マンホールサミットの方から私のところへやってきた!
【第11回マンホールサミットin岡崎】とは、2014年(?)から開催される、年に1度の一大マンホールイベントである。2014年から23年までをカウントすると「11回にならなくね?」と思ったのだが、初期の頃から2017年までは年2回開催されていたようで。その後、コロナ禍による中断期間を経て今年で11回目という紆余曲折があって今に至るらしい。ちなみに昨年度は埼玉県の所沢で開催され、後述する蓋ノ屋さんの参戦により記念メダラー等の間にも知れ渡る一大イベントとなった。昨年は私は残念ながら不参加となったので、マンホール界隈に続々と参戦を果たす記念メダラーな皆様のツイートを指をくわえて見ておりましたよ……
↓その時の会場は記念メダルスポットへと無事転生したただ、一大マンホールイベントと呼べるまでに発展したのは恐らくここ最近のことで、始まりは秋葉原のビルの1会議室で300人程度の規模だったらしい。今年初参戦した私が目にした光景との違いに逆に驚愕する。どんだけデカくなっとんねん……
徐々に規模を大きくしていきながら、それでも2016年までは大きくなったといえどイオンモール等での開催でせいぜい数百人規模のイベントであった。それが2017年の行政組織との正式コラボによって一気に3000人オーバーのイベントへと発展した。その後も規模を拡大し続け、今回の岡崎で繰り広げられた光景に至ったというわけである。
会場が遠いと足を運ぶのがどうしても難しくなるのが記念メダルイベントのSA・GAであるが、今回はマンホールサミットの方から私のもとへやってきてくれた。なんで岡崎なんか選んだの? と正直思うし、何より某岡崎観光伝道師の皆様が現在進行形で大荒れに荒れている真っ最中で開催されるに至ったのは「誰の日頃の行いが悪かったんだ?」と思わずお天道様を恨むほどの不運といえるだろう。本来なら某岡崎観光伝道師の方々のマンホールは目玉の一つになるくらいの物だったのになぁ……(遠い目)
実際に足を運んだ人はわかっていただけると思うが、東岡崎駅からメイン会場の岡崎市民会館に至るまで、いうなれば街の全てが会場であった。ちなみに「東岡崎駅」というのは岡崎市で1番の繁華街であり、三河地方の会社の飲み会は大抵「東岡崎駅」か「豊橋駅」で開催される。一言でいえば、東岡崎駅周辺をジャックするのは三河地方の人間からすればすげー∑(゚Д゚)ことなのである。だから「秋葉原にある某会社ビルの14階会議室で開催していた」という規模感で語られても逆にまったく想像がつかない。今回初参戦の私にとって、マンホールサミットとは行政を挙げての一大イベントだという認識である。
さて、そんな広大な会場では生半可な気持ちでは全てを見て回ることはできない。今回特に個人的に致命的だと思ったのは、非マンホーラーである私は、マンホールを探しに行くのは好きだが、マンホールの造形自体にはあまり興味がない——ということだった。つまり、展示されているマンホールを見てもそこまで興味がわかなかったのである。
マンホールメダルに関しては基本的には設置場所まで足を運び、メダル(とパンダ)と一緒に写真を撮るというのをマイルールとしている。その活動を通して、場所を調べて自ら足を運び、路上に目的のマンホールが設置されているのを見つけた時は、あの青い販売機を見つけた時の宝探し感と似ている——という喜びを感じることができた。だから私は「マンホールのことも結構好きかも」と思っていたのだ。が、その辺には本人も自覚しえないいろいろと複雑な乙女心があるようで、一筋縄ではいかないらしい。
この話はマンホーラーの皆様の間にも「マンホールカードを集めるのが好きな人たち」と「マンホールそのものが好きな人たち」みたいな線引きがあることを想像させる。無論その線引きは右と左みたいに明確な隔たりがあるわけではなくスペクトラム状となっていて、いわば”どっち寄り?”みたいな話だと思われる。記念メダルでいえば
・「メダル派」(メダルをコレクターズアイテムとして収集している傾向が強い。通販やフリマアプリの使用をあまりためらわない)
・「思い出派」(記念メダルは自分の足で収集してこその”記念”という信念が強い)
に分かれるみたいな。
何が言いたいかというと、さっさと帰っちゃった( ・∇・)テヘ ってだけである。たぶんマンホーラーの人が【茶平工業】の会社見学に行っても似たような感じになるのではないかと予想される。
1枚1枚に感動するほどではないけれど、それなりに楽しい。
少し大袈裟な表現かもしれないが、大体こんな感じではなかろうか。
自分の専門外のところで遊ばせていただいているという感謝の念を抱きながら、2時間弱ほどで帰路に着いた。そして帰りの電車内で来年度は「富山県富山市」での開催であることをTwitterで知る。また参加難易度高い場所やな……という絶望は来年のこの時期まで取っておく。来年のことは来年の開催日1ヶ月くらい前に考えよう。
以下、他に気になった諸々。
マンホール焼肉
岡崎リバーサイド
イベント収集品
記念メダラーたちのメイン会場:蓋ノ屋ブース
我々記念メダラーにとってメイン会場となるのは言わずと知れた蓋ノ屋ブースである。これは全然誇張ではなく、東岡崎駅からメイン会場である岡崎市民会館に至る道中のちょうど中間地点くらいに蓋ノ屋ブースはあったので、ここで引き返して帰路についた記念メダラーも少なくないだろう。
ここは記念メダルの歴史上、最も記念メダルが販売された場所であったことは間違いない。その聖域〈サンクチュアリ〉から発せられるエネルギーは相当なもので、それに伴い失われた現金の額も相当なものであった。財布の紐が緩むとはこのことか∑(゚Д゚) と身をもって体験した次第。
どこを見ても記念メダルだらけでヨダレが止まりませんな(*´∇`*) ここは記念メダラー達の極楽浄土だ!
ただ、今回の【マンホールサミット】において、蓋ノ屋さんのブースへ訪れた私が一番衝撃を受けたことは
店員さんがカワイイ
ということだった。
これはマジで一体どうなっているのか? 可愛い女の子が記念メダルなんていう度し難い俗物を販売するなんていう現世では起こりうるはずのないことが起こっている並行世界〈パラレルワールド〉へと迷い込んでしまったのかと我が身の行く末を心配してしまうほどであった。どうか元の世界へ帰れますように、と。
しかし決して”なろう系小説”のように甘く切なく俺最強な世界にはなり得ない現世世界に生きる今生の人生では、私はいつも仕事に追われ苦しく非力で女の子にはモテない。それはこの記事を書いている現時点でも悲しいほどに揺るぎない事実である。
それなのに記念メダルを得る店員さんが可愛いとは、これ如何に——
そんなキモいおっさんの雑念は置いといて。
蓋ノ屋ブースの前には元から設置されていたであろうテーブルとイスが置いてあって、ここでお会いした記念メダラーの皆様と少しばかりではあるが雑談させていただいた。このテーブルとイスがあると分かっていれば、ここで何か配布しても良かったな〜とちょっと思った。記念メダルの前で記念メダルについて軽く語り合える場があると良いよね。
蓋ノ屋さんからは【茶平工業】がいまとても儲かってそうなお話を聞くことができて、新メダルの誕生に我々は振り回され続けながらも、やっぱり嬉しい限りだね!
なんかもう、ここで力尽きちゃったのは前述のとおりである。なまじ会場が家から近かっただけあって「元を取るんだo(`ω´ )o」みたいな意気込みが一切湧かなかったのもまた事実である。
旅とはなんとも難しいものであることよ……
記念メダルについて
ラインナップ②で言及したのだが、みなさんは”見本メダル”としてぶら下げられていたマンホールメダルの存在に気が付いただろうか?
世に出回らない記念メダルとはなぜこんなにも心躍るものなのか——
さすがにいただくことはできなかったので、写真を撮らせてもらった(もちろん許可を得て)。
また、蓋ノ屋さんが”名刺メダル”のブームに乗って(?)製作した正真正銘の蓋ノ屋メダルが、2000円以上のお買い上げで無料プレゼントという太っ腹企画が実施された。
またこのメダルは、店主の蓋ノ屋さんと”名刺メダル交換”をすると貰えた。同じメダルではあったが、名刺メダル交換がしたい! という文化の創造の過渡期における欲求に従い、交換していただいた。冒頭に同じメダルの写真が2枚掲載されているのはそういる理由である。
マンホールサミットメダルと蓋ノ屋メダルだけでも記念メダラー達にとっては行く価値がありすぎるイベントであったが、その他にも”この日が初お披露目”となった記念メダルが数点あった。その中でこのイベントを象徴するものだけをピックアップして紹介。
金色マンホールは岡崎市民会館に展示されていたらしいのだが、前述の通り私はそこまで行き着くことができなかった。だから実物は見ておりませぬ( ´ ▽ ` )
また内藤ルネ氏の寄贈による金色のマンホールの登場によって、この度めでたくマンホールメダルが記念メダルの主要3色「金・銀・黒」が揃い踏みとなった。
残すところあとは銅と金銀コンビだね♪( ´▽`)オマチシテオリマース
語り出したら永遠に止まらないほど内容盛りだくさんの記念メダルイベントである(マンホールイベントじゃないんかい)。いつか記念メダルの前で記念メダルについて記念メダラー達が平和的に語り合える日が来ることを夢見て……
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