【販売場所】
@展望フロア
備考:なんとメダルを購入する人たちの行列ができていたのであった……
京都タワーよ、君もなんだね
記念メダラーたちにとって「タワー」×「アニメ」のコラボほど恐ろしいものはない。それはもちろん【スカイツリー】のせいである。その罪深さをここで詳細に語ることは控えるが、とにかく我々は「タワーがアニメとコラボした」と聞くと、身の毛もよだつ恐怖に苛まれるようにできている。げにおそろしき。
しかし、そんなマクロスコラボも訪れてみれば全然怖くなかった。なぜなら京都タワーは800円で登れるからだ。普通の人の感覚では「タワーで800円は高い。登ったところでやることないのに800円は高い」と思うかもしれないが、我々記念メダラーは3000円以上かけないと目的の高さにまでたどり着けない神をも恐れぬバベルの塔を知っている。ものすごく気楽に800円を払いましたよ、はい。
そして登ってみれば、そこにはほぼいつもの【京都タワー】があるのみであった。「京都駅」の駅ビルとどっちが高いのかというくらいの展望室から見渡す眺望は記憶の通りの街並みであった。ただ多少なりとも異なっていたのは、BGMは(恐らく)マクロスのものが絶えず流され、展望窓の前には筋肉が悲鳴を上げそうなポーズを維持する女の子たちが鎮座していたことくらいである。あとは至って普通の【京都タワー】であった。
あれ、一番ボインの子がいない(世代が溢れ出る表現)。
何周しても(1周約15秒)、5人いるはずが4人しかいなかった。もしかしたら下の階とかにいたのかもしれない。というか、1階の喫茶店でコラボメニューとかあったことを帰ってから知ったのだが、その辺に置いてあったのかもしれない。
やはりこれが「マクロスが好きなのか」「メダルが好きなのか」の違いであろう。メダルを購入できた時点ですでに私はカタルシスを迎えていた。展望フロアに置いてある等身大パネルを見て回ることは全てを終えた後の余韻に等しい。「まあいっか」で終わってしまった。
しかしこうしてブログを書いている今、「リーフレットを一部もらってくればよかった(荷物が増えて欲しくないと思うタイプ)」、「コレボメニューを食べてみれば良かった(あるの知らなかった)」、「たった一回きりのことなのだから、残り一人の等身大パネルを探してみればよかった(誰がいないのかもよくわかっていない)」といった後悔が多々ある。興味がなくてもしっかりと楽しむ心の余裕がなければ旅をするにももったいないなと、つくづく身に染みたイベントである。
マクロスっておいしいの?
そんな私であるが、実は自分なりに予習をしていったのであった。
ガンダムは多少わかってもマクロスはさっぱりわからない。
「俺の歌を聞け〜」しかわからない。
そんなことを書いた【スカイツリー】のマクロスイベント。
上記イベントは、実は自分では足を運ぶことができなかった。そのため、今回の【京都タワー】で開催されるマクロスイベントには、ぜひ自分で足を運びたいと思っていた。そして、せっかく足を運ぶのならば、多少なりともマクロスの勉強をして多少なりともマクロスを楽しむ素養を育んでから訪れたいと思ったので、以下の作品を観てみることにした。Amazonプライムでは「オシャレマクロスΔ」なる作品が見つからなかったので(よくわかっていない)、映画作品なら(2時間で鑑賞できるなら)何でもいいやというチョイスである。
まず思ったのが
絵柄が全然違う
という萌えない要素であった。時代といえば時代なのだろうが、
女の子の目が小さい
という萌えには重要なポイントが今風ではなかった。つまり、メダルに描かれた萌え萌え女子たちとは明らかに違う次元に生きる女性が、作品の中では立ち回っていたのである。
ストーリーとしても「昔ってこういう感じだったな〜」というしみじみと思い浸ってしまう男女の三角関係を主軸としたものである。お調子者でチャランポランな主人公と、堅物で真面目(しかし根っこには闇を抱えている)なライバル、そしてその二人の間であっちにふらふらこっちにふらふらしては自分が一番かわいそう感を惜しみなく醸し出すクソ女が、バブルの残り香のような恋愛模様を繰り広げるのがベースである。ただそこに、ロボット産業の思惑や仮想現実のアイドルといった何となく現代に通ずるテーマが先取りのように盛り込まれており、これを製作した人たちは頭いいんだなと思った次第である(小並感)。
上記のヒロインは、歌が大好きだったものの自分は歌手としては芽が出なかったもんで、バーチャルアイドルを操作する役割を担うことになった。が、このバーチャルアイドルが文字通り宇宙的な人気を獲得することとなり、自分の役割を自慢に思う一方で「自分の歌なのに、自分が愛されているわけではない」という苦悩と向き合うことになる。このへんは、現在でいえばいわゆる「Vtuber」なる存在と通ずるものがあるのではなかろうか。Vtuberのことよく知らんけど。
「遠隔操作をしているアイドル」と聞いて個人的に強烈な印象に残っているアニメは『Key the metalidol』である。
私は根っからのオタクなのだが、異性に関しては圧倒的に3次元が良い派なので、女の子を主体としたアニメはあまり見たことがない。そんな私がこのアニメを観たのは、中学生か高校生のときの夏休みに、衛星放送第2でなぜか知らないが放映されていたときだ。暇を持て余していたので特に理由もなく観始めたのだが、これがとても面白かった(ような気がする)。で、何が印象に残っているかというと、主人公の女の子が一人死んだことである。あんまり覚えてないのだが、遠隔操作アイドルを操作するには「ゲル」とかいう人体から抽出されるエネルギーみたいなものが必要で、敵に囚われたその主人公の女の子は体内から抽出されるその「ゲル」を吸われ尽くして死ぬのである。それが最終話の冒頭である。
こうして書くとマジで一瞬の話なのだが、第1話からずーっと登場していてメインヒロインである主人公Keyをずっと支え続けていた相棒が、あっさり敵に捕まって、誰にも助け出されることなく死ぬのである。しかも、Keyを陰ながらずっと守ってきたボディーガードのような男がいるのだが、こいつはKeyのことは助けるがこの女の子のことはどうでも良いと言わんばかりにあっさりと見殺しにしていて(というような印象を受けた)、何やねんこいつともし隣にいたら目玉をえぐり出しただろうくらい怒りに打ち震えたのであった。女の子が捕われたときには絶対にこの男が助けるのだろうと思って見ていたのだが、マジで何もしなかったので、今でもこの一件は腑に落ちていない。
現在でも脳裏に焼き付いているそのときの怒りと鬱さ加減に比べれば、『マクロスプラス』の古臭い三角関係は抜群の安定感で安心して観ていられた次第である(多分製作時期は同じくらいだと思うけど)。
で。
ついでにこの『マクロスプラス』で最も印象に残っているシーンは、
(堅物のライバル)「彼女には今後指一本触れさせない」
(主人公)「へー、じゃてめーは指10本触れていいわけ? いや、足の指まで入れりゃ20本? まさか21本目の——」
(堅物のライバル)「ふっ……(勝ち誇った笑み)」
(主人公)「てんめぇー! このやろうぉぉぉ!」
という、
下ネタ
である。ちなみにこの会話は、堅物ライバルとヒロインが昨晩イタした後のものなのである。ちなみに主人公は前々日に違う女の子とイタしていてヒロインのピンチに駆けつけられなかったのだが(で、代わりに堅物のライバルがピンチに駆けつけたのでその夜イタしたという流れ)。
まあそんなことはどうでもよくて、私としては「21本目の指」という新たなる概念を得たことが大きい——という
思春期から衰えぬ下ネタレーダー
の話ね、これ。
そんなわけで、私の中では現在「マクロスといえば」「21本目の指」である。そこに私の罪はない。『マクロス』のせいである(責任転嫁)。
京都タワーにはお風呂があるのだ!
かねてから行ってみたかった場所に「京都タワー大浴場」がある。そう、実は【京都タワー】にはお風呂があるって知っていたかい?(唐突なウザMC)
私は実は大のスーパー銭湯好きである。だから記念メダル旅でもチャンスがあればとりあえず現地の温泉に入りたい。
そんな私が以前から狙っていたのがここ「京都タワー大浴場」である。この想いは実に約10年に及ぶ。京都は日帰りで行ける距離であり、かつ、京都に行くからにはいろいろと巡るため忙しいので、お風呂に入ってゆっくりする時間が取れない旅ばかりであった。ただ今回は【京都国際マンガミュージアム】の新メダル購入を犠牲にしてでもお風呂に浸かりたかったのは、ひとえにこの記事のボリュームが出ないと踏んでいたからである。【スカイツリー】の展望回廊コラボイベントに行く度に思っていたのは、「タワー」×「アニメ」のコラボでイベントとしてのボリュームを出すのは非常に難しいということである。なぜなら、スペースが限られているので、どうしても展示のボリュームに限界があるからである。美術館や博物館ではありませんからな〜。
コラボ相手が自分の思い入れのある作品であれば、その作品に対する想いを語ることで記事のボリュームを出すことができるが、残念ながら『マクロス』には1グラムの想いも持ち合わせていなかったので、「今こそ風呂に入る時だ∑(゚Д゚)クワッ」と決意した次第である。
で。
なんとその「京都タワー大浴場」も、マクロスコラボをやっていたので、専用webチケットを購入してみた。なぜなら手拭いが貰えるからである。そう、タオルを持って行きたくないという理由でこのチケットを購入した。なんならコラボでなくても別に良かった。
さて、肝心のお風呂であるが、温泉ではないので湯質がどうの効能がどうのという話はないのだが、まあ良かったですよ( ・∇・) 古き良き銭湯というか古い旅館のお風呂といったテイストの、これが公衆浴場だ! といったテイである(伝わる?)
お風呂の中も、一昔前の旅館のお風呂を彷彿とさせる大変味のある雰囲気で、総じて満足でございました。客層もびっくりするほど地元の銭湯と似たような感じで、常連ぽいおじいちゃんたちが大勢おりました。京都駅前の立地で常連になるなんて、資産家としか思えない。仲良くなっておくべきだったか⁉︎(動機が不純)
やはり京都駅の目の前でお風呂に入っているというのがプライスレスですな!
記念メダルについて
【京都タワー】×アニメといえば、最近では『名探偵コナン』の映画コラボが記憶に新しい。
今後も【京都タワー】×アニメのコラボが増えるならば、「西の【京都タワー】、東の【スカイツリー】」という構図が記念メダラーたちを阿鼻叫喚とさせるかもしれない。個人的には京都に行くのは全然苦ではないし【京都タワー】の入場料もたかが知れているので全然オッケーですがね〜。
デザイン的には、例によってプリントメダルでつまらなくなりそうだったのだが、どういうわけか割と評判が良い。「マクロス」のマニアのみなさんに評判が良いというのは、デザイン性が認められている証左と考える。
その要因ははっきりとしたことはわからないが、一番目につくのは背景を梨地にしたことであろうか。
プリントメダルで背景ツルツルの素っ気ないメダル代表といえば、フジテレビのアニメメダルであるといえよう。
背景が梨地になっているだけで、どことなく高級感が出ているような気がしなくもないような可能性もなくはないですな!
もちろん根本的な問題としてイラストが良いというのもあるかもしれない。日常生活を平和に送っているかぎり絶対にしないポーズを取っている女の子たちだが、それが良いのかもしれない。
実際、この記念メダルの売れ方はある意味異常で、なんと販売機の前に行列ができていた。私も収集歴が長いので「列に並んでメダルを買う」という行為は【東京タワー】等で経験済みではあるが、歴代最長の行列であった。しかもみなさん大人買いをしていくので(大人しか買っていなかったとも言える)、「目の前で売り切れになったらどうしよう」という不安を、メダル収集の中で初めて抱いた事態となった。「行ったら売り切れだった」は何度もあるが、「目の前で売り切れる」などという同時に購入している他者が必要な事象とは今まで無縁であったといえる。実際、私が訪問した日の夜には1種類が売り切れ、後日立て続けに品切れが相次いだ。
しかしながら。
あまり長くはない開催期間であるので復活は絶望的とも思われたが、【京都タワー】と【茶平工業】の脅威の施策により、なんと数日で在庫が復活したのである。
というか。
品切れ・再入荷をきちんと告知してくれていること自体が神だよね!
【スカイツリー】の展望回廊イベントでもぜひこの制度を取り入れていただきたい。それがあれば、東京まで行く費用はもちろん返っては来ないが、少なくても3000円以上の痛手を防ぐことはできる。展望回廊までのセット券を購入するときに湧き上がるあの独特の博打感には本当に嫌気がさしていて、実は以前に一度、迷惑を承知の上で受け付けのお姉さんにメダルの在庫の有無を下で確認できないかと訊いてみたことがあるのだが、結果はもちろん「申し訳ありません」であった(大博打が今後も続く絶望感)。
だから私は今では【京都タワー】の方を断然愛しております。LOVEだね!
追記
再三に渡って再入荷をしてくれていたものの、閉幕の12月22日を待たずして完売となったようです。買えなかった人の悔しさは【スカイツリー展望回廊イベント 】で何度も味わった者として骨身に染みて理解できる一方で、再入荷に何度も骨を折ってくれた担当者や、完売情報・再入荷情報を発信しつづけてくれたTwitter担当者に頭が下がる思いであります。
私は【京都タワー】を愛しております。
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