@万博開催中は「藤が丘駅 安藤カメラ屋」。私は【名古屋市科学館】にて購入
備考:販売終了
特に速くないリニアモーターカー
万博「愛・地球博」開催中に、藤が丘駅にある「安藤カメラ屋」というカメラ屋さんで販売されていたらしい。が、私は万博閉幕後になぜか【名古屋市科学館】で販売されていたのを購入した。
【リニモ】は万博の開幕に合わせて建設された日本初のリニアモーターカーによる交通機関で、リニアモーターカーであるがスピードは非常にゆっくりなので、イメージとしては「音のしないモノレール」といったテイである。現在では恐らく、主に大学生の交通手段として利用さることが多いと思われる。【リニモ】が走る長久手町周辺はちょっとした学園都市の様相であり、各大学への通学には藤が丘駅から出る名鉄バスを利用するしかなかった。そしてこれが、異様に料金が高いのである。足元を見るとはこのことだなぁと感じながらも、学生たちはしぶしぶバスを利用するしかなかったのである。そして何より、各大学への直通バスなので、途中下車が一切できず、バスが走る長久手の町は言ってみれば「風景」に過ぎなかったのである。
それが【リニモ】が出来たことにより、途中下車ができるようになった。万博開幕に合わせるように長久手の町は少しずつ、分かりやすいくらいに発展していき、大通りは店でひしめき合うようになった。万博開幕から10年以上の時を経て、今ではすっかり高級住宅街・名古屋へのベッドタウンの様相をテイするようになり、土地の価格も跳ね上がっている。そして満を持して「イオンモール長久手」が開店し、今やすっかりセレブな街と化した。その発展に、【リニモ】の貢献度は実に大きい。なんといっても、前述のとおり途中下車できるようになった点である。学生が定期を使って、大学からイオンやマックに立ち寄れるようになったのである。逆に、今までそれを許してこなかった名鉄バスの利用者の足元を見た怠慢経営はなんやねんということでもある。
私は鉄道マニアではないので、別に乗って楽しいという感想は一切ないのだが、少なくても【山梨県立リニア見学センター】で乗れる体験ミニリニアモーターカーよりは千倍は乗った気がするし、気楽である。
ちなみに、私は開業間近、【リニモ】をレールの上にのっける作業を見学に行った。「ああ、やっぱり磁力で浮いているんだなぁ!」と感動したのは、レールの上にのっけた後は、作業員が手で押して車両を動かしていたことである。そんな深夜3時の思い出。
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