イベント【FIRST BEAGLE IN SKYTREE! アストロノーツスヌーピーと宇宙を知ろう】

FIRST BEAGLE IN SKYTREE! アストロノーツスヌーピーと宇宙を知ろう 記念メダル 金
FIRST BEAGLE IN SKYTREE! アストロノーツスヌーピーと宇宙を知ろう 記念メダル 銀
ケースに入っていた紙

この世に神はいないのか……

沈みゆく太陽(私の気持ち)と、それをあざ笑うウッドストック(被害妄想)

 記念メダラー達の鬼門、【東京スカイツリー展望回廊】イベントである。スカイツリー入場料の実質的な値上げにより(予約の場合は値下げ)、展望回廊にまで辿り着くためには3400円もの費用が掛かるようになった。恐ろしい、恐ろしすぎる……映画約2回分ですぜ、旦那(誰)。

 いや、別に一回こっきりの東京観光において行く分には全然不満ではないんですがね(いや、高いことには変わりはないが、旅の勢いでどうにかなる系)、コアな記念メダラーの多くは幾度となくスカイツリーを訪れているため、わざわざノーガードでボディーブローを受けに行くような感覚にすら陥る次第である。とんだドM行為であることよ。

 これに加え、はっきり言って展望回廊イベントはそんなに面白くないという率直な感想がある。美術館や博物館の特別展とは悪い意味でレベルが違う。例えば【国立科学博物館】の特別展においても実はそれなりの費用が掛かっているし、記念メダルが発売される頻度だって展望回廊イベントに匹敵するのだが、値段に関して不満が出ることはほぼない。このことは、訪れた人たちがイベントの内容自体に満足していることの証左である。

 展望回廊イベントに記念メダラー達が苦しみ喘ぐのは、展望回廊イベント自体があまり面白くないからということに他ならない。会場の広さ(狭さ)がネックとなって、美術館や博物館の特別展とは、まず規模からして全然違うのである。そうしていつしか、展望回廊イベントは記念メダラー達にとって「多額の金を払ってただこなすだけ」の催しと化してしまった——

 ——と今回めちゃくちゃ正直なことを書いているのは、何を隠そう記念メダルを購入できなかった恨みつらみに他ならない。そう、私は「ミスター器ミニマム」なのである。良い子は絶対に真似をしてはいけないのである。

 展望回廊に到着すると、私は記念メダルを購入するまで落ち着いて見学ができないタチなので、なにはともあれまず記念メダルへ一直線に行く。どのイベントでも販売場所はほぼ固定されているので、壁に幾重にも貼られたビーグル犬などには脇目も振らず(本末転倒)、ただただ販売場所を目指した。

 そこで待ち受けていた販売機は——

絶望の販売機

スヌーピー不在

 いや、まじでこの販売機の有り様を見たときには、スカイツリーから飛び降りてしまおうかと思った。スカイツリーのガラスが究極レベルで超分厚いものでなければ、私は高さ634メートルからの空中浮揚を人生の最後に楽しんでいたことであろう。【別府タワー】のひび割れたガラス群であったなら、本当にやっていたかもしれない。

 現実を受け入れられない私は、100%無駄だとわかっていたが、超忙しそうにしていた特設グッズ売り場のお姉さんに聞いてみた(ちゃんとお客さんが途切れるタイミングまで待ちましたよ〜)

「これ、もうないんですか?」(メダルの写真をスマホで見せながら)

「そうですね〜、売り切れちゃったんです」

 以上、1.5秒くらいで終了した会話をお送りしました。

 ここで「補充はされるのか? されるとしたら、それはいつなのか?」等を訊かなかったことを疑問に思うかもしれない。せっかく声をかけたならば、それくらい聞けばいいのにと思うかもしれない。

 しかし、今、このときに無いならば、もう入手することは不可能なのである。頑張ってもう一回来るなんてことは、無いのである。今、ここで出会えなければ、もう二度と出会うことはない。それが、遠方のイベントメダルとの邂逅である。一期一会は何も人との関係に限ったことではなく、出会えなければ一期一会以前の問題で終了する。

 そう、これは「自分の気持ちに区切りをつけるための儀式」でしかなかったのである。レジのお姉さんにいろいろと訊いたところで全体像を把握しているとは思えないし、あれこれ言ったところで(「見本売ってくださいそれはあるでしょ」とか)、困らせるだけである。1.5秒だけ時間をいただいて、自分の気持ちに踏ん切りをつけさせてもらったのである。1.5秒のわがまま(カッコよく言っているが、迷惑行為であることに変わりはなかったり)。

 そして何より、恐らく

記念メダルだけが目的

 で、この遥かなる高みまで登ってきた者がいることなど、一般的なスタッフの方々にはおよそ知る由もないことだろう。私たちは圧倒的なマイノリティで、スヌーピーメダルが売り切れなのも、記念メダラーが買い占めたからではなく、デザインの良さとキャラクターの人気度により、一般の方が大勢購入したからに他ならない。その証拠に、上記スヌーピー不在の展望回廊販売機も、外国人観光客の方々にはよく売れていた。【スカイツリー】や【東京タワー】においては、記念メダル販売機は「昭和の残り香」では決してないのである。

 この出来事は私にとってあまりにも衝撃が重く、思わずこんなツイートをしてしまいました。

 この気持ちは未だ変わっておらず、呪縛から解放された感がハンパない現在。そしてこのことをキッカケにすっかり初心に戻り、最近ちょっと必死気味であった「新しいメダルのために同じところに何度も行く」という行為からも卒業しつつある。行きたければ行けばいいので、行きたくなったら行くとは思いますが(・ω・)

 結局は、「気分が乗らないのに行く」あるいはもっと直接的な表現ならば「行きたくないのに、行く」という行為は良くなかったな〜、と初心に帰った次第である。一度訪れていても【コスモアイル羽咋】とかは今超行きたいし。

 ただ悩ましいのは、今やすっかり【スカイツリー】のことが大嫌いになった私であるが、記念メダルのデザインはやっぱり超カッコいいと思う点なのよね〜(´;ω;`)ツンデレ

神はいた——人という名の神が

「世界一のちょっといいヤツ」というキャッチフレーズが謎であったが、今ならその意味がわかる……

 そんなとんでもない悪態をついている私であるが、ヤフオク等にも全然出品されなくなったこの記念メダルを実は所有している。出張に行った同僚が、なんと買ってきてくれたのである!

嬉しさのあまり危うく狂い死ぬかと思った、同僚から送られてきた写真

 人間の最大の敵はいつだって人間であるが、人間を救うのもまた人間である。

 無償の慈悲に報いるのはあまりにも難しい——しかしながら、私は誓った。

このご恩には必ず報いる、と。

 気持ちは、もう武士である(御恩と奉公)。

 それからというもの、どのように仕事で報いるかハンターのようにチャンスをうかがい続ける日々である。しかしながら、私の仕事の実力が伴っていないせいか、その日はまだ来ていない。報いる方の力不足が最大のネックである。

 当面の問題は、職場の人にも私の記念メダル収集趣味が広く知れ渡っているという事実である。メダルの入手は掛け値なく嬉しい反面、まさかまったく想像だにしなかった人からいただいたので、自分は職場でキモい人間として名を馳せているのではないかと本気で心配になった次第である。いや、事実だけど。 

 そしてまったくの余談だが、上記の通りまったくノーマークだった人からいただいたメダルということで、「あの人に記念メダルなんか買わせたのか⁉︎」みたいなプチ話題となり、いろいろな人がこのメダルを見に来た。そしたらやはりデザインが軒並み高評価で、職場における記念メダルの価値が少し上がった。やはりみなさん「観光地にあるメダル」はイモっぽいという認識が心の根底にあったようで(基本的には事実ですが〜)、メダルデザインの進化に驚いていた。スヌーピーは偉大であり、ひいてはオークコーポレーションとはまこと記念メダル界に降臨した神に近い存在であることよ。コレクター達をまったく相手にしていないかのような姿勢ももはや孤高である。

 記念メダルを「ご当地土産」から「一般商業グッズ」にまで価値を押し上げたのは、間違いなくこの会社である。

記念メダルについて

 ということで、文句なしで素敵なデザインである。現状、金型製作のメダルとインクジェットプリントを組み合わせたデザインが効果的にできるのは、オークコーポレーション以外存在しない。展望回廊イベントにおいて記念メダラー達がヒーヒー言いながらも何だかんだでメダルを買いに行くのは、結局デザインの素敵さが諦められないからというのが一番大きな理由なのではなかろうか(「イベントが面白そうだから」は絶対ないと思う)。それを証拠に、ももクロのときは大不評であった

 宇宙に行ったビーグル犬(アストロノーツ=宇宙飛行士)をテーマとした記念メダルとしては、横浜の【スヌーピータウンショップ】で古くから販売されている。

 このメダルは、恐らく過去の何らかのスヌーピーイベントでの売れ残り品であると思われる(そんな話を聞いた気がするが記憶が定かではない……)。そのため、恐らく再生産はされないだろうが、それよりもずいぶん長いこと売れ残っているな〜という印象の方が強い。オークコーポレーションの記念メダル界における天下も、決して平坦な道ではなかったことが窺い知れる。

 スヌーピーと宇宙の関係は、どうやらNASAが「アポロ10号」くらいのときに宇宙飛行の安全啓発キャラクターとしてスヌーピーを使用したことが起源であるらしい。その繋がりから、アポロ10号の司令船が「チャーリー・ブラウン」、着陸船が「スヌーピー」と命名された。そんなわけで、スヌーピーは「世界ではじめて、宇宙に行ったビーグル犬」なわけである。

 ただ、その次の「アポロ11号」が実際に「人類初の月面着陸」を成功させたものだから、10号はすっかり歴史の中で埋もれた存在となってしまった。

 しかしながら、こうした形で「スヌーピー=宇宙」は脈々と受け継がれている。これからもぜひがんばっていただきたい。

かつてあの人は言った。「スヌーピーが耳で空を飛ぶところが好き」と……(何も関係ない話)




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