イベント【特別展 昆虫】 記念メダル

 【国立科学博物館】で開催中の特別展である。期間は2018年7月13日〜2018年10月8日。

 【国立科学博物館】の特別展で記念メダルが発売されることはほぼお決まりになってきたので(製作されないときもあるが)、東京近郊在住者の方以外はなかなか厳しいことである。いや、嫌なら別に行かなければ良いだけなのだが。ただ【スカイツリー展望回廊】の企画展と違ってあの青い自販機にたどり着くまでにアホみたいに金が掛かるわけではないので、お近くならばむしろよい機会なのかもしれない。博物館の企画展なので何かしらの勉強の機会となるし。

 何より、毎回記念メダルのデザインが秀逸である。おそらく販売代理店はオークコーポレーションであると思われる。オークは専門のデザイナーを擁する茶平工業とはまた違った形の記念メダルのプロである(例えるなら、茶平工業は「印刷会社」で、オークは「出版社」という関係)。プロだけに、色々と厳しかったりするんだけどね〜

 今回の記念メダルで特筆すべきなのはやはり裏面であろう。初めて見るタイプの裏面および刻印面で、見たときは度肝を抜かれた。円が昆虫の足跡、これまたシャレオツである。

 裏面の円はただの○でなくても、実はどんなデザインでも実現可能だそうである(茶平工業専務談)。

 私が自身の記念メダルをデザインしたときは、初めてだということもありかなり無難かつシンプルなデザインにしてしまったが、もしも次があるならば「裏面を凝る」というのも面白いかもしれない。ただ記念メダラー的には刻印部分は残したいところではあるので、その辺の兼ね合いが難しいかもしれない。

 手持ちのメダルで裏面が凝ったモノ(両A面的なものは除く)

↓【東京都庁】は裏面凝ってるやん!の代表格

↓【芳春院】は、ここまで凝られると逆に茶平工業製か判断つかなくなってきて困る例(このメダルは茶平製)

↓最近では【宝塚歌劇 in TOKYO SKYTREE】で少し凝った裏面がデザインされていた

↓【浅草花やしき】も名を体で表すお花型の裏面

 【昆虫展】の裏面はこの中でも群を抜いて凝っているといえる。賛否両論あるかもしれないが、私はそのチャレンジスピリッツをぜひ買いたい。茶平工業製記念メダルと、刻印面である裏面は、いわばアイデンティティともいえる重要な関係であるといえる。「縁取りがブツブツだったら年代が古い」「刻印部分が少し広いのは90年代よりも前」といったことが判別できるように、時代の中でも刻印部分のデザイン変更は大きな出来事であった(と私は勝手に思っているが、茶平工業にとっては「は?」という程度のことかもしれない)。刻印部分を残しつつ、他にはないデザインにすることを考えるのはなかなか楽しそうである。どなたかチャレンジしてみて(唐突な他力本願)。

 また、「カブトムシ」「クワガタ」のメダルだけに、珍しい黒メダルを採用しているのもセンスが良い。ちなみに黒メダルは「黒ニッケル」でコーティングされたもので、金や銀よりも1枚あたりの単価が上がる。

 黒メダルの初登場は、私の知る限りでは【スター・ウォーズ展】である。他にもあるのかな?

↓ダースベイダーだから黒! というこだわりを感じた一枚。

↓ちなみに私が製作したメダルにも黒ver.があります。ただ、現在は「MICRA C+C」という車に乗っている方にしか配布していません。もし需要があるのなら記念メダラーの方々にも全然配布しますけどね〜。【IE】で髪を切るときに「金メダルはもうあるから黒が欲しい」と言っていただければ全然OKですよ〜。て、店長に言ってないけど。「とにかくそう伝えてください!」と半ギレ気味にお伝えください(無意味な半ギレ)。

 さて、肝心の特別展の中身である。私は特別展というものがいまいち好きになれないタチであるのだが、この【昆虫展】はなかなか良かった。他の記念メダラーの方の情報だと混み混みであるとの話であるが、私が訪れた開催2日目の午前中は、特にそんなには混雑していなかった。フォトジェニックな写真が割と簡単に取れた。おっさんなので自撮りとかしないけど。

↓入場すると、いきなり巨大昆虫たちが出迎えてきて、かなりキモい。

↓蚊なんて、まじさいてー。キモい。刺されたら
死ぬデカさ。

↓前の職場に「家の前に転がってた蝉の死骸が怖くて半日休みを取った」という女性がいた。素敵な女性だったのでそんなエピソードすらプラスに働く。この世はもちろん不平等である。

↓次回のアニメ版『ゴジラ』にはモスラが登場しそうで楽しみ。別にモスラに思い入れないけど。

↓幼き頃は採集に出かけたクワガタに、今はキモくて触れない。足がうごうごしてて無理。

 恐らく入り口でインスタ映えするスポットを用意してソッコー拡散! を狙っているのだと思われる。インパクト大なフォトジェニックなお出迎えである(無理やり現代風の発言をしてみる30半ばのおっさん)。

 今回の特別展は展示物が充実していて、とても見ごたえのある内容であった。ただ私は虫が嫌いという致命的欠陥があるので「キモっ! うわ、キモ!」の連発で、どこに行ってもノーガードでジャブを喰らい続けるようなダメージを負ったのであった。昔は昆虫採集に精を出したし、なんなら生きているバッタを無理やりカマキリに食わせるという強制食物連鎖すら引き起こしていたというのに、今ではバッタに触るのも無理である。ゴのつく生き物なんてもってのほかである。

↓恐ろしすぎてとても入れない。入ったけど。

入ってわかったことは、「日本にいるGはとりわけ気持ち悪い」ということである。

↓クワガタトルネード。

↓記念メダルの配色表のようなコガネムシたち。

↓道歩いててこれに出会ったら私絶対漏らすわ。全部出るわ。

↓小並感な分類「すごい形」

↓思えば「ジャポニカ学習帳って使ったことないな〜」と思ったら

↓今現在資格試験の勉強に使っているノートは「チューバッカ」表紙のジャポニカ学習帳だった

↓「どうして美しい昆虫は美しいのだろうか」という哲学。

 久しぶりの【国立科学博物館】であった。かなり楽しめた。特別展チケットで途方もなく広い常設展も見られるので、これで1600円は安い! 【スカイツリー展望回廊】なんて行ってる場合じゃないね!(ももクロ展メダルどうしたもんかね〜)




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