高知県【高知県立坂本龍馬記念館】 記念メダル

 この【坂本龍馬記念館】は約1年間に渡るリニューアル工事を経て、2018年に生まれ変わってオープンした。リニューアルに伴い記念メダルの販売が廃止されることはよくあるので記念メダラーとしてはやきもきしていたのだが、無事継続販売されて一安心であった。というのも、リニューアル工事期間中に行っちゃったからなわけでして。あのときは車ごと桂浜に飛び込もうかと思った。私の家から高知は遠い。はるか彼方なのである。もう一度来るなんてあの時は考えられなかった。

 しかし今回の車中泊旅行で、山口県からの帰りに寄るという300キロオーバーの寄り道を決行し、1年以上掛けた四国制覇の旅は無事に完結した。完結したぜよ(下手くそな龍馬節)。

 ちなみにこの記念メダルおもて面の金型デザインは、以前【ハウステンボス】のメダルでも利用されていた。長崎もまた龍馬に縁が深い土地であるためだと思われる。

↓グラバーから船を買うぜよ。ちなみに昔はグラバー園でも記念メダルが売られていたみたい。

 この場所を訪れるならば、やはり事前に龍馬関連の本を読んでおきたいところである。そうでないと恐らく「へー、ほー」で終わってしまう。例えば王道の『竜馬がゆく』あたりを読んでおくと、【坂本龍馬記念館】を訪れる前にまず龍馬が生まれ育った「桂浜」を見ておきたくなると思う(というか普通の観光客は「桂浜」を見に来て【坂本龍馬記念館】は他に行くところがないから的についでに訪れると思う)。

↓別にこんなん買わなくても、ブックオフで1冊100円で全巻揃います。というアフィリエイトを貼る行為の根幹を揺るがす発言。

 

「桂浜」は、【坂本龍馬記念館】からすぐそこだ! 私は開館前に到着しちゃったので、先に桂浜に歩いて行った。ものごっつい坂道でもちろん汗びちょとなるが、旅先を歩きその土地の空気を肌で感じるのも良いものである(突然知ったような口をきく車での超特急移動ばかりを繰り返す人間)。

↓これがあの有名な坂本龍馬の銅像だ! 第一印象「でかっ!」である。すげーでかい。坂本龍馬のおでこに悪戯描きをしようにも不可能なほどでかい。写真ってのはそういのうが伝わらないんだな〜としみじみと思った次第。この目で見た感動や驚きを伝える術というのは実はないのだなぁと。いや、別に感動はしてないんだけど。

 

↓龍馬が生まれ育った桂浜。暗雲が立ち込めているのは、これからの日本を象徴しているのか……⁉︎ この後、土砂降りの雨になったので、開館前にここを訪れた決断ができたのは日頃の行いの成果か(日頃の行いのせいで雨が降ったのかもしれないが)

↓東映の映画が始まるときに流れるやつ的な

 ここは県立の公共施設なので、正直お堅いムードだろうなぁと思っていたのだが、予想に反することもなく、お堅い施設であった。お盆休みのときに訪れたので家族連れの子供もたくさんいたのだが、正直何も面白くなかったと思う。私も『竜馬がゆく』を読んでいたからこそ面白いと感じたというか、それ以前に「分かる」ことが多々あった。何の知識もないと、内容が難しいのである。例えば「ジョン万次郎」がピックアップされてワンコーナー作られていたが、絶対司馬遼太郎の影響だと思うもの。司馬遼太郎が『竜馬がゆく』で「あいつすげーよ」と言ったから龍馬と一度も会ったことがないのにここまで世の中から注目されるようになった一人である。そしてそれに乗っかる【坂本龍馬記念館】(いや、別に良いんだけどね)。展示されている人物と龍馬との繋がりは、関連本を読んでいないとイメージしにくい。

 リニューアルによって近代風建物に生まれ変わったのか、はたまた以前からこうだったかは不明だが、なかなかシャレオツな建物であった。

↓ただ生憎の天気により全くインスタ映えしない残念な一枚。屋根の上にあるでかいビーチチェアーみたいなものはなんですかね?

 さて、ここからは中を見学して思ったことをつらつらと書いていく。堅苦しいだけに逆にツッコミどころが満載だったという印象の【坂本龍馬記念館】。働いている人も公務員なので、みなとても真面目そうであった(業務委託かもしれないが)。そのため誤解を招くかもしれないが、ご理解いただきたいのは、私はこの【坂本龍馬記念館】がとても楽しかった、ということである。『竜馬がゆく』を読み終わったその日から、ずーーーーっと訪れたいと思っていた場所で、その期待に見事に応えてくれる場所であった(多少物足りないところはあるが、読んでない人にも対応するには致し方ないかと)。だからぜひ、訪れる際には事前に坂本龍馬に関する本(映画等ではなく)を読んでいただきたい。活字の中の出来事だったことが、この場所に来ると、すべて生きた人間がしたことであったことが血肉となって感じられる。活字からの想像の中で思い描いていた物語が、良いことも悪い子も全て含めて、それはすべて本当にあったことなんだと。「中岡慎太郎ってめっちゃイケメンやん!」と思って感動するには、事前学習が必要である。「中岡慎太郎って人がいたんだ、へー」ではあまりにももったいない。

 歴史小説で親しんだ人間が実在したことを感じられると、言葉にならない感動がある。「歴史」って言ってるんだから実在するのは当たり前なんだけどね。

↓男前な中岡慎太郎。龍馬と一緒に暗殺され、龍馬と肩を並べる歴史上のキーパーソンなのに、なぜか扱いは低い。龍馬関連の本を読むと必ず重要人物として登場するのだが、歴史の教科書には出てこないという温度差。イケメンすぎるからか⁉︎

↓ちょっ……顔面偏差値の差がひどい、という二人。並べて展示しちゃダメよ……。右側の大村益次郎は戦争の天才として歴史上に名を残している。「大村益次郎」「秋山真之」「石原莞爾」が新・3大戦争の天才と、予備校の先生が言っていた。ほんとかどうかは知らんけど。

 

↓写真を撮っただけで博物館入りした人。まさかこんなにも自分の写真が後世の人間に見られるとは思ってもみなかったことだろう。

↓こんなこと履歴書に書かれても。所有資格欄にでも書いたの? 『竜馬がゆく』では龍馬暗殺は京都見廻組の犯行だということになっている。なぜならやったと自白した人(この人)が京都見廻組だったからなのだが、そうなると「斎藤一説」とかがなぜ出てくるのかよくわからないのです。

↓お前誰やねん! という福沢諭吉さん。通称「一万円の人」。

↓徳川慶喜は「江戸時代を終わらせる」という損な役回りのために歴史上に登場したという印象である。その明晰な頭脳が災いして誰もやりたくない大役を歴史から押し付けられてしまった不幸。歴代徳川将軍で最も長生きし、なんと大正時代まで生きた。日清、日露戦争とかどう思って見てたんだろうね。

↓件のジョン万次郎。乗っていた漁師船が難破し、アメリカの捕鯨船に助けられそこでずっと働き、英語マスターとなる。実はペリーが日本に来る前には帰国していて、黒船来航の際、時の政府はジョン万次郎に頼ったという流れが解説されている。

↓ジョン万次郎訳「come here」は「ここへ来たり給え」という「お前は神の使いか何かか?」というくらい厳かなものである。中学校の英語テストで日本語訳として解答したら先生は◯にするだろうか? 誰かやってみて。

↓「デーモン」という名の牧師って、これはギャグなのか? と。寺の息子に「閻魔」という名前を付けるのと同じようなことではないのか?(違う?) 昔、日本でも自分の息子に「悪魔」という名前を付けようとして役所に突っぱねられたことが話題になった夫婦がいたな〜となんとなく思い出す。オチは、騒動から数年後に親父の方がヤクの売買をして捕まるというものであった。

↓今も昔も変わらない父親の心境に「女性に溺れて国家の大事を忘れるな」という項目はあるだろうか? わたしくしは女性に溺れてなくても国家の大事を忘れております。お父さん、ごめんなさい。

↓これを見て思い出すのは武田鉄矢の方である。ただ最近の若い子はもはや武田鉄矢もわからないらしい。私も全然「海援隊」世代ではないが、ちょっとショック!

↓「見た可能性がある」で展示しちゃう。可能性で言ったら私だって龍馬の生まれ変わりの可能性があるやん(ない)。

↓龍馬の絵。手紙の中にさらさらっと描いた絵なのに割と上手い。しかしよく考えたら「自分が書いた手紙が不特定多数の大勢に晒される」というのは結構しんどいことのような。「見せるつもりで描いた絵じゃないし!」という龍馬の声が聞こえてきそうである(そしてブログでネットに拡散という末路。犯人わたし)。

↓いろいろな龍馬さん。

↓リニューアルオープン後も存続された記念メダル。大変ありがたいことです。なくなったら来なかったもの。あんなに行きたいと思っていても、メダルなしでの高知は遠すぎるのよ。という記念メダラー的発言。

↓おまけ。衝撃的すぎる合格回数。合格率10%の試験に25回受かるって次元が違いすぎて相対性理論並によくわからない。次元だけに、相対性理論っていう高度なギャグね、これ! この方が受験していなかったら合格率は9%だったかもしれない。

 というように、私はこの施設を堪能した。普通のトラベラーであればここから四万十川等に行くところだと思うのだが、記念メダラー的旅は「高知にはここにしか記念メダルがないから、次の県に行く」という旅行好き女子からの理解がまったく得られず気持ち悪いという目で見られる行程なのであった。ちなみにこの後は【淡路ファームパーク】→【阪急うめだ本店(ジュラシック・ワールドメダル)】という旅程であったので、「坂本龍馬記念館と阪急のデパートに行って来た」と言ったら、「高知にも阪急があるの?」と言われた。ザ・説明不足!




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