【販売場所】
@館内の観光案内コーナー
備考1:。アンリ・ファルマンデザインのメダルは通販されているが、ゆるキャラ「トコろん」メダルはここでの現地販売のみ。
備考2:マンホールサミットで販売された38ミリメダルの在庫がここで売られていた。
トコろんの街、所沢
【みうらじゅんFES】という記念メダラーのためのようなイベントに急遽参戦することが決まった2023年のGW最終日前日。所沢という、私にとって通常の生活を送る限りおよそ縁のない土地に足を踏み入れることとなり、ここまで来たのならやはり寄れるものならどこかに寄っておきたいと考えるのが巡回系コレクターの運命(と書いて”さだめ”と読む)だろう。所沢において、マンホールカードコレクターにとっても記念メダルコレクターにとってもその場所となるのがここ【所沢市観光情報・物産館YOT-TOKO(よっとこ)】である。
まさに命名者の思う壺であり、他人の思い通りに動いてしまうほど人間にとっての屈辱はない。しかし、「次に来るときはいつになるのか……」という危機感の魔力には抗うことができなかった。よっとこってなった( ;∀;)クツジョクダ。
しかし、【みうらじゅんFES】の会場である所沢市民文化センターからYOT-TOKOは微妙に距離が離れている、かつ最寄のバス停への接続も悪く、バスも1時間に1本だった。バスを待っている時間で徒歩で辿り着けるというなんとも悩ましいタイミングで退場してしまった私は、覚悟を決めて歩きましたYO! ただこれが地獄への始まりであった。
このときあまり考えてなかったのは、マンホールメダルはデザイン元となったマンホールを撮影しに行かなねばならないというドM系自分ルールである。クルマがないと、この行程が本当にツラいことはガンダムマンホールで学んだはずなのに、学んだことが身にならないから人間なんだな(相田みつを風に)。
みうらじゅんの濃い世界に当てられてか、はたまた田舎モンが東京近郊に来てお上りさんになってしまったからか(言うても所沢ですがーって所沢の方々を敵に回しかねない発言)、行きはまだ辛くない40分の旅路の果てにたどり着いたのだった。行きはよいよい帰りは怖い〜、とはよく言ったものである。
中に入ると、名前の通り”観光案内所”と”物産館”を足した施設となっていた。いわゆる「土産屋」なので、ブログとしては記事にしにくいのだが、休日ということもあってかなかなか賑わっていたのが印象的だった。イメージとしては”最近できたばかりの道の駅”という感じ。
記念メダラーが訪れても特筆すべきことが特にないが、施設としてはとても良い場所だと思います(*´∇`*)
私に旅を楽しむ余裕がなかったのが致命的である。やはり、徒歩は疲れるという人間としてのSA・GAである。
また、ここはマンホールメダルの他にマンホールカードの配付場所でもあるので、多くのマンホーラーも訪れていることだろう。
マンホールカードは正直ちょっと欲しかったのだが、まあやめておいた。これで私の代わりにどなたか一人、貰える人が増えたかもしれない。
ここで気になる物を発見!
何このライバル臭
Σ(゚д゚lll)
どうやらチタン製らしい。
ここで多くの方に分かってもらえないであろう価値観を述べるが、バイク乗りは何かとチタンという金属が好きである。バイクパーツは「ステンレス」<「カーボン」<「チタン」の順で値段が高くなっていく傾向が大きいので、バイカーは「チタン」という言葉に反応しがちなのである。
元バイク乗りたる私は、これを見て常人では考えられないほどの危機感をこのメダルに対して抱いた。これはまた、茶平メダルのライバルが現れたのか⁉︎ それでなくても最近は「メダルタイパー」とか新興勢力が勢いを増してきて大変なのに、と。
この「チタン」の勢いはメダルサイズの物だけではなく、他のマンホールグッズにも展開されていた。
正直カッコいい
( ;∀;)
やはりバイク乗りはチタンに弱い。チタンの質感に触れただけひれ伏してしまう。
全然チタンに興味がない人が見たらただの地黒なトコろんに見えるだけもしれないが、実際に触れてみるとこれが高級感があって最高の質感でカッコ良かったのよね……
このチタン製マンホールメダルが今後他地域ににも広がっていくものなのかどうかは全くの不明であるが、茶平&蓋ノ屋さんには、ぜひつけ入るスキを与えずに頑張って欲しい。両者が頑張れば頑張るほど集めるのが大変になってしまうのだが、どうか気にせず頑張ってほしい。マンホールメダルは購入すると実際にマンホールを見に行かなきゃならんから工数多くてほんと大変とかどっかのブロガーが嘆いていたが、そんなものは暴風警報の中の小鳥のさえずりだと思って頑張ってほしい。
マンホールサミット跡地
この場所で【マンホールサミット2022】が開催されたのは記憶に新しい。当日は蓋ノ屋さんが限定マンホールメダルを発売したこともあり、マンホーラーだけではなく多くの記念メダラーも参戦した様子がTwitter上に溢れていた。
私は参戦できなかったのだが、2023年の「第11回マンホールサミット」は「in岡崎」(@岡崎市民会館)であるとのことで、
時は来た(゚Д゚)クワッ
と今からソワソワしております。というか、記念メダルが発売されることに期待しております(*´∇`*)フタノヤサン
このエリアは正確には「サクラタウン」と呼ばれるものらしく、ショッピングモールのようにお店がたくさん並んでいて、人が溢れていた。よくこんな場所で開催できましたな∑(゚Д゚) と会場の立派さと広さからイベント規模の大きさを目の当たりにし、岡崎市民会館でこんな規模のイベントができるのかしら……と超ひとごとながら勝手に心配になる。ちなみに岡崎市民会館にはまったくお店はありません。まあ向かう道中にはたくさんありますが。。。
それくらい立派な施設で度肝を抜かれた、そんな「サクラタウン」。交通の便の悪さ以外、素晴らしい施設だった。最寄りのバス停から10分くらい歩くし、バスの本数も全然ないが。
マンホールを訪ねて三千里
マンホール巡りはクルマがないと途端に苦行へと早変わりする。たかだか3キロ程度の行程でも、クルマで5分のところが徒歩だと40分くらいだとGoogleマップ様が同時に両方の所要時間を教えてくださり、そのギャップにあたいヤになっちゃう(/ _ ; )
【YOT-TOKO】からトコろんマンホールまで片道40分をてくてく歩く旅が始まった。その前にも40分歩いた後に。私の個人的な感想なのだが、40分ジョギングするより、40分歩く方が疲れるのだが、同士おる?
トコろんマンホール
トコろんマンホールは実は数種類存在するようなのだが、マンホールメダルの元となったマンホールは「所沢市役所 別館」近くの歩道に設置されている。ちなみに、【YOT-TOKO】の最寄駅の「航空公園駅」から徒歩圏内なので、どの道ちょっと遠回りするくらいの感覚で辿り着けるし、バスに乗るなら「市役所前」で下車すればすぐである。
ではなぜこんなにも私がブーブー文句を言っているのかというと、目指すマンホールを間違えたからである。私が最初に足を運んだのは「所沢市上下水道局」だった。そしてそれは、駅の反対側にあったのだった。
さて、一体何が違うでしょう?
正解は①「おすい」の文字がある、②ケンシロウの腹に刻まれた北斗七星みたいな穴がある、の2点が違うわけだが、まあとにかくメダルの元となったのは左のマンホールなわけである。つまり、市役所別館に先に行っていればそこで話が終わったものを、私はそうではなかったというのが悲しみに暮れる要因だったわけである。つまり全部私が悪いのに文句言っているのである。サイテー。
で。
悲劇はまだ続く。
アンリ・ファルマンマンホール
上記のアンリ・ファルマン機が描かれたマンホールは、市役所内の駐車場に設置されていたものである。だから上記のトコろんマンホールから目と鼻の先にある。
で。
細かいところはまったく異なるのだが、トコろんマンホールと似たような事情がこちらのメダルでも発生することになる。実際のマンホールとマンホールメダルとを見比べてみよう!
うすいって、私の頭髪のことかな?
(*´∇`*)
何やねん「うすい」って。私はいつだって「麺固め、つゆ濃いめだ(゚Д゚)クワッ!」(そして血圧高めだ)
もちろん「うすい」は「雨水」のことであり、おすいは「汚水」のことである。
気づかなかったことにしようと思ったのだが、「もう2度と所沢には来ないかもしれない……」という謎の義務感が芽生え、再捜査。市役所付近に「うすい」ver.のトコろんマンホールもあるというネット情報だったのだが、私には見付けられなかった。
そこで一か八かの賭けで他の設置場所に向かった。20分のウォーキングで。なんて健康的な生活なのでしょう。もう2時間近くは歩いているよ。
で。辿り着いたのは「ファルマン通り」という大通り。駅の反対側だ!
だからルートとしては「上下水道局」→「ファルマン通り」というルートを辿った。この日、所沢市内をこれほどまでに歩き回った人間は私以外おるまいと思ったが、距離にすると15キロ弱にしかなっておらず、マラソンランナーからしたら全然だなと思ったりらじばんだり。歩くより走る方が楽なのはなぜでしょう。
で。
ようやく辿り着いたファルマン通りのマンホールがこちらだ!
おすいやんけ
( `皿´)キーッ!!
まあたぶんそうだろうとは思っていたので、特に何も思わなかったのだが。歩いている間に感情はどこかに落としてきてしまいましたとさ……
ということで、ここで私の心はポッキリと折れてしまったので、この旅はここで敢えなく終了となった。無念。
記念メダルについて
マンホールメダルは基本的には蓋ノ屋さんのBOOTHにて通販がされているのでわざわざ現地に足を運ぶ必要がないのだが、数種類のみ現地販売限定となっているメダルが存在する(そのうち【特集ページ】でまとめる予定)。トコろんマンホールメダルはそのうちの一つである。
また前述のように【マンホールサミット2022】で販売されたシリアルNo.入りの限定メダルも在庫分が販売されていた。そういう意味では、記念メダルに非常に理解のある物産館だなぁと思っていた。が、どちらかというとマンホールに力を入れているのかもしれないと、マンホールグッズの数々を見て考えを改めた。所沢は記念メダラーではなく、マンホーラーの街であった。
ゆるキャラとしてのトコろんのかわいさは結構群を抜いているんじゃないかと思っているのだが、それは所沢の街を歩いたせい(おかげ?)かもしれない。どこ歩いても、トコろんが笑顔で私を見つめてきたのだ。
埼玉の地において、もうさいたーマンの出る幕などないのかもしれない。
所沢市内を闊歩した経験を通して、このトコろんメダルがすっかり好きになってしまった。君のその笑顔をみると、僕はあの日の足の鈍痛を思い出すよ……
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