フェリーの正解は和室でした(キャッチコピー風に)
【太平洋沿海フェリー】とは、早い話は【太平洋フェリー】の前身の社名である。1972年に第一船「あるかす」が就航し、2022年10月現在、創業50周年を迎えたそうで、大変めでたい( ´ ▽ ` )
1982年に名古屋鉄道(名鉄)が「太平洋フェリー株式会社」を設立し、営業権が【太平洋沿海フェリー】から譲渡され、フェリー全船が買い取られる。詳細は省くが、要するに経営難に陥っての処置であったらしい。【太平洋沿海フェリー】時代にはあった大分までの航路がこの時に廃止された。
以上、簡単ではあるが【太平洋フェリー】の前身会社【太平洋沿海フェリー】に関する説明でした。
そんなことより和室である
(*´Д`*)
フェリーの正解は和室である。異論は認めない。
という暴論をこれからツラツラと書いていくので、よろしければお付き合い願いたい。つまりこの記事は、【太平洋沿海フェリー】の記念メダルにかこつけて、【太平洋フェリー】に今年に入って三度目の乗船を果たした記録を記す記事である。正確に言えば、3度目の乗船が決まっていたからどうにか記事にしたくてこのメダルを邪道な手段で後から購入したという、もはやニワトリが先か卵が先か問題の発展系、”メダルが先か旅が先か”の究極進化なのである。もちろん書いている本人にも何言っているのかさっぱり不明である。
太平洋フェリーのすすめ
今回の船旅も「#太平洋フェリーのすすめ投稿キャンペーン」で当選した往復優待券 を使用してのものである。
”往復”優待券と言っても、実質は片道券が4枚送られてきたので、要するに4回乗船できることになる。で、今回が3回目となった。過去の乗船記録は以下。
特等室に泊まるなど自腹では絶対にできないので、当選した日には小躍りが止まらなかったですYO!
ということで予約受付が開始される乗船2ヶ月前に早々に予約し、ひじょーに楽しみにしていた。しかも今回は初めての和室! ということで、数々のフェリー動画で和室の予習を積み重ね、準備万端となっていた。
過去2回は名古屋発の苫小牧行き経路で乗船し飛行機で帰ってくるというルートだったので、今回は最初に北海道に飛んでフェリーで名古屋に帰ってくるというルートを採用することにした。つまり今までの逆のルートとなる。
このルートの最大のメリットは仙台港での一時下船を昼間の時間に迎えられることである。これを記念メダラー的に言い換えると仙台港の一時下船で【仙台うみの杜水族館】に行くことができるということになる。このように言えばこれがいかほど大事なポイントであるかをお分かりいただけるであろう(つまり名古屋→苫小牧ルートだと仙台に着くのが17時頃なので水族館が閉まっているのだ!)。
逆に最大のデメリットは、3連休でなければ実現不可能であるという点である。なぜかというと、「出航は19時」「船旅は2泊3日」「目的地到着は3日目の昼11時頃」という条件を加味すると、名古屋→北海道ルートであれば金曜日の仕事終わりの夜に乗船すれば「土曜日は1日中船の上」「日曜日の昼に苫小牧到着→新千歳に移動し飛行機」というルートで帰宅できるので普通の土日で決行可能であるのに対し、北海道→名古屋ルートであると初日に飛行機で北海道へ向かう時間を確保する必要があり、さすがに「仕事→飛行機→19時までに乗船」は不可能であるため、3連休が条件となるのである。
優待券の期限が11月末で、かつ繁忙期ではないとき(いわゆるA期間)でしか利用できないことを考慮した3連休というと、7月の海の日を含んだ3連休、9月のシルバーウィークの2つの3連休、10月のスポーツの日を含んだ3連休の4つの選択肢があった。が、フェリーの難しいところは出航日にこちらが合わせないといけない点である。つまり、連休初日にフェリーが出ていないと計画が組めないわけで、その条件を満たしているのが実はシルバーウィークの2つの3連休のみであった。これを言い換えると
飛行機代が死ぬほど高い
ということである。どれくらい高いかというと、ざっくり、普段の格安航空の価格の2.3倍くらいである。高っ‼︎
しかしこの優待券を使ってこのプランを実行するには、もうここしかチャンスがなかった。「この飛行機代を払うなら、違う時期にフェリーを早割で予約して普通に支払いをしてもトータル費用は同じくらいになるんじゃ……( ´Д`)y━・~~」なんてことを1000万回くらい考えたのだが、いや、この優待券を絶対に使うんだ! この優待券がなかったら特等和室なんて絶対に予約しないし、一時下船で絶対に【仙台うみの杜水族館】に行くんだ! という鉄の意志で邪念を振り払い、フェリーを予約し、もはや”格安”航空とは名ばかりのLCC航空券を手配したのだった。マジで高くてゲロ吐きそう(´;Д;`)
で。
シルバーウィーク前半の3連休だと【きそ】、後半の3連休だと【いしかり】に乗船する出航スケジュールとなっていて、スケジュール的にはどちらでも良かったのだが、あくまで私個人の感想としては、
であるため、【きそ】の出航日が連休初日と合致する前半の3連休を決行日とした。
なぜこんなことをくどくど書いているのかというと、もちろんこの後の悲劇の壮大な伏線のためである。
自分では変えることのできない現実が立ちはだかった時に人としての真価が問われる
もったいぶって書いているが、何があったのかというと要するに
台風
である。2022年9月に発生した観測史上最大級とも呼ばれた台風13号がぴったりばっちり連休最終日(つまりフェリーが名古屋に到着する日)に愛知県に直撃する予定となっていた。2ヶ月前に予約した時はそんなことは微塵も考慮していなかったのだが、日が近づいて来て「そういえば台風シーズンだけど大丈夫かな〜( ´∀`)」なんて呑気に考えていたら全然大丈夫じゃかったというね。。。
とはいえ、台風のニュースを見ながら抱いていた心配としては「大時化になりそうだけど、私大丈夫かな〜さすがに酔い止めを飲んでおいたほうがいいかな〜」という心配であって、まさか前日の16時半に「欠航になってしまいました〜☆」という電話が掛かって来るとは露ほども想像していなかった次第である。リピートアフターミー
前日の16時半
(*´Д`*)
奇しくも、明日からの旅行のために軍資金を下ろそうとATMに並んでいる時のことであった(明日の準備のために時間休を取って早退きまでしていた)。まずお金を下ろすべきかどうかから覆される事態となったのだが、頭が真っ白のままとりあえずお金を下ろす。いくら下ろして良いのか全然わからなくなったので超適当に下ろした。正直、いくら下ろしたのか覚えていない。
電話口のお姉さんの案内では「優待券はもちろんまた使えますよ〜」とのことであったのだが正直そんなことはどうでもよくて、問題なのは飛行機である。敢えて言い直せばシルバーウィーク価格で2.3倍になった飛行機代である。LCCの一番安いプランで手配したので日程変更には手数料が掛かるのだが、このような事態になってしまったからには正直そこは全然飲める条件であった。問題なのは航路が変更できないことである。つまり「新千歳→セントレア」というフライトプランは変更できない。変更できるのは同一航路での日にちと時間の変更のみである。これは即ち、フェリーの「苫小牧→名古屋」という航路を変更することができないということをも意味している。そしてそれは即ち「3連休でしか実現できない」ということを意味するし、突き詰めれば、前述の条件によりシルバーウィーク後半への変更しか残された道はないということを意味していた(わかりますかね?)。ただ格安航空は直前の予約ではバカ高くなることもあり、それと連動してか直前の日程への変更は変更手数料も、通常時なら北海道へ飛んだ後にマクドナルドで本気を出してランチを食べてもお釣りが来るくらいの値段であった。つまり、通常期のフライト一回分の値段より変更手数料が高かったわけである。加えて、こんなことになるとは夢にも思っていなかったのでシルバーウィーク後半の3連休の内の1日には予定を入れていた。さて——
みなさんならどうしますか?
- 気分を変えて、北海道の日帰り旅行を楽しもう〜と思っても、帰りの航空代は全社シルバーウィーク価格(しかも直前予約)。
- 3連休の予定をキャンセルして莫大な変更手数料を払って日程変更しても、なんだか後半の3連休にも台風が直撃しそうな予感(実際直撃して、静岡県が甚大な被害に見舞われた。ただフェリーは結果的には通常運行だった)
- まったく別の日に変更して、まったく別で北海道旅行を純粋に楽しむ。そしてフェリーに関しては諦めて「名古屋→苫小牧」航路を楽しむことにする。
はっきり言ってどれもいまいちな代替案であった。北海道は今年に入ってすでに2回も——それこそ優待券のフェリー旅で——堪能していることもあり、また、日程変更を今年の後半にずらしていくと自ずと”冬の北海道”に突入することとなり「レンタカーでどこかに行くのはちょっと……」と生まれて一度もスタッドレスタイヤを履いたことないクソしょぼドライバーの私はビビりまくっていて、とにかく「北海道単独旅行」というプランにはまったく乗り気になれなかった。要するに、”それがしたかったわけではない”という心持ちだったのである。
ここで視点を変えて、純粋に経済学的に考えると、この状況で一番得となるのは実は「飛行機代は諦めて、3連休は別のことをして楽しむ」という考え方になる。いわゆる「コンコルド効果」とか「サンクコスト」(埋没資産)とか呼ばれる考え方で、この考え方の根底には「一度チケットを購入してキャンセル・返金ができないなら、北海道に行こうが行くまいが実は失われる費用は同じである」という事実がある。つまり、”失う金が同じであるならばより楽しい時間を過ごす方が得であるはずだ”という超当たり前の話である。この場合でいえば、無理に出費を重ねて望んでもいない代替案を実行するよりも、損失は本来掛かかる費用と同等の「飛行機代キャンセル料のみ」に抑えて、3連休の予定を改めて立てて楽しいことをした方が得であるということだ。上記に挙げた代替案では、いずれにしても追加費用が掛かる。ここですでに払ってしまった飛行機代を無理やり生かそうとするよりも、その追加費用分で自分のしたいことをしたり何か買ったりする方が本当は望ましいのである。
が。
得てして人はそのような選択肢を選べないというのが「コンコルド効果」というヤツなのである。「サンクコスト」をどうにか回収したいという気持ちが強いからである(投資したものに対して見合った効果をできるだけ得たい)。クレーンゲームで300円のぬいぐるみを500円かけて取るよりも1回100円で失敗したときに潔く諦める方が経済的には倍も得であるはずなのに、前者の方が納得感が高いのが人間という生き物である(もちろんそのぬいぐるみがどうしても欲しかったというなら別。この場合で言えば「飛行機に乗りたかった」というのなら別、という話)
グダグダと書いてきたが、私が一体どうしたかというと……
公式HPで確認したら苫小牧→仙台までは運行するということだったので、”仙台まで行ってあとは新幹線で帰って来る”という道を選択しただった。電話受付終了の17時前に太平洋フェリーの予約センターへ滑り込みで電話をして、この変更でも問題ないということだったので、もう、そうすることにしたのだった。意地でも飛行機乗るし、意地でもフェリーに乗るし、意地でも【仙台うみの杜水族館】に行く! という固い決意をしたのだった。欠航のお知らせ電話から30分以内に。それがたとえ、莫大な追加費用が発生して結果的には最も金銭的損失が大きくなる道だったとしても。。。
この追加費用はえげつないほどである。まず仙台ー東京間の新幹線代、そして東京ー名古屋間の新幹線代だけで、北海道往復ができるのがLCC全盛の時代である。さらに予想外だったのは仙台でのアクセスがとにかく悪く、もはや詳細は省くが、仙台港から【うみの杜水族館】に行くにもタクシー、仙台駅に向かうのもタクシーと、普段爪に火を灯す生活をして捻出している摂生費が一瞬にして吹き飛んでいくような旅となった。
それでもこの道を選んだのは、ほんとにもう、ただの意地であった。北海道発のフェリーに乗るんだ! シルバーウィーク価格の飛行機代はシルバーウィークに乗らなければ割に合わないんだ! 等々ぐちゃぐちゃの感情の中、神様が邪魔する気でも絶対にこの旅をやり遂げてやる! というよくわからない感情のみで突き動いた。なぜなら、もうちゃんと考えるだけの時間がなかったからである。経済的に考えて云々よりも、感情的な面で自分が一番納得できる道を行くしかないと自分に言い聞かせて、金に糸目をつけずに、納得だけを追い求めて強行したのが今回の旅の姿であった。
このように書くと「自分が納得いくようにしたのが一番です」という慰めのコメントをいただきそうであるが、私の想いとしてはそうではなくて、「損失を最小に抑えることができないならプロジェクトリーダーに向いていないな」という、現在絶賛勉強中の「プロジェクトマネージャ試験」と絡めた残念感であった。こんな悪手を選んたことを午後Ⅱ試験の論文に書いたら一発アウトだろうに。。。
そんなわけで、とにかくもう追加コストを投入しまくってプロジェクトを無理矢理終わらせるみたいな手法で決行したのが今回の旅であったという話でございました。プロジェクトマネージャ試験的にいえば、コンティンジェンシープランを策定し予備費を積み立てておくことがいかに肝要であるかを身をもって知った次第である。
フェリーの正解は和室でした(2回目)
そんなわけで空を飛んで北海道に上陸である。台風から逃げるように飛びだったものの、これからむしろ突っ込みに行くように戻っていくわけである。
新千歳空港から苫小牧西港フェリーターミナルへの旅路の詳細は省くが、気持ちが落ち込んでいるせいかなんなのか、とにかくえらく大変に感じたというのが感想である( ;∀;)ツライ
特急の乗り継ぎでも時間に追われて走ったり、苫小牧駅からフェリーターミナルへのバスも乗れずタクシー利用になったりと、常に運命に抗い続けるかのような対応策を打ち続けてほうほうの体でようやく辿り着いた。神様が行くなと言っているのに私は行ったのである。
さてさて、そんなわけで紆余曲折を経て辿り着いた念願の特等和室。
特等洋室も、海の上であることを考えれば十分すぎるほどの豪華設備であり、カプセルホテルタイプの部屋を利用したことがあるだけに、個室のベッドでのびのびしてトイレでは他の人に遠慮することなく思いっきり用を足せるというのは感動的であった。
これらの部屋でもまったく不満はなかったのだが。
くどいようだが、
フェリーの正解は和室でした
フェリーの正解は和室でした‼︎(くどい)
いやほんとに、和室さいこー(*´Д`*)
誤解なきように先に述べるが、洋室がダメなのではなく、和室が良すぎるのである。
どれくらい良かったかというと、今ままでの優待券を使った旅も2回とも和室にしておけば良かったとプチ後悔するほどに良かった。すごく良かった。
では、何がそれほどまでに良いのか——それは、
ゴロゴロできる
である。
いや、別に洋室だってベッドでゴロゴロすればいいじゃんと思ったそこのあなた。ハワイのお土産の定番マカデミアンナッツよりも甘い。
ゴロゴロの次元が違うのである。
簡単に言えば、洋室ではベッドの上でしかゴロゴロできないのに対し、和室では畳の上でゴロゴロできるのである。そうなると、ゴロゴロできるスペースが圧倒的に広くなる。例えば、ゴロゴロの最中にスマホを横に放ってしまうことがあると思うのだが、ベッドだと下に落ちるかもしれないし、布団や枕の間に隠れてしまうかもしれない。またスマホを体で踏んでしまわないようにベッドの上の行動範囲を自然と抑制してしまっていたことに、フェリーの畳の上で寝っ転がってみて、人生で初めて気がついた。
座布団を枕にゴロゴロしながらスマホを眺められる幸せがそこにある。それはもう、体験した者にしかわからない幸せなのかもしれない。寝るつもりがないゴロンは至高の快楽である。
さらに言えば、単純に部屋が広く感じられる。ベッドがないので、その分のスペースも移動可能な空間となるからだ。また、床に広々と物を広げられるというのは地味に楽だということもわかった。洋室だと恐らくはソファーの上やベッドの上に店を広げる(名古屋弁)ことが多いと思うのだが、和室だとどこでも可なのである。
畳とは、無限に広がる宇宙のことであった(何が?)。
何が言いたかったかというと、すげー広く感じるし、すげー楽だということである。これは常に揺れと共存するフェリーという乗り物との相性が良いともいえる。ベッドがないので、部屋が広い。物がないからぶつからない。ゆえにフラついても全然平気だし、行動を制限されない。あとこれは多分なのだが、フェリーの揺れには畳の硬さのゆえの安定感の方が相性が良い気がする。ベッドの上で寝てるより、畳や布団でごろんとしている方が、揺れに対して楽であった。これは正直そもそも備え付けのベッドの質があまり良くないせいもあるかもしれない。
とにかくノビノビ過ごせるのが和室という空間で、これは私の人生においても新しい発見であった。フェリーに限らず、今後宿泊する部屋はすべて和室が良いのかもしれないとすら今思っている。つまり私は、隙あれば横になりたいただの疲れた人間であるだけなのかもしれない。パトラッシュと共に天に召されたネロの次くらいに疲れているのかもしれない。
船内をざっと探検して
今回乗船したのは【きそ】なので、詳しい船内の様子は該当記事を読まれたし。
ここでは前回乗船時にあまり目につかなかった物を中心にピックアップ!
本当なら2日目にゆったりしながら船内を楽しむ予定だったのだが、どこか駆け足のように見て回らねばならず本当に残念でならない。いつの日かまたゆっくりと乗りたいものである。ただ普通に考えるともうそんな機会は——少なくても【きそ】に乗る機会は、もうないのよね……
しいていえば新しいメダルが発売されたときくらいだろうか? ぜひ発売してくれーっ(´;Д;`)
仙台港からうみの杜水族館へのバスはない
見出しのとおりである。仙台港から【仙台うみの杜水族館】へ行こうと思ったら、現状タクシーに乗るしかない。以前は【うみの杜水族館】を経由するバスが出ていたのだが、”新型コロナ対応で”という説明とともにバスが休止されていた。ただ仙台駅行きのバスはあるので、仙台駅へは行ける。
これは一時下船でも同じことなので、仙台港から【うみの杜水族館】へ行こうと考えている記念メダラーの皆様方に置かれまして、迷うことなくタクシーに乗ってしまいましょう。片道1000円ちょっと掛かりますが、これは必要経費であると割り切りましょう。
なんか閑散としていた仙台港でございました!
というわけで、3連休を使ってたっぷりとフェリー旅を味わう気持ちでいたのが、一転して死ぬほど慌ただしい旅路へと変貌を遂げた旅の前半戦をお届けした。本来ならぼーっとしていれば勝手に名古屋まで帰れる旅だったところが、なんたって今現在仙台の地に立っているのだからこの世界の不思議を肌で感じざるを得ない。つまり、必死こいて帰らなければならないのである。
苫小牧ー仙台間は15時間ほどの船旅であるのだが、全然物足りないというのが正直なところである。やはり太平洋フェリー旅のメインは2日目の「朝から晩まで1日フェリーでずっと過ごす」というシチュエーションであり、これを味わいたいから私は【太平洋フェリー】が好きなんだなと改めて感じた旅であった。15時間じゃ寝て起きたらもう終わりなのよーっ( ;∀;)
この後の超絶慌ただしい旅路はまた別の記事にておこすので、お読みいただけたら幸いである。とにかくフェリーに関しては消化不良感がハンパないので、この無念は、ぜひ残すところの【きたかみ】乗船の際にぶつけたいと強く誓った次第であった……
記念メダルについて
船内ではいつもどおりの記念メダルが販売されていたとだけ記しておこう。
まがりなりにも【太平洋沿海フェリー】のメダルに関する記事なので、ここでは該当のメダルに関して言及する。
といっても特に言うべきことというのはないのだが……
しいていえば、裏面に書かれた「スカーレットライン」というのは、【太平洋沿海フェリー】のときには船体に赤いラインが施されていたことから付けられた愛称のことであるそうだ。
「太平洋沿海フェリー」のフォントのダサさがが何とも言えないほど時代を感じさせるところが逆に良き。
コメントを残す