【販売場所】
@催事場の物販コーナー
備考:このイベント以降、【宝月堂】という文房具屋さんで一部メダルを現地販売するという情報をこのイベントに来ていた【宝月堂】店主から聞いた(のを人づてに聞く!)
蓋ノ屋の勢力拡大に右往左往する記念メダラーたち
【中山間地域PRマンホール完成披露会】 とは、令和5年3月19日(日)に神奈川県相模原市にある「アリオ橋本」というイトーヨーカ堂ベースのショッピングモールにて開催されたイベントである。ちなみに「中山間地域」は”ちゅうさんかんちいき”と読むらしい。「なかやまかん?」「なかさんかん?」といろいろと読み方に迷い、実はこの記事を書いているついさっき調べて知った。つまりこのイベントに訪れた時には読めていなかったいう事実。そして2ヶ月後にはまた読めなくなっていることだろう。
このイベントは蓋ノ屋印のマンホールメダルが販売されるということでメダル界隈で話題となったものである。何が話題になったかって、同日に群馬県伊香保で開催された【いしだんマルシェ】というイベントで、『頭文字D』マンホールメダルが同日発売されるという
蓋ノ屋ダブルブッキング事件
が発生したことに他ならない。別に蓋ノ屋さんにまったく罪はないが(イベント開催日なんてコントロールできないだろうから)、理屈を超えてなんとも罪深いことである。
必然的に、記念メダラーたちは選択に迫られることになった。橋本に行くか、伊香保へ行くか——
猛者は当然のように両方に足を運んでいたが、私は橋本を選んだ。だって群馬って遠いんだもの(だって人間だもの風に)。
ちなみに橋本駅はあの「リニア中央新幹線」の駅ができるということで、再開発工事真っ只中であった。開通されればこの「アリオ橋本」も今までにない賑わいを見せるかもしれない。静岡県の動向が日本で最も気になっているイトーヨーカ堂はここ「アリオ橋本」と言っても過言ではないだろう(過言の可能性大)。
そんなわけで到着。
このイベントは相模原市緑区の広報課(的な組織)が主催した割とパブリックなイベントであったので、ものすごくふざけたMCがイケイケで場を回すようなことはなかった。が、割とお堅い展示ながらも、かなり賑わっていた印象であり、「立派なモンだ( ´∀`)」と大変感心した次第である。公務員であるのにも関わらず休日出勤を厭わないその姿勢にも天晴れだ。
このイベントはその名の通り新作マンホールのお披露目会であるので、舞台の上にはそのマンホールたちが神々しく展示されていた。
ここで一発、新作マンホールのグッズやマンホールカードを配布していれば更なる盛況が見込まれたのだろうが、その辺は区の広報がコントロールできる範疇ではないのかもしれない。
他にはプロロードレースチームの展示があったり、相模原市の特産品?の販売があったりと、行政が主催したイベントの割には頑張っていたという印象。
……さっきからどうにも歯切れの悪い物言いになっているのは、私の心に響くものが何一つなかったからなのだが(記念メダル以外ね)、ただ現実としてたくさんの人が訪れていたので、私の好みなんかまったく影響なく盛況だったといって良いだろう。
好きな人には好き、響く人には響く——これは当ブログにて何度も書いていることだが、このときの心境を例えるなら、旅行の際に記念メダル販売機のもとに連れられてくる同行者のそれときっとかなり近いことだろう。だから、それで良いのである(何が?)
その他、相模原にまつわる物・パネルが展示されていたが、割愛♪( ´θ`)ノ
マンホールカードのお天気お姉さんがいた
もともと門外漢ながら縁あってマンホールの世界に片足の小指くらい突っ込んでいる私であるので、マンホール界隈の話も多少耳にするようになった。その中で「マンホールカードを集めているお天気お姉さんがいるらしい」という噂を聞いたことがあった。先日の【マンホールサミット2022】でも登壇したという話が、どこの何で目にしたのかさっぱりわからないが、記憶の片隅にあったのである。ただ顔も名前も全然知らなかったので、帰宅してから「人がやたらとたかっていたあのお姉さんたちは何者なのか?」と思ってイベント告知資料をネットで見てみたところ、「あのお天気お姉さんか∑(゚Д゚)」と驚いた次第である。そうとわかっていればもっといろいろなんかすべきことがあったかも⁉︎(どことなく危ない文章)と思うも後の祭りである。何なら、むしろ「何でこんなところで自転車乗る人の格好しているんだろう?」と隣のお姉さんの方に目がいっていたくらいである。
このとき、
「マンホールカード収集のついでで良いので記念メダルも集めてくださーい!」
と叫んでいれば(いや、「次こちらに視線お願いしまーす!」と叫んでいた人がいたので)、あるいはせっかくすぐ隣で蓋ノ屋印のマンホール記念メダルが販売されていたのだから1枚おごってプレゼントしておけば、もしかしたら記念メダル界のターニングポイントになったかもしれない。次回の「マンホールサミット2023in岡崎」では登壇テーマでマンホールメダルのことを話してくれていたかもしれない。
遊戯王カード界の松坂桃李
である。松坂桃李が「マニアックなほど遊戯王カードに精通している」というのは有名な話であり、ここでひとつ、橋本環奈的な人が「三度の飯より茶平工業の記念メダルが好き」とひとこと言ってくれれば、記念メダルの売り上げが上がるだけではなく、イメージそのものが向上すること請け合いである。記念メダル集めてるかんな!って。
記念メダルにはいつまで経っても「昭和の遺物!」(令和の時代でもとても新作を追いきれません)、「まだあったんか⁉︎」(まだあるどころか新発売にある意味戦々恐々している)、「最近見なくなった」(むしろ最近よく見る勢)、「誰が買うんだ? で有名」(むしろ売り切れを恐れて身を削って予定を立てております)、といったイメージが永遠に付きまとう。マンホールカードと異なり、遥か太古の昔から存在し誰もがその存在を一度は目にしたことがあるからこそ根付いているイメージであるといえるが、そのアドバンテージがアドバンテージとして機能していないのが現実である。そこでフレッシュな美男美女にぜひ趣味として公言していただけると、そこに新しい風が生まれるのではなかろうか。記念メダル大好きだかんな!って(大切なことなので2回言いました)
まあ新規参入者が増えたら増えたで、古参にはいろいろな思いが溜まっていくのが世の理だけどね〜。
話は変わるが、仕切りが結構雑なイベントで、何も知らずに私がマンホールメダルを吟味したり写真撮ったりしてたらいつの間にかお二人が真横に来ていて、カメラ小僧の皆様からしたら私邪魔! みたいな空気感がそこはかとなく漂っていた(被害妄想)。私としてはむしろ美女二人が私に近づいて来たんだい! と声を大にして言いたい。叫びたい。
私はこういった”有名人が営業に来たイベント”にはまったく参加したことがなく完全素人で恐縮なのだが、こんなにも接近&自由に撮影して良いものなんですかね? 前述の通り、私はお二人が各ブースを巡っていることに気づきすらせず、気がついたら隣にいたし、周りのカメラ小僧たちはその間にも必然的に私ごと写真を撮りまくっていたのだが、もっとこうマネージャー的な人が周囲の人を捌けながら進行していくものだと思っていた。イベント開催自体に気づかなかった私は当初、「なんでこの可愛いお姉さんは自転車乗る格好でイトーヨーカ堂を歩き回っているんだろう? 超可愛いのに」とマジで素朴な疑問であった。隣にいるお天気お姉さんも、マンホールカード収集の話自体は把握していたがご尊顔を全然知らなかったので、「すげー変わった組み合わせのお友達が異なる交通手段でイトーヨーカ堂で待ち合わせをして一緒にマンホールメダルを見てる」という言葉にすると「そりゃねーだろ」という状況をありのままに受け入れていた。特に自転車競技の本格的な格好は、コンビニ等ではよく見かけるものでもあるので、この格好でイトーヨーカ堂を練り歩いていたとしても、可愛さとのギャップに驚きはしたもののまあそんなもんかなと全然普通に受け入れていた。自転車に乗って来て、その姿のままイトーヨーカ堂にいるのだと。
もっと厳しく規制線を張ってくれていれば私だってもっと気を遣ったのに……という言い訳をしつついまいち楽しみ方がわからなかった、稀有な体験のレポートでございました。
記念メダルについて
蓋ノ屋印のマンホールメダルであるので、通販での販売が期待されるところであるが、2023年5月現在、まだ始まっていない。ただ8種類のうち、4種類のみ横浜線淵野辺駅近くにある【文房具屋 宝月堂】にて販売されている。
特筆すべきは、マンホールメダルのイベントでは超珍しく刻印機の設置がされたことである。
ただ、販売場所からちょっと遠目の位置に設置されていたので、メダル購入者でもその存在に気づくことなくその場を離れてしまった人も多数いると推測される。私は刻印機が設置されているのを知っていたので探したから発見できたが、「刻印って何それ?」なメダル一見さんだと、そもそもその手にあるメダルとこの機械の存在を結びつけることすら困難だったかもしれない。それくらい両者は離れていた。まるで引き裂かれた恋人たちのように……(伝わらないたとえ)
タッチパネル式なので、画面のデモ画面は販売メダルの裏面である。で、マンホールメダルイベントであるので、当然ディスプレイには世にも珍しいマンホールのブラックメダルが映し出されていた。
マンホールメダルは実際に設置されている現地のマンホールと写真に収めることが慣わしてであるのだが、ちょっと時間がなくて巡ることができていない。いつか足を運ぶ強い決意はあるものの、「8枚か……( ;∀;)」という重すぎる腰問題もあり、いつになることやら〜である。巡ったらまた更新する次第。【宝月堂】にもう一度足を運ぶときかな〜。
とにもかくにも、マンホールメダルがこのように現地販売されることは非常に嬉しいことである。私も数々のメダルジョブチェンジの末、今やすっかり旅する記念メダラーへと原点へ転生し直してしまったので、知らないところへ行き、初めて目にするものはやっぱり楽しいな! という記念メダル旅の醍醐味を改めて噛み締めている。
元神奈川県民でありながら全く知らなかった「橋本」という地——その地へ導いてくれた記念メダルに感謝だ!
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