熊本県【熊本城】 記念メダル

熊本城記念メダル
熊本城記念メダル
旧メダル①(31ミリ)
旧メダル②(31ミリ)
熊本城 記念メダル販売場所

【販売場所】
@城下町にある熊本城ミュージアム入り口横(2019.3現在)
備考:天守閣の復旧が終了したらそちらに移設されると思われる。

震災から立ち上がる姿

熊本城 外観
夕暮れのチェブラーシカ

 【熊本城】は、2019年3月現在、2016年4月に起きた熊本地震による被害からの復旧作業中である。

熊本城 復旧作業の様子
復旧作業中のため、観光客は遠目からしか見ることができない。咲き誇る梅の間からは作業用クレーンが見える。

 そのため、当然天守閣へは入場できない。その代わり城の麓には「城下町」が広がっていた。どうも最近できたっぽい感じで、すごく綺麗な街並み?で、観光客もたくさん訪れていて、とても活気にあふれていた。「桜馬場 城彩苑」というらしい。

復興への道

 あまりふざけたことが書けない場所なのでらしくないただただ真面目なコメントになってしまうのだが、普段いい加減を絵に描いたで自分のことにしか興味がない人間である私でも、【熊本城】のふもとが活気にあふれている姿を見たときは、素直に嬉しかった。そんなわけで、微力ながら経済の循環に貢献しようとお土産屋さんで「熊本限定カントリーマーム」を買って帰った。写真撮り忘れたままもうお土産としてあげてしまった。なんてこった。

熊本城 木の実ソフト
大行列を形成していた「木の実ソフト」。有名なんですかね?

 また、以前の記念メダル販売場所であった天守閣(の売店)は復旧作業中のため、代わりに現在では「熊本城ミュージアム わくわく座」の入り口付近で売られている。そのため、実質この施設が閉まる(17:30)までが販売時間であり、割とギリギリの到着となったため、入場を端折ってしまった。が、ここは入っておくべきだったな〜というのが、この記事を書くために読んだネット上の体験リポートを見ての思いである。入場料は300円なので「ゆっくり見られないし、いっか…」なんてケチるほどの金額ではなかったのになぁ……。マジで後悔しているので、他の記念メダラーのみなさんはぜひ入場していってほしい。新しくできた施設だけに、VR体験やらデジタルグラフィックをバンバンに使った古今の周辺地図体験やら、復旧作業中だからこそ展示されている熊本城の一部保管部分など、「天守閣行けないなら、ここでしょ」という施設であった。こういうことを行く前に調べないからいつも「メインディッシュを食べずに終わる」的なミスを犯すわけである。あああ。。。

熊本城 わくわく座
入り口入ったところに販売機あり。無料エリア。しかしそれがあだとなったのであった(いえ、私が悪いんですが)

 17時少し前に到着したのだが、この「城彩苑」は飲食店が多くまだまだこれからといった様相で活気に満ちていた。「ウニコロッケ」やら「くまモン○○」とか気になるところがありまくりであったのだが、とりあえず一にも二にも花粉にやられていたので、「早く風呂に入りたい……」というくたびれモードで早々に退散してしまった。復旧作業中の熊本城の姿を見て「見ておきたかったものを、見た」という気持ちが満たされたところも大きかったのだが、そもそもこのような城下町が広がっているとは全然知らずに来たため、楽しむ心構えがまったくできていなかったのが敗北の根本原因である(負けたの?)。

 私は基本的に旅はほとんど何も調べずにとりあえず行ってしまい、行ってから考えるタイプなので、こういうことがよくある。というか、これはまだよい方で、一番こたえたのは【坂本龍馬記念館】のリニューアル改修工事による休館で、ネットで調べれば2分で分かることを調べなかったがために10時間以上かけて出向いて閉まってるとかマジでこの世の終わりかと思った次第。この時間とこの費用で一体何ができただろうとか考えちゃう帰路こそが最大の地獄である。

 そんなわけで、みなさんはきちんと下調べして旅に出ましょう。旅はプランを練っている時が一番楽しいとよく言うし。私もその気持ちはすごく分かって、出発前の数日間はわくわくに満ち溢れているのに、なぜかいろいろと詳しく調べることは怠ってしまうのよね……。だからこそナビさえあればテキトーに旅ができてしまう車中泊旅行でいつも行くのだが。そしてだからこそ女子と旅した経験が全然ないのだが(いや、他にももっと大きな要因があるのかもしれないけれど)。

 ちなみにこうした城下町っぽいものが、最近改修工事中の【名古屋城】にもできたようである。で、未確認なのだが、改修工事により天守閣に入れない【名古屋城】メダルが、どうもその城下町のどこかで売られているっぽいのである。誰か確認してきて〜(他人任せ)。

【熊本城】から先はどこに行くか問題

 九州上陸1日目最後のメダルスポットとなった【熊本城】。私と同じく【さんふらわあ「さつま」「きりしま」】で九州入りし、記念メダルを主な目的に旅をする人は、どんなに頑張っても恐らくこの【熊本城】で上陸初日は打ち止めになると思われる。そして、南(鹿児島)から北上する形で記念メダルスポットを巡る形を取ると、【熊本城】から「次にどこへ向かうのか」が問題となる。具体的には、「北上するか、大分(別府)に向かうか」である(ちなみに宮崎県には2019年3月現在記念メダルが一枚もない。どげんかしてほしいものである)。

 私の個人的な考えでは、時間的に余裕があり長崎も含めて回る予定であるならば、やはり北上する——というか、「長崎県の島原まで行く」というのが最も無駄のない九州記念メダル巡りのルートなのではないかと思う。なぜなら、九州北部の記念メダルスポットはなぜか海沿いにばかりあるので、この後はどちらから行こうとちょうど九州の北部沿岸を沿うように回ることになるのである。具体的には、例えば次に佐賀県の北部に位置する【唐津城】に向かうよりは、佐賀県の南部を通って長崎県の南部に入り、海沿いを駆け上がるように記念メダルを回収していくルートが一番無駄がないと思われる。

こんな感じのルートを辿ることになると思われる。大分に出ようが長崎に出ようが。

 ということで、【熊本城】近くの日帰り温泉施設で入浴&食事をしてから(日本全国いまや風呂はどこにでもある)、夜の道をえっちらおっちらひらすら進むこと数時間、長崎県島原市の【道の駅 みずなし本陣ふかえ】まで頑張って進み、そこで仮眠を取った。この道の駅は【島原城】が近く、またかつての記念メダルスポットであったところである(メダル所有)。しかし実は熊本から島原までは地図で示したとおりフェリーが出ているので、公共交通機関を駆使して九州巡りをするならば、ここでは断然フェリーの利用がオススメである(車両を積むと割高なので私はケチった)。フェリーを利用できるならば、島原行き一手である。一筆書きでメダルを回収していこうと考えるなら、佐賀の【唐津城】や福岡の記念メダルスポットに向かうのは効率が悪いように思える。

 さらには、実は「大阪ー志布志(鹿児島)航路」で来た人は、大分から再び「さんふらわあ」に乗船し、今度は瀬戸内航路で大阪に帰るという「舟遊プラン」という格安プランが用意されている。これ、車両を積んだ場合でも片道料金より1万円くらいしか変わらないので、「九州から大阪へ高速に乗って帰る」ということと比べたら金銭的のみならず時間的にもかなりお得である。しかも「軽自動車は片道3000円ずつ値引き」という私のために用意されたプランだったのではないか? と疑うほどのもので、「ああ、ちゃんと調べればよかったな……」という、いつものあれね、これ(※記事執筆時の情報なので、その都度調べてね!)。

 長崎入りした私は、ここから怒涛の記念メダルラッシュと戦うハメになり、「1日でどこまで回収するのか」と「ひとつの施設をどれくらい楽しむのか」の板挟みに苦しむことになる。記念メダラーあるある「記念メダルを一気に短期にいっぺんに回収すると、なんか言葉にならない虚しさに苛まれる」は、有名記念メダラーの方がつい最近ツイッターで紹介された『旅愁マスク 観光系』という記念メダルマンガ!(←これ、まじである)の第6話〜8話「東海メダル地獄」及び第44話「名古屋メダル地獄再び‼︎」描かれた、誰もが陥る試練である。


↑「記念メダラーのバイブルだ!」と思って、私はちゃんとペーパーバック版をポチりました。広告に負けじと全部読んだにも関わらず。

 しかし私にとって大規模遠征の経験は「北海道」「東北」に続く三度目である。そんな気持ちになることは百も承知! ということで、鉄の意志で「そんなもん1日でどこまで回収するのかが一番大事だ! 私には時間がないんだ! チャンスはもう二度とないんだ!」と自分に言い聞かせながら巡っていったのはまた別の話。

記念メダルについて

たまに見かける「上に置いてあるのがモニターじゃない刻印機」

 基本的にお城メダルにハズレはないので、二枚ともとても良いデザインである。ただ私はあまりお城というものに興味がないので、お城メダルはどれも同じように見えてしまうという欠点があるのだが、それはあくまで私の問題、ですな(知ったような口調で)。記念メダルに描かれた姿が復活する日を、大げさではなく、日本中が待っている。熊本城の復旧無くして、熊本の真の復興はないのではないだろうか。

 それほど【熊本城】は熊本にとって大きな存在であることということを感じた。

 復旧作業中であるにも関わらず、変わらずに記念メダルの販売を続けてくれていることに大きな感謝を抱かずにはいられない。ありがとうございます。




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