいかもしれないが、例えば【碓氷峠鉄道文化むら】のように、対象のマンホールが設置されている場所でマンホール記念メダルの販売が実現すれば、マンホーラー達にも記念メダルにガッコンガッコンと日付を刻む楽しさを味わってもらえるのではないだろうか(刻印しない派になるかもしれないけど)。そうなると、マンホールメダルだけは集めるみたいなマンホーラーも登場するかもしれない。
「丸いのだから、マンホールと記念メダルの相性は良いはず。両者ともに収集家がいるわけだし」と薄ぼんやりと考えていた記念メダラー達の想いを実現してくれた蓋ノ屋さんには、感謝の念が絶えない。頭の固い行政(※筆者の勝手なイメージです)と交渉してこれを実現するというその実行力が信じられない話である。しかも、純粋に記念メダルとして見ても、その完成度の高さははっきり言って記念メダル界の雄・オークコーポレーションに勝るとも劣らない素晴らしさである。いや、マジで。すべてのプリントメダルがこの完成度なら、たぶん誰も文句は言わないことだろう。それくらい、初めて手にしたときには感動した。
ぜひこれからもどんどん新作を発表して欲しい。マンホールを回りに行くのが大変だけど。でも欲しい。遠慮せずどんどん出して!(無茶な要求)
@道の駅 藤川宿(むらさき)
最初に訪れたのはここ、「道の駅 藤川宿」である。その理由は簡単で、「道の駅だから24時間駐車場が開いている」である。マンホール巡りは記念メダル巡りと違い、基本的には「時間に縛られない」という最大級の利点がある(マンホールカードも欲しいという場合は話が違うだろうが。実際「藤川宿」ではマンホールカードを配布しているが、配布施設は9時オープンであった)。そんなわけでここを訪れたのは朝6時ごろであった。
実は私、新卒で某大手バイク販売チェーンに就職する予定だったので、「赤男爵」(ほぼ言っている)の本社が近くにあるこの辺りには少し土地勘があったりする。しかし、あまりにもしょぼかった私は研修期間終了と共にバイク業界から足を洗うことになったのはまた別の話(洗うほど足が浸かってない説)。
名古屋方面から東京方面へ国道1号線をひた走ると、件の某赤男爵本社前を通り過ぎ、更に少しばかりいくと、「道の駅 藤川宿」へ到着する。
良くも悪くも典型的な道の駅で、産地直送の野菜等が売っているお店と24時間使用できるトイレが併設された「ザ・道の駅」である。それ以上でもそれ以下でもない。ただ車中泊ができるので(仮眠のことだYO!)、旅の出発点としては都合が良い。クルマで巡る派の人は、ここから西の方へ進んでゆくのが良いかもしれない。ちなみに「名鉄 藤川駅」もすぐそばなので、公共交通機関派の方々も安心である。電車で訪れたらむしろ道の駅にたどり着く前にマンホールと出会ってしまうことだろう。
@岡崎市美術博物館(あお)
公共交通機関派の方々の最大の鬼門となるのがここ「OKAZAKI MINDSCAPE MUSEUM」こと「岡崎市美術博物館」である。ここは「岡崎中央総合公園」という野球場と体育館を中心とした大規模な運動公園の一画にあり、しかも山の中である。年に一度「岡崎シティマラソン」というマラソン大会がこの地で開催されるのだが、そのマラソン大会のラストがこの山を1.5キロ近く駆け上がるという地獄のコースとして有名であり、タイムは100%出ないことが保障された難コースである。私は過去に参加した数々のマラソン大会で1度だけ歩いてしまったことがあるのだが、それが前々日まで39℃の高熱で寝込んでいた状態で臨んだこの大会の、ラスト500メートであった。ちなみに、別の大会で走り終わった後に「なんか調子が悪いな」と思ったら38℃の胃腸風邪となって寝込んでしまったときでもとりあえず歩くことはなかったので、この山の坂は、心を折るに十分なだけの勾配があると考えていただけると良きである。歩いてここに行こうなどと決して考えてはいけない。例年この最後の坂には、朽ち果てた体で黄泉の国から極楽浄土を目指して坂を登る亡者の群れのような人たちの姿が見られる。
公共交通機関派は、1時間に一本程度の名鉄バスを利用しよう〈時刻表〉。これは、「1度行ったら、帰るためには1時間は現地で時間を潰さなければならない」ということを意味するのだが。。。
この美術館は「人の心」をテーマとした前衛的な美術館であり、外観だけでもかなりおしゃれである。さらには、日が暮れると周囲が幻想的なムードに包まれる。ほのかな光の演出と、周辺を木々にに囲まれた自然環境が合わさって、好きでもない人とは絶対に来られないような空気感となる。逆にいえば、ここに連れてくることができればいろいろとOKな感じになってしまう(何が?)。途中で嫌になって離脱しようにも唯一の公共交通機関は前述のとおり1時間に一本しかないので、よほど運が良くない限り、山の中に逃げ場はない。まだ心の迷いがあるならば、必ず事前に断る勇気をもつことが肝要である。正直、下心なしで日が暮れたこの場所に誘うような事態は100%あり得ないので、好きになりたくない相手とは来ない方が賢明である(何が?)。
@Libra(みどり)
「Libra」は、正式名称を「岡崎市図書館交流プラザ」といい、一言でいえばとってもおしゃれな図書館である。
私の中で「Libra」といえば「Libra hack事件」である(リンクでウィキペディアの記事に飛ぶが、検索すれば簡単に、不起訴処分となった男性が作成した概要解説記事が見つかる)。詳細はリンク先に譲るが、名前をすっかり晒されてしまっているLibra館長のコメントからは、最後までごめんなさいが言えない大人にありがちな、凝り固まってしまった悲しい姿を感じてしまう(最終的には申し訳ないと言ったそうだが。被害届は最後まで取り下げなかったけど)
ただ一方で、この事件の本質はwebに携わっていない人には難しいのかもしれない、とも思う。だから、突然の事態にパニックになり、怒りの矛先を加害者とされた男性に向けたこと自体は理解できる。問題なのは、引っ込みがつかなくなったのか何なのか、あなたは悪くない仕方がなかったという声にだけ耳を向け、外部の声に対して耳を塞いだことである。これと同様のことは警察と検察にも言えるので、それに追随せざるを得なかったのかもしれないが。。。
しかし、それは同時に、図書館側が外部の指摘にきちんと耳を傾けて然るべき対応を取っていれば(要するに被害届を取り下げていれば)、誤認逮捕はすぐに終わったはずであるともいえる。そうしなかった図書館は「警察の言う通りにした」「システムを作った業者の話を鵜呑みにしていた」と的の外れた責任逃れをしたせいで事態が混迷した。「問題となった図書館ソフトに欠陥があった。つまり開発・納入業者が悪い」と本質的な事実を述べれば図書館側に責任がないことをはっきりできるはずなのに、「違法性はなくても、こちらが意図しないアクセスをしたのが悪いんだ!」と最後まで振り上げた拳を同じ場所へ叩き落とし続けたせいで、何も解決しなかった。
このことからは、館長が最後まで、繰り返し指摘され説明されてきた内容をまったく理解できていなかったような印象を受けてしまう。
ちなみに、この事件の本質は「クローラによるアクセスが犯罪とされてしまった」ということにある。ネット上に公開されているウェブページにクローラでアクセスすることなんて一般的な話なのに、だ(ちなみに国会図書館も全国の図書館の情報をクローラを使って取得している。で、Libraのシステムはこの国会図書館のクローラやグーグル等の検索エンジンのクローラを拒否する設定にしていたので、いままで「クローラが来たらダウンする」という欠陥に気が付かなかったというわけである。つまり、その設定を施していたMDISはこの欠陥を知っていて、それを回避するためにクローラを拒否する設定にしていたことになる。ちなみに国会図書館のクローラを拒否するのは国会図書館法違反だったりする)
ただこれがwebの世界の難しさでもある。webの世界では一般的なことでも、一般的には知られていないことは多々ある。一般的に知られていなければ、それは知らない者にとっては「非常識」となり、そこから思考が一歩も動かなくなってしまうことはあり得るのだろう。本質を理解するチャンスはたくさんあったのに、「非常識」という判断に捉われ続けた結果、理解への思考が停止してしまったとしか思えない。その結果、一人の一般人の人生を大きく変えてしまい、ひいてはこの男性と似たようなシステムを日常的に開発している業者・業界を無駄に委縮させた。そして、図書館側にはそのような事態へと無駄に発展させてしまったという自覚がまるでないような印象を受けてしまう(少なくても、当時は)。
その後、第三者組織の仲介により、「共同声明」が発表された(最後まで被害届の取り下げはしない旨も記されているが……)。個人の力でよくここまでたどり着いたなと思う。もちろん、危機感を覚えたWeb業界関係者たちのバックアップがあってのことだということは想像に難くない。
@籠田観光案内所(ブラウン)
籠田観光案内所は「岡崎市観光案内協会」の中にある。というか、「籠田観光案内所」という看板は見当たらない。
ここでは、観光案内所のお姉さんがとても気さくで、とっても丁寧な対応をしてくださる方で、日々職場の人間関係に疲弊しぼろ雑巾のように擦り切れている私の心にはそれだけで印象が爆上がりである。私のことが好きなんじゃないかと思った(もしかしてだけど~)。
そんな親切なお姉さんから、生まれて初めて「マンホールカード」をいただいた。中に入ったら「マンホールカードですか?」ととびきりの笑顔で声を掛けられ、「いいえ、30半ばを過ぎましたがパンダのぬいぐるみと一緒に地面に這いつくばってマンホールの撮影をしたいんです」と答えられなかったので、「はい」と言ってしまったのだった。
ついでにマンホールの場所を尋ねたら、すでに通り過ぎていたことが発覚した。人間とはいかに普段興味のないものが目に入りにくい生き物かということを思い知った次第である。一般の方々は旅行の際に記念メダル販売機なんぞ全然その目には映らないことだろう。
観光案内所には、ルネマンホールcollectionのグッズも販売されていた。
マンホールカード以外にも、「るるぶ」の岡崎特別版等の小冊子なども貰えて、観光案内所の機能を存分に発揮していた(当たり前だ)。マンホール巡りと共に岡崎観光を考えているのならば、ぜひ存分に活用していただきたい。私は午前中に終わらせることを目標に駆け足で巡ってしまったので、いただいた情報冊子たちをまったく活用することができなかったが。。。
@東岡崎駅(ピンク)
岡崎といえば、ここ「名鉄 東岡崎駅」である。岡崎の中心地は間違いなくこの駅である。駅の古びた外観からは想像もつかないほど、岡崎の街はこの駅を中心に回っている。
しかしこの東岡崎駅、実に久しぶりに訪れてみれば、なんだか見覚えのない駅ビルのようなものが建てられていた。そして肝心のルネマンホールもそこに設置されていた。
@中岡崎駅(グレー)
中岡崎駅は「愛知環状鉄道」というローカル線の駅である。恐らく愛知県民でもその存在を知っている者の方が少ないことだろう。そして愛知県在住でありながらも、一生足を踏み入れることなくその生涯を終える県民の方が多いことだろう。
実は私は、利用したことがある。なんと、中岡崎近くのホテルにて、当時勤務していた会社の会食があったのだ! 「なんでこんなところで……」と、私ではない参加者が述べていたのは末代までの秘密だぜ! 決して私ではない!
しかし、利用したといっても半分嘘で、その時に利用したのは、実はお隣の「名鉄 岡崎公園前駅」である。
これら二つの駅はロータリーを共有するほど仲睦まじく並んでおり、上記掲載のマンホール蓋も何なら岡崎公園前駅の方が近くですらある。公共交通機関でマンホール巡りをするならば、名鉄 岡崎公園前駅を利用する流れになると思われる。ちなみに、近くの八丁味噌のお店にてマンホールカードを配布しているので、欲しい人は忘れずに。
@岡崎駅(オレンジ)
JR 岡崎駅は、岡崎の名を冠しながら、名鉄 東岡崎駅に岡崎の中心地たるポジションを奪われてしまった不遇の駅である(個人的見解)。JRの駅だけあってとても綺麗で建物も立派なのだが、それに見合う発展が今一歩足りない印象である。ただ、やはりよく整備された駅である。
マンホール巡りの行程でここに来るには、電車ではなく名鉄東岡崎駅から名鉄バスに乗ってやってくるのがスムーズにいくものと思われる。
特にこれといってすることもなくさっさと帰ってしまったが、おいしいお店がたくさんあるとの話を聞いたことがあるので、グルメが好きな方はぜひお調べいただいた上でお越しいただくとよいと思われる。私は平時でも旅中でもいつでもすき家のチーズ牛丼が良い派であるのでささっと後にしてしまった(わたくしまごうことなきチー牛野郎でございます)。
そんなこんなで、無事にすべてのルネ マンホールを巡ることができた。いつもの記念メダルの旅とは違った風情のある、楽しい旅であった。人間は何かを巡ることを本能的に欲するようにできているのかもしれない(無理矢理壮大な話にしての〆)
【おまけ】@明代橋(岡崎市上下水道事業100周年)
2023年に開催された【第11回マンホールサミットin岡崎】 に合わせるように設置された新作ルネマンホールである。実はこれと対を成す金色ルネマンホールなるものが存在し、こちらは実際の路上には設置されず、先のイベントにて記念展示された。ちなみに記念メダル化もされた。
設置場所は”明代橋”という大きな橋のすぐそばである。Googleマップで検索すると絶妙に辺な場所に案内されるので要注意やで! 東岡崎駅からまっすぐ行って右や!
【おまけ2】@茅ヶ崎市博物館(岡崎市上下水道事業100周年)
岡崎市と神奈川県の茅ヶ崎市は何らかのゆかりがあるらしく(詳細不明)、両市のデザインマンホールを交換するという事業を2023年10月に行ったらしい。ゆかりも知らなければ、マンホールの交換に一体どういった意味合いが生み出されるのかはまったくもって不明であるが、とにかく神奈川県茅ヶ崎市に愛知県岡崎市のマンホールメダルにもなったマンホールが設置されているという他にない状況が発生しているようなので、見に行ってみた。
愛知民からすると、他県に「OKAZAKI」と書かれたマンホールが設置されているのを見るのは違和感ありありで単純に面白い。神奈川県民が見ても何も思わない確率が高いが。「岡崎ってどこやねん」てなる確率67%。
「茅ヶ崎市博物館」自体の感想としては、超絶綺麗で、トイレも快適で、自習スペースが贅沢に設けられていて、近くにあったら休日に通うレベルの快適さであった。私が行った時は近所のおじいちゃん率95%で、暑い日だったのでみんな牧歌的に涼んでいる様子が見られた。最近の市立博物館は展示物云々というより、地元民のコミュニティスペースとしての機能をもたせることに注力してるんですかね?(例:【松本市博物館】)
展示物はまあ、地元民以外——あるいは地元民であっても興味をもつのが難しい感じの物が並べられている感じ〜
記念メダルについて
いや、まじ革命(語彙力)
この蓋ノ屋Prezents「マンホールメダル」シリーズの素晴らしさは、メダルの作りこみ具合にある。
マンホールやん
本物のデザインマンホールを見に行って、この思いは更に強くなった。
記念メダラーたちにとっては「プリントメダル」はあまり歓迎されないタイプのメダルである。しかしながら、このシリーズに関してだけは、そういった悲しみを聞いたことがない。プリントメダル特有の安っぽさがまったくないのである。なんなら、実際のマンホールにあるような凹凸すら再現してるように見えてくる。
こうなってくると、他のプリントタイプのメダルももっと頑張れよみたいな空気感になっちゃうよね……(特に【フジ〇レビ】系)
このシリーズは2021年現在で、長野県シリーズや北海道シリーズなどもあるので、記念メダルを巡る旅の一つとして今後も記事としていきたい。マンホール巡りの楽しさの一端を味わうことができ、プチマンホーラーとしてのデビューを果たした気分である。何より、このマンホールメダルの完成度の高さがよく分かる旅である。
この完成度なら、他のマンホールグッズと共に販売しても全然問題ないと思うのだが。今回のルネシリーズでいえば、例えば、「道の駅 藤川宿」と「籠田観光案内所」ではルネマンホールcollectionのグッズを販売していたのだが、案内所の素敵なお姉さんはこの記念メダルのことは知らなかった(知らないだろうと思ったけど)。あそこで刻印機の設置と共に販売ができたら、記念メダルスポットが増えるとともに、マンホーラーへのアピールにも繋がると思われる。大人の事情があるだろうからそう簡単にはいかないだろうが。
ちなみに今回の旅で刻印機を利用しようと思うなら、道中では【岡崎城】が最も立ち寄りやすい場所となる。というか、刻印派の私は寄れば良かったなと思っている次第である、はい。
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