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![大垣城 記念メダル ななめ](https://kinenmedal.jp/wp-content/uploads/2020/01/7f79dcef561f7954351b836e30637372-33.jpg)
![大垣城 記念メダル 正面](https://kinenmedal.jp/wp-content/uploads/2020/01/e3cbe2a7320a0cd10862fbf1c1a52956-21.jpg)
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【販売場所】
@天守閣入場してすぐ
備考:メダルが似すぎてて1種類と勘違いされがち。割と近年販売開始されたのに販売機&刻印機が超旧型。
お城に戦車がやってきて城攻め也
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【大垣城】に行ったら、戦車で城攻めに遭っていた。あるいは防衛線を張っていた。
この光景を見て迷わず『戦国自衛隊』を想起した人は、私と同じ古めの人間である。歳を取った現実を受け入れなければならない(自分に言っている)。
【大垣城】築城の時期と映画舞台の時代的にもちょうど合致するし、これが俺らのリアル戦国自衛隊だ!
何が言いたのかは自分でもよくわかっていない。
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思わぬものが見られてラッキー、ということで写真撮影をそこそこに城内へ。目で見てわかる再建天守閣の小ささから見学にそれほど時間は掛からないだろうと予想できた。これくらいの規模だと、そこそこの気合で足を運べるのでちょうど良くて好きさ!
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刀とか槍とか見てどう楽しめばよいのかわからない勢
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鉄筋コンクリート製の再建天守のお城を訪れるときにいつも抱える悩みは、「楽しみ方がわからない」に尽きる。
コンクリート城の場合、大抵は中身は刀剣等が展示されている博物館となっている。で、刀を見ても槍の矛先を見ても鎧武者を見ても、複数並べられたそれらが全て同じに見えてしまう私はもはや苦手とすら感じている。骨董品を見ても歴史を感じることができない私の残念な目をもってしたら、展示品の中に五月人形のセットが混じっていたとしてもまったく気がつかないことだろう。鯉のぼりも併せて展示してくれるくらいでなければ。
つまり、入城する前に外から見る”お城がある風景”を堪能した時点で楽しさのピークは終了しており、後は「せっかく来て何だから一応見学しておくか……」といった超後ろ向きな気持ちで場内に足を踏み入れることがほとんどである。私の場合、ブログ記事のネタを収集するという意味もあるし。
アホっぽく書いているが、私はこのことを実に真剣に悩んでいて、お城マニアな方々はどのようにして楽しんでいるのかをぜひ知りたいと切望している。勘違いしないでいただきたいのは、【松本城】や【犬山城】といった現存天守閣の城内に入ったときにはそれなりに感動するのだ(急な階段で膝が痛くなるのだ)。ただ単に、刀剣類や掛け軸等に興味がないだけで。
ただ【島原城】とか、もともと歴史の中でも有名で、かつ、個人的に興味がある部分にまつわる場所で、かつ、城内にその歴史に関する展示があれば、それはそれなりに楽しい。【島原城】でいえば「隠れキリシタン」という元々興味があった要素と、『サムライスピリッツ』というバックボーンがあったため十分に楽しめた。
一方で【大垣城】のようなコンクリート製再建天守博物館の難しいところは、「そもそも大垣城って何?」から始まり、「この刀なに? なんか関係あんの?」みたいな気持ちが僕を悩ませるんですよ、先輩(誰や)。
もはやこれはアレルギーの域である。むしろこんな私が訪れてしまって申し訳ないくらいである。誰かお城好きな女性、私と一緒に(メダルがある)お城に足を運んでいただき、その魅力を解説してはくれまいか(くれまいよ)。
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復元天守閣からの展望は得てしてそんなに良くない。なぜなら平地に建てることが多いから(もちろん山の上に建てているお城もありますが。【岐阜城】とか)。
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200円という激安の入場料を考えれば1ミリの不満もない充実した施設ではあるものの、私は1200円払ってでも充実した時間を過ごしたいと考えるタチなので、心の持ちようがなかなか難しいなと感じる。再建天守閣というものは、その存在が街の中心にどっしりと構えられているだけで意義のあるもので、中身はおまけなのかもしれない。室内は清潔感が保たれていて、ガラスも解説パネルもとても綺麗な状態を維持しておりかなりの努力がうかがえる。が、いかんせん、【大垣城】の歴史的役割が不足しがちである。
お城好きな方々は、再建天守閣兼事実上博物館のお城でもめちゃくちゃ楽しいのだろうか? 楽しみ方のコツみたいなものがあればぜひ教えてほしい。
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選考理由:小学生高学年くらいのヘタウマ感
アニメに本気出すメダル施設たち
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『おあむ物語』とは、現代に残っているいわゆる古典文学の物語だ。少女時代に【大垣城】から落ちのびた少女「おあむ」さんが晩年に子供たちに語って聞かせたというテイの物語である。ちなみに古典文法的な話をすると「おあむ」の「む」は「ん」と読む。で、漢字にすると「お庵」となり、老尼の敬称である。
で。
上記の古典物語『おあむ物語』を、現代の大垣に住む中学生の「あん」に重ねた物語がアニメ『おあむ物語』である。重ねたといっても、あんのねーちゃんがたらい舟の船頭なったのでそれにあんが乗る、みたいな話と、若かりしおあむさんがタライに乗って城から脱出する話が、リンクしているようでしてないようでという温度感で進んでいくのだが。
このアニメがエンドレスで上映されていたので、じっくりと観てみた次第。ちなみにYouTubeでも観られる。サクッと観られる上映時間なので、ぜひどうぞ。
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中学1年生とは思えないほど大人びた容姿の主人公「あん」さんと共に。
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「記念メダルスポットを舞台とした観光アニメ映画」といえば、【スパリゾートハワイアンズ】の映画『フラ・フラダンス』である。最近は、こういうちょっとしたアニメ作品を製作する本格的な造りで、結構なお金を掛けている印象だよね!
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記念メダルについて
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【大垣城】のメダル販売機&刻印機はザ・昭和な旧型タイプであるが、実はメダル販売開始は2010年代である。つまり、敢えて旧型タイプを置いている、ということになる。
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ただ料金は200円なのでケチケチせずに入城しよう。
【茶平工業】の社長さんの話によると、設置する販売機と刻印機はある程度選べるということである。また、この旧式タイプはリースではなく「買取型」であるケースが多いらしい。故障してもしぶとく使い続けられるのは「リースではないから筐体を交換できない」とか「古いからパーツがもうない」とかいろいろと事情があるようだが、このタイプの筐体にこだわるならガムテープを貼るくらい使い尽くす気がないともはや難しい。
何が言いたいかというと、この筐体にこだわって置いているという記念メダルに対するこだわりが窺えるということである。旧式タイプへのこだわりといえば、広島県の【福山自動車時計博物館】が有名である。【大垣城】の場合はあまり表に出てこないが、そういった熱い想いをもとに記念メダルが販売されているはずなので、もっと有名になってほしい。
ただ旧型のダイアル式刻印機を使用すると現実問題として困ることが、刻印の位置が下にズレる、という現象である。
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詳しい説明は省略してしまうが、この現象が起こる原因を簡単に述べると、古いメダルと現行メダルとの刻印スペースの広さの違いに起因する。要するに、昔の方が刻印スペースが広かったのだ。で、古いメダルの規格に合わせて刻印する古い刻印機さんのダイアル式刻印機は、広い刻印スペースの中央に合わせて文字が刻まれるようになっているので、現行の狭い刻印スペースでそれが実施されると下側に著しくズレる、というわけである。
ちなみに件の【福山自動車時計博物館】は、現行販売場所であるものの、刻印スペースが広い旧規格でメダルを製造しているので、この不備が起こらない。
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また、旧式の刻印機の使用には素人を尻込みさせるそれなりの試練がある。これを初っ端から使いこなせる達人は、生まれながらにして記念メダラーの才能に満ち溢れていてこの世に生を受けたといっても過言ではない。
しかしここ【大垣城】では、才能に頼ることなく、努力によってその領域に達することができるような数々のサポートに溢れている。素晴らしい。ただ、そのサポートを甘受できるかもまたその人がもつ「きちんと説明書を読んでから行動を起こせるか」という才能に左右される。
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ただ、現代人はこれほどの文字量だと読まないんだよなぁ……というジレンマ。
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もうだいぶ姿を見なくなってしまったダイアル式刻印機を体験してみたいという酔狂なメダルマニア初心者の皆様は、ここ【大垣城】で経験を積まれると良いかと思いまする。
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