【販売場所①】
@正門入って最初にあるお土産屋さんの横
備考:ペンギンメダルはここにしかないので注意! 超注意( ;∀;)
【販売場所②】
@コアラ舎出口の近く
備考:コアラメダルはここにしかありません……
【販売場所③】
@東山スカイタワー展望室
備考:実は夜景の見えるレストランを営業しているデートスポット
あの有名な「戦時中毒入りじゃがいもをゾウに与えたがうまくいかなった」動物園
愛知県の【東山動植物園】は、非常に長い歴史のある動物園である(未所有だが過去70周年メダル、80周年メダルが発売されたくらい長い歴史)。そのため、戦時中の苦労話から、近年では「東京オリンピックエンブレム盗作問題」に巻き込まれた話など、逸話に事欠かない。(この動物園のエンブレムをデザインしたデザイナーが、件のデザイナーなのである)。
広大な敷地と数多い展示動物、またこれまた広大な植物園から、割と頑張っている遊園地まで、本気で楽しもうと思ったら1日では足りないくらいの規模の施設で、記念メダルも豊富にある上、販売場所が分散しているため、集めるのも大変である。
これほどの場所が入場料大人500円、中学生以下はなんと無料! なのだから、コストパフォーマンスは実に優れいている。というか、商売っ気なさすぎだろこれだから市営は……というツッコミを禁じ得ないところなのだが、後述する制度によりきちんと稼ぐところでは稼いでいるようなので、さすが老舗動物園である。
ちなみに、園内にある池では昔ながらのスワンのカップルボートに乗れるのだが、「この池でボートに乗ると別れる」という有名な都市伝説がある。園側もそれに挑戦して、というか利用してというか、「真実の愛を試すんだ!」みたいな売り込み方でボートをアピールしているのだが、私は最愛の人だった人とこの場所に訪れ、この話をその人から聞き、もちろん乗らなかったのだが、フラれた。なので、今までこのボートに乗って別れたカップルたちも、決してこのボートが原因で別れたわけじゃないと思うぞ。乗らなくたってダメなんだから(自虐の極み)。
古さとリニューアルとがせめぎ合う動物園
歴史の長い動物園なので、基本的には園内は古びた印象が色濃い様相である。しかしながら名古屋市民からの愛も深く、募金や市の税金投入も割と積極的なので、割と最近になって象舎が新築されたり、数多らしい飲食店コーナーがオープンしたりしている。
そんな新旧混在する動物園を見ていこう。
もちろんまだまだ展示動物はいるのだが、ぜひ実際にその目で確かめていただきたい。特にイケメンゴリラとして有名な「シャバーニ」君は、冗談でも嘘でもなく、その異名通りマジでイケメンである。隣にいるゴリラと比べるとそのイケメン具合がよくわかる。
入場料が破格のここ【東山動植物園】では、「動物スポンサー」という制度を設けて、その資金を賄っている。
一流アスリートのジャージのように、スポンサーとなっている企業のロゴが各動物の前に建てられている。ホストクラブの指名数のように、その看板の多さがそのままヒエラルキーに直結しているように見える。
なかなか面白い取り組みですよね〜。入場料が安いから、このような取り組みも好意的な目で見られる。【アドベンチャーワールド】で同じことをしていたら、なんだかな〜と思ったに違いない。
実は夜間営業している東山スカイタワー
動植物園側が17時に終了するので盲点だが、実は隣にそびえ立つ東山スカイタワーは厳密には別施設であり、21時30分まで営業している。そして、実は高層階にシャレオツなレストランを備える大人なスポットなのである。
記念メダラー的には、タワーのみ訪れることはほぼないと思うので営業時間など知ったこっちゃないと思われるが、実は名古屋駅周辺を含む名古屋の街を一望できる超有料夜景スポットでもある。しかもお値段たったの300円⁉︎という超破格な激安設定なので、全国20タワーの中でも最安値を誇っていた【別府タワー】が値上げをした今、並んで最も安い展望タワーなのである(しかも動物園とセット券でも640円だ‼︎)
馬鈴薯を食べなかったエピソード
【東山動植物園】の歴史は古く、太平洋戦争中の逸話も数々残っている。「戦争中の動物園の話」というと、「エサ代を捻出できないから毒入りジャガイモを食べさせて毒殺する」という話を思い出す。しかし、象はそのジャガイモだけは食べない、みたいな。
実際戦争になったら動物園や水族館の維持は大変であろう。戦争の話ではないが、【松島水族館】に行ったとき、東日本大震災に見舞われたときの水族館の奮闘の記録を見て、戦争が起ころうが震災が起ころうが何が起ころうが、動物たちは生きていてい、職員は動物たちの命を守ろうとするのだなぁと思った。動物園や水族館は、「動物たちを檻に閉じ込めて見世物する施設」という観点が常にあり、それはかの有名な『新明解 国語辞典』の動物園の項でもそんな解説をされてしまうくらいであるのだが、それは飼育員たちの動物への愛と使命感とはまた別の話であるのかもしれない。
【東山動植物園】のナイトZOOに行ったとき、象が怒り狂って柵に体当たりしまくっていたことがあった。この記念メダルの象を見ると、そのことを思い出す。「夜までうっせーよ」と怒っていたのだろうか。
記念メダルについて
この場所はその歴史の長さに比例するように、記念メダル販売の歴史もかなり長い。過去数回の全面的なメダルの入れ替えに加え、70周年、80周年といった周年記念メダルの販売も過去行われたので、総数はかなりの数にのぼるとおもわれる。販売されるメダルの種類もいつも複数だし。
また販売場所が複数あるので、真夏に訪れると地獄である。「メダルだけ買えればいい」と思っても、広大な園内をあっちこっち回らなければ全種類は手に入らないのである。そして、坂と階段が多い上にタワーは実は別施設である。愛知県にメダル巡りのために訪れた記念メダラーの方々にとって、間違いなく時間を消費する鬼門となる場所の一つであろう。
デザインは正直どれもビミョ〜なんですがね……昔から。
ただ、記念メダルに積極的な姿勢であることは我々記念メダラーにとって非常にありがたいことなので、感謝の念をもってメダルを購入し、園内をじっくり見て回っていただきたい。入場料500円だと、メダルだけではなくどれもこれもが「入場料より高い」という憂き目にあっているのだが、これは入場料が異様に安いことに原因がある。そしてこの入場料の安さこそ、この動植物園が来場者を大切にしていることの証左なのである。
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