【販売場所】
@入場してすぐ右に進んだところにあるミュージアムショップ内
備考:今まで頑なにケースでの手売り販売をしていたが、2024年から販売機が導入された。
フットサルの聖地のお隣
リニア鉄道館の近くには、フットサルの聖地「オーシャン・アリーナ」がある。名古屋オーシャンズの本拠地で、世界唯一の「フットサル専用アリーナ」である。なぜ世界唯一なのかというと、フットサル専用のアリーナなんて、使い勝手が悪いからである。せっかくの体育館競技なのに、バスケもバレーもバドミントンもできないなんて、施設使用料で全然儲ける気ないぜ! と断言しているようなものである。男気を感じざるをえない。ただその割にはがんばって収益を出そうという努力はしているようで、周辺の中学高校には、「球技大会に貸し切りとかどうすか!?」という宣伝をしていたり、県外のフットサラー達からは羨望の眼差しで見られる施設なのに激安の個サル(個人参加フットサル。来た人でチームを組んでわいわい楽しむ企画)を実施していたりする(今は知らないが、かつては名古屋オーシャンズのファンクラブ会員だと2時間で500円だった)。男気をあげて造ったけども、実際の運営はなかなか厳しいのではないかとつい心配になってしまう。事実、最近ではボクシングの世界戦等にも場を提供するなど、だんだん節操がなくなりつつある。
フットサルだけでお高くとまって経営をするのははっきりいって厳しい。なぜなら、かつては競技フットサルに身を投じ、エンジョイとはいえ現役でフットサルをプレーしている私でも、似たような値段で観戦しに行くならJリーグの方がいいもん。サッカーの方が観ていて楽しい。フットサルは、自分がプレーしているなら観ていて楽しい、といった感じである。
記念メダラー達には全く興味ないであろうそんな聖地のはす向かいにあるこの施設には、実際に施設内に入って見学したことは数少ない。メダルが売っているミュージアムショップは入場料がかからない位置にあるので、新メダルが発売される度に、実はフットサルのついでに購入するという反則技を使っていた。見学したときもほとんどプライベート感はゼロに近い状況であった。しかし、鉄道に全く興味がない、かつ、ほぼプライベートでなくても一度だけならそれなりに楽しめたので、てっちゃん達にとっては非常に楽しい場所だと思われる。ドクターイエローとかあるし。
ドクターイエローに興奮する人たちと鉄道興味なしの私との気持ちの温度差は、メダル自販機を発見した時の記念メダラーと「こんなん誰が買うの?」と疑問に思いながら通り過ぎていく一般人たちとの温度差と、ほぼ同じだろうと思われる。
趣味とは、理解ではなく感じるものなのである。ブルース・リーのように。
鉄道に興味がない男が中を探検
鉄道に興味がない日本代表・私が、それにも関わらず一番感銘を受けた施設は埼玉県の【鉄道博物館】である。物量は興味に勝るといった感じで、圧倒的なまでの規模であると、たとえ興味がない者でもそれこそ圧倒されることを知った。「あれ、私、鉄道好きなのかな?」と数時間程度錯覚してしまうくらいの圧倒的物量であった。
そういう意味では、ここ【リニア・鉄道館】はちょうど良い規模であるがために興味がない者にはあと一歩といった感じである。小さい子供と家族連れで訪れるには絶妙にちょうど良い施設規模であると思われる。この視点で考えると、埼玉の【鉄道博物館】はちょっとデカすぎともいえる。
平日の午後に訪れたので、ほぼ貸し切り状態でなんでもやり放題であった。やり放題であるのに客が私なんかで、本当に申し訳なくなった。
総評としては、非常に当たり前のことだが、鉄道好きにはたまらない施設であると思われる。とても綺麗だし、演出も凝っているし、ドクターイエローにも乗れるしで、他の鉄道関連施設とは一線を画す施設であった。
私なんかが来て申し訳ありません。はい。
記念メダルについて
2023年までは、販売は販売機によるものではなく、全てケース入りとなっていた。それが2024年になってついに販売機が導入される。開館から10年以上経っての出来事であった。
ここは定期的に新作メダルや限定メダルを販売する場所で、最近でも数量限定のプリントメダルが販売された(未購入。鉄道関係はどうにも興味が湧かず、かといってメダルである限り欲しかったのだが、重い腰が上がらないうちに売り切れた。割と近かったのにね……)。現在常時販売されているのは4種類となっている。
ちなみにショップは入場料を支払わなくても入場できる。入り口の自動ドアをくぐったら脇目も振らず右へ行こう(左がチケット販売所&入場口)。
オークコーポレーション系の施設だけあってデザインもそれなりに凝っている。しかし私は鉄道関係はどうにも興味が湧かないので、いまいちグッと来ない次第である。いや、ほんと自分でも不思議なくらい鉄道系は心が踊らない。本当に興味がないんでしょうな。ある意味では、記念メダルに1ミリも興味がない女子が「それ、何に使うの?」と訊いちゃうような大暴言を吐く気持ちがちょっと理解できるかもしれない。絶対言わないけど。
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