テージーさん、メダル出すってよ
【文具マーケット(第1回)】とは、2022年9月11日(日)に開催された、スモール出版という出版社が主催の文具に関する即売会である。会場は「3331 Arts chiyoda」という元小学校(錬成小学校)だった建物を改築してテナントにしたシャレオツ異空間であった。「元小学校を改築」というのも物珍しくて興味が惹かれるが、何より一番びっくりなのはこんな街の中に小学校があったという事実である。田舎もんには信ずられんべ〜(よくわからない架空の方言)
このイベントに、記念メダルの専用アルバムでお馴染みの我らがテージーさんが出店する——しかも記念メダルを発売するというものだから、記念メダル界隈はにわかに色めきたった。しかもその数なんと8種類ときたもんだから、
本気出し過ぎ
と誰もが思ったに違いない。えらいこっちゃやで……(*´Д`*)
後日同一商品が通販されることは初めからアナウンスされてはいたものの、この一大イベントに「乗り遅れることが許されるだろうか、いや許されない(反語)」ということで、久しぶりに上京計画を立てることにしたのだった。せっかく東京に行くならついでにいろいろと巡っておきたい場所があったことも、尻に根が生えていると噂される私の重い腰が上がった大きな要因の一つである。メダルの販売終了が予期された【多摩動物公園】(メダルが100円で投げ売りされていた)とか【しながわ水族館】(令和9年度にイルカショー廃止)とか。
そんなわけでやってきました、超久しぶりの秋葉原。
実はいろいろと所用と企画を兼ねた状況であったため、じっくりとイベントを味わう余裕がゼロであったことは私の計画の甘さであった。何よりこの「3331 ARTS chiyoda」という施設自体にも非常に興味があったにも関わらず、時間がなかったため断腸の想いで撤退した。そのため、報告記事としては超あっさりめ塩分控えめである。私が訪れたときは激混みの時間帯で、他のブースを見る余裕すらなかったというね……
文房具は割と好きなのでじっくりと見てみたかったところであるのだが、この盛況ぶりに加えて「記念メダルを配りますよ〜♪( ´θ`)ノ」なんて己の自己顕示欲を満たすためだけに安易に宣伝してしまったものだから、その対応もあって会場の真ん中らへんでプチパニックになりましたさ☆
ただこんな私にお声がけいただいた皆様には感謝の最上級であります。よくわからないメダルを快くもらっていただけて、大変名誉なことでした!
そんなテージーブースの前でひっちゃかめっちゃかの大混雑を招いた私であるが、目的のものはもちろん入手できた。やっぱり現地でメダルを手に入れられる喜びは言葉には言い表せられないYO!
やはり記念メダルの原点は、自分の足で訪れた土地で、自分の手で入手することだなぁと改めて感じた次第である。普段、平気で通販で購入したり人に買ってきてもらったりするタイプだけど、私。そんなわけで
テージーブースだ‼︎
スタッフの方にもっといろいろと、じっくりお話をお聞きしたかったところであったのだが、身動きが取れないほどの大混雑ぶりに汗もびっしょりかいたため、撤退‼︎
いろいろな方に声を掛けていただき、少しの時間ではありますがお話ができた方もいて、大変充実した時間を過ごさせていただきました。また、ずっとお会いしたかった方にもついにお会いすることができ、お食事を共にさせていただいたことが1番の思い出であります。
こちらが勝手に便乗したことではありますが、このような機会を作っていただいたテージーの皆様、また【文具マーケット】主催の方々には心より御礼を申し上げます。
記念メダルについて
テージーが展開する名画シリーズは、今までありそうでなかった盲点を突いたアイデアデザインであると考える。これ、【茶平工業】が公式通販でやりたいんじゃないかな〜と邪推したり。なんなら裏面は茶平工業だし(さらになんなら浮世絵は茶平もメダル化したことあるけど)。
著作権が切れた名画——という無限にある、かつ、良質なデザインを、富士山メダルのように定期的に発売すればマニアが必ず購入するので、安定的な売り上げが見込めるわけである(茶平の場合、ロットとか気にせず必要なものを必要なだけ生産できるし)。茶平公式通販のメダルは、最近はデザインが安定してきて購買意欲が湧くようになってきたが、正直初期の頃は迷走していた感があったので、「コロナ禍で打撃を受けている茶平工業を応援だ(>_<)」という気持ちで購入していたものもちらほらある(個人的にはドクロマスクとか星座とか)。その点、名画シリーズは言うなれば名だたる画家にデザインしてもらっているともいえるので、デザイン性は全世界からお墨付きなわけである。トリミング箇所とかにセンスが現れるかもしれないけど。
それを先駆けて商品化したテージー公式Twitter中の人のアイデアが、世のメダルマニア達に幸せをもたらしたてくれたのである( ´∀`)。
個人的には、浮世絵よりも西洋画の方がメダルとして映えている気がしている。特にアルバムに収納した時に。
著作権が切れた西洋名画の複製展示で有名どころといえば、徳島県にある「大塚国際美術館」である。ここでこのシリーズを販売したら爆売れしそうなので、個人的には提案したい。
浮世絵シリーズは、現地販売ならば長野県が第一候補に挙がる。特に小布施は葛飾北斎ゆかりの地であり、「北斎館」という資料館もあるので、そのあたりが販売の狙い目じゃないですかね蓋ノ屋さん⁉︎ 「すみだ北斎美術館」に先を越されるな!
浮世絵シリーズは、例えば「東海道五十三次」とか「富嶽百景」とかをシリーズ化すれば、事実上永遠にネタ切れがない。コツは一気に発売するのではなく、ディアゴスティーニ的に少しずつ発売していって、いつか収納したアルバムが壮観な光景になることを夢見させることである。人間とは未来に向けて投資をする生き物である。今目の前にある現実が最も大切であるはずなのに(何があった?)。
コレクター的な目線でいえば、テージーが販売するからには裏面が「テージー株式会社」のあのロゴとなることが多くのコレクターから望まれているだろう。なぜ茶平なのかはわからないが、その辺には大人の事情が絡んでいそうな気配。
悩ましいのは、裏面をテージーのロゴにしたところで、売上はたぶん変わらないだろうという点である。なぜなら、マニアはその違いに喜ぶかもしれないが、マニア以外の購入者は裏面がどうであろうと気にせずおもて面のデザインが気に入ったから購入したのだろうし、マニアはマニアで、裏面が何であろうと結局購入するからである。つまり、儲け的には裏面の金型を製作することにメリットはないのである(金型使用料みたいなものを茶平に納めているなら別だが)。
それでも「やっぱり裏面はテージーのロゴが良いなぁ〜」と願ってしまうのがマニアがマニアたる所以である。なので、経済的にはまったく利点はないでしょうが、マニアの夢を叶えてくださいという超わがままな要望をここに記す次第である。なんならクラウドファンディングで募集すれば20万円くらいならすぐに集まるんじゃないかしら……リターンはもちろんその金型で製作した限定の記念メダルにすればいいし……
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