岐阜県【金華山ロープウェイ】 記念メダル

金華山ロープウェー 記念メダル 旧
金華山ロープウェー 記念メダル 新
金華山ロープウェー 記念メダル 永楽通宝

【販売場所①】
@山頂の展望レストラン前
備考:穴あきメダルは、私が知る限りはこれと【金GOLD展】のメダルだけである。

【販売場所②】
@山麓駅のロープウェイ降車場
備考:無料エリアだけどこの場所に初見で辿り着くのは知らなきゃムズいっす!

勝ち馬に乗りたい

石田三成のイケメンに対していかにも偏屈そうな家康。天下人は後世によく思われないものなのかもしれない。石田三成だって絶対やべーことやってると思いますけどね。

 【金華山ロープウェイ】は、岐阜県の岐阜公園内にあるロープウェイである。この「金華山」という山は登山初心者には非常にちょうど良い高さの山で、「サンダルで登るなんてもってのほかだけど2、3時間で登り切れるし山頂でビール飲めるし疲れたならロープウェイで帰れるし」という、私の中では”岐阜県の高尾山”という異名をもっている(金華山も高尾山も褒めてなくない?)。実は私の初めての登山体験はここ金華山であった。

 また登山よりも圧倒的にオススメなのが、”夜景”である。ここ金華山のドライブウェイにある展望台から見る夜景は本当に綺麗で、多少なりともその気がある異性と一緒にくれば一発で勝負が決まること間違いなしだ! というか夜景を一緒に見に行ってくれることに了解を得ている時点で、ここに来れば全てが決まる。勇気を出せ!(何が?)

 私の中にある確固たる夜景理論に「恋人と見る夜景よりも、”恋人になりたい人”と一緒に見る夜景が一番綺麗」というものが特殊相対性理論ばりに確立されているのだが、その理論が完成されたのが何を隠そうここ金華山においてであった。

 まあロープウェイではその夜景が見られないのだが。

18:00までしか運行してませんからな

 そんなわけで【金華山ロープウェイ】は非常に健全な施設である。愛が止まらない男女は、ロープウェイでは辿り着けない山の中腹でよろしくやっているので、家族連れも安心してやってきてほしい。

 ロープウェイのチケットを購入する際、例えば【御在所ロープウェイ】でも同じなのだが、実は片道チケットが購入できる。つまり、行きか帰りかだけは自分の足でどうにかするということも可能なのだ!

 お金がないと嘆く若者であればそういう選択肢もまたアリかもしれない。オール階段仕様の超初心者向けの登山道(?)というのも存在して、見かけ健康体を絵に描いたような親子がスニーカーで登ってきていた。私にはもちろん、その選択肢はなかった

文明の利器、最高ォォォォォォッ‼︎
下をのぞけば青々と繁る木々たちなるかな

 まあいうて、ロープウェイとしての楽しみは一瞬で終わってしまう。そんなに高くはない山だし。というか、あくまで移動手段だし。

 ただ、最近は「こういうものも良いものだな」と思うようになってきたのは、歳をとった証左であろうか。ロープウェイは電車やバスと異なり、”非日常”にある乗り物である。昔は乗車賃の高さにばかり目がいってしまったのもあって「値段の割に乗車時間が短いなぁ……」なんて不満を抱きがちであったが、歳をとって20代の頃よりも懐事情に多少余裕が生まれたこともあってか気持ちの余裕も生まれ、良い点の方に目が向きやすくなった気がする。単純に「山の頂上にこの値段で連れてってくれるなんて神やん∑(゚Д゚)クワッ」と思うし、平日の利用者数の少なさとか予想しだしたら、むしろこの値段で大丈夫なのかなぁとかいらん心配すらしてしまうこと請け合いである。

 非常にニッチな需要である「ロープウェイ」という事業で長い年月生き残っていることに、社会人としても脱帽である。せめて山の頂上に鎮座する「岐阜城」が、鉄筋コンクリートの再建城だとしてももう少し魅力的な施設であればなぁ……と悔やまれてならない。観光地としてあと一発、強力なパンチが欲しいところ。

 金華山を遠くから見た時に頂上にそびえ立つ岐阜城の姿は素敵なんだけどね。夜間のライトアップされている姿とかは特に。

実は結構街のなかにある金華山。岐阜駅からのアクセスも悪くないので、観光地としてあと一歩何か欲しい。

愛が止まらないリスら

若者はすぐにひっついちゃうんだから

 金華山の頂上に登ったら、「リス村」である。岐阜城ではない。

 金華山はリスを愛でるために登るお山なのである。

他にもリス村があるんすか⁉︎

 「リス村」とは何ぞや?

 という方もいらっしゃるだろうが、説明は不要である。ロープウェイ乗り場を出れば最初に出くわすのがここ「リス村」である。岐阜城でも展望レストランでも展望台でもない。リス村こそが金華山頂上の王者なのだ!

可愛すぎて悶絶死

 ゆえに、【金華山ロープウェイ】に足を運ぶ際にはぜひ午前中に訪れることが超重要である。なぜならリスたちがお腹いっぱいになってしまうからだ。午後に訪れてもリス達がエサに寄って来なくなる。そうなるとどうなるかというと、村内にはエサの乗った手を差し出し続ける方々の客達と、それに見向きもせず通り過ぎるリス様たちの姿で溢れかえることになる。その客達の様子は差し詰め見込みのないナンパをし続けるしょうもない男たちのようであった。もちろん私もその一人として虚しく手を差し出し続けていた。ねるとん(古い)と異なり、リスはごめんなさいも言ってくれないので、引き際がわからない。

溢れんばかりのエサを食い尽くしてもはや見向きもせずに寝入るリス
保護色で見つけにくいでしょうが、どこにいようと溢れ出す愛を止められない2匹をじっと見つめるパンダです

 そんなこんなであるが、【金華山ロープウェイ】に乗車したらまずここ「リス村」である。岐阜城はあくまでおまけであり、なんなら行かなくてもいい。現在の岐阜城は、山の頂上に煌々とそびえ立つ姿を麓から見上げ眺めることが最もその真価を感じられる。

散々な言われようの岐阜城

岐阜市街を見渡せる展望レストランにて将来への展望に不安を抱くアラフォーの壁

こうして見ると、岐阜は割と街だし、街の中に唐突に山がある印象

 歳をとって一番変化したのは”展望レストランに入れるようになったこと”だと言っても過言ではない(過言)。20代の頃に訪れたときには、恐らく売店のみたらし団子くらいを1本購入して「金華山を味わった!」としていたことだろう。もちろん別にそれでも全然良いのだが「ちょっとお金を掛けた先では何が見られるのか」という射倖心を煽ってくるビジネスというのは実は世の中に数多く存在し、年齢と共にその「ちょっと」につい課金してしまうようになってきたと最近実感している。実はアラサーの頃に「パズドラ」にちょっとだけハマり幸か不幸か1年未満で辞めたのだが、当時は無課金プレイで頑張っていたところでも今なら平気で課金してしまうかもしれない恐怖心がある。”どうせなら”ができるようになったのは、人生において幸なのか不幸なのか。

 そんなわけで、自販機のジュースもお山の頂上価格にきっちりとなっている金華山山頂において、展望レストランでお昼ご飯を食べたのだった。

記念メダル販売機様のお向かいです

 お山の頂上ではあるがそこまで割高感はなく、高速道路のSA・PAよりちょっとだけ高いくらいの値段感覚であった。非常に良心的な展望レストランであると言えるだろう。だから、若者がデートで来たなら、思い切って利用することをお勧めする。もちろん若者らしく下山後すぐにある「バーミヤン」で食べてもよいが、バーミヤンで食べたところで”二人の思い出”的なモノは生成されないのに対し、ここで食べれば”金華山の思い出”が二人の中で強化されるという特典が付いてくる。バーミヤンで食べるなら結局差額は微々たるものなので、ここは課金しどころだ。おっさんの話を信じてここは行っとけ! そして眺望は意外と良い!

岐阜市一番のホテル「都ホテル」も見えるぞ!

 もちろん、”二人で食べたみたらし団子”もまた良き思い出になるとは思う。互いに想い合う二人であれば何をしたって楽しい。ケチったって楽しい。

 ただ思い出に課金することは思いのほか人生を豊かにするものだな、と歳をとってよく思うようになった。この言葉をどれだけ重ねたところで若者には響かないことは若い時分に度を超えてケチだった己を思い返せば細胞レベルでわかる話ではあるのだが、それでも言いたくなってしまうというところが歳を取った証左であることよ。

 たとえこの後、仮に二人の関係がうまくいかなくなったとしても、思い出ってのは己の中に残るものなのよね。記念メダルを見返すと、その時のその時の記憶が鮮明に蘇るのは記念メダラーのみなさまがたにはもはや説明不要であろう。そして、このメダルを誰と購入しに行ったのかを説明することも往々にして憚られることもまた説明不要だろう。

 それが思い出をハントするHUNTER×HUNTERこと記念メダラーである。

飛騨高山ラーメン&チャーハンセット。
味は一般的なSA・PAみたいな感じでしたな。可もなく不可もなく。

記念メダルについて

ラインナップ①(@山頂展望レストラン前)
ラインナップ②(@山麓駅のロープウェイ降車場)

 この記念メダルスポットは、記念メダラーの間では有名である。

 なぜなら、言わずと知れた全国に唯一ここのみに存在す”穴あきメダル”が存在するからである。

メダルというか、普通に古銭

 記念メダル史上、穴あきメダルが販売されたのは、過去にもう一度だけある。私は所有していないのだが、【金GOLD展】というイベントで、イベント名どおりの非常に激アツな穴あき記念メダルが販売された。こちらの記念メダルは裏面も含めていかにも”ザ・茶平”なデザインでありながら穴があいているので、ヤフオク等でも高値な取引になりやすい。私もいつか、もう一度オリジナルの記念メダルを製作する機会を作れるならば穴あきメダルにしたいと密かな野望を抱いている。そんな日は永遠に来ないかもしれないが。

もちろん刻印できますYO!
ただ裏面まで古銭っぽいのが記念メダラー的には残念なポイント
裏面は茶平メダルのアイデンティティ!

 販売機は2箇所に設置されていて、山麓駅の販売機でならロープウェイに乗らなくても購入できる(つまり入場料無料)。しかし販売機の設置場所がちょっと難しく、メダルだけ購入しようなんていう不届者を撃退するかのような場所に設置されている。君は正しい

 設置場所はロープウェイ降車場である。それは売店の奥の奥にある。

実はロープウェイに乗る前にざっと探してみたけれど見つからなかった
ここまで入り込んでようやくチラ見えだ!

 動線的には「ロープウェイから降りる→帰りがけ、記念に記念メダルを購入する(→売店でお土産を買う)」と明らかに正しいので、まさかロープウェイに乗らずに何の記念にもならない記念メダルを購入する人間がいるなんぞ想像だにしていないことがうかがえる。その感覚、君が正しい。

 その正しい感覚は、手作りPOPにも溢れ出している。「おもいでメダル販売中」である。おもいでが無い者に購入する資格などないのである。

これだけ凝った加工をしているのに、「おもいでメダル販売中」は手書きという人情味溢れる仕様
穴だって綺麗にあけている
これだけ大きく綺麗に印刷するのって、何気に手間だったと思います。我が社のカラープリンタを思うと。

 穴あきメダルは「永楽通宝」を模しているわけだが、これは信長ゆかりの地ではあるあるのメダルである。なぜなら信長が永楽通宝を自分んちの旗印にしていたからである。信長の時代に信長が市場に流通させた貨幣だからではない。作っていたのは中国の明である。らしい。説明めんどいから詳しくはウィキペディアでも見てくれ!

 で。

 我らが茶平製の「永楽通宝」は実はここ以外にも【大阪城】ver.、【姫路城】ver.とがある。

大阪城ver.
超余談だが、【大阪城】ver.はほんの一時期だけ黒の着色がされていない金ピカver.が販売されていた。そういう時にとっとと買いに行けるかどうかがコレクターとしての腕の差よね……
姫路城ver.
それぞれの違いは裏面以外には”穴”の部分に見られる。

 ちなみに裏面ver.の茶平製「永楽通宝」もあり、茶平メダルで最もメダル化された貨幣であるといえる。というか他の茶平製貨幣は「ベリー」ぐらいしか知らないけど。

裏面でも違いを出してくる永楽通宝
記念メダル界で永楽通宝と肩を並べる500ベリー

 さて、そんなわけで【金華山ロープウェイ】の永楽通宝メダルは、茶平メダルコレクターの一つの登竜門として存在していると言っても良いだろう。私は家から割と近場にあるのであっさりと手に入れてしまったのだが、遠方の方々からしてみれば「いつかは……」と気になっているメダルの一つであるに違いない。

 実際に手にしてみるとあんまり茶平製っぽくなくてちょっとがっかりしてしまう可能性も無きにしもあらずであるのだが、「いつかは……」の”いつか”を”今”に変えてゆくことがコレクター道の真髄である。

 ぜひ手にしていただくと共に、天下人が見下ろした岐阜市街の街並みを金華山頂上から眺めていただきたい。惜しむらくはメダルが購入できる時間に金華山からの夜景は見られない点である。つまり、異性を最高の夜景に誘うついでにしれっと記念メダルを購入することはできないところに、ここ【金華山ロープウェイ】の残念ポイントが凝縮されている。実に残念だ。

穴部分の台紙の焼け具合がハンパないっす!

(過去記事)君の瞳より美しい夜景(よく考えると失礼な発言)

 金華山といえば、夜景である。ここの夜景はマジ素敵である。金華山ドライブウェイを車で登ると、突然パノラマな夜景がカーブごとにチラりと見えはじめ、展望台に着くと、チラ見えだった夜景が一気に眼前に広がる。お互い好き同士でここに来たなら、あっさりと勝負がつくだろう。「好き」の背中を押してくれる夜景なのである(なんのこっちゃ)。

 私も初めてのテイで何度か来ましたな(←?)

 さて、そんな夜景トークで始めたが、車では山頂には行けないので、記念メダルを手に入れるにはロープウェイに乗るか登山をするかのどちらかになる。私は当時、富士山頂メダルを手に入れるために登山トレーニングを始めるところだったので、初めての登山をここ金華山に選んだ。そして、その選択は正解であった。金華山は、初心者には超ちょうどよい山である。人もいるし、崖も見かけによらずまあまあな難易度だし、かかる時間もほどほどで、気持ちよく山頂までゆける。めんどくさくなったらロープウェイで降りれるし、それが気が引けるならほぼ全行程階段が整備されたルートでも降りられる。

初心者だっただけに、切り立った崖にびっくりした
「無理です」という率直な言葉がストレートに危機感を抱かせて◎

 プチ登山を楽しむにはちょうどよい。山頂では売店でビールも飲めるしね!

 また、山頂には「リス村」なるものがあり、文字通りリスがいる。たくさんいる。手に持ったエサに寄ってくる。というか、群がってくる。最高にかわいいのである。山頂に行ったら、この「リス村」をスルーしてはいけない。岐阜城とかは、どうでも良いのである。岐阜城は、近所のちょっとデカめの公衆便所のような造りと大きさで、見るものも特にない(ひどい言い様)。行くならリス村がよい。私、げっ歯類大好きなのである(中年です)。

 岐阜城は斎藤道三の城で、美濃の油売りという商人の出で文字通り一国一城の主となった斎藤道三は好きな戦国武将の一人なのだが、岐阜城を奪い取った織田信長がやはりフィーチャーされ気味である。その辺も残念。

 またここには、珍しい「穴あき古銭メダル」が売られていて、このメダルのファンである記念メダラーは多いと思われる。私ももちろん「おおっ、これが!」と感動したのだが、感動のあまり手に入れた数秒後にコンクリートに落とし、縁がズタズタに傷ついて泣きそうになった。たぶん、岐阜城を「〇〇公園の公衆便所みてぇだな」と言ったバチが当たったのだと思われる。山の神は地獄耳なのである。




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