【販売場所】
@イベント売店
備考:イベントに入場しなくても購入可能。でも知ってないと辿り着けないかも〜。だからおとなしく入場しようぜ!(←ウザキャラ)
カセキポケモンという概念の発掘
【ポケモン化石博物館】は、2021年7月〜から始まった全国の博物館を回る巡回展である。記念メダラーの間でこのイベントが広まったのは2022年3月〜6月の期間で開催された【国立科学博物館】を会場とした回であるが、実はそれ以前に北海道と島根県で開催されている。その際にも記念メダルが販売されていたのかどうかはもはや知るよしもない。公式HPのグッズ紹介にも掲載されているくらいだからあったんじゃないかな〜と思いつつ、その割にはTwitterに情報があがっていた様子がないことを謎に思いつつ……
私が知る限りの第一発見者は「記念メダル好事家」さんである。
このツイートをきっかけに、記念メダラー達の間にこのイベントのことが急速に広まった。
というのも、このイベントは【国立科学博物館】で頻繁に開催されそして高確率で記念メダルが誕生する「特別展」の枠組みとは少し異なった方式で開催されたせいで、常日頃から新メダル情報に目をギラギラさせている記念メダラーたちの網の目を掻い潜るように開催日までこぎつけられたのだった。こうなるともはや、まんまと【国立科学博物館】に目が釘付けにならざるを得ない。大変だ!(東京近郊のことは他人事のように)
↓公式HPは下記ちなみに公式紹介動画もございます。
で。
東京での会期を終了し、愛知県は豊橋市へやってきたところで、ようやく私も足を運ぶことができた。愛知県での会場は、豊橋市内の小学校が必ず一度は遠足で来る確率100%だといわれる【のんほいパーク】——その中の施設の一つである「豊橋市自然史博物館」である。かつてはこの建物限定の記念メダルが存在した場所だ!
この施設はもともと化石の展示が充実していたので、今回の企画と相性ぴったりであるところから白羽の矢が立ったのだと思われる(あるいは自ら手を挙げたか)。今回の企画はカセキポケモンの対となる実際の化石(あるいは骨格標本等)を展示しなければならないという制約があるので、化石収集に強い博物館でなければ開催できないだろう(まああるところから借りれば良いのかもしれないが)。【国立科学博物館】の特別展は愛知では【名古屋市科学館】に巡回すると相場が決まっていたところを敢えてここにもってきたのには、その辺の事情がありそうである。
ちなみに【名古屋市科学館】で開催されたポケモン関連の特別展は下記↓。
ということで、「オラ、わくわくすっぞ!」という悟空なノリで家族連れひしめく会場へと足を踏み入れる中年親父とパンダのぬいぐるみ。チケット購入後、入場しようとすると、係の人に
「全員お揃いですか?」
と訊かれ、
「一人です(左手にパンダのぬいぐるみ)」
と答えたら、
「あっ……お一人ですか……」
と何とも言えない表情で変な気を遣わせながら通されたことに関しては、たぶんあたい悪くないと思う!
カセキポケモン×モノホン化石
わたくし、実はポケモンのことがよくわかりません
(´д` ;)
世代としてはバッチリ第1期ポケモン世代と合致するし、何よりゲーム大好き少年であった。にも関わらず、なぜだかポケモンにはご縁がなかった不思議。ちなみにポケモンショックもリアルタイムでニュースで見た世代である。
実は今回のイベントに足を運んで「ポケモンすげー(*´Д`*)」となった1番のポイントは「お父さんお母さんがポケモントークをしていて、そこに子供が加わる」という現象を見たときである。そう——今ではもうお父さんお母さん世代もリアルタイムでポケモンをプレイしてきた年代なのである。そしてその血を受け継ぐ子もまた新たなポケモンフリークとなりつつあるわけで、まさに親子共通の趣味で良いなぁと心底感心した。家族3世代に渡ってポケモントークが繰り広げられる日もそう遠くないかもしれない。なんならもう実現しているかもしれない。
で。
そんなポケモンの世界にも「カセキ」という概念があるらしい。そして、ポケモンの世界では「カセキ」から太古のポケモンを復活させることができるらしいということが、展示を見ていく中で何となく理解できた。
現実世界でも、現存しているマンモスのDNAを使ってアフリカゾウからマンモスのクローンを作り出そうという神をも恐れぬプロジェクトがかつて存在したのだから、いずれリアルな世界でも太古の生物の復元ということが起こるかもしれない。
このイベントの展示は、この「カセキ」から復元されたポケモン等の太古(という設定)のポケモンと、そのポケモン達の元ネタとなったであろう現実世界のリアルな化石とを並べて展示して共通点を探す——といったなかなか趣向が凝らされた企画展である。ポケモンに精通していたならばさぞ面白かったことであろう。ポケモン側の展示も、ただパネルで紹介するだけではなくて、なかなかリアルな模型を製作しているところからもその意気込みがうかがえる。この企画を考案した人は非常に目の付け所が良い。きっと、ご自身もポケモンが大好きなのだろう。
そして何より、これらのポケモンの数々を考案し続けている任天堂のポケモン担当スタッフ(デザイナー)達の造詣の深さも素晴らしいの一言に尽きる。生物学に精通していなければポケモンを考案することはできないんじゃないかと思われるほど、細かい設定が作り込まれていた。好きじゃなきゃできないよね、そういうこと。
私も好きを仕事にしたかった……せめて、仕事を好きになりたかった……(/ _ ; )
決して広くはない会場であったが、コンセプトがはっきりしている分、ターゲット層にとっては非常に充実した展示であったことだろう。子供もお父さんもお母さんもみんな喜んでいた!
おっさんとパンダにはちょっとよくわからなくてごめんなさいという感じであったのだが、一応これでも元映画ブロガー。ポケモン映画は数作は観ているので、ギリなんとか楽しい要素があった。中でも『ミュウツーの逆襲』はバッチリ観ているので、ポケモン界における「復元」という行為の悲哀もまた知ってはいるのだ。それでもまあ、楽しめ度ギリだけども……
ただポケモンと共に生まれ育った人にとっては本当にオススメなので、ぜひ足を運んでいただきたい!
おまけ:B級がA級になる日
「豊橋カレーうどん」なるものをご存知だろうか。もう10年近く前になるのだが、当時「B級グルメブーム」なるものが日本中に旋風を巻き起こしていた時代があった。その代表格が「富士宮焼きそば」だったり「浜松餃子」だったりで「静岡ひいきされてね⁉︎🤔」と思ったものだったのだが、とにかく日本各地のあらゆる地方が「ご当地グルメ≒B級グルメ」的な構図で町おこしをし、様々な料理が開発・発信された。このブームに似たものとしては「ゆるキャラブーム」がそれにあたるのではなかろうか。どちらもグランプリ(B-1グランプリ)(【ゆるキャラグランプリ】)とその結果をマスコミが大々的に取り上げたことをきっかけにブームとなり、全国へと波及していった。
「豊橋カレーうどん」はそのB級グルメブームの最中に爆誕したご当地グルメなわけだが、今ではすっかり市民権を得て定着したといって良いだろう。全国的には全然知られていないかもしれないが、2010年に豊橋に来た時に食し、2022年の今日もまた食せたのだから、私の中では定着なのだ!(無闇に強い口調)
今回は「必ず豊橋カレーうどんを食べよう!」という謎の固い決意のもとやってきたので、この記事にその様子を載せてしまう。そう、ブロガーとはかくもわがままなものなのだ(他人を巻き込んで正当化する行い)。
食べたのは割と最近オープンした【のんほいパーク】からクルマで10分ほどの「道の駅 とよはし」内にあるお店である(お店の名前忘れた)。
「豊橋カレーうどん」というのは、件のB級グルメブームのときに、町おこしの一環として企画し作り上げられたいわば”後付け”のご当地グルメであるため、厳格なルールと共同体のもと管理させている。カレーうどんの体裁としては5つの条件がある。
- 自家製麺を使用すること
- 器の底から「①ご飯」「②とろろ」「③カレーうどん」の順に入れること
- 豊橋産うずら卵を使用すること
- 福神漬け又は壺漬け・紅生姜を添えること
- 愛情をもって作ること
5番目の条件はラーメンチェーン「来来亭」の”情熱→抜けません!”みたいな話なので、実質条件は4つということになる。これに加え「豊橋市内に店があること」等の共同体としての条件があるのだが、割愛!
「豊橋カレーうどん」というのは超簡単にいえば、麺を食べ終わったらカレーライスとしても食べられるカレーうどんである。まぜそばの追い飯との違いは、最初からコメが底に投入されている点だ。
10年以上前に食べたとき、これ結構良いな〜という良い思い出として記憶されていて機会があればまた食べたいなーと思っていたのだが、人間の「行けたら行く」と「機会があればまたぜひお願いします」は絶対に実現しないという法則があるので、案の定、現在に至るまで食してこなかった。豊橋には何度か来たのに。
しかし「そんな自分じゃダメ! あたいは変わるんだ( *`ω´)」となぜか一念発起したので、何ならポケモンよりも豊橋カレーうどんへのモチベーションで行動したくらいである。ポケモンにまったく馴染みがないだけに。
そんなわけで実食だ!
うまかった(*´ω`*)
いやー、もっと流行っても良いと思うのだが、豊橋市内に軒を構えないと「豊橋カレーうどん」を名乗れないことが逆にネックになっているんじゃないか疑惑。「横浜家系ラーメンを横浜で食べたことがないけど好き」というのは制約がないからこそ成り立つ現象であるといえる。
私の中ではすっかりA級なグルメであり、なんならすぐにでもまた食べに来たいくらいなのだが、わざわざ豊橋にまで行って食べたいかと言われるとそれは違うという微妙な立ち位置のアンニュイな関係。家の近くにあったら明日にでもまた食べに行ってしまうかもしれないのに、豊橋でしか食べられないのでまた10年後になるかもしれない。食で町おこしというのは実に難しい。
記念メダルについて
記念メダルは、特設会場を出てぐるっと回った先にある専用ミュージアムショップ内で販売されている。恐らくイベントへの入場は不要で購入できる(が、みんなイベントも入ろうぜ!)。
グッズショップは一方通行の螺旋状に仕切られており、道順に進むと全てのグッズを見られる(見せられる)ようになっていた。その割とどしょっぱつに、記念メダルが安置されていた。
売り場内は当然のことながらポケモンで溢れかえっていた。
ちなみに順路終盤に再びメダルコーナーがあった。
ちなみに刻印機はない。
しかしながら、ここは【のんほいパーク】。記念メダルがいたる所で販売されている老舗のメダルスポットである。
どこでだって刻印くらいできるぜーと足を運んでみたら、まさかの全滅( ;∀;)
↓詳細は下記【のんほいパーク】は記念メダルスポットとしてはすっかり死に体と化していた。
これから足を運ぶ予定の方で刻印派の方がいたら、お帰りの際には別のメダルスポットに立ち寄ることをオススメする。といっても、あまり思い浮かばないが……
不朽の大人気コンテンツである「ポケモン」のピカチュウをあしらったメダルなので、ポケモンファン層と単純に層が被る。いつかそれなりに人気が出るかもしれない。出ないかもしれない(何やねん)。
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