イベント【ドラゴンボールで科学する】 記念メダル

ドラゴンボールで科学する 記念メダル 悟空
ドラゴンボールで科学する 記念メダル カプセルコーポレーション

↓鹿児島会場(2017年)から販売が始まった記念メダル。「17号」というチョイスが謎。

ものすごく面白い企画展――というものは、今まで記念メダルに導かれて数多くの企画展を訪れたからこそ言うが、実はなかなかない。どちらかというと、限られた予算の中で学芸員たちの創意工夫が凝らされた努力の跡が見える感じで、つまり努力が見えてしまうくらい、エンターテイメント性に欠けるものが多くて、いや~楽しかった~大満足~という企画展にはなかなかお目にかかれない。博物館や科学館で催されるこうした企画展は、どうしても学術的な意味合いが含まれので、小さい子供向けの題材を活用したものでも、ある程度の年齢でなければ「知的好奇心が満たされる」という勉強の面白さに通ずる満足感はなかなか得られないのではなかろうか。

 何が言いたいかというと、今までの企画展の中でも、とりわけ面白くなかったな~、ということである。企画展の難しさをものすごく象徴したイベントであったように思う。

 企画展の内容自体は、かめはめ波をCGで体験したり、筋斗雲に乗ったりと、ドラゴンボールに出てくる事象を科学で再現するというものなのだが、とにかくそれらの実験物が非常に少なく、少ないゆえにどのアトラクション? にも子供たちが殺到していて、どう見てもそんな行列を待ってまで体験するほど面白くないだろうに並ばざるを得ない、入場料も結構高いし元をとらなきゃ、的な空気が漂っていた。

 もちろん私は「大きなお友達」なのでそんな行列に割って入ることもなく、極論を言えば記念メダルを買えればそれで良いので別に良かったのだが、もし家族サービスでこれに来てたらと思うとちょっとな~、と正直思った。

 私は甲子園に高校野球を観に行くついでに大阪でこの企画展に寄ったのだが、長らく「隠しメダル販売所」として存在していた甲子園歴史館にはもうメダルはなかったので、結果的にはラッキーであった。でもこんなことでラッキーだと思うのは、記念メダラーのみである。




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