【販売場所①】
@2階通路34ゲートの隣
備考:小学生野球大会とか就活イベントとかやっているときを狙えばタダで入れる。気まずさMAXだと思われるが。一番の狙い目は名古屋マラソンフェスティバルの前日無料開放日。
【販売場所②】
@5階通路55ゲートの隣
備考:5階席まで行く機会はほとんどないと思うので、茶平工業公式HPにも掲載されていない陰に埋もれた存在。ラインナップも2階のものと同じなので行く意義もなく。オープン戦や小規模イベントだと5階まで開放されないことも多い。
42.195km走るとティファニーが貰えるイベント
【バンテリンドーム】の記念メダルは、そもそも論としてドーム内に入場できる日でないと購入することができない。そういう意味では若干難易度高めの記念メダルスポットであるといえる。
オーソドックスに考えればプロ野球開催日に行くだろう。少し変化球ではコンサート系で、Hey!Say!JUMPだったかジャニーズWESTだったかのコンサートが開催されたときには、メンバーのどなたかがちょうど誕生日でスタッフから日付が刻印されたこのメダルをペンダントにしてプレゼントしてもらったというエピソードをMCの時間にトークした結果、この記念メダルがバカ売れしたというエピソードがある。ついでに私のブログのこの記事のアクセスも爆伸びした。メダル販売場所が載っているからね!
ただどちらもそこそこの入場料が掛かってしまう(席によるが)。ただ実は【バンテリンドーム】では、数は多くはないが入場無料イベントも時たま行われており、その最も王道のものが、毎年3月に開催される「名古屋ウィメンズマラソン」の前イベントである「マラソンEXPO」である。
実は以前はこのイベントの時期に毎年メダルラインナップが刷新されていた。だからマラソン開催日の前日か前々日に来れば無料で入場できてしかもいち早く新作メダルが入手できたのである。
しかし、いつからか新作メダルの導入がオープン戦が始まってからだったり、何ならシーズンの中盤戦も過ぎたあたりの巨人戦だったりと、時期が不明確となってしまった。
そんなこんなで「きっとまだだろうな〜」とは思いつつも2024年3月8日(金)の「マラソンEXPO 2024」の初日に足を運んでみたところ、やはりラインナップは2023年ver.のままであった。がっくし。
しかしまあ私もランナーの端くれなので、なんとなくブースを見て回って、帰りにお隣のイオンナゴヤドーム前店でパスタを食べて、帰宅したのであった。
敵地に乗り込んだドアラ&パンダ
2023年3月下旬——すなわち、村神さまが伝説のさよならヒットを放ったメキシコ戦(#周東足早い)や、あまりにも主人公すぎる人ショーヘイ・オオタニがアメリカ代表キャプテンとの対決を制した激闘のアメリカ戦があったWBC優勝直後の、野球熱真っ盛りにおけるオープン戦の時期である。私は、WBCの準決勝と決勝だけはテレビで観戦したという日本に1億人くらいいそうな典型的なミーハーだが、基本的には野球にあまり興味がない(ナゴヤドームでバイトしてたのに)。だからハナから1試合通して観戦する予定はなく、ドームに到着したのもすでに試合が始まってからであった。ただ今までの経験からから「ビジターの外野席なら全然ひといないだろ( ´∀`)ヨユウ」と呑気に構え、売り子の可愛いお姉さんからビールを1杯買ったら帰ろうか、くらいに思ってゲートを潜ったら、そこは戦場だった。
どれくらい戦場かというと、自分が購入した席にとても辿り着けるとは思えないほどである。いや、マジで。
上記掲載写真を見ていただければ、「ちょっとすみません〜(*´∇`*)エヘヘ」とか言って真ん中の席まで行けるような空気感ではまったくなく、ロッテの応援歌大合唱であった。まず、みんな起立していた。着席してビールを飲もうとしていた私はそれだけで門外漢であった。
ドアラのメダルを胸につけたパンダを抱えたおっさんがこの集団の中に入っていったら何らかの事件が起こりそうであったので、やめておいた。マジな話、これは私が悪いと思うのである。悪いというか、ちょっと考えが浅はかだったというか。
ということで、潔く1回裏で退出! なんなら出口用のゲートがまた設置される前だった! そりゃそうだ!
野球は金をもらって観るもの
2020年の3月に【茶平工業】を訪問させていただく機会があり、そのときに「【ナゴヤドーム】の新作ドアラメダルはもう納品済み」というお話を聞いていた。しかし時は緊急事態宣言が出される直前の、コロナ禍の影響が全国的に現れつつあるとき——毎年「名古屋ウィメンズマラソン(名古屋マラソンフェスティバル)」のタイミングで新作ドアラメダルが発見されていたが、この年は一般参加が全て中止となっていたので、入場することができなかった。そのため、新作ドアラメダルの動向は長いこと詳細が掴めていなかった。
その後、世の中はなんやかんやとあって、プロ野球が大幅に期間を短縮し開催された。メダルのことはずっと気にしていたので、これは久しぶりに観戦に行かねばならないと漠然と思い続け、夏が終わり、季節はいつの間にかビールを飲むには少し肌寒い秋となっていた。このままではプロ野球が終了してしまう——そんな焦燥感に駆られ始めながらも、なかなか足が向かなかった。
一つ、問題があった。
実はその昔、【ナゴヤドーム】でバイトしてましてね。
正確には、
野球に興味がないのに【ナゴヤドーム】でバイトしてましてね。
それの何が問題かというと、お金を払って【ナゴヤドーム】で野球を観戦するのに抵抗があるのです(とんでもない理由)。
いやしかし、これは私にとっては思いのほか越えられない壁でありまして。言ってみれば、かつて【ナゴヤドーム】は金を稼ぎに行くところだったわけで。それなのに、その地において自分の金を失うなど言語道断なわけである(なんじゃそりゃ)。いや実際は社員食堂でしょっちゅう金を使っておりましたが。
野球も「仕事中に暇だから見る」ものであって、決してマイマネーで観るものではなかったのである。
完全に余談で、これは実際に私自身が体験した話なのだが、平日のヤクルト戦で5階のビジター内野席の通路係になったとき、客が3人しか通らなかったことがある。本当にやることは野球を観ることしかなかった。興味ないのに。
そんなわけで私の社会人生活において出来る限り野球観戦は避けてきたのだが、今年度は、どうも新作メダルの情報が出てこないということに疑問を感じていたので、Twitterで情報を流した手前もあって自分で確認してこようと決意し、平日夜のナイトゲームに馳せ参じたのであった。時は2020年10月6日のヤクルト戦のことである。ヤクルト戦なら空いているということを経験上知っていたから敢えてのこのチョイスとなった。これが裏目に出たことが後に発覚する。
【ナゴヤドーム】には悲劇が住まう
売ってなかった
ということほど、記念メダラーにとっての悲劇はない。無いなら無いと言ってくれよと【空の塔】のてっぺんに向かって叫んだことは数知れず……
そう、無いなら無いで事前に知りたい——それがせめてもの救いなのである。
そして、この光景を目の当たりにした記念メダラーがとる行動は「何回も見直しに来る」の一択であると信じて疑わない。現実を受け入れられないを体現した行動である。うろうろ。
【ナゴヤドーム】は多くの人が購入するであろう2階34ゲート隣の販売機の他に、実は知る人ぞ知る5階にも販売機がある。となると、行動はただ一つで、絶対にないだろうと思いながらも5階にも見に行くというのが人情であると言える。
そんなバカな……そんな思いが全身を駆け巡りながらも、社会情勢としてはコロナ禍の現在。さもありなん(´;Д;`) と次第に自分を納得させていった。
酒だ酒だ酒だ〜(ノД`)
ということで、ビールを買った。
酔った
ということで、20時を目処に帰路に着くことにした。空いているうちに帰りたいという思いと、プロ野球にはやはりどうしても興味がもてないという個人的な趣味嗜好、そして何より椅子の座り心地が悪いというよんどころなき事情により、早くおうちに帰りたくなってしまったのであった。。
メダルの無い寂しさが夜風に乗って私の体を撫でつけるそんな秋の日の夜。
そして再び
そして4日後、衝撃の事実が明らかとなる。
私が訪れた週の週末から巨人3連戦が始まったのだが、そこでは新作ドアラメダルが発売されていたことがTwitter情報により発覚したのである。
記念メダルあるある「新発売とニアミス」。
恐ろしい……記念メダル収集とは鬼んごたる!( ;∀;)
客が来ないヤクルト戦ではなく、大入りが期待される巨人戦(しかも休日)で販売を開始するというのは、「まあそうだよね……(´;ω;`)」と理屈では納得するものの、全然納得できるわけなく。
そんなわけで野球に興味がないのにもう一度【ナゴヤドーム】に行くことになった11月6日のDeNA戦(ちょうど1ヶ月後ですな!)。シーズンはすでにほぼ終了し、完全なる消化試合だったので外野席1000円というサービスデイであった。初めからこの日に行けば悲劇は生まれなかったのに……と栓なきことを考えるのはニアミス経験者の共通思考であると思われる。
とっても可愛いお姉さんから2杯目のビールをいただいたのは18:30頃で、プレイボールから30分あまり。しかし立て続けに普段は飲まないビールをあおった結果、
白球の行方を追うのも怪しい
そんな酩酊状態となっていた。わかりやすくいうなら
家なら既に横になっているクラス
である。寝たい。
しかしこの席、超偶然なのだが、すぐそばに応援団がいて太鼓を叩いており、私が眠りに落ちるのをすんでのところでちょうどよく妨げてくれた。思えばプロ野球の応援なるものを間近で見るのは初めてだったので(バイトでは外野席を担当したことはない)、せっかくなので頑張ってしばらく見ていくことにした。
なんか序列とか暗黙の了解とかマナーとかがありそうで、見ていて面白かったです(・∀・)
特に「自分のターンではないときは法被を脱ぐ」というルールがあるようで、現在の時勢がかなり影響しているとは思うのだが、脱いだ途端完全におとなしくなるのは、むしろ法被が戦闘服感を醸し出していて面白かった(たぶん現在の観戦マナーを率先して体現しているのだと思われる。応援団のあるべき姿として)。
そして、太鼓ひとつで(本当に一つしかない)外野席を完全にひとつにまとめあげるその手腕は、「さすが」の一言であった。正直試合内容よりよほど面白かった。これがサッカーの試合だったらもう少し見ていられたと思うのだが……
退屈すぎるせいか酔いが回りに回って「これは帰れるうちに帰らねばならない」という焦燥感に駆られ、隣のイオンで飯を食って帰路についたのが19時15分を少々過ぎた頃。「バイトだったらこんなにも早く帰れることなんかなかったな」という謎のお得感に身を包まれながら、試合序盤なので当然のようにガラガラの地下鉄に乗って、明日の仕事へと向かったのだった。
ちゃんちゃん。
記念メダルについて
「ナゴヤドーム外観メダルは常に販売され、毎年ドアラメダルが更新される」というのが常であったのだが、2020年はその流れが一新された。10月7日のヤクルト戦まではナゴヤドーム外観メダルのみを販売し、10月10日の巨人戦から新ドアラメダルのみを販売するようになったのである。
今後どのようになっていくのか、特にナゴヤドーム外観メダルは販売終了してしまったのか気になるところである。ドアラメダルは毎年素敵なデザインであるものの、ドーム外観メダルこそが「ザ・ご当地メダル」という趣を醸し出していたので、記念メダラーたちに好まれる傾向が強い。もし終了なのだとしたら残念の極みである。オシャレさだけでは満足できないのが記念メダラーのわがままである。
2020年のドアラメダルは「ホーム」と「ビジター」の色分けがなされていおり、プリントメダルの本領が発揮された仕様となっている。ただこれは、現在のプリントメダルの耐久度からいうと、例えばキーホルダーとして常用したとするとそのうち塗装が剥がれてホームもビジターも何も無くなる可能性があるんだよなぁ……(昨年度のドアラメダルの塗装が剥がれ落ちてボロボロになっている写真をTwitterで見た)。
ドアラメダルは中日ファンなら思わず身に付けたくなってしまうほどデザインが良いだけに、プリントメダルの現状における最大の課題「耐久性」の向上が待たれるばかりである。
(過去記事)ビールうまい
中日が激ヨワと評判の今年。全く中日ファンではないどころか、野球に興味などほとんどない私がナゴヤドームを訪れたのは、「記念メダルがあるから」という理由一つである。実はナゴヤドームには昔何回も来たことがあるのだが、自分の金で野球観戦をしたのは実はこれが初めてである。いわゆる初体験というやつである。試合は広島戦であり、広島にも全く興味がないのだが、「神ってる」でお馴染みの鈴木誠也ことをググったら、「揉みってる」というタイトルの週刊誌の写真が出てきて、神は人間の過ちを見過ごしてはくれないのだということを世の中に知らしめていた。金髪美女のオッパイを揉みっていた。
試合は中日のファインプレーが続出で、広島が負けた。疑惑の判定もあったり、それで一気に試合の流れが傾いたり、試合としてもなかなか面白かったが、広島の「丸」という選手に向かって、「お前はペケだー!!」とうまいことを言っていた野次である。文字にすると面白くないが、ビール飲んで酔っ払って気がない感じで観戦していたので、不意打ちでツボに来てしまった。
ナゴヤドームにはかつてはいろいろとお世話になったので思い入れもあるが、今となっては過ぎ去りし日々である。ビールの売り子のレベルは、甲子園の方が、あらゆる角度からレベルが高いなぁと感じた。もちろんどちらもみんな可愛い子ばかりなのだが、甲子園では、汗だくになりながらも笑顔で「また私から買ってくださいね!」と私のことが好きになったとしか思えない女の子からビールを3杯も買ってしまった。商売というのは、結局は人と人との繋がりであることよ。何を買うかよりも、誰から買うかに行きつくのである(物売る仕事に挫折した男の知ったような口調)。
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