岐阜県【下呂温泉合掌村】 記念メダル

 合掌造りといえば世界遺産にも登録された「白川郷」というイメージなのだが、下呂も負けじと「ここも雪すげー降るし。積もるし。だから合掌造りだし」と名乗りを挙げているのが【下呂温泉合掌村】である(私感)。ここの合掌造りの建物は、白川郷から移築してきた物であるらしい。

 岐阜には同じ記念メダルスポットに【飛騨民俗村 飛騨の里】という、こちらも合掌造りをウリにしたモロにコンセプトがかぶる施設があるため、時が経つとどちらがどちらの記憶であったかあいまいになってゆく。私が自信をもって断言できる一つだけ確かなことは、どちらもトイレは綺麗だったということである。

 私のお腹は通称「直通」と呼ばれているほど、ゆるい。そのため、どんな施設に行ってもトイレは非常に重要なポイントで、こういった屋外施設の場合、トイレに対する不安はかなり大きい。しかも、合掌造りをメインとした農村イメージの場所のため、なんならぼっとん便所じゃないかと不安だったのである。

 が。

 【飛騨の里】の記事でも触れたが、これが「現代に蘇った農村」の良い点で、トイレに入るとそこはあたかもワンダーランドなのである。ぼっとん便所どころか、ウォシュレットさえ備え付けられている。

 そのため、安心して鮎の串焼きを頭までがっつり食べたら、案の定ソッコーでトイレに行くことになった(※鮎はちゃんと焼けていた)。しかしそこはワンダーランド――気の済むまでゆっくりと用を足したのであった。

 施設としては、渋いコンセプトだけあって、外国人観光客は楽しいんだろうけどね~という感じで、なかなか厳しいものがある。一度は行ってみてもよいが、二度目はそうないだろうというまあ「いつもの記念メダルスポット」といった感じである。記念メダルを巡る旅をしていると、「リピーターを生む施設」というのは特別な存在であることがよくわかる。ディズニーやUSJってすごいよね!

 帰りには下呂温泉の日帰りの湯に入った。夏場の温泉では長湯は難しくイマイチ楽しみ切れなかったのだが、いい湯ではあった。しかし、夏場の温泉は、「汗を流しに温泉に入って、出てきたらソッコーで汗をかく。なんなら服を着ている最中にすでに汗をかく」という矛盾を抱えた行為なのである。人間は矛盾を抱えながら生きていく――「現代の若者はすぐに答えを聞きたがる。答えの出ない問題を抱えてゆくことに耐えられない」というのは、よく言われることである。矛盾を抱えながらも、夏の温泉を楽しめる人間にならなければならない。「すぐ汗かくから意味ないじゃん」では、人生は楽しめないのである。

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