愛知県【小牧城歴史館】 記念メダル

 ここ【小牧城歴史館】の記念メダルは、「表面は同じで裏面が違う」という珍しいタイプのメダルである。このようなタイプで異なるメダルを販売している場所は、私が知る限りでは同じく愛知県の【138タワーパーク】しかない。愛知県では裏面が流行りなのか!?

 この城も、私の嫌いな「城の形をした鉄筋コンクリート製の博物館」である。ただ、同じ愛知県の城である【名古屋城】や【清州城】と違う点は、潔く「歴史館」と名乗っている点である。「城の形をした博物館ですよ~」ということを包み隠すことなく公にしているのである。その点素晴らしい。

 入場料も驚くほど安く、なんと100円である。どんなにしょぼい内容でも、この値段なら不満を抱く者などいないだろう。これで「城の中がしょぼい、せまい」などと文句をいうような人間は、きっと万人がその人のために至れり尽くせりしたって不満を探し出すことだろう。げに恐ろしきは、こういう人間が現実に存在することである。

 また、この「100円」という料金設定にも、なんだか行政の甘さを感じてしまう。この料金設定で維持しているならどう考えても市営だと思われるが、この城の受付に人を一人置くだけで、どんなに安く見積もっても人件費だけで月に20万前後は掛かるはずである。この料金設定で、この金額が補填できるとは到底思えなく(だって超単純計算でも月の来場者数が二千人、一日平均66人以上は必要なわけだし)、そして関わる人間(職員)は絶対一人だけではないだろうし、光熱費だって水道代だってトイレがあるから下水代だって掛かるわけである。この城は確か名古屋の実業家が建てて小牧市に譲渡したのだが(館内に記録がある)、いくら建設費用を1円も出してなく減価償却の必要がないからといって、これでは金食い虫を譲り受けたようなものである。赤字の補填は当然税金で賄われるわけである。なぜ小牧市民が怒らないのかがわからない。小牧市のランドマークとして認めているということだろうか?

 そんないわくのある小牧城は、「小牧山」とナビで表示される山の頂上にそびえ立っていた。山といっても大した山ではなく、私はうっかり「雨の日にサンダルで行く」という山を超ナメきった気持ちで登ったのだが、全然余裕であった。というか途中の看板に「ウォーキングコース」という表示があるくらいである。山ならばせめて「ハイキングコース」なのではないかと疑問に思ったが、要するに公園のテイなのだと思われる。

 そんな「ウォーキングコース」を登ってゆくと、唐突に登山者を惑わす道標と出くわす↓。

 逆にどちらに行けばよいのか考えてしまうのである。どんなに相手を迷わそうとしても、この発想は今までなかった。

 そんな小牧山にそびえ立つ城に、ぜひ訪れていただきたい。山の頂上だと聞いて本格的な山装備で来てしまったら、きっと恥ずかしくて歴史館には入れないことだろう。受付の人も「何しに来たんですか?」と言わないにしても思うに違いない。

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