この年は「NHKが世界で初めて生きているダイオウイカの撮影に成功した」ということで沸いた。私にとってダイオウイカといえば『ドラクエ3』である。
こいつが地味に強いのである。
ダイオウイカの名前が有名になったのは、ドラクエ3のおかげであると言っても過言ではない。有名であったからこそNHKの快挙に世の中が沸いたわけであり、つまりすべてはドラクエ3のおかげであるといえる。まとめると、これはすべて在りし日の「エニックス」(現スクエア・エニックス)の成果なのである。
東京の国立科学博物館で行われていたこの【特別展 深海】は、NHKの「ダイオウイカ撮影成功」の快挙に伴って開催された特別展であった。が、やはり特別展のSA・GAで、値段に見合った面白さにするのは難しかった印象である。基本的にはパネルを読んでいくだけの、特別展にありがちなスタイルであった。もちろんダイオウイカの姿の撮影に成功したVTRが流されていたが、まあ「ふーん」て感じであった。そもそもテレビで放映されたものであるし、今の世の中「YouTube」なるものがあるので、VTRは簡単に鑑賞できてしまうのである。
特別展というものは、実に難しい。それはまるで、いつも同じことをしていると、最初は喜んでくれていたのに、次第に同じことなのに不満を持つようになってしまう女心のようである。違うか。
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