愛知県【名古屋城】 記念メダル

天守閣閉鎖後の城

 【名古屋城】は老朽化による再建工事のため、天守閣が現在閉鎖中である(2019.8.21現在)。しかし、それでも元気に営業中で、客足もそれなりにあった。外国人観光客だけではなく、夏休み中の家族連れの姿もあり、「頑張ってるな〜」という印象である。

 かつて一斉を風靡した「おもてなし武将隊」も、以前ほどの盛り上がりはないかもしれないが、それなりには盛り上がっていた。ここもぜひ頑張っていただきたいところである。

 今回見てみたかったのは、名古屋城の周りにできた城下町こと「金シャチ横丁」であった。ここは言ってしまえば飲食店通りなわけだが、似たような施設としては【熊本城】を訪れたときに、その城下町のようなコンセプトの造りになかなか感動したので、期待値高めで訪れた。

 しかし、森羅万象、期待値を上げて良いことが起こることはほとんどないのであった。

金シャチ横丁には「義直ゾーン」と「宗春ゾーン」という2つの通りがあり、「義直ゾーン」がメインである。が、地下鉄を降りてすぐに出くわすのは「宗春ゾーン」である。
一番楽しめなかった要因は、昼でも夜でもない時間に訪れたため、飲食店が軒並みまだやってなかった点である(ということは9割9分がオープンしてなかったことになる)。観光地だから終日営業だろ〜と勝手に判断したのがいけなかった!
忍者アイスかわいい
インスタ映えを意識した@NAGOYA。ちなみに市役所と県庁がすぐそこ

 思ったよりしょぼいな〜というのが正直な感想である。ただこれは期待値の調整に失敗した者の意見であるので、決して良くないわけではないと思う。【熊本城】みたいなところを勝手に想像してしまった私が悪かったのである。

 飲食店通りを楽しむのって意外と難しい。なぜなら、一軒入れば、もうお腹いっぱいだからである。食べ歩きというよりも、結構ガッツリ系の店ばかりであったのもまたショッピングモールのレストランコーナーを彷彿とさせるものとなっていた。

 ただ【名古屋城】の周囲は市役所や県庁、果ては裁判所や自治センターといった官公庁が立ち並ぶ愛知県一の公務員街となっているので、平日には観光客よりもスーツを着た公務員達で賑わっているのかもしれない。そういった方達は食べ歩き等はむしろしないと思うので、立ち並ぶ店のチョイスは実はこれが正解なのかもしれない。ビアガーデンとかもあったのだが、スーツ姿のおじさん達で埋まるのかも。

 そんなわけで正直いまいち楽しくなかったのだが、【名古屋城】周辺には実は飲食店が少なかったので、それができて良かったねというところでその場を後にしたのであった。一件も店に入らず(というか入れず)。

おまけ:恐らく天守閣内に設置されていた金鯱
おまけ2:たぶん石垣を組んだすごい人(小並感)

記念メダルについて

 かつてはエレベーター付き天守閣の最上階に販売機が置かれていたのだが、天守閣が閉鎖中の現在は、正門から入ってすぐ左手にあるお土産屋さんに全てが移動している。

以前は、ケース入りのメダルが販売されていたところですな

 ラインナップも当時のままを維持しているので、もちろん全国に4箇所(【名古屋城】【土肥金山】【箱根関所】【産業観光プラザ すみだまち処】)にしかない「小判型メダル」の販売も継続中である。

店の入り口にはこのようなポスターが貼られていて「おっ、わかってるじゃん」と思いました
全国的にも珍しい(唯一?)「記念メダルケース」の販売があるのも【名古屋城】の特徴である。高っ!
全国屈指の詳しい説明書き
潔く二枚しか並べてないのも最近では珍しい。同じ種類のメダルを複数並べることが多い。
ディズニーメダルはなぜかスティッチを2種類作るという冒険をしている

 小判型メダルが置かれているメダルスポットは、特殊な刻印機が設置されている。通常メダルと小判型メダルの両方が刻印できるハイブリット型の刻印機なのである(【産業観光プラザ すみだまち処】のみ小判型専用だが)。

こんな感じの。最も注意すべき点は、小判型はもちろん、通常メダルも「横向きにセットしなければならない」という点である。上記掲載のミニーちゃんメダルは変なところに刻印がなされているが、この罠にかかったせいである(きちんと注意書きを読みましょう)。
さらに私は日付を上側に刻印したいので、見本と逆向きでセットしなければならない。親の言うことには従って生きてきたが、刻印機の言うことにはいつも逆らっている。
メダル回転
参考:【すみだまち処】の刻印機は小判型専用。通常メダルがセットできない仕様だとこんな感じ

 ということで、無事記念メダルの生存確認ができてよかったよかったという話でした〜

忠実再建か、バリアフリーか(過去記事)

 現在、木造で再建するかどうかで揺れ動いている【名古屋城】である。

 この話に触れて、「火事や地震の時危ないんだから、わざわざ木造にしなくても……」とか、あるいはなんなら「えっ!? 名古屋城って木造じゃなかったの!?」とか様々な意見があるだろうが、私は基本的には【名古屋城】は「再建された城ってつまらん」と思った初めての城なので、来る人が楽しく感じる城になっていただきたいと思っている。そのつまらないと感じた最大の要因は、再建された城によくある「鉄筋コンクリート製で近代的設備を兼ね備えた城」であるという点である。具体的には、エレベーターがあったり、ウォシュレット付きのトイレがあったり、というか中身は刀や掛け軸や鎧やらしゃちほこやらを展示する「城の形をした博物館」というのがその正体であったりするところである。別に博物館であることが罪なわけではないが、【松本城】(現存天守)と【名古屋城】では、外見は似ていても、城内の楽しみ方は全く異なるわけである。私は無知であったため、「お城巡りってたのしそ~」と思って【名古屋城】に行ってしまったせいで、「思ってたんとなんかちゃう……」となってしまったのである。その印象が悪く、そこから「再建された鉄筋コンクリート製の城はつまらない」というイメージが私の中で定着してしまい、毛嫌いすらするようになった。要するに、私の無知が悪いのである。はい

 復元された「二の丸御殿」にも行ったことがあるが、そちらはやはり、なかなか面白かった。まあ小学生や中学生が訪れて楽しい要素は皆無であろうが、「歴史建造物を楽しむ」ということができる年齢ならば面白いと感じる要素が恐らくあるだろう。それはやはり、木造で、資料にのっとって、忠実に復元されたものであるからに他ならない。本来「城」というものに期待するのも、こういったことであると思うのである。

 ただ、やはり災害時のことは最大限に考慮すべきことであるので、それをないがしろにしては無論話にならない。その辺のさじ加減は実に難しい。

 そもそも論で、「復元された城は収益を生み出しているのか」という問題もある。これは、「そもそも失われた城を復元する意義はあるのか」という問題に直結することである。もちろん単純な金銭的数字だけでは計り知れないものがあるのだろうが(ランドマーク的役割があるとかetc)、復元された城は全て税金で維持されているということを忘れてはならない。日本国民は、「私たちの税金を使っている」という言葉が異様に好きであり、公共施設に何か嫌な点があるとすぐにそれを言う。その是非はともかく、日本国民得意のそのセリフを言われる可能性を考慮すると、「収益を上げるものに再建する」のか、「つまらなくても災害時の安全性を最優先するのか」という点は、判断が難しいところである。もちろん、両者のバランスが取れたものにするべきである。が、その線引きが難しい。

 【名古屋城】の周辺道路は、「土・日・祝日」は「駐車禁止解除」という謎の行政サービスがある。よって、休日には駐車場代を払って楽々停めるか(当然空いている)、周辺道路をさまよって駐車場所を探す代わりにタダで停めるかの選択を迫られることになる。時間か金か、人間社会にとっての命題を突き付けてくる、そんな城なのである。




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