【販売場所】
@namcoのゲーセンのイベントブース
備考:20種類ものメダルが綺麗さっぱり売り切れでおりました……
俺の歌を聴けーと宇宙で叫ぶシチュエーションがいまだにわからない件
【マクロス超時空フェスティバル[アンコール] at 東急歌舞伎町タワー】 とは、2024年2月23日〜4月7日の期間で東京の「歌舞伎町タワー」にて開催されていたマクロス関連イベントである。元々はその前身となる【マクロス超時空フェスティバル】というイベントが半年以上前に池袋で開催されたのを皮切りに大阪、福岡と巡回し、たぶんすげー儲かったからおかわりを企画したものと思われる(ミもフタもない言い方)。
記念メダル的な観点で言及すれば、上記のイベントは記念メダルが全然買えなかったことで記念メダル界隈では話題となった。スタートとなった池袋会場では、13種類(!)も発売されたのに初日から売り切れが続出し、マクロスファンからも記念メダラーからも大変な不評を買った。で、売り切れ対策として事後通販の受注を会場で行った——までは大変良いことなのだが、これがイベント開始から3日以内に来場した人にしか適用されず……要するに欲しいのに買えなかった人が続出したということである。また初日から3日間は予約入場制であったため、その予約抽選に落ちた時点で事実上どうあがいても購入できないことが確定していたということである。
マクロスファンも記念メダルコレクターも阿鼻叫喚イベントであるが、イベント主催者からしたらウハウハだったでしょうな( ・∇・) 物が飛ぶように売れるとはこのことだ。
そんな感じなので、記念メダルも作れば作るほど入れ食いで売れるという状態であるのに、茶平の生産体制が追いつかないのかはたまたグッズ担当者の見積もりが甘々だったのか、供給がまったく追いつかず、ちょろっと再入荷をしてはすぐに消えて無くなるの繰り返しでいつしかその姿を拝める日はなくなった。いやー、もっと売れただろうに、機会損失だよね! 正味な話、私の会社でこのパターンになったら、怒られるか褒められるかは非常に微妙なところですな(・∀・) マクロス側の担当者だったら、死ぬ気で茶平に責任をなすりつけるけど。
そんなわけで記念メダル界隈からしたら大不評であったこのマクロス40周年イベントであったわけだが、このアンコール開催によってある程度の記念メダラー需要が救済されたというわけである。ちゃっかり新作メダルも導入してより利益高めで。
まあ私は結局全てが売り切れてから訪れたわけだが(°▽°) メダルは裏ルートにて入手。
で、肝心のイベント内容としては、これだけ騒がれたのに下調べもせず事前情報をほとんど入れずに訪れたので、来てみたもののほとんどやれることがなく拍子抜けしちゃった! というのが私の正直な感想である。非常に当たり前なことをいうが、マクロスイベントはマクロスファンのものであった。でっかいガラポンとかミニゲームとかがあったが明らかに作品ファン向けの内容で、私のようなにわかとも呼べないようなマクロスLv.-1くらいの人間が参戦することは非常に躊躇された。イベント期間終了間際のグッズが何もかも食い荒らされた後に訪れたので閑散としたものであったが、それでもマクロスファンがそれらの有料コーナーを楽しんでいる様子が散見され、本当に愛されている作品なんだなぁとなんだかほっこりした気持ちになった次第( ´ ▽ ` )
鑑賞は5分で終了した
( ・∇・)
ここで1時間弱くらい過ごす予定であったので、なんか調子が狂ってしまった。イベント系は付き合い方が難しい。無料だったから別に何も不満はないのだが。
マクロスとの距離感が掴めた時に、真の記念メダラーとなれるのかもしれない。
胡散臭いCMへの不信感とワルキューレが止まらない
実はここに来る前に私は『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』を鑑賞してバッチリ予習してきた!
その効果は思いのほか絶大で、目の前にいるのがどなたなのかがわかるだけでなんとなく楽しさ度合いがアップしているのを実感した。「この人、前に見たことある!」というだけでなんだか信用してしまい喫茶店で話を詰められた結果神の御力に満ちた水を買ってしまう現象もこうした”なんとなく”によるものなのかもしれない。テレビのCMでやってたから”なんとなく”安心できる、みたいな。
ということで、現代のマクロス人気の根幹を成しているであろう〈戦術音楽ユニット ワルキューレ〉の5人に関しては”実際に会ったことがあるから、何か好き”くらいのレベル感で見学できた——のだが、あれ、なんか7人いない? 5人じゃないの?
目の前で私が生まれてこの方一度も取ったことがないであろうポーズで佇む女性たちは、私が知っているワルキューレ嬢たちとは何かが違った。
最後の二人はマジで知らない。誰ですか?
映画を見る限り、二人くらいメンバーの入れ替わりがあって現在の編成になったっぽいことがうかがえるのだが、その脱退したであろう二人とも明らかに異なる容姿である。予習をバッチリしたつもりが、学習すればするほどわからないことが次から次へと出てくるのはまさに勉学と同じである。深いぜ、マクロス。
まあしかし、繰り返すようだが目の前にいる人の名前がわかるというだけで、心持ちが全然違うことを実感した。これはリアルでも同じである。営業で顔を売っていく心理と同じである。
やはりアニメイベントは、これからは少し腰が重くても多少予習をしていくことにしたい。とりあえず『響け! ユーフォニアム』のサクッと観られる劇場版あたりを可及的速やかに鑑賞し、【京都タワー】への理解を深め得ることとしよう。
東京のゲーセンはレベチでした……
このイベントはいわゆる”ゲーセン”の中で開催されていたのだが、そのゲーセン一つとっても「東京さすげぇだ……´д` ;」と田舎もんの私は圧倒された。全てにおいてスケール感が違いすぎる。単純に面積が広いというのもそうなのだが、演出の規模感とか、発想の規模感とか、そういうことも含めて”スケールが違う”である。
東京は来るたびに楽しい。夢を抱いて上京する地方の若者の気持ちがちょっとわかってきた最近である。
逆に金遣えんわ
( ´ ▽ ` )
いや、なんか凄すぎて。私のような田舎もんLv.90の人間が足を踏み入れて良いようなゲーセンではなかった。歌舞伎町に来たってだけで生まれたての子鹿のように足が震えるのに。
そんな中で、私が興味を惹かれたのはキャッシュレス決済機が搭載されたクレーンゲームの数々である。
ガラスに貼られたQRコードを読み取って決済するような簡易版のキャッシュレスクレーンゲームは見たことがあったが、キャッシュレスが大前提です当たり前ですよね? みたいな筐体は初めて見たので、田舎もん&今やすっかりソフト老害人間たる私は末恐ろしくなった。というのも、一応、キャッシュレス恐怖症になる原体験があるからだ。
スマホによるキャッシュレス決済なんぞが存在すらしなかった私の大学時代に、「入店時に専用カードを借りてそのカードでゲームをプレイし、退店時にカードを渡して合計料金を清算する」というタイプの当時としては珍しいタイプのゲーセンに行ったことがあった。駅の改札のようにICカードをタッチしただけでプレイが始まるのである。
これが効果覿面で、財布からお金が減っていく感覚が出涸らしのごとく面白いように薄れていき、取れなくてムキになったクレーンゲームだけで5000円以上使ってたことが退店時にわかり、息ができなくなるほど恐ろしくなった。一袋88円のパスタにマヨネーズを掛けて食していたような一人暮らしの貧乏学生にとって、何も生み出すことのない5000円はこの世の破滅くらいの痛手であった(勝手に世界を巻き込む危険思想)。
これは破滅まで一直線だなと恐怖し、それ以降をそのゲーセンを私の中で足の踏み入れ禁止領域とした。実はこのシステムの目玉が”1プレイ料金が90円”というのがウリのゲーセンだったわけだが(だからICカード方式)、実は10円しか安くないのになんだか気持ちが大きくなっていたのも落とし穴であった。リッターあたり数円しか安くないのに遠方のガソリンスタンドまでわざわざガソリンを入れにいく心理と根源では同じであると思われる。
そんな私なので、このゲーセンで1プレイでもキャッシュレスでプレイし始めたら破滅する自信がある。ぬいぐるみが取れるまでスマホを決済機にかざし続けるだろう。
一方で、こういう原体験から「今時のもの」の使用を躊躇うようになるのは、年寄りになった証拠だとも思っている。新しい文化に拒否感を示してしまうことと年老いることとは同義である。私も晴れて「昔はよかった」と語る側になりつつある。寂しい。いつまでも可愛い女の子と楽しくおしゃべりがしたい(←クソ)
記念メダルついて
このアンコールインベントでは、前回イベントからプラスで7種類の新作が発売され、総勢20種類のメダルが販売されるというこの世の終わりみたいな記念メダルイベントとなった。まともに購入できたとしても全種類で18000円の出費ですからな……
記念メダルを担当したグッズ担当者は笑いが止まらないことだろう。
こんな芸当ができるのも、おもて面が金型いらずのプリントメダルだからであるといえる。金型一つだけでどれだけ利益出しとんねん——と思ったら、金型は2つであった。
嫌なら買わなきゃ良いだけなので別に文句はない。文句はないどころか、結局売り切れたので、むしろ「買わせてください!」とお願いする事態である。
大規模なアニメファンと需要が被るイベントは今後も出てくると予想されるが、この戦いは精神の消耗戦が激し過ぎるので、個人的には「まあできたらでいいや( ´ ▽ ` )」という感じで構えることにした次第。裏ルートに助けられながら。
”絶対現地本人入手派”の方にとっては、こういうイベントはハナから相手にしないという選択肢を取らないとツラいコレクター道となるでしょうな(´・ω・`) それを修験道のように極めることが真の茶平道なのかもしれない。茶平社員の女性は、自社のゴミ箱を漁ればいくらでもタダで新旧両方のメダルが入手できるだろうに、現地まで訪れて自社製品を購入することをライフワークとされていて「これが真の茶平道か⁉︎∑(゚Д゚)クワッ」と平伏した次第である。テージーさんと一緒に記念メダル巡りをされる日を記念メダラー一同心待ちにしております。 𝕏で実況中継して♡(←アラフォーおっさんの見るに耐えないキモいハート)
入手することができたメダルを並べて眺めていると、同じ”マクロスという名の土俵”に立ちながらもなんとなくキャラクター間に格差があることが滲み出ている気がする。
これは人気の差なのか、男女の差なのか?
ただ今回は、男性キャラクターも記念メダル化されたという点に、非常に歴史的意義を感じる。実際会場には若くて綺麗な女性も、なんなら男性客よりも多く来場していた。腹が出たおっさんとしては居心地が若干悪いくらいであった(被害妄想)。
ワルキューレの方々のコンサート映像を観ると明らかに野太い歓声が上がっているのだが、女性ファンも多い作品なんだろうなということが窺える。男性キャラクターがメダル化されたこととと女性ファンが多いこととに相関関係は別にないかもしれないが。
何はともあれ、マクロス関連イベントに記念メダラー達は振り回されている感が拭えないが、それでも記念メダルが発売されればまた足を向けてしまうのが記念メダラーたるSA・GAである。
もし次の機会があるのならば、次は『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』を鑑賞して予習としたいと思う。
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